聖闘士星矢x戦姫絶唱シンフォギア 13番目の黄金聖衣   作:アンドロイドQ14

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今小説はハーメルンにあったシンフォギアとロストキャンバスの小説を読んで、聖闘士星矢本編の星矢達と響たちが絡んだ小説がないため、執筆してみよと思って執筆した小説です。
あらすじにもある通り、星矢達の時系列は冥王ハーデスとの戦いから1年後となっていますが、蛇遣座の黄金聖衣が出たり、セインティア翔のゲストとして沙織の秘書の美衣が出てくる以外は全体的にアニメ版寄りで描き、後にΩやエピソードGアサシンに繋がるような時系列にするため、それらに繋がるような要素や思わぬキャラがゲストで出てくるかも知れません。星矢が元気なのはハーデス戦後から1年間の間に無事に復活できたか、ハーデスの剣に貫かれずにハーデスを倒す事に成功して冥界から帰還できたのかは皆さんの想像にお任せします。なお、冥王ハーデス戦後であるため、聖闘士星矢サイドでは星矢達青銅一軍がメインで登場し、原作の黄金聖闘士は聖衣に宿る魂としてのみ登場します。
シンフォギアサイドの方は登場するキャラは1期目までですが、途中で2期目以降に出てくるキャラが先行登場するかも知れません。


プロローグ 13番目の黄金聖衣

ギリシャ 古代遺跡

 それは、12年も前の事だった。とあるギリシャの古代遺跡で調査をしていた調査隊は遺跡を調査していた所、あるものを発見した。

 

調査員A「おい、これは何だ!?」

 

 調査員の1人があるものを発見した事を仲間に報告し、調査隊が集まっていた。

 

調査員B「綺麗だ…。まるで、太陽のように輝いている黄金の箱だ…」

 

 それは、誰もが見とれるほどの眩い輝きを持つ黄金の箱だった。その箱を調査隊のリーダーが見つめていたのであった。

 

 

 

聖域

 そして、時が流れて冥王ハーデスとの戦いから1年が経過した聖域では、現代のアテナ、城戸沙織は今までの出来事を思い出しながら入浴していた。

 

沙織「(あれから1年経過したのですか…。楽しい時はあっという間に過ぎ、辛い戦いは長く感じるのが不思議ですね…)」

 

 一方、生き残った白銀聖闘士の魔鈴とシャイナは空を眺めていた。

 

シャイナ「魔鈴、あの激しい戦いの数々からもう1年も経つのか…」

 

魔鈴「そうね。そして、戦いによって多くの聖闘士が命を落とした…」

 

シャイナ「黄金聖闘士が全滅した以上、新しい黄金聖闘士は誰にするのやら…」

 

魔鈴「今の状況での新しい黄金聖闘士の候補は星矢達しかいないよ」

 

シャイナ「星矢達が黄金聖闘士の候補というのはあたしも同じだよ。実力も申し分ない。壊された黄金聖衣の修復もぼちぼち進んでるようだし、後はセブンセンシズとやらを完全にものにしてしまえば、黄金聖衣も正式な持ち主と認めてくれるだろうよ。魔鈴も自慢の弟子がそろそろ黄金聖闘士になるのがうれしいだろう?」

 

魔鈴「それについては否定しないよ。それに、星矢も自分なりにセブンセンシズをものにしようと自主練をしてるみたいさ」

 

 クールながらも、温かく弟子の成長を見守る魔鈴であった。一方、星矢はセブンセンシズを完全にものにすべく、目隠しをして走り込みなどをしていた。その様子を紫龍達は見ており、瞬は何かの勉強をしていた。

 

氷河「星矢の奴、また目隠しをして走り込みをやってるな」

 

紫龍「俺は何度も目が見えなくなったからな。目が見えなかった時の苦しみを忘れないように、そしてセブンセンシズをものにするためにも、目隠しして日常生活を送ったりするっていうのもいいアイデアだと思うな」

 

瞬「僕もそう思うよ。シャカも目を閉じて小宇宙を高めていたし、感覚の一つを閉じて修行するのは、目隠しをするというのが一番やりやすい方法だよ」

 

氷河「そういう瞬は何の勉強だ?」

 

瞬「医者になるための勉強だよ。僕達は戦う事やそれに関する事しか学んでないから、小宇宙を使って敵を倒すだけでなく、何か人の命を救う事ができたらって思って…」

 

紫龍「瞬の性格的には医者は向いているだろう。それに、一輝も医者の勉強に関しては文句を言うどころか、勧めそうだぞ」

 

瞬「(兄さん、今はどこにいるのかな…?)」

 

 目隠しをしていた星矢だが、数々の激戦や戦いが終わってから1年間の間に徐々にセブンセンシズを常に維持する事ができるようになっていたため、目隠しをしていても周りが見えていた。

 

星矢「(目隠しをしてもだいぶ見えるようになってきたぞ。シャカの天舞法輪で五感を剥奪されたサガ達もこんな感じで十二宮を進んでいたのか…?)」

 

 そう考えながら星矢は聖域内を走っていたが、その際に沙織が入浴していた建物の上を走って通り過ぎようとした時、偶然崩れかけていた所に足を踏み入れてしまい、落っこちてしまった。

 

星矢「どわあああっ!!」

 

 急に誰かが落ちてきたため、沙織は敵が侵入したと判断し、警戒した。

 

沙織「誰ですか!?」

 

 落ちてきたのが星矢である事に沙織は安心したものの、星矢は沙織の裸を見てしまい、沙織は星矢に裸を見られて互いに気が動転していた。

 

星矢「ささささ、沙織さんの…裸…!!!」

 

 ただでさえ沙織に想いを寄せていた星矢は沙織の美しい裸を見てしまい、鼻血を吹いて倒れてしまった。同じように星矢に想いを寄せる沙織も裸を見られ、顔が真っ赤になって倒れてしまった。ちょうど沙織の様子を見に来た秘書の美衣は鼻血を吹いて倒れた星矢と赤面して倒れた沙織に驚愕した。

 

美衣「沙織様、どうなされたのですか!?」

 

 その後、互いに気を失って倒れていた星矢と沙織は目を覚ました。目を覚ました星矢の目の前にいたのは、いかにも怒っている美衣であった。

 

美衣「星矢さん、あなたは沙織様の裸が見たくて突入したのでしょう!?」

 

星矢「違う違う!あれは事故なんだ!」

 

沙織「美衣さん、星矢は器用な嘘はつけません!それに、あれは本当に事故なので許してあげてください」

 

美衣「……まぁ、星矢さんの言ってる事も嘘ではないようですし、今回は沙織様に免じて許しましょう。ですが、次やったら命はないと思いなさい!」

 

 沙織に免じて星矢を許す事にしたが、美衣の警告は星矢をビビらせるのには十分であった。

 

星矢「沙織さん…、その…」

 

沙織「あれは事故なので、あなたを責めません。星矢こそ、いつもの目隠しをしての走り込みなのですか?」

 

星矢「ああ。もうアイオリア達もいなくなった今、俺達が中心になって邪悪な敵と戦わなくちゃいけないんだ。だから、セブンセンシズを完全にものにするためにも、さっきのをやってたんだ」

 

沙織「星矢にしては考えましたね」

 

星矢「いつも感覚の一つを閉じておけば早くものにできるんじゃないかと思ってな」

 

 互いにひかれあっている星矢と沙織の様子を紫龍達と美衣は見ていた。

 

紫龍「沙織さんと星矢は小さい頃は反発し合っていたが、今となっては、星矢は沙織さんのお気に入りであると共に、神と人間の立場を超えて想いを寄せ合う仲になったな…」

 

美衣「この光景を邪武が見ていたら、大いに嫉妬していたでしょうね」

 

瞬「小さい時から邪武は沙織さんに従順だったから、反発気味の星矢が気に入られた事に凹んでると思うよ」

 

 その話をしているのと同時に別の場所にいた邪武はくしゃみをした。

 

氷河「そういう紫龍だって、春麗というとびっきりの彼女がいるじゃないか」

 

 その指摘には紫龍は嫌な顔をするどころか、笑みを浮かべた。恋の話で盛り上がってる時に辰巳が来た。

 

辰巳「お嬢様、1週間後は特異災害機動部二課との話し合いとなっております。護衛の星矢達を連れて城戸邸に戻って支度をしましょう」

 

沙織「そうですね」

 

星矢「辰巳、沙織さん、その特異災害機動部二課と何か話し合いをするのか?」

 

沙織「はい。実は、以前からある事でニ課から協力の要請が来ていたのです」

 

瞬「その特異災害機動部2課って、何なのですか?」

 

沙織「ニ課はとある特異災害に対処するために作られた組織です。星矢、あなた達はそのニ課と共にその人類を脅かす特異災害、ノイズと戦わなくてはなりません」

 

氷河「ノイズだって!?」

 

紫龍「ノイズ…。今は亡き老師から聞いた事がある。人間だけを襲い、接触した人間を炭素の塊に変えて殺してしまう化け物だと」

 

星矢「そんな化け物を野放しにできねえな…!」

 

 ノイズへの闘志を燃やす星矢達であった。

 

辰巳「それとお嬢様、気になるニュースが…」

 

 そのニュースと言える新聞を辰巳が見せた。

 

沙織「…『またしても蛇遣座の黄金聖衣強奪未遂!聖衣の呪いは未だ消えず…!』またですか…!」

 

 深刻な様子になっている沙織が気になった星矢達は新聞を見た。すると、星矢達は『蛇遣い座の黄金聖衣』に反応した。

 

星矢「蛇遣座の黄金聖衣!?なんで13番目の黄金聖衣があるんだ!?そもそも蛇遣座は白銀聖衣で、今の蛇遣座の聖闘士はシャイナさんのはずだ!」

 

紫龍「…俺は修行していた頃に一度だけ、老師から蛇遣座の黄金聖闘士の伝説を聞いた事がある。かつて神話の時代、聖域には第十三番目の宮があり、天蠍宮と人馬宮の間に蛇夫宮と呼ばれる宮があった。その宮を守護した黄金聖闘士は13人の黄金聖闘士の中でも最も仁智勇に優れ、気高い行いと全ての傷ついた者達を癒し、病に苦しむ人々を救い、いつしか神と呼ばれるようになった。だが、やがて本当に人から神になろうとした増長した蛇遣座の黄金聖闘士は神々の怒りを買い、聖域を覆われてその存在さえも消された…」

 

氷河「神話の時代には蛇遣座の黄金聖闘士がいたとは…」

 

 13番目の黄金聖衣があった事自体、星矢達には驚きの事実であった。

 

星矢「沙織さん、その聖衣について何か知ってるのか?」

 

沙織「申し訳ありません。私はその事に関しては何も知らないのです…」

 

紫龍「なら、辰巳は何か聞いているのか?」

 

辰巳「蛇遣座の黄金聖衣は今から12年前、光政様がアイオロスからお嬢様を託されて2年経った後にギリシャの古代遺跡の発掘調査をしていたグラード財団の調査団が発見したものだ」

 

氷河「13番目の黄金聖衣が見つかったのに、よく聖域は動かなかったな」

 

紫龍「蛇遣座の黄金聖衣が実在している事を知っていたのは恐らく、老師とシオンぐらいだろう。シオンを暗殺して教皇に成り代わったサガは両方の人格がそんな話なんて信じていなかったから、見つかった聖衣は偽物だと思って動かなかったのだろう」

 

瞬「蛇遣座の黄金聖衣が見つかった時はニュースになったの?」

 

辰巳「当時はまだギャラクシアンウォーズは企画されておらず、聖闘士も世間に知られていなかったから、蛇遣座の黄金聖衣は公には未知の秘宝という形で大きなニュースになったんだ」

 

星矢「そん時は未知の秘宝って言われた割に、辰巳が持ってる新聞には『聖衣の呪いは未だ消えず…!』ってあったけど、その原因は何だ?」

 

辰巳「…この聖衣が見つかってから、光政様はギャラクシアンウォーズを企画する際、景品として決勝に進んだ2人の聖闘士に片方に射手座の黄金聖衣を、もう片方に蛇遣座の黄金聖衣を与えようと企画した。だが、蛇遣座の黄金聖衣を悪用しようと企む国家の工作員達や特殊部隊、犯罪組織が聖衣を盗み出そうとしたんだ」

 

紫龍「それで、聖衣は盗まれたのか?」

 

辰巳「いや、盗もうとした者達は全員不審な死を遂げた。おまけに、蛇遣座の黄金聖衣を調べようとした科学者までもが不可解な死に方をしたんだ。そういった事件が多発した挙句、いつしか蛇遣座の黄金聖衣は関係者の間で『呪われた聖衣』と呼ばれるようになり、その事に頭を悩ませた光政様は苦渋の決断として蛇遣座の黄金聖衣をギャラクシアンウォーズの景品にするのはやめ、調査隊のリーダーの櫻井了子女史に渡して調べさせる事にした。この噂が一気に世間に広まったのがギャラクシアンウォーズが開催されてからだ。だが、不思議な事に櫻井女史だけは噂されている呪いによって死亡せず、今に至っている」

 

紫龍「我が物にしようとした輩や、調べようとした人はみんな死んでしまう…。呪われた聖衣と言われてもおかしくないな…(しかし、調査隊のリーダーの櫻井了子だけはなぜ噂されている呪いで死なないんだ…?何か、その奪おうとした奴等や科学者達の不審な死と何か関わりでも…)」

 

 関わると不可解な死に方をする蛇遣座の黄金聖衣に星矢達はぞっとしていた。

 

星矢「聖衣を悪用しようとする国とか言ってたけど、世界の国々のお偉いさんはギャラクシアンウォーズ以前に聖闘士を知ってるのか?」

 

沙織「知っています。サガとの戦いの後、関係者から聞いた話では、ずっと以前から世界各国の政府は聖闘士の存在を知っていて、秘密裏に処理できない事件が起こった際は聖域からの避難誘導等の依頼を政府や政府関係者が引き受けたり、逆に各国政府が事件解決の依頼をする事もあるそうです」

 

氷河「これほど聖闘士が世界各国の政府と繋がりがあったのは意外だな」

 

沙織「第二次世界大戦の時でも独裁者のヒトラーやスターリンでさえ、聖闘士が介入してくるのを非常に恐れて動向を常に伺っていたそうで、世界各国の表舞台への影響力もあった事が伺えます。アメリカをはじめとする大国は聖衣の悪用により、聖闘士が襲ってくるのを恐れて聖衣を盗まないようにしているようですが、軍事力を欲する国は聖衣を悪用しようと考えているのでしょう」

 

星矢「けど、暗黒聖闘士の時とは事情が違うんだ。小宇宙を燃やせない奴等が聖衣を手にしたって、宝の持ち腐れになるのがオチさ。聖衣を盗もうとする国のお偉いさんは途方もないバカだな」

 

美衣「確かに暗黒聖闘士などと違って小宇宙を燃やせない人では黄金聖衣を持っていても宝の持ち腐れです。ですが、油断は禁物です。例え小宇宙を燃やせずとも、何かしらの形で力を引き出し、悪用するかも知れません」

 

星矢「その線もあり得そうだな…」

 

紫龍「美衣の言う通りだ。天才科学者辺りは何かやらかす可能性も否定できない」

 

 紫龍の言った事に一同は頷いた。

 

沙織「蛇遣座の黄金聖衣が呪われているかどうかは定かではありませんが、未だに悪用されていないのは事実です。それでは皆さん、支度をして日本へ赴きましょう」

 

星矢「久しぶりの日本だ。姉さんや美穂ちゃん達は待ちわびてるだろうなぁ」

 

 星矢にとって、たった一人の肉親である姉や幼馴染との再会にワクワクし、仲間達と共に日本に向かう支度をした。

 

 

 

日本

 一方、日本では私立リディアン音楽院という学校の周辺でノイズが出現し、特異災害機動部二課が対処にあたっていた。そして、シンフォギア適合者の風鳴翼が現場に来た。

 

翼「♪~~♪~♪」

 

 翼が歌い始めると光輝き、蒼と白の鎧を纏い、刀を持って次々とノイズを切り捨てていった。そして、ノイズを殲滅したのであった。

 

???『ご苦労だったな』

 

翼「これより、帰還します」

 

 ノイズを殲滅した後、翼は特異災害機動部二課の本部に帰還した。そこには、司令の風鳴弦十郎と腹心の緒方慎次をはじめとするメンバーがいた。

 

慎次「ここの所、リディアンの周辺にノイズが出没するようになりましたね」

 

翼「ノイズがどれだけ現れようとも、私が倒します」

 

弦十郎「だが、翼だけではいずれ限界が来る」

 

慎次「そのため、司令は助っ人を呼ぶ事にしました」

 

翼「ノイズに対抗できるのはシンフォギアシステムだけです。他には対抗手段はありません!」

 

弦十郎「いや、シンフォギア以外にも古来よりノイズに対抗できる希望がたった一つだが残されていた」

 

翼「シンフォギア以外にノイズに対抗できる希望…、ですか…?」

 

弦十郎「それは…アテナの聖闘士だ!」

 

 突拍子もない事を言われても、翼は聖闘士がノイズに対抗できる希望だとは思えなかった。

 

翼「しかし、聖闘士は伝説の存在。実在しているわけがありません!」

 

弦十郎「いや、聖闘士は実在している。歴史上においてもナポレオンの挫折、元寇の敗北、古代ローマ帝国の崩壊、これらは全て歴史の影で聖闘士が成し遂げた事だ。それに、近頃でも世界的な大洪水や日食が止まったのも聖闘士のお陰だ。聖闘士はノイズに対抗できたという古来の文書さえも残っているほどだ。後、翼はライブとか戦いで忙しくて知らないだろうが、聖闘士による格闘技、ギャラクシアンウォーズが開催されてから、世間でも認知度は高くなったんだ」

 

慎次「それに、聖闘士を束ねる女神アテナは日本のある人物に育てられたので、そこをあたれば協力の要請も可能です」

 

翼「……古来より聖闘士が歴史の影で世界の平和を守ってきたというのはわかりました。ですが、聖闘士がどういった戦士なのか、実力はどれほどのものかをこの目で見るまでは助っ人として信用できません。私を話し合いに同行させていただけませんか?」

 

弦十郎「いいだろう。話し合いは1週間後だ」

 

翼「櫻井女史は今日はお休みなのですか?」

 

弦十郎「ああ。プライベートの用事があるそうだ」

 

 

 

???

 星矢達の仲間にしてアンドロメダ瞬の兄、一輝は聖衣箱を背負っていつもの単独行動を行っており、夜になったため、近くの森で野宿していた。

 

一輝「(星空も綺麗だな…。俺は群れるのは嫌いだが、たまには瞬に会いに行くとするか)」

 

???「うわああああっ!!」

 

 星空を眺めながら寝ようとしていた一輝だったが、突然の悲鳴に跳ね起きた。

 

一輝「何だ!?」

 

 急いで駆け付けたが、そこで一輝が見たものは、ノイズに襲われて逃げている特殊部隊だった。

 

兵士「死にたくないよ~~!」

 

 兵士の悲鳴に意も介さずにノイズは次々と兵士達を炭素の塊に変えて殺していった。

 

兵士「ひ、ひぃいいいっ!!」

 

 仲間が全滅し、1人残った兵士にノイズが襲い掛かろうとした。

 

???「とああああっ!!」

 

 しかし、ノイズは一輝に倒された。

 

一輝「大丈夫か?」

 

兵士「あ、あぁ……」

 

 あまりの恐怖に兵士は答える事さえできなかった。

 

一輝「ノイズか…」

 

 いつの間にか、一輝はノイズに取り囲まれた。

 

一輝「貴様らが束になってかかろうとも無駄だ。一気に片付ける!」

 

 不死鳥のように一輝は手を羽ばたかせるような動きをした。

 

一輝「鳳翼天翔!!」

 

 鳳翼天翔により、ノイズ達は全滅した。

 

一輝「もう大丈夫だ。それより、何があった?」

 

兵士「フィ……フィーネ……」

 

一輝「フィーネ?」

 

 そう言って恐怖のあまり、兵士は気を失った。

 

一輝「(フィーネ…。一体、何なんだ?)」

 

 疑問に思う一輝だったが、何かいる事に気付いた。

 

一輝「そこにいるのはわかっている。隠れてないで出てこい」

 

 一気に呼ばれ、鎧を纏った少女が出てきた。

 

一輝「(あの鎧は聖衣はおろか、今まで見てきた神闘士や海闘士、冥闘士の鎧とは全く異なる鎧だ。一体、何だ?)」

 

少女「オッサンが1人で何やってんだ?」

 

一輝「…生憎だが、俺はまだ10代だ」

 

少女「10代!?そんな面を見て信じられるわけねえだろ!とにかく、ぶっ飛びな!」

 

 少女は鎧の鞭で一輝を攻撃しようとしたが、全て一輝に掴まれた。

 

少女「攻撃を全部受け止めやがった!?」

 

一輝「そんな武器では俺は倒せん!」

 

 そう言って一輝は拳圧だけで少女を上空に高々と吹っ飛ばした。

 

少女「うわあああっ!!」

 

一輝「俺は例え女が相手でも容赦しない」

 

 そう言った後、高々と吹っ飛ばされた少女は頭から地面に落っこちた。

 

少女「いてててっ…。今日は挨拶代わりでここで帰らせてもらうよ」

 

 一輝との絶大な力の差を感じ取った少女は逃走した。

 

一輝「(あいつは何者だ?あの兵士が言っていたフィーネについて調べれば、何かがわかるかも知れん。そして、ある程度調べたら星矢達と合流しよう)」

 

 1人生き残った兵士を上司の元に帰した後、兵士の言っていた『フィーネ』について一輝は調べる事にした。そんな一輝の姿を遠くから望遠鏡でプラチナヘアーの大人の女性が見つめていたのであった。

 

???「やるじゃない、フェニックス。聖衣なしで赤子の手をひねるようにネフシュタンの鎧を纏ったクリスを一蹴するなんて。でも、冥王ハーデスとの戦いでもう黄金聖闘士はいない。例え伝説の青銅聖闘士が邪魔をした所で、私の野望は止められないわよ」

 

 そう言って女は去ったのであった。呪われた蛇遣座の黄金聖衣、ノイズ、フィーネ、星矢達の新たな戦いの幕開けと共にこれらの謎が入り混じろうとしていた。




これで今回の話は終わりです。
今回は星矢達がノイズや13番目の黄金聖衣、蛇遣座の黄金聖衣の存在を知り、特異災害対策機動部二課との話し合いに行くのと、いつもの単独行動をとっている一輝がノイズやクリスとの交戦を行った後、フィーネについて調べるため、行動を起こすという話です。
NDでは13人目の黄金聖闘士、蛇遣座のオデュッセウスが出たそうで、第13番目の黄金聖衣は割と面白そうな話の素材になると思い、出す事にしました。今小説の蛇遣座の黄金聖衣は盗もうとしたり調べようとした人間はみんな死ぬという、いかにも怪しい聖衣ですが、犯人は読んでいればわかります。
星矢達と装者達の絡みは主に響は星矢と沙織、翼は紫龍と氷河、クリスは一輝と瞬の兄弟との絡みを多くする予定で、年齢ネタなどの聖闘士星矢でよくありがちなネタに関してもシンフォギアサイドの人物が突っ込んでいき、今回のような沙織の入浴やお約束ともいえる紫龍の脱衣などによるセクシーシーンも入れていきます。
次の話は星矢達と特異災害対策機動部二課が共同戦線を張る事となり、今回は登場しなかったビッキーこと響も出てきます。
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