聖闘士星矢x戦姫絶唱シンフォギア 13番目の黄金聖衣 作:アンドロイドQ14
リディアン
その頃、響達はリディアンに到着した。リディアンはノイズによって破壊され、面影はなくなっていた。
響「未来~、みんな~~~!」
翼「リディアンが…」
そんな中、響達が上を向くとそこには了子が屋上の上に立っていた。
翼「櫻井女史?」
クリス「フィーネ、お前の仕業か!?」
その問いに肯定するように了子は邪悪な笑いをした。
翼「そうなのか!?その笑いが応えなのか、櫻井女史!」
クリス「あいつこそ、あたしが決着を着けなければならないくそったれ!フィーネだ!」
了子は眼鏡をはずし、髪をほどくと黄金の光に包まれ、4つの黄金聖衣を取り込んだネフシュタンの鎧を纏ったプラチナヘアーの女、フィーネへと姿を変えた。
響「嘘…」
特異災害対策機動部二課
その頃、弦十郎達は急いで停電した二課本部の通路を進んでいた。
弦十郎「防衛大臣殺害の手引きとデュランダルの狂言強奪、そして本部にカモフラージュして建造されたカ・ディンギル。俺達は全て櫻井了子の掌の上で踊らされていた」
慎次「イチイバルの紛失を始め、他にも疑わしい暗躍もありそうですね」
弦十郎「それでも、同じ時間を過ごしてきたんだ。その全てが嘘だったと俺には…。甘いのはわかっている。だが、これが俺の性分だ」
リディアン
響は目の前の現実を受け入れられずにいた。
響「嘘ですよね?そんなの嘘ですよね!だって了子さん、私を守ってくれました」
フィーネ「あれはデュランダルを守っただけの事。希少な完全聖遺物を失う訳にはいかないからね」
響「嘘ですよ…了子さんがフィーネというのなら、じゃあ本当の了子さんは?」
フィーネ「櫻井了子の肉体は先だって食い尽くされた。いや、意識は12年前に死んだといっていい。超先史文明の巫女フィーネは遺伝子に己が意識を刻印し、自身の血を引くものがアウフバヘン波形に接触した際、その身にフィーネとしての記憶・能力が再起動する仕組みを施していたのだ。12年前、風鳴翼が偶然引き起こした天羽々斬の覚醒は同時に実験に立ち合った櫻井了子の内に眠る意識を目覚めさせた。その目覚めし者の意識が私なのだ」
響「あなたが了子さんを塗りつぶして…」
翼「まるで、過去から蘇る亡霊!」
フィーネ「ふふふ、フィーネとして覚醒したのは私一人ではない。歴史に記される偉人、英雄、世界中に散った私達はパラダイムシフトと呼ばれる技術の大きな転換期にいつも立ち会ってきた」
その言葉に翼は閃いた。
翼「シンフォギアシステム…」
フィーネ「そのような玩具、為政者からコストをねん出するための福寿品に過ぎぬ」
翼「お前の戯れに奏は命を散らせたのか!」
クリス「あたしを拾ったり、米国の連中とつるんでいたのもそいつが理由かよ!?」
フィーネ「そう!全てはカ・ディンギルのため!そして私は復讐する、私のあの方への愛を否定したアテナと、私に恥をかかせて殺したペガサスの生まれ変わりをこの世から肉片たりとも残さず消し去る!」
クリス「アテナ?ペガサス?何をほざいてやがる!?」
フィーネ「十数年程度しか生きていない貴様らには到底理解できないだろう、何千年経っても忘れた事がない私のアテナとペガサスへの恨みが、怒りが、憎しみが!!」
フィーネの『アテナ』と『ペガサス』を聞き、翼は沙織と星矢だと判断した。
翼「(あの女、沙織お嬢様と星矢に何の因縁があるんだ…!?)」
すると、突如地面が揺れた。避難シェルターに避難していた創世達もその揺れに弱音を吐き、護衛にあたっている邪武達も驚いたほどであり、揺れが大きくなるに従ってエレベーターシャフトと同じ模様の巨大な塔が姿を現した。その姿はゴールドノイズと交戦している星矢達にも見えていた。
星矢「あれは何だ!?」
紫龍「あれこそがカ・ディンギルだろうな」
氷河「急ぐぞ!」
ゴールドノイズも残り数体であり、急いで星矢達は倒そうとした。
フィーネ「これこそが地より屹立し天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲、カ・ディンギル!」
クリス「カ・ディンギル、こいつでバラバラになった世界が一つになると!?」
フィーネ「ああ、今宵の突きを穿つ事によってな」
響「月を!?」
翼「穿つと言ったのか?」
クリス「何でさ?」
フィーネ「私はただ、あのお方と並びたかった。そのためにあのお方へと届く塔をシンアルの世に建てようとした。だが、あのお方は人の身が同じ高みに至る事を許しはしなかった。あのお方の怒りを買い、雷帝に塔が砕かれたばかりか、人類は交わす言葉まで砕かれる果てしなき罰、バラルの呪詛をかけられてしまったのだ。月がなぜ不和の象徴として伝えられてきたか、それは月こそがバラルの呪詛の源だからだ!人類の相互理解を妨げるこの呪いを月を破壊する事で解いてくれる!そして再び世界を一つに束ねる!」
その叫びに合わせ、カ・ディンギルが発射のためのエネルギーをチャージしていた。
クリス「呪いを解く?それはお前が世界を支配するって事なのか!?安い、安さが爆発しすぎている!!」
フィーネ「ふっ、永遠を生きる私が余人に歩みを止められる事などあり得ない。それに…今の私と貴様ら奏者共では神と虫けらも同然だ」
クリス「何を根拠のねえ事を言ってやがる!?」
翼「それは私達に勝ってから言うんだな!」
響「行くよ、みんな!」
そして、3人は戦いの歌を歌い、シンフォギアを纏った。
翼「行くぞ!」
先陣を切ったのは翼で、刀でフィーネに斬りかかったが、フィーネはよけようともせずにまともに受けたが、鎧を斬る事ができなかった上、微動だにもしなかった。
翼「(まともに受けて微動だにしないだと!?)」
フィーネ「お前の刀の切れ味はこの程度か?」
翼「くっ!」
クリス「刀がダメなら、銃弾とかはどうなんだよ!」
次はクリスが銃弾やミサイルをフィーネ目掛けて放った。しかし、フィーネはまたしてもよけずにまともに受けたがノーダメージであった。
クリス「くそっ、あんなに撃ち込んだのになんであいつに全く効いてないんだよ!?」
奏者達の攻撃を全く寄せ付けないフィーネの絶大な防御力に奏者達は戦慄していた。
シェルター
一方、未来達はシェルターに来ていた。
詩織「小日向さん!」
未来「みんな!よかった…」
朔也はシェルターの電源が生きているか確かめた。
朔也「この区画の電力は生きているようです」
弦十郎「よし、緒川は他に電力が生きてる場所がないか調べろ。そして、俺達は出口を確保する」
慎次「了解しました!」
二課のメンバーは電力が生きている場所がないか調べに行った。
創世「未来、あの人達は?」
未来「あのね…」
弦十郎「我々は特異災害対策機動部。一連の事態の収束にあたっている」
弓美「それって政府の…」
朔也「モニターの再接続完了。こちらから操作できそうです」
そう言って朔也は操作し、映像を出した。
未来「響!それにクリスも」
一方で了子の正体に二課のメンバーは驚いていた。
朔也「これが…」
あおい「了子さん…?」
弓美「どうなってるの…?こんなの、まるでアニメじゃない…」
創世「ヒナはビッキーの事を知ってたの?」
未来「うん…」
創世「前にヒナとビッキーが喧嘩したのって…、そっか、これに関係する事なのね…」
そんな中、一同はフィーネの攻撃を見て驚いていた。それは、指が光っただけで響達は吹っ飛ばされたのであった。
弓美「何?このアニメみたいな攻撃…」
弦十郎「…あれは恐らく、光速拳だ…!」
朔也「光速拳って、あの黄金聖闘士レベルの聖闘士にしかできない技じゃないですか!」
弦十郎「あの鎧の輝きはネフシュタンの鎧のものではない、恐らく、黄金聖衣をネフシュタンの鎧に取り込んであのような形と色になったのだろう…!そうだとすれば、鎧の強度は…」
未来「司令、急いで響の所へ」
弦十郎「そのようだな…」
リディアン
フィーネと奏者の力の差は残酷なまでに絶大なものであり、フィーネが言った通りに『神と虫けら』ほどの差であった。
クリス「くそっ、フィーネの指が光ったら急に吹っ飛びやがる!」
響「まるで…星矢さんの技みたい…」
フィーネ「そう、今の私は光の速さで動く事ができるのだ。貴様らの攻撃はスローモーションに見える」
クリス「光の速さだって!?冗談だろ!」
翼「光の速さであろうと、お前を叩き斬る!」
そう言って翼は刀を巨大化させてフィーネを斬ろうとしたが、無防備なフィーネを斬れるどころか刀の方が折れてしまった。
翼「なっ…!」
フィーネ「やはり貴様の剣は鈍でしかないな」
唖然とする翼の前にフィーネは一瞬で移動し、今度はわざとスピードを落として見えるような速さで翼の腹部を蹴り、吹っ飛ばした。
響「翼さん!」
翼「げほっ、がはっ!」
フィーネの蹴りは手を抜いていても威力は絶大であり、内臓にまでダメージがいって翼は血を吐いていた。
クリス「フィーネ、てめえ!」
クリスは再び銃弾やミサイルをありったけフィーネに撃ち込んだ。しかし、弾幕を閃光が貫き、クリスに襲い掛かった。
クリス「嘘…だろ…?」
いくつもの閃光=何万発ものフィーネの拳がクリスに叩き込まれ、一気に立てなくなるほどのダメージを受けた。
響「クリスちゃん!」
翼「立花、1人では…」
響「うおおおおおおっ!」
今度は響が向かい、よける動作さえしないフィーネの腹部にパンチを打ち込んだ。しかし…
響「うっ、うあああああ!」
フィーネにパンチを打ち込んだものの、フィーネはダメージを受けるどころか逆に攻撃した響の腕のアーマーに亀裂が走り、響は傷む右手を左手で押さえた。
響「何で?攻撃したのにどうして…?」
攻撃したのに自分がダメージを受けた事に戸惑う響にフィーネは指一本を響の頭に乗せてその理由を語った。
フィーネ「簡単な事だ。このネフシュタンの鎧は蛇遣座、双子座、獅子座、乙女座の計4つの黄金聖衣を取り込んだ事により、黄金聖衣の4倍もの強度を手に入れたのだ。そんな鎧に攻撃したら自らの力の反動で砕けるのは当然であろう」
翼「その圧倒的な防御力は黄金聖衣を取り込んだ事によるものだと!?」
そのままフィーネは指一本で響を頭から地面に叩きつけた。
響「…ううっ…」
フィーネ「まだ動くのか?」
立ち上がろうとする響の頭にフィーネは足で軽く踏んで押さえた。
響「うぐぐっ…」
フィーネ「どうした?私を倒さねばカ・ディンギルは発射されるのだぞ。さっさと立ち上がってこい」
響「うっ、うううううう!!!」
絶大な力の差を見せつけてフィーネは煽るように語り、響は歯を食いしばって立ち上がろうとしたが、どんなに力を込めてもフィーネはピクリとも動かなかった。
フィーネ「これでわかったであろう、私と貴様らでは神と虫けらに等しい力の差があるという事を」
そう言ってフィーネは響を蹴り飛ばした。
響「とても強すぎる…!」
クリス「どうする事もできねえのかよ…」
シェルター
あまりにも絶大なフィーネの強さと蹂躙される響達の姿は未来達にも絶望を与えていた。
朔也「これ程の力の差なんて…」
弦十郎「既に黄金聖闘士レベルの強さと言える…。もう俺では手に負えん…!」
未来「嫌…、このままだと響が、響が死んじゃう!司令!」
弦十郎「仕方がない、シェルターから出るぞ!」
少しでも未来が響の力になればと判断した弦十郎はシェルターから出る事にした。
リディアン
絶大な力を得たフィーネは最早響達を相手にしておらず、準備運動程度にしか思っていなかった。
フィーネ「もう実力も確かめ、貴様らの相手をするのも飽きたな」
クリス「勝手に戦いを終わらせるんじゃねえ…!」
翼「私達の剣は…まだ折れておらぬぞ…!」
響「力を合わせれば…絶対に負けない…!」
フィーネ「無駄だ。いくら力を合わせた所で私に敵うものか」
そう言わせている間にクリスは響達と作戦のアイコンタクトをした。そして、響と翼が突っ込んで来た。
フィーネ「また向かってくるのか。懲りない奴等だ」
まともに相手にしようとしない態度で応戦し、絶大な力の差で2人を叩きのめした。
翼「(後は頼むぞ…、雪音…)」
フィーネの注意を引き付けた隙にカ・ディンギル発射を阻止するためにクリスはミサイルで移動していた。ところが…
フィーネ「なかなか考えたな。だが、私を出し抜けるとでも思っていたのか…?」
クリスの背後からフィーネの声が聞こえ、振り向くとそこにはフィーネがいた。その間にクリスは叩き落とされ、地面に叩きつけられた。
響「そんな…」
クリス「ここまで…なのか…」
翼「狼狽えるな…、我々防人が戦わなければ世界はフィーネの思うがままにされるのだぞ…」
ギアも体もボロボロで途方もない絶望感で心が折れかかっている響とクリスを翼は奮い立たせようとしていた。
フィーネ「これ程までに力の差を見せつけられてもまだ抗うというのか?無様や愚かを通り越して哀れみすら感じるぞ。正直言ってもう貴様らと戦うのも飽きた。これで終わりにしてやろう」
そう言ってフィーネはわざとスローモーションで電撃を溜め始めた。
フィーネ「受けるがいい、わが雷!プラズマクロウ!」
シャイナを倒した自身が現役の聖闘士だった頃に使っていた雷の拳、プラズマクロウを広域放出させ、一気に3人とも葬ろうとした。3人ともよけようとしたが、間に合わなかった。
翼「立花!」
クリス「お前だけでも生き延びろ!」
響「えっ?」
そう言って翼とクリスは響を放り投げた。
響「翼さん、クリスちゃん!」
2人はフィーネの雷に呑まれていった。
クリス「(ずっとあたしは…パパとママの事が大好きだった…。素直になれたのが遅すぎた…)」
翼「(私はここで死ぬのだろう…。だが、私の志を、奏の力を引き継いでくれる存在がいる。立花、これからはお前がノイズの魔の手から人々を守る剣となれ…!)」
フィーネの雷をまともに受けた2人はボロボロになり、シェルターの前まで吹っ飛ばされた。
響「そ、そんな…翼さん、クリスちゃーーーん!!」
ちょうど未来達もシェルターから出てきてフィーネの雷を受けてボロボロになり、ギアの装着が解除された翼とクリスの姿を目の当たりにした。
弦十郎「しっかりしろ、翼、クリス君!」
声をかけたものの、返事はなかった。いかにも死んだような目をしていたため、慎次が脈があるかどうか確かめた。
慎次「…司令…、二人は……心臓と肺が…止まっています…!」
その言葉に一同は凍り付いた。
弓美「そんな…そんなのって…!」
未来「嘘だと言ってください!翼さんとクリスの心臓と肺が止まっているなんて!きっと、声をかければ」
フィーネ「無駄だ。私の雷を受けた際に2人の心臓と肺は止まり、同時にあまりにも強すぎる電撃で五感も破壊された。もう2人は何も見えず、聞こえず、感じないまま本当の死を待つだけだ」
弦十郎「五感が破壊されただと!?」
五感が破壊され、死を待つだけとなった2人が死んだと解釈した響は非情な現実に打ちのめされていた。
フィーネ「仲間を1人残して先立つとは愚かな。残された仲間が悲しむぐらいなら、共に死んでおけばいいものを。全く持って2人は無駄な事をしたものだな」
そのフィーネの言葉に響は怒りと力に支配され、全身が真っ黒になって暴走した。
暴走響「うるぁあああああっ!!」
暴走した響は野獣のようにフィーネに襲い掛かるが、フィーネとの力の差は神と虫けらに等しく、虫けら同然にフィーネに圧倒された。
フィーネ「どうした?私を殺したいのではないのか?」
暴走状態の響でも踏みつけているフィーネの足をピクリとも動かす事はできなかった。
フィーネ「所詮はこの程度…」
冷めた視線でフィーネは暴走響を蹴り飛ばし、追い討ちに放った何万発もの光速拳で暴走響を徹底的に打ちのめし、再起不能にしてしまった。その光景に未来達は途方もない絶望感でいっぱいだった。
弓美「何よ…あいつはアニメに出てくるような化け物じゃない!どうやったって勝てるわけないわよ!」
未来「響…」
光速拳で徹底的にボロボロにされた響は立ち上がろうとした。だが、フィーネは瞬時に響の前に現れ、頭を掴んだ。
フィーネ「もう風鳴翼と雪音クリスを失って悲しむ事もない。お前も2人の後を追わせるからな。プラズマクロウ!!」
響を掴んだ状態でフィーネはプラズマクロウを放ち、直接響に電撃を流し込んだ。
暴走響「うわああああああっ!!!」
暴走響は悲鳴をあげた。凄まじい電撃を流し続け、ある程度流して止めた後、響の暴走は止まり、ギアの装着も解除された。そして、フィーネはゴミのように響を未来達の方へ投げ捨てた。
未来「響、目を開けてよ!響!」
しかし、プラズマクロウをまともに受けた響も翼とクリスのように目が死んでおり、返事もしなかった。そして、心臓と肺が止まっていた。
未来「そんな…、こんなのって…響ーーー!!!」
2人と同じように五感を破壊され、死を待つだけとなった響に未来の涙ながらの悲しい叫びが木霊するのであった。
弦十郎「まだ死んだわけではない!急いで心臓を動かせば蘇生できるはずだ!急いで3人の心臓マッサージと人工呼吸を!」
フィーネ「また3人の心臓と肺を動かした所で五感はもう破壊されている。だから、蘇生しても無駄だ。そんなお前達に特等席で見せてやろう。このカ・ディンギルが月を破壊する瞬間を!」
戦いの間にチャージは終わり、カ・ディンギルは月目掛けて放たれようとしていた。未来達にはもはやどうする事もできず、月の破壊によってフィーネが勝利する瞬間を目の当たりにする事しかできなかった。
フィーネ「さぁ、カ・ディンギルの光を見よ!」
ところが、傲り高ぶるフィーネへの神罰が下ったかのようにカ・ディンギルは発射される際にエネルギーが暴走し、あちこちからエネルギーが漏れ出してカ・ディンギルは崩壊し、発射された1発もエネルギーが拡散され、狙いもズレた事で月を一部しか破壊する事ができなかった。
フィーネ「そんなバカな!伝説の青銅聖闘士はまだ到着していない!伏兵の聖闘士もシェルターの防衛についているはず!なのに、なぜカ・ディンギルが!?」
思わぬ奇跡に未来達は絶望感が少しだが薄れた。
弓美「こんなアニメみたいな奇跡って…」
弦十郎「一体、誰がカ・ディンギルを…?」
未来「カ・ディンギルを壊した人って、まさか…」
フィーネ「ええ、誰だ!?誰がカ・ディンギルを破壊した!?」
???「フィーネ、私を忘れていたようですね」
突如、声がしてフィーネや未来達がその方向を向くと、そこには力を使い過ぎたのか、美衣に支えてもらっている沙織の姿があった。
フィーネ「貴様は…、アテナァ!!!!」
何千年も憎んでいる存在、アテナの登場にフィーネは憎しみで声を荒げたのであった。
これで今回の話は終わりです。
今回は奏者達が黄金聖衣を4つ取り込んでパワーアップしたフィーネに敗北し、全滅してしまう話となっています。
フィーネのクリスがやろうとしていた発射阻止の妨害は絶望感を煽る上で一度やってみたかったシーンでした。そして、パワーアップしたフィーネと奏者達の力の差は本当に「神と虫けら」のような差として描きました。五感を破壊され、心肺停止に追い込まれた響達ですが、死んではおらず後で復活するので安心してください。
次の話は星矢達がフィーネと戦う話です。