空を切り裂く橙色の翼端   作:trois

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やる気が出たんで投稿

ふぎむにはそのうち出そうと思う


空へ羽ばたく飛竜

所属不明機について俺はZ.O.Eに確認を取っていた。

 

「レーダーが所属不明機が捕捉し、南南西に向かっているんだな?」

 

『肯定。機数5 速度マッハ1.3で南南西に直進中』

 

「ふむ・・・まぁ知らぬが仏だ。関わらないようにしよう。」

 

(万が一だが接触して、拘束されたくないからな)

 

無闇に飛んで、捜索なんかされたくは無い。捜索されて拘束なんてされたら、詰みだ。

そうならない為にも慎重に行動しなければならない。

 

「このまま現状維持だ。一応スクランブルの用意はしておけ。」

いつでも飛べるように、武装と弾薬、燃料の補給をZ.O.Eにやってもらう。

 

幸いな事に、燃料や武器、弾薬はほどほどあるので困ることはない。

 

『特殊兵装備は如何しますか?』

「ふむ・・・」

 

作戦内容によって特殊兵装は変えるのがセオリーだ。

ワイバーンは4AAM(4連装マルチロックオンミサイル)LASM(対艦ミサイル)EML(レールガン)の三種類が搭載可能だ。

 

『搭載可能兵装は4AAM、LASM、EW1、EMLが搭載可能です。』

 

「うーむ・・・ん?何と何が搭載出来るって?」

(今聞き捨てならない事を言ったような)

 

『EW1が搭載可能となっております。』

 

「は?」

「EW1?・・・トリニティを搭載出来るのか?」

『YES』

 

「嘘だろ・・・」

 

思わず頭を抱え込んだ。知らない人の為に解説しておくが、エースコンバット アサルトホライズンにて登場する超大型誘導爆弾。LASMと同じように対象に突撃し、焼き尽くす。爆発範囲が広く、全てを焼き尽くす。

 

核よりクリーンな爆弾で、巡航ミサイルとして使用出来ると言えばどれほど危険な物かわかるだろう。

 

だがそんな物を使うつもりはない。

使ったら人類の敵認定されてしまうからな。

 

「EMLを装備しておけ。トリニティは保管しておく。」

 

『了解』

 

(コックピットのレバーが・・・エースコンバット7のフライトスティックだ。多分これなら操縦出来るだろう

 

そんな事を考えているとZ.O.Eから報告があった。

 

『My pilots 不明機が戦闘状態に移行した模様』

 

戦闘状態に移行したと言うことは、敵が居ると言うことだ。

 

「不明機の他に機影はあるか?」

 

俺の問いかけに対してZ.O.Eは

 

『肯定、機数1、現在不明機より回避行動を取っています。』

 

『救援に向かいますか?』

 

「どうするか・・・」

 

(出来ることなら撤退中の機体を助けたいが・・・」

 

思わず声に出ていたようで、Z.O.Eに

 

『最終判断はおまかせします。My pilot どうかご自身の信じる道へ』

 

コックピットでため息をつく。だがやりたい事がはっきりした。

 

「よし!行くぞZ.O.E。初陣だ」

 

『了解、My pilot』

 

機体のディスプレイの電源が入っていく。

 

『エンジン始動、油圧、正常』

 

翼竜の心臓が動き出す

 

『各部への電力供給開始・・・』

 

『システムチェック・・・オールグリーン』

 

翼竜は目覚め、翼を広げる

 

『続いてカタパルトのロック解放』

 

『カタパルト、機能正常、上昇開始』

格納庫事態が巨大なカタパルトのようで、そのまま上に上っていく。

俺はヘルメットを装着し、HUDを起動した。

 

すると離陸準備が完了した。

 

『My pilot 離陸準備完了、機体に異常ありません。』

『進路クリア コントロールをpilotに譲渡します』

 

戦場へ、命の奪い合いに参加すると思うとはっきり言って恐い。

コックピットの中で緊張しているとZ.O.Eがこう言った。

 

『My pilot 私が補助します。恐がらないで。』

「それでも恐いさ」

 

『私はあなたの為にも最大限の補助をします。』

『ずっと一緒です。My pilot』

『だから私を操縦してください。』

 

「そうか・・・まぁ・・・やるだけやるか」

 

「了解、I have control」

 

フライトスティックを握り、エンジンの出力を上げる。

 

「さぁ行こうか、Z.O.E」

 

『はい、My pilot』

 

「Sol1 cleared for take off」

 

エンジン出力を上げ離陸を開始する。

 

少しずつ速度が上がり、機体が浮き上がる。

緩やかに上昇し加速、翼端を折り畳む。

 

「くっ・・・」

加速によるGによって体がシートに押し付けられる。苦悶の声が漏れるが

 

「はははっ!」

それより、本物のXー02Sを操縦できている喜びの方が強かった。

 

上昇しながらバレルロール、不明機を追う。

 

目指すは戦闘空域、南南西。

 

飛竜は空高く飛ぶ。

 

 

こうして存在しない筈の翼竜は大空へ羽ばたいた。

彼らはこの終わりかけの世界にどんな影響を与えるのか、それは誰も知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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