・この作品はスパイク・チュンソフト社の作品「ダンガンロンパ」シリーズの、オリジナルキャラクターを使った二次創作です。
モノクマ以外の登場人物は(おそらく)登場しません。
・「ダンガンロンパ」シリーズのネタバレと作者の自己解釈(ゲーム・アニメ共に)が含まれる場合があります。
・17歳以上を対象とした人を選ぶ描写、残虐描写が含まれています。
・文章、トリック、ストーリー共に素人のものです。大目に見てやってください。
以上のことをご理解できる方のみ、お読みください。
では、どうぞ。
・コトダマ一覧
【カラフラファイル2】
『被害者となったのは藍葉美郷。
死因は感電によるショック死。
死体発見現場となったのは写真館内の現像室。
前頭部に殴打の痕が見られる。』
【死斑】
人間は死ぬと体の下になっている場所の表面に死斑が現れる。
死斑は死後10分から20分に表れ、2、3時間で大きくなる。
藍葉の死体にはポツポツとした死斑が身体中に表れていた。
【電気警棒】
流し台に差し込んであったもの。
死体発見時にはスイッチがONになっていた。
【現像室の窓】
遮光のために黒く塗りつぶされた窓。
死体発見時には大きく開かれていた。
【タオル掛け】
現像室の窓の下に落ちてあったステンレス製のタオル掛け。
血液のようなものは付着していない。
【死体の縛られた痕】
死体の両手首と腹部に、細いもので縛られたような痕があった。
【持ち物リスト】
藍葉の白衣のポケットに入っていた持ち物リスト。
リストに書かれていた持ち物は以下。
・ライター ・ビーカー ・フラスコ ・ガラス棒 ・塩酸
・電気警棒 ・3号テグス ・50号テグス ・メモ帳 ・文房具
・レシピ本 ・折りたたみ傘 ・フリーザーバック ・ライト
【テグス】
テグスは号数が大きいほど太く、重いものを釣り上げられる。
50号のものは90kgもあるクロマグロを釣ることができ、3号のものはバス釣りに使われる。
【消えた藍葉のカバン】
藍葉がいつも身につけているカバンだが、死体は身につけていなかった。
【ケルブレム】
摘まれてしまうと数分ほどで周囲の人間の脳に幻覚作用が引き起こされるバラの一種。
なぜか写真館のゴミ箱に入ってあった。その後、カラフラによって処分される。
温室のケースの中に入っていたのは3本だけだったが、そのうち2本が行方不明に。
【電気柵】
牧場を囲む柵。『感電注意』と書かれた看板が置いてある。
雨で濡れており、触れただけで感電しそうだ。
【二階堂の証言】
二階堂は10時45分まで喫茶店と写真館を掃除していた。なお、その間未隅と雨崎以外の人物は建物に入ってきていない。
11時に納屋で藍葉と出会い、会話している途中で襲撃され、気絶。
1時間後に未隅と雨崎に起こされた。
【未隅と雨崎の証言】
未隅と雨崎は9時半まで温室でハーブを摘み、
9時半から11時半まで喫茶店のキッチンでスコーンとハーブティーを作っていた。
【木製のスコップ】
牧場の納屋の用具入れに入っていた木製のスコップ。
用具入れの中に乱雑に置かれていた。
【壊れたチェーンソー】
温室近くの井戸付近に落ちていたチェーンソー。
雨のせいか濡れており、スイッチが『ON』になっているのに動いていない。
【木製のスキ】
温室近くの井戸に立てかけてあったスキ。
雨のせいか濡れている。
【ぬかるんだ地面】
温室近くの井戸付近の地面はぬかるんでおり、歩くと足跡がつく。
【看板】
温室近くの井戸付近に落ちていた看板。
『楽しいガーデニング』と緑の可愛らしい文字で書かれてある。
【井戸の中】
井戸の中には梯子がついているが、中は真っ暗で何も見えない。
【マンホール】
釣り堀の近くにあったマンホール。
蓋を開けることができる。
第二エリアマップ
【学級裁判・開廷!】
「まずは学級裁判の簡単な説明から始めます。学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。
学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。正しいクロを指摘できればクロだけが、もし間違った人物をクロとして投票した場合は、クロ以外の全員がオシオキされ、殺人を犯したクロは見事卒業となるのです!」
「ってことで裁判頑張って欲しいのだ。くひひ…」
「アタシ、あんま捜査できなかったから、議論には役に立たねえと思う…でも、藍葉の弔いのためにも…早く議論を始めようぜ」
「でも、さすがに早とちりすぎじゃないかな?あの処刑を見た、みんなの精神の状態を考えると…」
二階堂さんが怒りの表情で叫ぶと、雨崎さんが困惑しながら彼女を宥めた。
…一瞬、バニラさんの残酷な処刑が目に浮かぶ。
虫にじわじわと喰われ、骨まで辱められた、無惨な最期…。
「みなさん落ち着くように。まずは…死体の発見現場を思い出しましょう。僕は、少ししか見られていないのですが…」
蒲生くんがいつも腰に付けている本を開き、声を和らげる。
わたしは陳述台の液晶画面を見て、『コトダマ』の文字をタップする。画面に藍葉さんの死体発見現場が映される。
水浸しの現像室。水の入った流し台の中、電気警棒を入れられぐったりとしていた死体。
不可解な状況ではあるが、その中に犯人を暴くヒントがあるかもしれない…!
【ノンストップ議論(死体発見現場の状況)】
蒲生「確か、死体発見現場は<現像室>でしたね…」
雨崎「あそこ、なんで水浸しだったんだろうね…?」
二階堂「確か、カラフラファイルってやつには<感電>して死んだって書いてるな…なんで感電させたんだ?」
湖林「確か<殴打の痕>なるものがあったらしいのう」
灰寺「殴打の痕があったのなら、<現像室にあったやつで殴って気絶させた>んや。例えば、落ちてたタオル掛けとか!」
紅葉「<現場にないもの>で殴った可能性も高いよ?」
【コトダマ:タオル掛け】
「それは違うぞ!」
「…灰寺くん、現像室に落ちていたタオル掛けは…殴るために使ったんじゃじゃないと思うよ」
「す、鈴原姉ちゃん!?ここまで緊張するの数学の授業で当てられた時以来な…」
「数学の授業は置いといて、鈴原さんの意見を聞きたいわね」
黒木さんが灰寺くんの言葉を遮る。
「このタオル掛けには、血液も何も付着していなかったからね。」
「でも、洗い流した可能性もありますわね。ステンレス製ですし、水滴は拭き取ればいいですのね?」
一ノ瀬さんは髪をかきあげるのを見ながら、わたしは続ける。
「一ノ瀬さんの言うとおりだね。でも殴るだけなら、わざわざ壁から外す必要なんてない」
「あと、ただ一発頭を殴っただけじゃ血は出ないんだぜ。繰り返し殴っていけば出血するけどな」
「残酷な話ですね。ナイフで心臓を刺した方が一瞬で死を迎えられると言うのに」
二階堂さんの助言に蒲生くんが憂いのある顔で返す。そっちも残酷じゃないかな…?
「そういや梅田兄ちゃんと一緒に現像室のカメラの脚立とかも調べたけど、血の痕は全然付いておらへんかったな」
「もしかしたら、電気警棒とかの藍葉さんの私物が…それなんじゃないかしら?」
「いや、それはねえよ!だってアタシがぶん殴られた時点じゃ藍葉はまだ立ってたんだぜ!?藍葉のカバンから取り出せる訳ねえじゃん!」
「確かにそうじゃな。藍葉と二階堂は銃で狙撃された訳でもなかろうしのう」
「銃とか、物騒なもの第一エリアにしかないと思いたいけど…」
雨崎さんは顎に手を当て、湖林くんに突っ込む。
「じゃあ、二階堂さんと被害者の藍葉さんは…どうやって襲撃されたのかな?」
「…」
わたしが疑問を投げかけると、二階堂さんは無言で拳を強く握り始めた…。
彼女の為にも、藍葉さんの為にも…次の謎を必ず明かすんだ!
【ノンストップ議論(被害者の襲撃方法)】
二階堂「アタシにわかることは少ないけど、これだけは言える…とにかく隙を見せてなかったんだよな」
湖林「まるで<忍び>のような犯人じゃ。犯人でなかったら家臣にしたいのう」
蒲生「湖林殿も案外常識的なことが言えるのですね?」
二階堂「それ、蒲生の皮肉ジョークってやつか?」
未隅「喧嘩はやめておこう!僕の意見だけど<何かトラップがあった>と思うぞ!」
黒木「襲撃された時に<二人がいた場所にあったもの>で襲撃したんじゃないかしら」
絹川「<犯人が持っていたもの>の可能性も高いよ」
二階堂「畜生…一体何者なんだよ…」
【コトダマ:木製のスコップ】
「黒木さんに賛成だ!」
「納屋の用具入れの中を見たんだけど…中身は整頓されていたのに、木製のスコップだけ乱雑に置かれてたんだ」
「それがどう言う意味なの?」紅葉さんはわたしの方向を見る。
「藍葉さんと二階堂さんは…木製のスコップで襲撃されたんだよ。
用具入れは入り口近くにあったし、二人に気づかれないように取り出すのも難しくないだろうね」
「でも、あのスコップに血液とかは付いてなかったよね…」雨崎さんは戸惑いながら発言する。
「やっぱり忍びじゃ。才能を偽って入学した『超高校級の忍者』でもいるのかのう?」
「湖林兄ちゃん…忍者にこだわるのもどうかと思う…」
「でもさー。犯人はなんで現像室へ気絶した藍葉をわざわざ運んだんだろうなー?」
「…襲撃現場と犯行現場は違う…」
絹川くんが言った。一体何を言うのだろうか?
「ボクの意見だけど…襲撃現場が納屋なら、犯行現場は現像室ではない…そう言う気がするんだ」
…でも、二階への侵入経路は限られているんだ…。
皆が証明しているから…。
【コトダマ選択:二階堂の証言】
【コトダマ選択:未隅と雨崎の証言】
「絹川くん。二階堂さんは10時45分まで喫茶店と写真館を掃除していて、未隅くんと雨崎さんは11時半まで喫茶店のキッチンでお茶会の準備をしてたんだ…」
「…そう…なんだけどね」
「そういや、窓はどうだったかな?窓はアタシが掃除した時に開けたんだよな」
「窓は死体発見時にも開かれていた。あと、現像室の扉は死体を見つける前は閉じてたんだよな…」
「現像室、すごく埃っぽかったんだよな。だからあそこだけ扉と窓を開けておいたんだ…」
二階堂さんの表情からは、強い罪悪感が滲み出ている。
「もしかしたら、侵入経路は現像室の窓しかない…と言いたいのでしょう。流石に藍葉嬢の死体を抱えながら二階の窓へ侵入できる人間など存在しないでしょうし…」
「でも、未隅と雨崎さんのアリバイが嘘である可能性も高いのよ?」
蒲生くんの考えに黒木さんが返す。
「それはないよ。今から行くのは難しいだろうけど、喫茶店のキッチンには2人がスコーンを作ったと言う証拠がある」
「あのさ」
声を上げたのは…檀くんだった。
「檀くん…この状況をガラリと変える推理でもあるのか!?」未隅くんは目を見開きながら、檀くんに尋ねる。
「みのるんとりりりんがキッチンに籠っている隙をつけば、死体を写真館に持っていくことも可能だよなぁ?」
檀くんは眉をひそめる。
「そうやろうな。こっそり入った現像室で、藍葉姉ちゃんの持っていた電気警棒で殺害した…かもしれへんし…」
「でもあたしたちは喫茶店の飾り付けもやってたし、それはないんじゃないかな…正直、誰かが入ってきた形跡なんてなかったし…」
「いや、何かをハシゴがわりに使って窓から侵入することもできそうなんじゃが…」
「ちょっと待った!待ったったら待ったー!」
…誰か、と思いきや…モノクマの声だった。
「モノクマー?何を待ったんだー?」
「今、意見がモノクマの色よろしく…真っ二つに割れたのだ!」
「これは久しぶりの『変形裁判場』の出番ですね!」
変形…裁判場?
ここにはまた何かおかしな仕掛けでもあるのか?
「ってことで、今から『議論スクラム』を始めるのだ!モノクマ、レッツゴーなのだ!」
混乱する生徒たちを後目にカラフラは、どこからか取り出した花の形の古めかしい鍵をモノクマに渡す。
モノクマはその鍵を、いきなり席の前に現れた台の鍵穴に差し込み…鍵穴を回す。
わたしたちが立っている陳述台がそれぞれ、天井へ浮かび始める。
上がり終わると…円状に並べられていた陳述台はほぼ半分ずつに別れ、二つの一直線状になる。
並べられた席の隣には、当然のようにモノクマが鎮座している。
「今からオマエラには『議論スクラム』をやってもらいます!
簡単に言えば、真っ二つに別れた意見をぶつけ合って、どちらが正しいか議論してもらいます。
正しい意見が決まるまで、元の席には戻らないからね!」
わたしたちの隣には二階堂さんや絹川くんなどの、別の場所が犯行現場だと考える人たち。
向かいには黒木さんや湖林くんたち…現像室を犯行現場と考えている人たち。
大丈夫だ。さっきと同じようにやるだけでいい。
みんなで意見を出し合って、真実の星を見つけ出すんだ…!
【議論スクラム(犯行現場は現像室か?)】
現像室だ!(黒木、蒲生、湖林、一ノ瀬、灰寺、檀)
別の場所だ!(鈴原、二階堂、未隅、雨崎、絹川、紅葉、梅田)
黒木「どうやって窓から<死体>を運んだというのかしら?」
梅田くん!
梅田「<死体>の運搬方法はいくらでもあると思うんだよなー」
檀「<死亡推定時刻>は不明だったんでしょ?スコーンを作っている途中でも殺せたはずだよ」
未隅くん!
未隅「二階堂さんが襲われた11時から12時までが<死亡推定時刻>だと思うぞ!」
一ノ瀬「11時から?あの時は大雨だから<犯人>は傘なしでは歩けませんわ!」
雨崎さん!
雨崎「<犯人>が歩いたことで喫茶店の床とか濡れているかもしれないよ」
蒲生「しかし、喫茶店の床は濡れていませんでした。<窓>から気絶している藍葉嬢を入れた可能性も高いでしょう」
絹川くん!
絹川「殺害してから<窓>に入れた可能性だってあるよ」
黒木「<現像室>の流し台にカメラでも投げ入れたというのかしら?」
わたしが!
鈴原「<現像室>のものが凶器である可能性は限りなく低いと思うんだ」
灰寺「藍葉姉ちゃんを電気警棒で<感電>させたんやな」
紅葉さん!
紅葉「牧場を囲む電気柵も<感電>させることはできるよ」
湖林「牧場にあった木製の<スコップ>なら、感電した死体を回収することもできるじゃろうな」
二階堂さん!
二階堂「<スコップ>はあんま濡れてなかったぞ。回収なんて不可能だ!」
この議論に終止符を打つには、この証拠しかない…!
【コトダマ:死斑】
「これが、わたしたちの答えだ!」
わたしは、発言を続ける。
「犯行現場は現像室じゃない…それは藍葉さんの体に現れた『死斑』が証明してくれるはずだよ。
死斑ってのはね、死後10分から20分ほどで体に現れるんだそれは死体の体の下になっている場所の表面に出現する。
でも、身体中にポツポツとした死斑が現れると言うことは…死体が運ばれたと言うことなんだ」
「例えば宙吊りにされた死体の場合は、死斑は下半身に広く出現するんだなー。
死体を動かしまくれば…ポツポツとしたやつが出現するんだなー」
梅田くんが助言をしてくれた。ありがとう、梅田くん。
「つまり、犯行現場は現像室ではないと言うこと。藍葉はどっかで敵襲され殺され、その後現像室に運ばれた…ということなんじゃな」
…やがて、陳述台が動き出し、元に戻る。どうやら意見を通すのには成功したらしい。
「ですけど…なぜそんなブルーデーみたいに面倒なことをしなければなりませんの?」
「恐らく、犯行現場の偽装の為だと思う。アリバイから犯行を暴かれてしまうからね…」
「本当の犯行現場は一体どこなんや?まさか、不思議な秘密基地があったとか…藍葉姉ちゃんなら作れそうやな!」
…秘密基地。
その言葉を聞いて、メリーゴーランドの中央部へと入っていった人物を思い出す。
檀くん。まさか、彼が藍葉さんを…
「そういや牧場にさ、電気柵あったよな。あれでミサミサを感電させたんじゃないの?」
発言の主は、檀くんだった。
「檀…貴様はまともに捜査していなかったじゃろう?」
「捜査は一応したけど。信長もどきとかみんなに会っていないだけ」
「な、何じゃと…このオレを否定するつもりか!?首を切られたくなければ切腹しろ!」
檀くんは、やっぱりメリーゴーランドの中央部分に行ってたのかな…
話は置いておいて。檀くんの推理は間違っている。
それを証明してくれる人は…わたし以外には…
【人物選択:絹川蓮慈】
「檀くん。電気柵で感電させたなら、トゲで体に傷がついたり白衣が破けたり…なんてことがあるかもしれない。
それを証明するのは、藍葉さんの死体を検死した絹川くんと…わたし自身だだよ」
「その通りだね。死体には死斑や縛られた痕、カラフラファイルに書いてあったところ以外は特に変わった所はなかったよ。
もちろん、電気柵のトゲで傷つけたような傷もなかった…」
「…そっか。なら違うよね」
…檀くんはどこか、冷静すぎる。イヴァンくんが死んでしまった時とは違う…。
「要するに犯行現場が牧場である可能性も低いってことなのね…」
「そうなると…犯行現場は納屋と温室、ゲームセンターと釣り堀に限られますね」
「おやー?チョコレートハウスはどうしたのかい?」
モノクマが横に首を傾げる。カラフラは、相変わらず体を左右に揺らしている。
「理事長権限なのだ。その件については黙ってて欲しいのだ」
「あのさ、学園長は理事長より1000パーセント偉いんだよ。某エンタープライズも言ってたじゃん」
「某って…?一部の読者にバレバレなのだ…?」
「オレと一ノ瀬は捜査の時、ゲームセンターについて調べたんじゃ。だが、荒らされた所は何もなかった」
「私が証言いたしますわ。釣り堀はどうなのですの?」
「釣り堀の近くに電気製品はなかったわよ。電源プラグも照明も当然なかったわ」
「ってなると、怪しいのは納屋と温室になるな…」
二階堂さんは腕を組みながら考えている。
しかしどうやって感電させたのだろうか。本当の犯行現場とはどこなのか?
その答えは…わたしの中で、だいぶ絞れてきたはずだ。
自分で考えて…証明してみせよう!
【ギャラクシードリヴン スタート!】
Q.1 本当の殺害現場は?
納屋 or 温室
A:温室
Q.2 被害者を感電させた凶器は?
電気警棒 or チェーンソー or 電気柵
A:チェーンソー
Q.3 どういったもので被害者の体を濡らした?
噴水 or 井戸
A:噴水
「推理は繋がった…!」
「藍葉さんの殺害現場は…温室だよ。だって納屋にもそこの近くにも、電気柵以外に電気が通っていそうなものはなかったからね」
「そういや、納屋と温室に近い井戸だけが水を汲める唯一の場所だったのう…しかし井戸から落とした死体を回収することは難しいのじゃが…そこはどうなのか、鈴原?」
「電気柵が凶器の線は先ほど消えた。雨の中、濡らしてから電気警棒を当てるのも犯人が感電する危険性がある」
紅葉さんはこの状況でも冷静だ。
「それはそうだね。でも、噴水のある温室なら…犯人は藍葉さんを安全に感電させることができるだろうね」
つまり、どうやって殺したのか…
【選択:噴水に入れてから殺した】
「被害者を噴水に入れてから…チェーンソーの電源を付けて、それを噴水に投げ入れて殺害したんだよ」
わたしが推理について演述した瞬間…彼が叫ぶように反論した。
「タックルを食らうがいい!」
…未隅くんの声だった。
「鈴原さん、そこまで考えてるのはいんだけど…待ってくれないか?犯人がチェーンソーを使って犯行を起こすことは不可能だ!」
「未隅くん…なんで、そう思うんだ?」
「裁判ではノーサイドで行きたいが…仕方ない。これは僕が挙げる…ゼブラカードだ!」
突然の反論。一ノ瀬さんの時みたいに、頑張って切り抜けるしかなさそうだ!
【反論ショーダウン(チェーンソーを動かす方法)】
「犯人は<雨でずぶ濡れ>になっている筈だ!そんな状態でチェーンソーに触れるのはとても難しいことだと思うぞ!
何故なら先に自分が感電してしまうからな!」
【発展!】
「チェーンソーは何かを使って動かすことも可能だ。ただ、安全な方法ではないだろうけどね」
「触れずに動かすことは<不可能に近い>。それを証明できないのなら…君の推理は完全な間違いだ!」
【コトダマ:木製のスキ】
「その言葉…ぶった斬る!」
「…チェーンソーに触れずに電源を付けて、噴水に入れる方法ならあるよ。
井戸の近くに立てかけてあった…木製のスキを使えばいい」
「ま、まさか愛の告白?未隅様に?まさかの略奪愛…!?」
「違うと思うけど?」
雨崎さんは一ノ瀬さんに怒る。
「そっちのスキじゃない。農業とかに使う…木製のスキだよ。木なら電気を通さないから、感電することなくチェーンソーを動かせる」
「鈴原姉ちゃん、チェーンソーはそんなに簡単には動かせへんと思うけど…安全装置とかあるし」
「灰寺くん…実は温室のチェーンソーは初心者でも使いやすい、安心してスイッチ一つで電源を入れられる仕様なのだ!」
「殺人道具に使えないかと思って改良ならぬ改悪したんだけど、防水機能がないからって感電殺人に使われるとはね!」
「改竄したとか防水機能がないとか…そんなことまで言って委員会なのだ!」
「カラフラ…おま言うなんだよなぁ…」
モノクマとカラフラが重要なことを言ったが、漫才を混ぜていいのかな…?
「藍葉さんは…納屋で襲撃された後、温室の噴水に入れられ殺された。そこまでは分かったけど…」
殺害方法は明らかになったが、未だに犯人の手がかりはつかない。
「急かすこともないわよ」黒木さんが腕を組みはっきりと言う。
「だって、私たちは世界を創造した全知全能の神様じゃないんだから。未だにわからないことがあってもしょうがないじゃない。
「黒木さん。わからない事って…」
「例えば…どうやって死体を運んだ、とかね。キャラクターの言動には全てそうなるであろう過程があるのよ。
ほら、なんとなく殺したとかじゃお話が盛り上がらないでしょ?」
黒木さんは、相変わらずこの状況を楽しんでいるようだ。
でも…彼女の言った『わからないこと』。写真館の現像室へと、死体を運んだ方法…
もしかして…
『あれ』が関連しているんじゃないか…?
【学級裁判・中断!】
◆
【モノカラ劇場】
…カラフラは、何故か美少女の姿で膝に寝そべるモノクマの耳かきをしていた。
「裁判も盛り上がってきましたが、ここで雑学コーナーです。
ヴァイオリニストとかがリサイタルでの演奏の時に読む楽譜をめくる人を『譜めくり』って言ってね、目立たないことが必要とされる役割なんだよ」
「縁の下の力持ちってやつなのだ」
「でもね、演奏者がフットペダルを踏むことで楽譜をめくることができる自動譜めくりマシーンもあるんだよね。」
「モノクマ、今度は自動耳かきマシーンが欲しいのだ!」
「いいよいいよー、耳かきのお礼に買っちゃおうかな?」
まるで聞いてもいないのに知識自慢する中年男性と、そいつにおねだりする若い女性のようだ。
「わーは美少女だから耳かきは不要なのだ。ほら、耳かきの部分をドリルに変えてされる側が油断した時に…」
「うぷぷ。中々残酷なこと考えるんだねー今回のオシオキはそれにしちゃおっかなー」
「いや、もうとっくに決まっているのだ…」
カラフラは困惑している。正直、残酷な事を口走る彼女も彼女なのだが。
「…とここで朗報です!」
耳かきが終わると、モノクマは立ち上がりポーズを取る。
「なんと今の会話にはクロが誰なのか?というヒントが隠されているのです!多分!」
「え?今回のコロシアイには音楽枠がいないのに? まさか『超高校級の耳かき師』とか?」
「多分って言ったじゃん。本気にしないでよー…」
「…」
どうやらカラフラは、これからもモノクマに振り回されるようだ。