ダンガンロンパ・フラワーズ   作:むらさき@ロンフラ

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■作品についてのご注意

・この作品はスパイク・チュンソフト社の作品「ダンガンロンパ」シリーズの、オリジナルキャラクターを使った二次創作です。
モノクマ以外の登場人物は(おそらく)登場しません。
・「ダンガンロンパ」シリーズのネタバレと作者の自己解釈(ゲーム・アニメ共に)が含まれる場合があります。
・17歳以上を対象とした人を選ぶ描写、残虐描写が含まれています。
・文章、トリック、ストーリー共に素人のものです。大目に見てやってください。

以上のことをご理解できる方のみ、お読みください。
では、どうぞ。



Chapter3 「怪奇!悪夢の湯けむりナイトメアは実在していた!」非日常編-オシオキ

「えへへ。えへへへへ。えへへへへへへ…」

今回の犯人である未隅くんは、死んだはずの雨崎さんそっくりの人形を大切そうに抱きかかえている。

「み、未隅…マジでブッ壊れちまったのかよ…!」

「一体どうしてこうなったんだなー?流石のオレも引くぞー…」

「目を覚ましてくれへんか…?雨崎姉ちゃんは、もう死んでるねん…」

周りの人間が、どれだけ未隅くんを心配しても。

「そういえば昨日は満月だったらしいけど。月が綺麗だねって愛の告白らしいね!」

「ミーくん。あたし、お星様の方が好きだな。だって流れ星とかロマンチックだもんね!」

本人は聞こえていないのか、それとも聞こえないと思い込んでいるのか。ぶつぶつと独り言を続けている。

 

そんな中、今回の元凶であるヒミナムは。

「やぁやぁ。これは完全に救われていますなぁ。美しき愛故と云える鷹の男の結末。これも我の功罪でしょうか」

何食わぬ顔で、未隅くんの周りをうろうろと歩いている。

 

なぜ彼は、未隅くんは救われたと考えられるのだろうか…?

 

「…なあ、ヒミナム…」

力の無い、震える声でヒミナムに呼びかけて。

「赤い外套の女。顔色が優れないようですが…何かございましたか?」

「どうして…未隅くんにあんなことをさせたんだ」

そして、彼を責めるように叫ぶ。

「あなたのせいで一ノ瀬さんも、雨崎さんも…死んでしまったんだぞ!?」

ヒミナムはそう言われると、赤い目をさらに大きくする。

「…そうですか。貴女が真実について知りたいと云うのなら…崇拝者と、我の悲喜劇を…民草諸君に教えてあげましょう。まずは、我が崇拝者について…」

惨状の中、目の前にいる男は手を広げ語り始めた。

 

 

 

 

【ヒミナムの語り】

我が崇拝者は一つの苦悩と、妬みの心を持たれていました。

苦悩。とある要因が切欠で、他人をよすがとすることができずにいたこと。

妬みの心。周りに自ずと人が集まってくるように見える、燃えるような悪魔に嫌悪と劣等を抱いていたこと。

これらの負の心を抑えきれずにいた崇拝者は、ある計画を思いつきます。

 

それは、燃えるような悪魔の大切な人間…林檎色の女を弑することでした。

崇拝者は計画を練り、自分を偽り、女を焼こうとしました。

仕掛けを作り、女を部屋に閉じ込めた後。一旦は寝床へと帰ります。

しかし。計画に不安があったのか。崇拝者は、また第三の領域へと戻られました。

 

博物館にて。崇拝者は安らかに眠る金の雌羊と…その隣で泣き叫ぶ鷹の男を見附ます。

崇拝者は弑し損なったと感じたのか。また林檎色の女を探そうとしますが…この時点で心が崩れていた鷹の男に呼び止められます。

なんと、鷹の男は…恋人を殺したのは崇拝者だと思案なされたのです!

男は崇拝者に消火器を持ち殴りかかりますが、そこで帽はふわりと舞い、結われた髪も外れてしまいます。

 

その時です。我がこの世界に出てきたのは。

 

我が最初に見たのは、倒れたはずの輩がまた立ち上がった事に驚きを隠せぬ大男と、ちいさい少女の亡骸でした。

鷹の男は雰囲気が違う、おかしくなったのかと再び叫びました。

我はまず混迷する鷹の男を必死に宥め、慰め…説教致しました。

過去から逃れられず、希望に縋り続けた愚かで弱い男と云った後は。

貴方は何も悪くない。辛かっただろうに。もう逃げたかっただろうに…。

そうやって心を抱擁するだけで、鷹の男はすっかり天を信じるようになりました。

我は云います。愛する金の雌羊とまた会いたいと云うのなら。我が手助けをしましょうと。

鷹の男は大いに参画します。そして、我らは『復活の儀式』を執り行いました。

こうして鷹の男は再び、金の雌羊を蘇らせたのです…。

 

 

 

 

 

「…これが、この悲喜劇の真なる事実です」

最悪の事実を語ってもなお狂気を放つヒミナムは、ローブをつまみお辞儀する。

 

誰も、何も言わなかった。

未隅くんは、雨崎さんが死んだ時点で弱っていた。そして、そこをヒミナムにつけ込まれたのだ。

「雨崎がネックレスを探すのに、アタシが同行していれば…」

下を向き、二階堂さんは自責する。その言葉に普段のような元気は見られない。

 

「ほら、みんな見てご覧よ。可愛いだろう?これ、僕らの愛の結晶なんだ」

懐から三体の西洋人形を取り出す未隅くん。

「ミーくんとあたしの子供なんだよ。みんないい子なの。この子がまどかちゃんで、この子がだいきくんでね、この子があいりちゃんなの…」

「子宝に恵まれて本当に良かったなあ。マイホームが欲しいな。三階建ての洋風の家にしようよ」

どれも、金髪の子供の人形だ。恐らくお化け屋敷にあったものを取ってきたのだろう。

偽物の幸せに囲まれながら、虚ろな目で笑っている。

…それが、今の未隅くんだ。

 

「…あれ?」

その時。誰かが、未隅くんに駆け寄り、彼の肩を強く掴んだ。

「…未隅ぃ!」

…湖林くんが、未隅くんを強く揺らす。そのせいか、未隅くんの腕から女の子の人形が一体落ちる。

「自分から逃げるような、そんな人間ではなかったはずじゃ!なぜ現実が見えない!雨崎はもうどこにもいない!貴様のガキだってただの妄想じゃ!」

湖林くんは、凄まじい剣幕で怒鳴り込む。

「貴様は一ノ瀬の人生を奪ってしまったんじゃ!だったらそれを受け入れろ!泣き叫んでもええ、悔いてもええ!自分の運命にさっさと蹴りを入れてみろ!」

 

湖林くんが認めたくない、絶望への慟哭。

それは未隅くんと、さっきまで蒲生くんに票を入れていた自分自身に対して怒っているように見える。

 

未隅くんが、一瞬無表情になる。

「湖林くん…?でも…」

その後湖林くんから離れて…再び笑顔を浮かべる。

「…一ノ瀬さんをあの儀式に参加させて、僕が天の楽園へ連れて行ったんだ。だから、今回不幸になった人は誰もいないよ。みんな天によって救われたんだ!」

床に落ちた人形を拾い上げ、埃を払って再び抱き抱える。

「ごめんよ、まどか。怪我はなかったかい?…そっか。良かった」

「あたしとミーくんの子供は本物だよ。今は寝てるけどね。天からの授けものだもの。大切に育てていかないとね」

「梨々、そうだね。一人の人生を壊してしまった僕に幸せになる価値なんてないと思ってたけど、今は違う。これからはあの子の分まで…沢山幸せにならなきゃね!」

 

青ざめる湖林くんの手から、力が抜けていく。

「何を言っても…無駄ということか…?」

湖林くんの横で、ヒムナムが諳んじるように語る。

「鷹の男もまた強き者であろうとする理想に縛られていたのです。強き理想は人を蝕む鎖のようなもの。それに、彼に爪痕を残す記憶…トラウマは絶望の血肉となります。それらから解放し、救うのが我…即ち天なのです」

 

…違う。

今の未隅くんは『雨崎さんと共に幸せになる』という理想に囚われている。

これが、理想?人に翼を与えるというものなのか?

例え強い希望を伝えたとしても、どうしようもないのか?

 

未隅くんは、こうするしかなかったのか?

そんな彼に、自分の希望を押し付けてきた私が愚かだったのか?

 

 

「おーい、オマエラ!こんなファッション絶望大会とかやってる暇ないでしょ?そろそろお待ちかねのアレやりたいんだけどー!」

「モノクマ、今回は流石に早すぎるのだ…」

「今回は『超高校級のラグビー部』である未隅実クンの為に、スペシャルなオシオキを用意しました!」

 

モノクマが、未隅くんの運命を宣告する。

「ああ、行かれるのですね、鷹の男」

ヒミナムは平気そうな様子で、手を振っている。

「死イコール無とは救いであります。泥の中で生きるよりも、花の咲く世界で笑う方が良きこともあります。未隅殿が天に召されるというのも、また希望なのです」

自分が救った人がこれから死へと向かうのに、どうして『希望』だなんて言えるんだ…?

「さようなら、天の祝福があらんことを」

 

モノクマはハンマーを持ち、前に迫り上がってきたボタンを叩く。

 

「では、張り切っていきましょう!オシオキターイム!」

 

「ずっとずっと、愛してるよ。梨々…」

「あたしも好きだよ、ミーくん…」

「うふふ。うふふふふふふふ…。」

 

そうやって笑う未隅くんに首輪が付けられる。

彼は人形と共に、天井にぽっかりと空いた穴へと引っ張られていった…。

 

 

 

 

 

 

『GAME OVER

ミスミくんがクロにきまりました。オシオキをかいしします。』

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れた空。穏やかに流れる、川の近くの原っぱ。平和という言葉が似合うBGM。

未隅実は、恋人の雨崎梨々と子供…いや、彼女たちそっくりの人形と共に日向ぼっこしている。

レジャーシートの上で、花占いをしながら結果に一喜一憂。そんな、幸せな日常。

 

 

 

『ふぞろいの家族』

超高校級のラグビー部 未隅実処刑執行

 

 

 

未隅は長男と共にラグビーボールを投げ合っている。

将来は世界チャンピオンだな、と言いながら長男の投げるボールを受け止める。

未隅もまた、まだまだボールを落としてしまう年の長男を気遣いながら楽しくキャッチボールしている。

 

 

 

…実際は違う。

不穏な曇り空に、魚たちの死体が浮かぶ汚れた川。

男の子の人形が寄りかかる枯れた木に向かい、焼けた金属のボールを投げているだけ。

未隅の手は焼け爛れているが、それでもボールを取り投げる手を止めない。

 

 

 

家族とレジャーシートの上でランチを食べる。

おにぎり、卵焼き、タコさんウィンナー…雨崎手製のお弁当を家族と食べる。

子供たちは美味しい料理に大喜びだ。未隅もまた、大好物のほうれん草の野菜炒めを口に運ぶ。

 

 

 

…実際は違う。

人形と共に食べるお弁当箱に入っているものは、料理ではなくただのゴミに石ころ。

角ばった石のおにぎりや腐った野菜を、口から血を流しながら食べている。

 

 

 

ランチが終わり、原っぱを散歩する。

パパとママは疲れてるでしょ、と言う長男と長女が代わりに次女の乗るベビーカーを押している。

雨崎は今度レストランに連れて行ってあげるね、と笑う。未隅は奮発するぞ、と宣言する。

 

 

 

…実際は違う。

未隅の口からの血で汚れたベビーカーには、四体の人形が乗っている。

そして未隅の手は…完全に灰となったのか見当たらない。腹でベビーカーを押しているのだ。

 

 

 

ふと、遠くを見てみる。美しいマリーゴールドのお花畑があった。

みんなで見にいこう、と未隅。

歩いてお花畑に辿り着くと、早速長女は次女を抱えて向かう。長男もワクワクしながら入っていく。

 

 

 

…実際は違う。

お花畑は、針の山。見えない糸で動いている子供の人形たちは針でズタズタになっている。

足が千切れ、顔はボロボロ。しばらくして動かなくなる。

 

 

 

 

未隅は、雨崎とお花畑で追いかけっこしている。こっちおいでと可愛らしい声をかける雨崎。

 

…串刺しになり、血を流しながらも、穴だらけの金髪の人形を追いかける。

 

雨崎をようやく捕まえる。彼女は後ろを向き、凄いねミーくん、と笑う。

 

 

…捕まえられるはずがない。

未隅はようやく、自分の手がないことを知った。

目の前には、針に刺さった恋人そっくりの人形。そして自分も、身体を痛めつけられてきたことに気付く。

 

未隅の目の前で、雨崎の人形は引き裂かれながらどこかへと消えていく。

血塗れで人形を追おうとするが、足に刺さった針が抜けず歩けない。

未隅は痛みという現実から逃れようと動く。それでも、針は彼を傷付けるばかり。

腕を刺され、顔を刺され、胴体を刺され…。

 

 

 

…やがて、雨が降り出した。

血に塗れた針の山には…動かぬ大きな肉塊と、バラバラのガラクタが刺さっている。

 

 

 

 

「オッシオキ!オッシオキ!オッシオキってサイコー!今回のクロも中々の死にっぷりでしたなぁ!因果応報はあるってはっきりわかんだね!」

 

モノクマはハイテンションになっているのか、座ったままハンマーを宙に投げ、落ちてきたそれをジャンプして取る。

 

…未隅くんの、むごすぎる処刑。

そこには、一切の救いがなかった。

 

助けたかった仲間は苦しみ抜いて死に、貫きたかった信念も粉々に砕かれた。

記憶があったとしても、自分を蝕むようなものならどうしようもなかったんだ。

希望も、理想も。信じていても、どうにもならないのか。

 

「ここにいる人たち何故か暗くなってるけどさ、さっきの未隅クンは明日のオマエラと言っても過言じゃないからね」

 

ハンマーをどこかに捨て、モノクマは立ち上がる。

 

「明日は我が身ってことで、死にたくないのなら殺人を犯さないようにしとくのだ。じゃ、グッドラックなのだ!」

「辛いならボクのぬいぐるみで癒されてなよ。それではオマエラ、明日も頑張ろうね!」

 

裁判場からモノクマとカラフラが消え、再び静寂に包まれる。

 

 

「ここは…裁判場でしょうか?」

先程まで狂気を放っていた帽子の青年が、顔をあげる。

「雨崎嬢が亡くなってからの記憶がないのですが…一ノ瀬嬢と、未隅殿の姿も見えませんね」

蒲生くんは辺りを見回す。恐らくヒミナムから戻ったのだろう。

「遅いわよ。一ノ瀬さんも未隅も、死んだわ」

現実を突きつける黒木さん。それでも蒲生くんは、何事もなかったかのように笑みを浮かべている。

「…そうなんですね」

 

ここにいる生徒たちの目線が今回の元凶に向けられた…その瞬間。

蒲生くんに誰かが飛びかかり、胸ぐらを掴んだ。

…その人物は、檀くんだ。

「タンポポ…あんたのせいで!アッキーもりりりんも、みのるんも死んだんだぞ!?」

怒りを露にする檀くんにいつもの緩い雰囲気はない。そこにあるのはただの殺気だ。

「すいませんが。僕の中の天は、どうやら皆救われたと仰っているようですが…」

「ここで生きている人間は、タンポポ以外誰も救われてないだろ!?全部あんたのせいだ…ふざけんなぁ!」

「…ねえ、これ以上はやめてよ!」

絹川くんが二人の元に駆けていき、檀くんの片腕を強く掴む。

「い、痛…!?」

檀くんが手を離す。蒲生くんは、その場に倒れ込む。

「ごめん。でも、これ以上仲間で喧嘩しても、事件が起きるだけかもしれないから」

絹川くんのやり方は少し乱暴な手段な気がするが、檀くんは少し落ち着いているような気がする。

「俺、また冷静になれなかったよ。いっちゃんも流石に怒るかな」

俯き、ため息をつく檀くん。

 

…一方の蒲生くんは、ゆっくりと立ち上がり穏やかな笑みを浮かべる。

「とりあえず、何が起きたかは存じ上げませんが。また、天が人を導いたということですね」

そう言って、裁判場のドアから立ち去っていった。

「救いようのない奴め…」

彼を厳しい目つきで睨みつけているのは、湖林くんだった。

 

 

 

 

長く煩い、帰りのエレベーターの中。ふと考える。

 

昨日の夜、ペンダントを探す雨崎さんを見つけていたら。

燃える博物館から、雨崎さんと一緒に一ノ瀬さんを助け出していたら。

不安な未隅くんに、気付けていたら。

 

こうすれば良かった。ああすれば良かった。

罪悪感で、自分自身を突き刺していく。

 

 

 

 

エレベーターが止まり、扉が開かれる。皆が外の世界へと歩き始めると、誰かが優しく話しかけてきた。

「鈴原さん」

振り向くと、澄んだ瞳と雪のような肌の少年が見えた。

「絶対に、あなたのせいじゃない。だから、何があっても生き延びてね」

顔は笑っていなかった。奮い立たせる為に言ったんだろうか、とも思う。

 

それでも、少し救われたような気がした。

「…ありがとう」

感謝を告げる。そして、エレベーターからゆっくりとした足取りで出ていく。

 

空はオレンジ色に染まっていた。恐らく今夜は、満月に近い月が見られるだろう。

今はそういった気分ではないけど。いつかは、穏やかな気持ちで夜空を見られるんだろうか。

 

 

 

こうして、三回目の裁判は終わりを迎えた。

 

大きな絶望と、小さな希望を残して…。

 

 

 

 

【幕間】

 

とある暗闇の場所、とある時刻。

 

モノクマは豪華な飾りの椅子に座り、けん玉をカチカチと振りながら、大皿に玉を乗せたり刺したりして遊んでいる。

 

「今回の事件は、オマエにとってはどうだったの?かなり絶望的な終わり方だったと思うけど」

 

モノクマの話し相手である人物は、質素なパイプ椅子に浅く腰掛けている。

 

「絶望はあった。でも、まだ足りない」

人物はそう呟く。それを聞いたモノクマがけん玉を振ると、けん先にぶつかった玉が落ちていく。玉は糸に吊られ、ぶらぶらと揺れる。

 

「そっか。じゃあますます『転校生』である君の協力が必要になるね」

 

『転校生』と呼ばれた人物。

死んだ金色の瞳は、玉の付いた糸を強く振り回すモノクマをただ見つめている。

 

「ところで、あのお方って誰?」

転校生が掠れてはいるが、落ち着いた声でモノクマに質問する。

 

「いずれ分かるはずだよ。とりあえずは安心しといてね、あのお方はオマエの性質はちゃんと理解してるから」

 

けん玉の糸が切れ、玉が外れる。それは壁に大きな音を立ててぶつかった後、床に転がっていく。

 

「後でこの箱の中のプレゼントを受け取りなよ。ってことで、明日くらいにはかわいいかわいい生徒たちに…ご挨拶よろしくね!」

 

 

「…承認しました、『マスター』」

 

 

 

転校生の少年は、何かを望むようにニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンガンロンパ ・フラワーズ Chapter3

「怪奇!悪夢の湯けむりナイトメアは実在していた!」

END

 

 

 

生き残りメンバー

残り9人

 

 

+?人

 

 

To be continued…

 

 

 

 

 

 

 

・「黄金のトロフィー」を入手しました。

3章を痛感した証。未隅実の遺品。

頂点にパイナップルの像が付いたラグビー全国大会の優勝トロフィー。

なぜか未隅はあまり触れたくなかったらしい。理由は不明。

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