***
それからしばらく、コナーは目ぼしい場所のスキャンと分析を行った。
リンジーがクリフォードやアルフォンソたちとパーティーをしたという事務所の調査、そしてミザールが眠る飼育部屋の扉の入退室記録の精査――
収穫がなかったというわけではない。しかし得られた情報だけでは、やや心もとない。
既に館内のあちこちに警官たちが入り、捜査にあたっているが(ついに動物園も臨時休園になったそうだ)、この調子ではこれまでに調べた以上の情報は出てこないだろう、というのがハンクの見解だった。
――コインを指で弾きながら思考を整理していると、警部補がそっと近づいて声をかけてくる。
「で、どうすんだ? 飼育員たちは別の部屋に待機してるが……揺さぶってみるか?」
「いえ、その前に」
指の上に落としたコインを滑らかに手のひらに転がし、握ってポケットにしまうと、コナーは言った。
「聞き込みしたい人物がいます」
「人物? 誰だ」
訝しげな警部補に、前方の扉を指して応える。
ミザールの飼育部屋だ。
「おい、お前まさか」
「私たちが着いた時から、ミザールは休眠状態でした」
まっすぐに部屋を見据えたまま、言葉を続ける。
「ですが彼は重要参考人の一人です。そろそろ起こして話を聞きましょう」
「話ったって……どうやって?」
「自由に会話はできないでしょうが、ひょっとしたら何か伝えてくれるかも。スモウだって、いつもそうでしょう?」
視線をハンクのほうに戻して首を傾げると、相手は片手で自分の顔を覆った。
「お前……やっぱり怖いもの知らずじゃねえか」
「いえ、真実を明らかにしたいだけです」
言いつつ、前方の扉に手をかける。もはや警察が本格的に捜査している段階なので、スキンを解除した手でコナーが触れるだけでも、ロックは外れるようになっていた。
「警部補は外にいてください。もし私がミザールの説得に
扉を開け、自分だけ入って閉め、覗き窓から廊下に立つハンクを見て続ける。
「どうか、後をよろしく頼みます」
「ああ、くそ……おい! 絶対に無茶すんじゃねえぞ、いいな!」
いつものように心配してくれる相棒の姿に、コナーは薄く微笑んだ。
それからおもむろに、ミザールへと向き直る。彼は眠っている――相変わらず。
起こさなくては。
コナーは自分の【声帯模写】機能を起動すると、アルフォンソの声音で呼びかける。
「『起きろ』、ミザール」
するとまさにその声に応えるように、ミザールの身体がゆっくりと動きはじめた。
飼育員の音声を認識し、モードを休眠から『活動』へと切り替えたのだ。
もし彼にLEDリングがあったなら、きっと青い光がぐるぐると回っていたことだろう。
やがてその両の瞳が開き、こちらを見据えると――
瞬間、ミザールは明らかにその目つきを険しくし、牙を剥いて唸り声をあげる。
「ご、ごめんよミザール」
声帯模写を解除した自分の声で、まずは丁重に、コナーは謝った。
「騙すつもりはなかったんだ。ただ、君の話を聞きたかったんだよ」
敵意がないことを示すために、軽く両手を広げてなおも語る。
「……君とリンジーに、何が起きたのかは知ってる。助けになりたいんだ。もし何か知っていることがあるなら、教えてくれないか?」
問いかけに対し、ミザールはその牙の生えた口を閉ざした。
だがすぐに彼は再び唸り声をあげると、その後ろ足で直立した姿勢をとる。その体長たるや、2メートル50センチ――コナーの身長を遥かに超えている。
彼を見上げるコナーの視界の端に、【興奮状態 危険】のアラートが表示される。
「おい、ヤバいぞ! 戻ってこい!!」
必死にハンクは呼びかけてくれているが、しかし、まだ引き下がるわけにもいかない。
――もし攻撃するつもりなら、とっくにされているはずだ。
ミザールが何か伝えたいのなら、こちらはそれを受け入れる姿勢を持たなければ。
注意深く、ただ押し黙って事態を見守るコナーに、ミザールが直立したまま数歩近づいてきた。彼はその前足を振るうでもなく、ただ上方から、こちらを見下ろして――
大きく口を開き、そのまま、上半身で覆いかぶさるようにコナーの頭を口の中に入れた。
「おいっ……!?」
叫びにもならない叫びが、後ろから聞こえてくる。
けれど――心配はいらない。
ブルーブラッドの配線と電子信号で青く光るミザールの咥内に、確かに見つけたからだ。
彼が伝えたいこと――彼がこんな行動を取った意図を。
「大丈夫です、警部補」
ややあって、コナーはするりとミザールの口の中から顔を出し――幸いなことにミザールもアンドロイドなので、唾液で汚れたりはしていない――背後に向かって、無傷な姿を見せた。
ミザールはといえば、直立をやめると、打って変わって穏やかな様子で大人しく座っている。
コナーは、落ち着いた態度で彼に言った。
「ミザール、悪いけど、もう一度口を開けてくれるかい?」
彼は素直に従った。
その大口の中に手を突っ込み、さっき見えた
「これです」
取り出したそれを、扉越しにハンクに見せた。
「ミザールは私たちに、これを取ってほしかったんですよ」
「……なるほど」
驚愕の色に染まっていた警部補の表情は、安堵の笑みに変わる。
「そいつがありゃ、なんとかなるか。しかし……肝が冷えたぜ」
「後で何か、温かいものを飲みましょう」
そう告げて、コナーはにこりと微笑んだのだった。
***
――2039年5月22日 11:23
飼育員たちが待機させられている部屋の扉が勢いよく開くと、そこに立っていたのはデトロイト市警の刑事とそのアンドロイド――ハンクとコナーだった。
ハンクは3名のうち中央の椅子に腰かけているクリフォードを見やると、冷静に、断固とした口調で告げた。
「クリフォード・コートネイさん。あなたに話がある。悪いが、ちょっと署までご足労願えますか?」
「なっ……!?」
言われた本人、クリフォードもそうだが、両脇の二人も目を丸くしてその言葉を聞いている。
「な、なぜ私が……!?」
「おい、それってクリフがリンジーをこ、こ、殺し……!?」
信じられないといった様子のクリフォード、途端にぶるぶると震え出したアルフォンソに対して、フェリシアは、今なお鋭い眼差しで口を挟む。
「……待ってください。こんな場所に長々と閉じ込めた挙句、クリフォードだけ連れて話は署で、って、納得できないんですが?」
「そ、そうだぜ!」
アルフォンソもそれに同意する。
「クリフォードとだって長い付き合いなんだ、こいつが疑われてるんなら……理由を知りたい」
「そういうことでしたら、説明は私が」
――やっぱりこうなるか、と言いたげな表情で頭を掻いている警部補の前に半歩出ると、コナーは、口を閉ざしてしまったクリフォードに向かって口を開いた。
「クリフォード・コートネイさん、あなたは今回の殺人事件における重要参考人です。ミザールはリンジーを殺したんじゃない。あなたによって、殺さざるを得ない状況にされたんですよ」
クリフォードは俯き、他の二人はこれ以上ないほどの驚愕に顔を歪めた。
そんな二人のうちアルフォンソに対して、言葉を続ける。
「アルフォンソさん、あなたは昨夜のパーティーで泥酔してしまったとのことでしたが……おかしいとは思いませんでしたか?」
「な、何を……?」
「酒量です。あなたが想定していたよりも、早く酔いが回ってきたはずだ」
アルフォンソが泥酔するのをよく目撃している周囲の人間なら、彼が早めに酔っぱらおうとも「いつものこと」だと意に介さない。
だがそれこそが、犯人の狙いだ。
「原因はジフェンヒドラミン……抗ヒスタミン薬にあります。クリフォードはあなたとリンジーの酒に、強い睡眠導入効果のある薬物を混入させたんです」
混入させている現場自体は、残念ながら映像には残っていなかった。だが事務所の机と給湯室のシンク、アルフォンソとリンジーが使用していたコップの底に、僅かながらジフェンヒドラミンが残留していたのだ。
続けて語る。
「クリフォードは邪魔なあなたを帰宅させた後、酩酊状態に陥ったリンジーを監視カメラのない場所で縛り、眠らせ、『アドベンチャールーム』の舞台の中に隠した。そしてミザールを連れてきて、観客抜きで、いつもと同じアザラシ捕獲のショーをさせたんです」
そして鋭い爪がリンジーを襲った――そう説明すると、アルフォンソとフェリシアの非難がましい視線がクリフォードを貫く。
しかしクリフォードは、何も言わない。
「後はミザールを飼育部屋に帰した後、リンジーの血を片付け、何食わぬ顔で遺体を部屋に入れればいい。いかにもミザールに襲われたといった体にしておけば、誰にも怪しまれないはず……と、あなたは思った」
視線をクリフォードに戻す。
「だがこの時、予想していないことが起きた。違いますか?」
「……なんのことだかわからない」
「ミザールに突然襲われたんでしょう」
クリフォードの抵抗を無視するように、言葉を重ねた。
「彼に牙を剥かれたあなたは焦り、二つのミスを犯しました。一つは飼育部屋の扉に、誤ってカードキーでロックをかけてしまったこと」
部屋の入退室記録を参照した時、矛盾があったのだ。
もしリンジーが、遺体の状況通りに部屋の中で殺されていたのだとすれば、リンジーは当然鍵をかけられないのだから、鍵は「開いたまま」になっているはずである。
だが記録によれば、飼育部屋の鍵は23:09に「施錠」され、そして8:51に「解錠」されている。状況として、明らかにおかしい。
「しかしこのミスは、誰よりも早くあなたがリンジーの遺体を発見することでカバーできた。あなたが第一発見者となり、何食わぬ顔でロックを解除すれば、記録を参照されない限り、部屋は最初から開いていたことになる」
クリフォードはアルフォンソに、相当量の薬物を飲ませて泥酔させた。
だからこそアルフォンソは早く酔って帰っただけでなく、翌朝も遅刻してくる羽目になったのだ。お蔭でクリフォードは無事に状況の矛盾を「解消」でき、しかも、アルフォンソの遅刻はいつものことだから誰一人疑わない。
しかし――
「もう一つのミスは、
そう言って、3人に見えるように軽く掲げ持ったそれは――銀色に鈍く輝く、壊れた腕時計。
「それっ、クリフが毎日着けてる……!?」
アルフォンソが、言葉を吞み込んでクリフォードを見やる。
しかしクリフォードはというと、俯けていた顔を上げ、ごく自然な口調で、こう告げた。
「ああ、それは……昨日ミザールのメンテナンスをしていた時に、うっかり落としてしまったんですよ。拾ってくれたんですか、よかった」
「“失くした”?」
コナーは首を傾げて問い返す。
「あなたは今朝、確かにこう言っていましたよ。時計を“忘れてきた”と」
「っ……!」
たらり、とクリフォードの頬に汗が伝う。
構わずに、コナーは続けた。
「あなたはミザールに襲われ、しかし怪我はしなかった。ただ腕時計に彼の牙が刺さり、放棄せざるを得なくなったんです」
――この、ちょうど5月21日 23:09で止まっている時計を。
「……」
クリフォードは、もはや何も言わなかった。ただ鬱屈とした目つきで壊れた腕時計を見つめている彼に、アルフォンソが食ってかかるように言う。
「クリフ、なぜ……なんでだよ!? なんでそんな、恐ろしいこと……」
「どうしてだって? ……はっ、お前にはわからないだろうな、アルフォンソ。アンドロイドなんて……あんな機械仕掛けの紛い物どもを、大事に世話してるような奴には」
憎らしげにこちらを見やりながら、クリフォードは唸るように語る。
「私は……こんなはずじゃなかったんだ。紛い物なんかじゃない、本当の動物の飼育員になりたかった。なのに与えられたのは、こんな下らん仕事さ。だから、許されるはずだ。ちょっとばかり金をくすねても、アンドロイドどもを横流ししても……」
「ちょっと!」
フェリシアが、悲鳴のような声をあげた。
「何よ、じゃああんた……私の大事なペンギンたちを盗んだのも」
「今ごろ気づいたのか。別にいいじゃないか、減ってもすぐ補充がきいただろう。……フン、リンジーの奴が悪いんだ。あいつが嗅ぎつけるから……」
そう――つまり、クリフォードが動物園の資金の一部を横領していたのを、リンジーは(偶然かどうかはわからないが)嗅ぎつけてしまった。
そして、知ってしまったことをクリフォードに「知られて」しまったのだろう。
諦めたような目でクリフォードが告げた後、無言のまま、フェリシアは怒りで目を剥いている。
するとハンクが、横から口を挟んだ。
「殺人だけじゃなく横領と窃盗まで告白とは、大盤振る舞いだな。ついでに聞かせてくれ」
冗談めかしていた目を鋭くして、彼は問いかける。
「なぜてめえの殺人にミザールを巻き込んだ? あいつはリンジーとアルフォンソに大事にされてたんだろう。なんだってそんな残酷な真似を」
「生意気な
吐き捨てるように、クリフォードは言う。
「クソ、あの時ミザールの奴が暴れなければ、こんな……なんだってあの機械、私を襲いやがって……」
「それはきっと、あなたのせいだ」
コナーは静かに告げた。
「あなたがリンジーを殺した時、ミザールは自分が傷つけたのが誰なのかを知り、相当な精神的ショックを受けた。それこそが彼を変異させたんです」
変異していたからこそ、ミザールはその後クリフォードを襲った。
さらに言えば、変異していたからこそ、彼はコナーに手がかりを託したのだ。
プログラムの違いのせいか、彼が変異体であることには、ずっと気づけなかったけれど。
「……フン」
クリフォードは鼻を鳴らす。
「紛い物のせいでこんな羽目になって……紛い物に捕まえられるとはな。クソッ、何が刑事だ。機械のくせに……」
「おい」
怒気を孕んだ声をあげるハンクを手で制して、コナーはあえて穏やかに応えた。
「私が人間の紛い物なら、あなたは
「なっ……!」
「それから」
証拠品の時計を仕舞いつつ、微笑んで続ける。
「これ以上の陳述は、ここで行わないのをお勧めしますよ。後は警察でごゆっくりどうぞ」
言われたクリフォードは、真っ青な顔で歯を食いしばり、ぶるぶると震えた。
しかしほどなくしてやってきた警官たちに連れられ、彼は大人しく、デトロイト市警へと行ったのだった――
***
――2039年5月24日 13:17
園内は、すっかり日常を取り戻していた。
今日は平日とあって、さすがに一昨日ほどの喧騒ではないが、それでも今日もまた人々の笑顔が、この動物園には満ちている。
臨時閉館――先日と同じ表示が出ている海洋生物館の前に、コナーは一人佇んでいた。
あの後、市警の取調室でも繰り言を述べ立てていたクリフォードは、ハンクの本気の取り調べを受けると、次第に弱々しい態度になっていった。
彼はアンドロイドの窃盗と横流し、海洋生物館の運営資金の着服といった罪と共に、自分の所業を端末の記録から偶然知ってしまったリンジー・ワーズワースを殺害したことを、認めるしかなくなったのである。
アルフォンソからはミザールの「無実」を晴らしてくれたことを感謝され、フェリシアからは、無礼を詫びる旨の連絡があったらしい。
だがハンクは、それらに対して肩を竦めていた。
いくら感謝されたとしても、リンジーの命は返ってはこないし――
「だいいち、俺は別に何もしてないしな」
そんなことを嘯いた警部補は、今はこの建物の中で、動物園の経営者たちに状況の説明をする任務をこなしている。コナーは自分も同行すると申し出たのだが、「つまらない仕事だから待ってろ」と断られてしまったのだ。
だからコナーは後ろ手を組んで、ハンクが帰ってくるまで、海洋生物館の周りの動物たちを眺めていた。
彼らは檻の中に居こそすれ、分析によれば、ストレスのない生活を送っているようだ。
しかし、ミザールは――彼はさすがにこの動物園に居続けることはできないらしく、ジェリコが率先して行く先を探しているそうだが――これから先、どうなるのだろう。
幸せになれるなら、いいのだが。
そんなことを考えながら、海洋生物館に視線を戻すと。
「あら……閉館なの? そう……」
どこかで聞いた声――否、フォルダの情報によれば【マーサ・ガーランド】の声が、背後から聞こえる。
振り返ると、果たして、そこにいたのはマーサだった。
彼女のほうもまたこちらのことを覚えていたようで、にこりと微笑んで挨拶してきた。
「こんにちは、あなたは……えっと……」
「こんにちは、コナーです。デトロイト市警のアンドロイドです」
「そう、アンドロイド刑事のコナーさん」
マーサは杖をついて歩くと、こちらの隣にやって来た。
「この海洋生物館ね……私の娘が大好きな場所なの。今日は私一人で来たんだけど……見ようかと思ってたのに。残念」
「娘さんと来られる頃には、開館しているといいですね」
穏やかに応えながら、コナーはマーサの人物情報の追記部分を確認した。
彼女が遭った車上荒らしの事件は、あの後、無事に犯人が特定されて解決したそうである。
――よかった。そう思っていると、マーサが再び口を開いた。
「ねえ、ニュースで見たわ。ここで起きた殺人事件、アンドロイドのシロクマが関わっていたんでしょう? それでそのシロクマも変異体で、それが解決のきっかけだって」
「申し訳ありませんが、私からはお答えできません」
こちらがそう言うと、マーサはくすくすと笑う。
「ふふ、そうよね。仕事のことだものね……ごめんなさい。でもね、私、思うんです」
くるりと踵を返し、後方へと移動しながら、彼女は続けて言った。
緩く吹いているそよ風に、まるで自分の言葉を歌にして乗せるように、軽やかに――どこか寂しい声音で。
「変異体、って……みんながみんな、目覚めたくて目覚めたってわけじゃないって。シロクマさんだってそうよ……本当なら、目覚めたくなんかなかったはずだわ。事件さえなければ……無理に起こされなかったなら……」
去り行く彼女を、コナーは、珍しい人物だと思った。
それこそクリフォードのように、変異体を面と向かって悪し様に言う人間はいくらでもいる。だがマーサは、変異体の在り方そのものに疑問を抱いているらしい。
もちろん彼女の問いかけに対して、コナーは答えを持っている。
けれどきっと彼女は、議論をしたくて呟いているのではないだろう。それに、ずいぶん向こうまで行ってしまった。
コナーは背後に向けていた視線を、また海洋生物館に戻した。
――すると。
「ねえ、コナーさん。あなたもそうなんでしょう?」
真後ろから、マーサの声がした。
「!」
振り返る、が――
彼女の姿はない。
人の波に掻き消されてしまったようだ――
「……」
不思議なこともあるものだ。音声プロセッサの不具合か、それとも音が妙な反射でもしたのだろうか?
いくら考えても、答えはでない。
だからコナーは、こう呟くに留めた。
「いいえ、違いますよ」
その回答もまた、喧噪の中に紛れていく。
そしてコナーが、このマーサの問いかけに本当の意味で答えるのは――もうしばらく、後の出来事だ。
(白熊/The Zookeeper 終わり)
カーラ編でシロクマくんに助けられた時は、ほんと興奮しましたね
撃たれちゃってかわいそうだったけど……