深夜のコンビニバイトは忙しい時もある。   作:秋涼

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彼がそんな簡単に更生するかな?って思ったけど
童守町の教師なら見捨てないだろうと思う。


遺志(なお死んでいない

自分は普通の人より、共感性というものが無いらしい。

他の人の共感性がどんな感じなのかというのが分からないが、周りと見比べてみるとおそらくあっていると思う。

 

それゆえに、普通の人ではできないことも普通に出来てしまう。

小さいころに虫などを潰している感覚で、小動物などを殺していた自分はついにつけを払うことになった。

 

 

「裕也、これで分かっただろう、自分でやったことはいつか自分に返ってくる。

感情で理解はできなくても、頭で理解すればいい、大丈夫さ、お前は頭がいいからな」

 

今まで殺していた小動物霊等に取り殺されそうになったところを助けられ、クラス担任が手袋をしているのと別の手で頭を撫でてくる。

 

 

「刻命くんはそれがいけないことだって頭では理解しているんでしょう?お墓を作ってあげよ?私達も一緒に謝るから、それに刻命くんと遊べないのはさみしいよ」

 

 

後日、小動物を殺していて取り殺されかけ、担任に救われる自分のことを打ち明けても態度が変わらないハルとクラスメイトに救われたような気がした。

 

 

 

 

「裕也、助かった。お前のおかげで間に合うことができた。」

 

彼女が怪異が操っている虫に集られそうになり、他の皆が恐怖で動けない時も自分は動くことができた。

 

 

「ハルはそういうのを引き寄せやすい体質らしいから、気をつけないとダメだ」

 

「うん、刻命くん、いつもありがとう」

 

小学校の頃は、担任の事もあって退屈しない日々だった。

わりと思い返して見れば、命の危険もいくつもあったが最終的には担任が解決する為、自分は先生が来るまでの間の時間稼ぎをすればいい。先生からは危ないことはするなと事あるごとに言われていたが、

 

先生やクラスメイトから褒められるためにやっていたが、いつしかクラスメイトや彼女を守ることが使命みたいに感じるようになった。

 

それから担任から少しずつ対処法を教えてもらえるように頼み込んだ。

最初は渋られたが、徐々に教えてもらえるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「刻命くん、そろそろ行かない?」

 

「…………あぁ、そうだね行こうか」

 

なにか物音ひとつでも聞こえたらすぐ起きれるようにしていたが、少し昔の夢を見ていたようだ。

 

返事が遅れたせいか、こちらを少し心配そうに見ている鈴本を尻目に立ち上がる。

この学校に徘徊している児童の幽霊の体の一部を探して返してあげるという目標を立て、校舎を彷徨っていたが二人の顔に疲れが見えてきた為、周囲を見渡しやすい廊下で休憩をとっていた。

 

鈴本は俺が立ち上がったのを見て、立ち上がるが、もう一人の篠崎が自分の物ではないスマホを真剣な表情で操作していた。

 

「篠崎さん、どうしたの?」

 

「岸沼君のスマホ、さっきまで暗証番号と指紋、顔認証のロックが掛かってたのにさっきエマージェンシーモードって赤い文字が出てからロックが外れて、勝手にアプリが立ち上がったの」

 

彼女が見てるスマホの画面を見ると見覚えがある画面が映っている。

 

「射影機アプリか?」

 

「これが何か知ってるの?刻命くん」

 

壁の染みになったと思われる彼のスマホになんで射影機アプリが入っているのか、射影機アプリはハルの2人いる親友(俺は会ったことがない)が作ったアプリで親しい間柄や身内しか配られないアプリだ。ちなみに俺は持っていない。

だとするとスマホの持ち主はハルかハルの親友の関係者ということになる。

 

「…………」

 

「刻命くん?」

 

「いや、なんでもない、そのスマホの持ち主の名前を聞いてもいいかい?」

 

「岸沼くん、岸沼良樹だよ」

 

「そうか、ありがとう」

 

戻れたら、ハルに報告しよう、彼女に辛い思いをさせるのはつらいが、伝えなきゃいけないことは伝えなければならない。

 

「そのアプリの画面はフィラメントといって幽霊や心霊的な物質を表示されるレーダーみたいな感じだ。赤なら霊や怪異、青や緑なら霊的な物質や札等に反応するらしい、これなら児童たちの体の一部も見つかるかもしれない」

ちょうど真下に反応があるので床の隙間から手を入れて探ってみると血濡れの巾着袋が中から出てきた。

中を一応確認してみると切り取られた舌が入っているのが見える。

 

「ウッ……」

 

「鈴本さん、見ないほうがいい」

 

「でもこれで、あの子たちが無くしたものを見つけられそうだね」

 

「篠崎さんスマホを返すよ。使い方はさっき俺がやってみせた通りだ」

 

「うん……やってみる。このスマホが使えるようになったのも岸沼くんが助けてくれてると思うから」

 

 

 

スマホと廊下に目を配りながら歩く、篠崎に鈴本とついていく。

児童達を除霊できるか分からないが、除霊できなかった場合は射影機アプリでの強制除霊も試してみるのもありだなと思った。

 

 

 




アプリが立ち上がったあと、フリーになった岸沼のスマホをいじる篠崎
シザーウーマン、メリーさんやらが並ぶメールにひのえって姉の名前を見つける。

件名
〇〇駅に8時集合

本文
明日はよろしくね

寝坊しないように!寝坊したら私が起こしにいっちゃうからね
あと、お昼は私が作ってくるから楽しみにしてね(かわいい女の子のスタンプ


あゆみ「……きっと同じ名前の別人よね」

普段家族相手にも敬語を崩さない姉の違う側面をみたような篠崎は現実逃避することにした。





メールはコンビニ案件でペアで行動する際の待ち合わせのメール




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