深夜のコンビニバイトは忙しい時もある。   作:秋涼

4 / 25
大分ご無沙汰してますが生きてます。
エタりはないので気長にお待ちください。


はじまり2

文化祭が終わり、少しクラスメイトと話して帰路についていた。

今日はバイトがなかったが、今日の夜勤のひのえさんが依頼で急に出なくてはいけなくなり、私が代わりにバイトに出ることになったのだ。

私がバイトにつくまで恭也さんが代わりに入ってくれるらしい。

ちなみにひのえさんは委員長のお姉さんだったらしい。良樹から聞いた。

 

委員長には私がまじないや怪談話をやめるよう注意する為うっとおしがられている。害がない怪談話やおまじない等をやっているときはいいが、こういう事が入り口になって聞いたら呪われる怪談話、行ってはいけないおまじない等を行ってしまい大変な事になることがあるから注意してるのだ、良樹は仲のいいひのえさんの妹だからか甘く、ただの怪談話とかただのおまじないだから大丈夫だろ、と言っていたが、こういう事に関しては良樹とは意見が合わない。なまじ対処が出来てしまうからすこし警戒心が足りない。明日当たり再度良樹に注意しようと心に決めて家路を急ぐ。

 

雨が降る中、部屋に帰り、バイトへいく準備をしていると隣の良樹の部屋からこちらへ向けて壁ドンでもしているかのようにドン、ドンと音が聞こえる。

 

騒がしいなと思いつつ無視してるとさらに大きい音が立ててきた。

このままだとまた住人から苦情を貰ってしまうため、溜息をしながらいざという時用に預かっている良樹の部屋の鍵を持って部屋を出る。

 

今、良樹が部屋にいないのは知っているので、良樹の部屋に居着いているメリーさんが私を呼んでいるのだろうと判断して部屋に向かう。

 

義兄が結婚する前は義兄の部屋にいたのを見たことがあるが、結婚する少し前、ことねさんと義兄が付き合うようになって姿を消したと思ったら、気付いたら良樹の部屋にいたメリーさん、あいつはイケメンの近くに寄りつくのだろうか。良樹相手には愛想を振りまくっているようでなんだかんだ面倒見がいい良樹が服を買ったり、部品などを買って色々いじっているため、いまは怖い人形というよりはすごい金が掛かったドールという見た目になっている。最近は良樹が持田から借りたゲームのキャラのコスプレをしているらしく、世以子が私の部屋に遊びに来た時に暇になってほかに遊べるゲームがないか良樹の部屋に突撃したとき、タンスの上に黒い布のような目隠しをして黒いドレスを着てポーズを決めているメリーさんがいた。

良樹は貰い物だと皆に説明しているが、良樹の部屋に来たことある人間は良樹が人形の趣味を誤魔化す為に言っていることだと思っているが、本人が否定しているから納得している振りをされている。

メリーさんが動くことを知らない人間はメリーさんがちょくちょく恰好を変えてタンスの上でポーズも変えていることから、良樹が服を着せてポーズをとらせているようにしか見えない為、良樹が人形趣味を持っているようにしか見えないから仕方ないね。

良樹しかいないときは割と自由に動き回っているらしく、ゲームをしているときは膝の上に乗って良樹がやっているゲームを見ているらしい。わりと付き合いながいけど私は彼女に襲われた記憶しかないのだが、良樹と義兄はどうやってメリーさんを手懐けたのだろうと今度聞いてみるのもいいかもしれない。

 

良樹の部屋に鍵を開けて入ると玄関に良樹が普段バイトに行く時に使っているカバンと色違いのカバンが玄関先においてあり、中を開くと文字が書かれた紙とカバンの中に食料や水、霊石灯などグッズがギチットつまっていた。紙を見ると ヨシキ ニ モッテイケと書いてある。メリーさんが私にこういう事をするのは羽生蛇村の時以来だったのですこし嫌な感じがするのでカバンを背中に背負って部屋に戻って急いで準備することにする。

恭也さんには悪いけど少し残業してもらおう。

 

 

雷が鳴る大雨の中、カッパを着て学校目指して駆ける。背負ったバッグは結構な重さだが、走る分には問題ない重さだ。すれ違う人は少ないが猛スピードで走っている私に何事かと振りむいていたりするが一刻も早く学校へ行かないといけない為、人目を気にする余裕はない。

 

学校につき、昇降口につくと丁度こともが学校から出てくるところだった。完全武装な私を見て固まっている。

普段なら声をかけるところだが、急いでいるためスルーして良樹達がいるだろう教室へ駆ける。

 

階段を駆けあがり、もう少しというところで教室の方から異様な雰囲気が広がっている。

教室が見えてきたところで教室から結衣先生が吹き飛ばされてくる。

先生の傍に駆け付けた後、教室を見ると廊下側は全然揺れてないのに教室は大地震が起こったような揺れがつづいており、教室の真ん中に大きな穴があいてるのが見えた。教室にいる生徒達は穴に吸い込まれるように落ちていく。落ちた先は下の階の教室ではなく、違うどこかに繋がっているようだ。

良樹は委員長を抱えながら、テレビ台を掴んでぶらさがっていたが、穴から生徒達全員に伸びる黒い線みたいな縁に引っ張られて穴に落ちていった。落ちていく際私を見て、先生を頼んだと叫んでいた。

 

咳き込んでいる先生をみると良樹達と同じく穴から先生にも黒い縁が伸びていているのが見えた。

教室に空いてる穴が先生に向かって広がっていくのが見えた為、慌てて先生につながっている縁を切る。

縁を切ると教室から先生へ向かって広がってきた穴がどんどん小さくなっていくのが見えた。

どんなことをすればこんな事態になるのかまったく見当がつかないがいま穴に入らないと良樹達を見失うことになる。

慌てて後を追ってきて、肩で息している こともに先生の介護と義兄に連絡をお願いして、私も小さくなりつつある穴に飛び込んだ。

 

 




ハル「メリーさんから電話が来て後ろを振り向くと付箋がついたドールファッション誌が置いてある。これが着たいってことかな。」

メリーさんを綺麗にしたり、服を作っているのはハル。
良樹の部屋にいないときはハルの部屋にいることも多い。
材料費などの請求は良樹にいっている模様
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。