-エースside-
今、エースは、IS学園1年1組のドアの前にっている。織斑・・・じゃない織斑先生が入ってからだいぶ経つが、何をしているんだ?なにやら中は騒がしいが・・・
にしても、護衛か、今まで一度もそんなことしたことないが、大丈夫だろうか・・・まぁいい。
すぐになれるさ。とにかく織斑先生の弟を護ればいいだけの話だ。
「ポートガス、入ってこい」
エースは教室の中に入り、教壇に立った。
「自己紹介しろポートガス」
初めは肝心だ。そういえば、小さい頃よくルフィやマキノと練習したな。よし、いっちょやったるか。
「おう。俺の名前は、ポートガス・D・エース。織斑一夏の護衛としてここに入学することになった。これからよろしくな」
沈黙が続く・・・俺なんか変なこと言ったか?と考えていると・・・
「護えい~!?」
みんな、驚いた顔でこちらを見る。・・・
「ああ、そこにいる織斑一夏が世界初の男性搭乗者になって、政府が、護衛をつけることに
したんだってさ。それで、選ばれたのが俺っていうこと。まぁ、織斑先生の推薦だがな」
というと、みんな織斑先生へと視線を向ける
「まぁ、そういうことだ。それじゃ、時間もきてるからポートガス席に着け。お前の席は、織斑の後ろだ」
言われたままに席へ向かい着くと、織斑一夏が後ろを向き小声で言ってきた。
「知ってると思うけど織斑一夏だ。よろしくなポートガス」
「ああよろしく。それと、エースでいい。そっちの方が慣れてるからな」
「分かった。じゃあ、俺も一夏でいいから。改めてよろしくなエース」
「よろしく、一夏」
こうして一時間目の時間を迎えた。
「・・・これは、さすがにきついな」
一時間目のIS基礎理論が終わり、今は、休み時間。エースはぐったりしていた。
IS学園では、コマ限界までIS関連教育をするため、入学当日から普通に授業がある。
「ぐぅー」
腹減ったー。早く飯食いたいなと思っているところ、前にいる一夏が声をかけてきた。
「エース今の授業の内容分かったか?俺は、全く分からなった」
どうやら、一夏の方もだいぶきているようだ。疲労の顔が伺える。まぁ、一夏はそれだけじゃないようだが。
「お前と同じだ一夏。にしても、お前はそれだけじゃないだろ、俺より醜いぞ」
「ああそのことか、実はな女子からの目線でめいっていてな・・・ってお前はなんともないのかよ!?」
「ん?別になんともないが・・・」
一夏は、きょとんとした表情でこちらを見ていた。
首をかしげるエース。なぜ、そんなにしているのか理解していないような表情だった。
「いや、普通に周りが女子しか居なくて、こんなに見られてたら「ちょっといいか」・・・えっ?」
話に割り込んだ声の方を見るとそこには、黒髪のポニーテールで織斑先生ほどではないが、少し目が鋭い女子が立っていた。
「箒?」
どうやら、一夏の知り合いのようだ。
「少し一夏と話がある。借りてもいいか?」
「いいぞ、そんなに大した話じゃなかったしな。それじゃ、後でな一夏」
ふぅー、あとは時間がくるまで寝ておくか。少しは、空腹を誤魔化せそうだし。とエースは、目を閉じた。
2時間目のチャイムが鳴り授業が始まった。エースは、チャイムと同時に起きた。
そして、授業が進んでいくが、どうも、集中することができない。元からエースは勉強が得意な訳ではない。それから、目の前がだんだんと暗くなりねてしまった。
・・・気がつくとエースは、海が見える丘にいた。目の前には小さい頃のルフィが縮こまって泣いていた。
・・・夢か、しかもサボが死んだときの記憶だな。
すると、ルフィがこちらに向かって涙声で言ってきた
「・・・・・エースは死なねぇでくれよ・・・・!」
エースはルフィの頭を叩き・・・
「バカ言ってんじゃねェよ!!おれの前にてめェーの心配しやがれ!!!おれより遥に弱ェくせによ!!!」
そして、エースは、真剣な形相になった。
「いいか覚えとけルフィ!!!おれは死なねェ!!!」
ああ、そうだ、あの時俺はああ言ったんだよな・・・
つくずく、不甲斐ない兄だぜおれは・・・
そして、頭に、打撃をくらい目が覚めた。
すると、目の前には、怒った織斑先生が立っていた
「何をしている、馬鹿者。今は授業中だ。さっさと起きんか」
「すみません。」
「分かったならいい。山田先生、続きを」
さっきの打撃、覇気まとっていたよな・・・まあ、いいか。
授業が再開した。
2時間目が終わり、休み時間に入った。また、俺と、一夏が会話していると。
「ちょっと、よろしくて?」
声のする方を向くと今度は、金髪でいかにもお嬢様みたいな雰囲気の女子が立っていた。
「「なんだ?」」
「まあ!なんですの、その返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応
の態度というものがあるんではないかしら?」
はぁー、と心の中でため息をつくエース。これが、織斑先生から聞いていた女尊男卑か?なんだか、
天竜人みたいな奴だな。まあ、でもあいつらは、庶民の空気すら嫌う奴らだったから、少しはましか。まあいい、寝よう。そして、何か言っていたようだが、俺は気にせず次の授業が始まるまで寝た。
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