俺が殺人鬼の生まれ変わりってマ?   作:輪廻の主

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その内キャラ紹介を纏めた物を作りますね。

皆さんは廻り者の才能なら誰の才能が欲しいですか?

自分はシュレティンガーの才能が欲しいですね。便利そうだから。あとはアインシュタインの才能も良いですよね。あれが有れば絶対に遅刻しない(笑)


原作でまだまだ未知の廻り者が出てくるのが楽しみですね。

それでは本編です。



引っ越した後は回りの物を揃えるのが大変なんです

あれからファミレスを出て俺の家に向かってる途中だ。

 

たわいもない話をしながら夜道を夕日に照らされてる町を歩く。話している内容は最近のホームでの出来事だったり、俺の学園生活みたいな………半分はどうでも良いことだ。サンソンや小太郎からは、一人暮らしについてのアドバイスを求められた。とりあえず冷蔵庫と電子レンジと洗濯機は必需品とだけ伝えておいた。やっぱり文明の利器ってスゲーや。

 

ホームには3月の頭に行ったから、1ヶ月ほど顔を出していないのか。そんで3月の時が3ヶ月ぶりとかかな? でもこれって高頻度だと思う。だって俺以外にも長期間顔出していない奴いるし。あの灰色剣士とかな。

 

 

「あなたは別に遠征組じゃないでしょう?ホームに住めば良いのに、一人暮らし始めちゃうんだから」

 

「さらりと心を読むなアナスタシア」

 

「あら、ごめんなさい。つい魔眼が疼いて」

 

「中二乙」

 

 

まったく。俺のプライバシーを守って欲しいもんだぜ。それに魔眼をそんな事に使うなっての。

 

そうしていると小太郎が何かを感じ取ったようだ。

 

 

「朱鳥殿。はぐれ悪魔の潜伏先が判明しました。夜にでも実行しましょう」

 

 

あー、はぐれ悪魔ね。ちょっと忘れかけてたわ。放っておいてもあのグレモリーに討伐される事は確定だろうが、それだとこの町で被害者が出ることになる。いや、或いはもう出ているのかもしれないが………。

 

 

「OK。じゃあ、日が落ちたら行くか」

 

 

俺の言葉に皆が頷いた。

 

 

「さっきのはあれか?分身が見つけたのか?」

 

「はい。学園に行く前に町中に分身を放っておいてたんです。隠れるのが上手かったようで、少し時間が掛かりました」

 

「いや、それでも凄いよ」

 

 

やっぱ小太郎はスゲェな。これで戦闘もこなせるんだから、伝説の忍の廻り者は伊達じゃねぇってか。

 

まぁ、今回は正直俺一人でも十分なんだが………コイツらが居たら楽に終われるのは確かだな。

 

そう言えば、マリーと一緒に戦うのは初めてかもしれない。サンソンや小太郎は勿論だが、アナスタシアとも意外と共闘したことあるんだよな。

 

つーか今思えば、俺転生してからの人生濃過ぎだろ。激動過ぎだわ。俺って働いてるなぁ………。

 

 

「なんだか朱鳥が遠い目をしているわ」

 

「大丈夫かしら………」

 

「何かあったのでしょうか」

 

「うーん、彼はあまりホームにも顔を出さないからね。定期検診にも来ていないから心配だよ」

 

 

後ろの会話は全部聞こえている。定期検診……定期検診かぁ……。俺って他人にじろじろ裸見られるのが嫌なんだよ。あとよく知らない人に触られるのも好きじゃない。転生前はそうじゃなかったのに、きっと廻り者になってからだな。

 

そうして歩いていくと、俺の家に着いた。

 

家の前には黒スーツを来た男達が10~15人ほど集まっていた。気配からして人間じゃねぇな。

 

その男達と睨み合って………てか一方的にガン飛ばしてるのは黒歌とオーフィス。はぁ、やっぱりか。

 

 

「おーい、黒歌~、オーフィス~。ただいまー」

 

「!朱鳥!お帰り!」

 

「ん、お帰り朱鳥」

 

 

俺が家まで駆け寄ると黒歌とオーフィスが抱きついてきた。

 

おぉふ……女の子の柔らかい感触が最高……じゃなくて。

 

 

「はいはい、すまんが離れてねー。あなた達は日本神話の者で良いか?」

 

 

黒歌とオーフィスを引き剥がし………オーフィスは無理だった。家の前でたむろしていた男達にそう聞くと、一人が一歩前に出てきた。

 

 

「その通りです。我らは日本神話の使いの烏天狗。ここは霧崎朱鳥殿のご自宅で相違無いか?」

 

「あぁ、間違いないよ。あなた達は引っ越しの手伝いをしてくれたんだって?ありがとう」

 

「いや………」

 

 

ん?どうしたんだ?凄い視線をさ迷わせてるけど……

 

 

「そうにゃ!朱鳥どう言うこと!?いきなり日本神話がやってきて、引っ越しを頼まれたので上がらせてもらう、なんて言ってきたのよ!?」

 

 

あー、成る程。つまり、ずっとここで睨み合っていたと。それでまだ引っ越しは終わっていないと。

 

 

「黒歌。俺もこの事を知ったのはつい2時間ほど前だ」

 

「にゃんと!?」

 

 

こうなることは分かってたのにな……。いや、これは黒歌は悪くない。そして烏天狗の方々も悪くない。

 

 

「すまなかった。とりあえず、荷物だけ中に入れてもらっても良いだろうか?荷ほどきはこちらでやっておくから」

 

 

今回は俺の責任もある。事前に電話すれば良かった。コイツらと会えたのがそんなに嬉しかったのか……。

 

 

「うむ……。では、そのように」

 

 

男達が懐から何枚かの呪符を取り出すと、その呪符が様々な家具や荷物が入ったダンボールへと変わった。

 

 

「小太郎、まだ分身は出せるか?」

 

「勿論です」

 

「よし。ならサンソンと小太郎は荷物を家の中に運んでくれ。アナスタシアとマリーは荷ほどきを。俺も直ぐに行くから」

 

 

そう言うと皆は即座に動いてくれた。この場で出来る事が無いと分かっていたからだろう。

 

それにしても………

 

 

「……………ゴクリ」

 

 

恐らく烏天狗達のリーダーが黒歌を…………いや、オーフィスを見て警戒している。

 

そりゃ世界最強の片割れが目の前に居たらビビるか。

 

 

「安心してくれ。アイツは俺達の味方だ。決して日本神話を害する事はしない」

 

「…………その言葉、信じても良いのだな?」

 

「あぁ。もしもアイツが厄介事を持ち込んだら、その時は俺が対処する」

 

 

遠回しに組織の連中は無関係だとも伝えておく。ちゃんと理解されたか知らんが、この烏天狗が優秀な方だと信じておこう。

 

 

「…………承知した。では、そのように主神様と総大将には伝えておく」

 

 

主神様ってのは天照サマで、総大将ってのは九尾の姐さんの事だろう。

 

九尾姐さんには片手で数える程度だが会ったことがある。初めは廻り者関連で京都に行った時だった。その時に色々あって………まぁ、気に入られたと言うかなんと言うか……。そこから日本神話とのパイプ作りが円滑になった。機会があればまた話すとしよう。

 

兎に角、日本神話と妖怪勢力は俺達の組織と友好的な関係だ。オーフィスが居るからと言って即座に敵には回らないだろう。

 

…………大丈夫だ。もしもこの世界が、原作通りに進むのだとしても、まだ半年は猶予がある。アイツらが馬鹿な事を仕出かす前に、なんとかオーフィスに縁を切らせたいんだがなぁ。現状は上手くいっていない。

 

思考に耽っていると、全ての荷物を運び終わったのだろう。烏天狗達が烏天狗達が出てきた。

 

 

「ありがとうございました。それじゃ、九尾の姐さ………総大将と主神様に今後ともよろしくと伝えて欲しい」

 

「確かに承った。では、さらばだ!」

 

 

彼らはまた呪符を取り出して転移術を行使する。淡い紫色の光に包まれると、そこには烏天狗達は居なかった。

 

飛んで帰る訳じゃ無いのか………。

 

 

「さて、荷ほどきだな。一段落したら━━━」

 

「朱鳥殿、朱鳥殿」

 

 

小太郎が焦った様子で走ってきた。おぉ、どうしたどうした。何か嫌な予感がするぞ。

 

 

「黒歌殿とアナスタシア殿が………」

 

 

━━━━━はぁ。

 

自然とため息が出てしまった。

 

 

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━━━━

 

「あなた………朱鳥のなんなのかしら」

 

「私は朱鳥の家族にゃ。そしてここは私たちの家。勝手に決められちゃ困るの」

 

「それは合っているようで間違い。この家は朱鳥の保護者兼後見人が買い取った家よ。最終的な権利は組織にある。この家は朱鳥の家でもあり、私達の組織の社宅でもあるの」

 

「ぐっ………」

 

「分かったかしら?猫さん」

 

 

……………なぁにこれぇ?(遠い目)

 

家に入るとリビングで黒歌とアナスタシアがスタンドを顕現させながら舌戦をしていたでござる。

 

でもアナスタシアが勝ちそうだな………勝ち負けの問題じゃ無いけど。

 

確かにアナスタシアは正しい。でも言い方ってものがあると思うんだ━━━って

 

 

「オーフィスオーフィス、皆を威圧するのは止めなさい」

 

 

ほら、お前の圧力で家がギシギシ鳴ってるから。皆も這いつくばってんじゃん。

 

 

「でも…………アイツ、黒歌いじめた」

 

「そうだね。それでもアイツらは俺の大事な仲間なんだ。それこそ黒歌やオーフィスと同じくらい」

 

「我と黒歌と同じ?」

 

「そうだよ。そしてこれから同じ屋根の下に住む者同士だ。仲良くしなきゃね」

 

 

オーフィスの頭を撫でながら、同じ目線で話をする。丸っきり子供にするやり方だが、オーフィスに通用するのだからこれで良い。

 

 

「……………ん、分かった」

 

 

僅かな間を置いてオーフィスの威圧が止まった。俺と黒歌を除く皆は息も絶え絶えで倒れている。

 

 

「お疲れ~。頑張ったな。気を失わなかっただけでも凄いぜ」

 

「ハァ……ハァ……流石、世界最強の龍神……格が違いすぎる」

 

「まぁな。俺らじゃオーフィスには逆立ちしても勝てねぇよ」

 

 

皆が完全に立ち直れるにはそう時間は掛からなかった。

 

今日の晩飯は俺が作るか~。その間皆には交流がてら荷ほどきをしていてもらおう。

 

 

「よし、俺は晩飯の準備をしてくるから。お前らは荷ほどきをしつつ交流してろ」

 

「ちょ、ちょっと朱鳥……」

 

「アナスタシア、この家に住むのは良い。この家の権利は組織にあるってのも事実だ。だけど管理してるのは俺だ。ここに住むからには、最低限のルールは守って貰うぜ。その1、家の中での戦闘行為は一切禁止する。2、飯の時は皆揃ってから。その他にも色々増えたり減ったりするが、この2つは守ってくれよな。それじゃ、解散!」

 

 

それだけ言って俺はそそくさと台所へ引っ込んだ。小太郎とサンソンが上手くやってくれる事を願うぜ……。

 

さ、今日の晩飯は何すっかな~。

 

 




またまた期間が空き申し訳無いです。


さてさて!ハイスクールD×D世界においての廻り者の強さ基準ですが、まだ現段階では詳しくお話出来ませんが、少なくとも純粋な出力、パワー比べならオーフィスに勝てるものは居ません。

いやーホント、ハイスクールD×Dもパワーバランスおかしいな。


皆様のコメントもいつも拝見させていただいてます。沢山のコメントありがとうございます。

コメントの中にもあるように、皆様が気になる事も徐々に判明してきますので(出来たら良いなぁ)お楽しみに!

それではまた次回お会いしましょう!


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