俺が殺人鬼の生まれ変わりってマ?   作:輪廻の主

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雑な戦闘回のようです?

「━━これが訓練で負けたときに悔しくて地団駄踏んでる朱鳥。これは夕飯の時に好物が出て来て思わず笑みをこぼしてしまった朱鳥」

 

「にゃ~~、羨ましいにゃ~。あ、これは昼寝してた朱鳥の寝顔」

 

「おい待て止めろ」

 

 

どう言う事だってばよ………。アナスタシアの部屋に入ると黒歌と写真を見せ合いっこしている……。さっきまで険悪だった二人が、今では同士を見つけた顔をして語り合っている……。

 

て言うか恥ずかしい物を見せるな。いつ撮ってたんだよ!

 

 

「私の撮りテクを甘く見ていたわね。そこにカメラがあり撮りたい物があるなら、私はどんな不可能をも可能にしてみせるわ」

 

 

コイツは何を言っているのか。才能の無駄遣いにも程がある。

 

 

「あらあら楽しそうね。何をしているの?」

 

 

後ろからマリーとサンソンが入ってきた。どうやら向こうは終わったらしい。

 

 

「朱鳥の昔の写真を見せていたの。黒歌は中々良い写真を撮っているわ。さっきはキツいことを言ってごめんなさい」

 

「別に良いにゃ。こうして朱鳥の写真を見せてくれたんだから。水に流すにゃ」

 

「黒歌………」

 

 

なんでだろう………凄く良い雰囲気なのに………あまり釈然としない。

 

何故野郎の写真でそこまで盛り上がれるのか分からん。アイドルとかなら兎も角、俺の写真のどこにそんな要素があるんだ……?

 

 

「うーん、アスカったらこんなに鈍かったかしら?」

 

「彼は鋭い方だと思うけどね。もしくはわざと知らないフリをしているのか、無意識なのか」

 

「これからの課題ね」

 

 

頭を悩ましているとマリーとサンソンが何かを話していた。ちょっとそう言うの多くない?俺も混ぜて欲しいなー。

 

前には俺の写真で盛り上がる黒歌とアナスタシア。後ろにはこそこそと話しているマリーとサンソン。何このボッチ感。ヤバイ、寂しい。

 

ちょっとした孤独感を味わっていると背中に何かがぶら下がるような感覚が………ってこれは

 

 

「オーフィス?」

 

「ん、朱鳥。我、ここにいる。朱鳥一人じゃない」

 

 

小さな手で俺の頭をなでなでしてくれるオーフィスを、俺は思わず抱き締めてしまった。

 

 

「オーフィスマジ天使!!」

 

「?我、ドラゴン」

 

 

そうだよなー。オーフィスはドラゴンだよなー。それも最強なんだよなー。

 

そうは分かっても頭を撫でるのは止めない。オーフィスも嫌がって無いし良いか。

 

 

「……………彼はいつもああなのかしら?」

 

「にゃー、オーフィスに対してはデレデレだにゃ。私もそうやって甘やかして欲しいにゃ」

 

「何言ってんだ。これでも甘やかしてる方だぞ」

 

………さて。

 

オーフィスの癒し成分も補充したし、そろそろ飯だな。

 

 

「おらー、飯食うぞ。皆下に降りてこい」

 

「ん、今日はなに?」

 

「大勢って事もあるし、アレしか無いだろ」

 

「アレ??」

 

 

我が得意料理━━━カレーだッ!!

 

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「驚いた………ホームに居た頃から上手いのは知っていたが、更に腕を上げたようだね」

 

「当たり前だろ?ホームと違って一人暮らしじゃ俺以外に誰も料理なんてしねぇからな。黒歌が来てからは別だけど」

 

 

食べ終わった食器を皆で片付けていく。いつもは三人だけだが、今は七人だ。米もいつもより多く炊いた。ルーも多く作った。いつもとは違う食事風景が少し、いや、かなり面白かった。

 

 

「さて、片付け終わったら行くぞ」

 

「にゃ?どこに?」

 

「決まってんだろ」

 

 

自然と口角が上がる。

 

 

「狩りだよ━━」

 

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「ギャアアアアアアアアアア!!」

 

夜の工場に汚い悲鳴が響き渡る。ったく………クズはクズらしくさっさと死ねってんだ。

 

小太郎の情報通りはぐれ悪魔はあっさり見つかった。2体の片方を俺一人で狩ることになった。別に俺は2体まとめて相手をしても良かったんだが………

 

「流石に朱鳥殿一人に任せる訳には行きません」

 

と小太郎が

 

「君がホームを離れている間に僕達も強くなったんだ」

 

とサンソンが

 

「私達は何も学生生活を満喫する為だけに来た訳じゃないって事を見せてあげる」

 

とアナスタシアが

 

「うふふふ。そう言うわけだから、私達の輝く姿見ててね?」

 

とマリーが

 

もう好きにしろってことで、片方はアイツらに任せた。

 

 

「クソッ、テメェら!絶対殺してやるからなァ!」

 

 

片腕を失った悪魔が何かほざいてるが気にしない。不意討ち気味とは言え、軽い挨拶程度の攻撃すらかわせないとは……。

 

 

「お前雑魚過ぎ。よくそんなんで魔王の妹の領地に侵入したな。自殺願望者ってのもあながち間違いじゃなかったか?」

 

 

手に持っているナイフを弄りながら目の前の悪魔を見つめる。全身に蛇のような鱗を生やした姿で、頭には山羊の角を生やしている。典型的な悪魔って感じだな。

 

 

「へっ、へへへへ、俺に時間掛けてて良いのかぁ?」

 

「あ?」

 

「俺は所詮下級悪魔だ。だけどなぁ!アイツは違う。アイツは神器使いとして中級悪魔としての地位を約束されてたんだ!お前の仲間はすぐに殺される………ケケケケ……。人間ごときが、俺ら悪魔に勝てるわけ━━」

 

「うるせぇ口だなー」

 

 

五月蝿い口はちゃんと閉じてなきゃ駄目だよな。だからちゃんと縫い付けてやったぜ。

 

「ン"ン"ン"ッ!!」

 

「あぁ、さっきお前言ったよな?俺の仲間はすぐに殺されるって。なら見に行こうか」

 

 

悪魔は一瞬呆けたような顔になるも、すぐに怒りを露にして飛び掛かってきた。

 

俺はすれ違いざまに悪魔の両足と残った片腕も切り落とした。

 

 

「ン"ッブ、ン"ン"ン"ン"ッ!!」

 

 

あらら。ちゃんと縫い付けたはずなんだけどな~。口から血が漏れちゃったよ………。伯爵に教わったのにな……。

 

「ま、いっか。ほら行くぞー」

 

 

悪魔の角を掴んで引き摺っていく。ずっと痛みで悶えてるみたいだが知ったことか。

 

 

歩き出してすぐに目の前に何かが飛び降りてきた。

 

 

「やはり朱鳥殿の方はもう終わったんですね」

 

 

何か━━と思ったら小太郎だった。

 

 

「おー、そっちはもう終わったのか?」

 

「まだです。マリー殿とアナスタシア殿だけで戦っています」

 

「ふーん、大丈夫そうなのか?」

 

「アナスタシア殿は兎も角、マリー殿にとってはほぼ初めての実戦ですからね。しかし、ホームでの訓練が活かされたのでしょう。特に危ない様子もありませんよ」

 

「そっか。そいつは良かった」

 

「はい。ところで朱鳥殿。ソレは?」

 

 

小太郎は俺が引き摺っているモノを指差した。見ると息も絶え絶えで、いかにも虫の息って感じだ。

 

 

「やっべ、もう死ぬじゃん」

 

「朱鳥殿?」

 

「あぁ、こいつがイキっててさ。何でも、俺の仲間はすぐに殺される~とか、神器使いとして中級悪魔の地位を約束されてたんだぞ~とか、くだらねぇ事ばっかり喋ってたから縫い付けた。んで、それが事実なのかどうかをコイツに見せてやろうと思ってさ」

 

「成る程………」

 

 

なのにもう虫の息とか。根性ねえなぁ!

 

 

「でしたら先ずは傷口を焼き塞ぎましょう。いくら悪魔と言えど、血を流しすぎては死んでしまいますから」

 

 

そう言うと小太郎は掌サイズの火の玉を出して見せ、その炎を悪魔の傷口にジュッと押し付ける。

 

 

「ン"ッンンンンンンンンンン!!!!」

 

 

声にならない絶叫を上げ苦しむ悪魔。鼻息を荒くし小太郎を睨み付ける。

 

 

「これでよしっと………では行きましょうか」

 

「おー」

 

 

顔色変えずに平然とこう言う事が出来るのは、やはり忍の廻り者だからか。

 

マリー達が戦っていた場所はそれほど離れてなかった。工場の入り口付近で、俺がこの悪魔を追っていく内に奥へ行っちまっただけなんだが。

 

敵の巨大な腕をマリーがガラスのような透明な障壁を作りガードする。その間にサンソンが敵を切りつける。アナスタシアは少し離れた所に座っていた。

 

 

「よぉ、休憩か?」

 

「あら、早かったわね。………なにそれ?」

 

「んー?捕虜的なナニカ」

 

「捕虜にしては待遇が最悪ね。まあ良いのだけど。朱鳥、私眠たいわ」

 

「でもまだ……」

 

あー。まぁ、アナスタシアは夜更かしするタイプじゃないし、久しぶりの戦闘で疲れるのも当然か。それに学園に来る前に日本神話との会合があったらしいし。朝早かったのかも。

 

 

「よし、じゃあ終わらせてもう帰るか。おーーい!もう帰るぞーー!」

 

 

俺の声にマリーが振り向き手を降って答えた。サンソンは視線だけ寄越して相手と対峙したままだ。

 

 

「マリー、君はアスカ達の元へ。後は僕がやっておくよ」

 

「いいの?」

 

「あぁ、勿論だとも」

 

「それじゃ……お願いね?」

 

 

そう言うとマリーはこちらへ走ってくる。

 

 

「どうだった?」

 

「えぇ、とても緊張したわ。でもホームの皆が鍛えてくれたもの!なんとかなったわね」

 

 

ふうーと額の汗を腕で拭うマリー。戦闘のプロでもある小太郎が言ってたんだから間違いないか。

 

 

「サンソン、早く終わらせなさい」

 

「分かってるさ」

 

 

サンソンは自身の大剣を構えゆっくりと距離を詰めていく。対する悪魔は身体中を岩石で固めたような姿をしている。ようなってか、あれは地面のアスファルトを体にくっ付けてるのか?

 

 

「あの悪魔は地面を操れる神器を持っているわ」

 

 

成る程な。ただの剣じゃあの悪魔には攻撃が通じないわけだ。

 

 

「でも、あの悪魔の練度はそこまでじゃありませんよ。あの悪魔はアスファルトや地面を鎧のように自身に纏わせるか固めた腕を巨大化させるかの二通りだけ。あの程度で中級悪魔になれるなら、悪魔社会も程度が知れると言うもの」

 

 

「ほーん。なら雑魚じゃん」

 

 

俺らの会話が聞こえていたのか、悪魔は怒りの形相でこちらを睨み付けた。

 

 

「て、テメェら……!!殺すぅぅぅ!!」

 

 

奴の足下にあるアスファルトが奴自身にまとわり出し、みるみる内にでかくなった。2メートルも無かった身長が、あっという間に3メートルを越える巨体へ。

 

 

「おーおー。こりゃまたビフォーアフター。成長期かぁ?おいサンソン、手貸すか?」

 

 

俺の言葉にサンソンは首を横に振った。

 

 

「要らないさ。もう終わる」

 

「お?」

 

 

サンソンは地面を強く蹴り飛び上がった。

 

 

「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

巨大化した悪魔の拳を難なく避け。更にはそれを足場に奴の足元へと一直線に駆ける。

 

 

「己が悪行を悔いながら死ぬが良い」

 

 

サンソンの大剣は、硬くなった奴の体を、首をあっさりと切り飛ばした。悪魔の身体は塵となって消えた。

 

 

「終わったよ」

 

「お疲れー。んじゃ帰ろっか」

 

「朱鳥殿、朱鳥殿」

 

「んあ?」

 

「それ、どうなさるおつもりで?」

 

 

………………あー、すっかり忘れてたわー。

 

小太郎が指差したのは茫然自失となったボロボロの悪魔。俺がしたんだけど可哀想な奴だよな。俺は思わないけど。

 

 

「…………そいつはもう既に死んでいるさ」

 

「うわ、ホントだ」

 

 

死因は精神崩壊からのショック死かな?ま、どうでもいっか。

 

 

「“火よ”」

 

 

死んじまった悪魔の体を軽い魔術で燃やすことにする。いやー、魔術習っといて良かったわ。才能無いらしいけど。

 

 

「じゃ、今度こそ帰りますか」

 

「ええ。今日はもう疲れたわ。明日はゆっくりしたいわ」

 

「所がどっこい。明日から学校なんだなー」

 

「………ちょっと風邪を引いてしまうかも」

 

「諦めろ」

 

「ううぅ」

 

 

俺とアナスタシアの会話に他の皆が笑う。さっきまで殺し合いをしていたとは思えない気軽さだ。

 

でも、これからだ。時代が動く。世界が変わる。その時、俺達廻り者はどうなるんだろう。

 

俺は……どうしたいんだろう。

 

 




先ずは謝罪を。

この度は軽く失踪してしまいすみませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!!!

私は帰って来た!!!!


はい。えー、そうですね。ちょっと文章についてとか展開について悩んでいたらズブズブと沈んでしまい………。


これからはちょっとずつ更新していきますので、暖かく見守っていてください。

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