ネタ系ローカルアイドル since 2019   作:松浦南北

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叱られるシリーズ第8弾で、今回もグルーブロッソさんからのリクエスト回です。


【リクエスト】ツキちゃんに叱られる!2

前回の話の後、期末テストがあった。Aqoursの活動も一時休止となった。そして努力の結果、私は初めて平均点をすべての教科で超えることができた。

 

テスト終了後の最初の部活の日に部室に行くと今度は月ちゃんと1年生3人組がいた。

 

またあれが始まるのかな…?

 

月「ねえねえ千歌ちゃん、この中で一番、嫌いな食べ物がなさそうな素敵な人ってだーれ?」

 

清ちゃんは鰻も最近克服したって言ってたから…、

 

私「清ちゃんで!」

 

月「じゃあ清ちゃん、鰻って知ってる?」

 

清「もちろん。嫌いだったんだけど克服したんだよ」

 

月「へえー、すごいねぇー。じゃあさ、その刺身は見たことある?」

 

清「ないなぁ」

 

月「なんで?」

 

清「えっ?」

 

月「なんで鰻の刺身はないの?」

 

これは知ってる。

 

清「そりゃ正解の答えだろ?」

 

「…つまんねー奴だなぁ…」

 

清「やった!」

 

月「はい紙とペン用意して!」

 

また漢字…?

 

月「『とうそくちょくせんうんどう』を漢字で書いてください!」

 

これやったぞ。

 

解答オープンの時間がやってきた。

 

最初は…。

 

月「千歌ちゃん、オープン!」

 

私は「等速直線運動」と書いた。

 

月「次は清ちゃん、オープン!」

 

清ちゃんは「等速直線運動」と書いた。

 

月「次は幸恵ちゃん、オープン!」

 

幸恵「ルシファー!」

 

幸恵ちゃんは「等速直線運動」と書いた。

 

月「最後は光希ちゃん、オープン!」

 

光希ちゃんは「等速直線運動」と書いた。

 

月「なるほど。はい全員!つまんねー奴だなぁ…

 

これ初めてじゃないの?

 

月「ほんとつまんなーい。やる気失くしちゃったー。清ちゃん生徒会の仕事お願いねー」

 

清「はーい」

 

職務放棄でこれクビになりかねないぞ…。

 

【VTR 開始】

 

今こそすべての日本国民に問います。鰻の刺身がないのはなぜ?

 

今まさに鰻の蒲焼きを食べている人に聞いてみました。

 

男性「えーっと、骨があるから?」

 

女性「うーん、そうね、ぱさぱさでおいしくないから?」

 

なぜ鰻の刺身がないのかも知らずにやれ「土用の丑の日は鰻だ」だの「鰻と梅干の食べ合わせはよくない」だの、鰻について語る日本人のなんと多いことか。

 

しかし、ツキちゃんは知っています。

 

【VTR 一時停止】

月「鰻の刺身がないのは」

 

ドドン!

 

「血に毒があるから~!!」

 

私「清ちゃんすごーい!!」

 

清「えへへ」

 

【VTR 開始】

血に毒があるから…。

 

仲喜「さすがツキちゃん!生徒会長で鰻のことも知っているなんて、さてはぐるナイのゴチに出られるくらいの食通だな?」

 

月「それほどでも…」

 

詳しく教えてくださるのは、コメット団料理担当の山部仲喜さん。

 

仲喜「鰻は血にイクシオトキシンという毒があります。この毒を体内に取り込むと下痢、嘔吐、皮膚の発疹、チアノーゼ、無気力症、不整脈、衰弱、感覚異常、麻痺、呼吸困難が引き起こされ、死亡することもあります」

 

鰻の毒はかなり恐ろしいものです。しかし、食べられるのには理由があります。

 

仲喜「しかし、その毒はタンパク質性のため、60℃位で失活してしまいます。しっかり加熱して蒲焼きで食べるのはそのためなのです」

 

では、刺身で食べるにはどうすればよいのでしょうか?

 

仲喜「えっ?刺身で食べたい、だって?では、ここに私が沼津港で密漁してとってきたうなぎが1匹いるので、これを調理しましょう」

 

本当にやるのですか?

 

仲喜「はい。食べたいんでしょ?」

 

当たり前ですよ!

 

仲喜「では、まずはこの鰻を締めます」

 

生きていた鰻なのですね。

 

仲喜「次に、開きます」

 

背中から開く。東京流ですね。

 

仲喜「そして、切ります」

 

鰻は白身です。

 

仲喜「ここで厄介な作業が入るのです」

 

それは?

 

仲喜「とにかく血を洗い流す!!」

 

私もやってみましょう。

 

仲喜「あなたメガネをかけてないでしょう?目に入ってもやばいからだめです」

 

目に入ると結膜炎になるそうです。

 

しばらくして、

 

仲喜「これでいいかな」

 

もう食べられるのですね。

 

仲喜「はい。このまま盛り付ければ完成です」

 

そして盛り付けたあと、

 

仲喜「あの、すみません、お名前は…?」

 

三井といいます。

 

仲喜「では三井さん、一緒に…食べませんか♥」

 

ええ、もちろんです。罪な感じはしますが…それよりそのウルウルした瞳、かわいいですね。

 

※このあとこの鰻の刺身は皆さんで美味しくいただきました。

 

というわけで、鰻の刺身がないのは…、

 

血に毒があるから…でした。

 

仲喜「ツキちゃんは今何を食べたい?」

 

【VTR 終了】

月「それより密漁だめでしょう?警察呼ぶよ!?」

 

※このあと仲喜くんは無事任意同行を求められました。

 

月「さあ、わかったかな?」

 

光希「なるほどです!」

 

幸恵「勉強になったわ!」

 

月「じゃあ、時間も時間だから練習にヨーソロー!!」

 

私「それ曜ちゃんのセリフ〜!!」

 

こうして練習が始まるのでした。




次回から次期生徒会の話になります。
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