※今回の花丸ちゃんの感度は本編と違うことを念頭に置いてお読みください。
マル「はぁ〜!未来ずら!未来ずらよ!!」
俺「これのどこが未来なんだよ?」
俺とマルは新居町工場の事務室でいろいろな鉄道車両の発車動画を見ていた。そしたらあの1975年製の東急8500系電車や同時期につくられたキハ40系気動車で「未来ずら」って言うんだよ!?これ異常事態じゃないの!?
クリオス「おや君たち、何をやっているのかな?」
俺「なんかマルが45年前の電車で『未来ずら』って言うんですよ。クリオスさん、これってどう思いますか?」
クリオス「私はこんなの古すぎると思う。E235系でも時代遅れだと思うんだけどな。あれがワンマン運転対応だからって、自動運転じゃなきゃ意味ないさ。私の星では列車の自動運転は当たり前だよ」
花丸「自動運転が当たり前?未来ずら〜!!」
俺「じゃあ、今から中部高速鉄道の電車を見に行きましょう。今回は時代遅れとかは関係ありません。化け物かどうかを判断していただきたいです」
クリオス「わかった」
こうして3人でまずは新居町駅に向かうのだった。
~※~
まずやってきたのはG3600系電車。オールステンレスなのに編成重量は400tと重いが、編成出力が6400kWと大きい。
モーター出力自体は400kWであり、インバーターはGTOサイリスタを使用しているので、発車時の音もうるさくなる。ただ、今回はエンジンを回してはいなかった。
クリオス「これが中部高速鉄道の電車か」
俺「率直な感想をどうぞ」
クリオス「まだまだこれは甘い。もっといいものを見せてくれ」
俺「わかりました」
…と思ったその瞬間、エンジンがかかった。エンジン自体は出力が2720psなので、音もかなりうるさくなる。
しかしクリオスさんは平気だ。
クリオス「これだけ?」
俺「電車と電気式気動車はこれだけです」
クリオス「こんなの全然化け物に入らないさ」
俺「そうでしたか…」
凄く残念。ただし、まだ液体式気動車及び機関車が残っているので不安にはならない。
とりあえずこの列車は飛騨本線直通なので楠駅に出よう。
対向列車がやってきた。液体式気動車G12000系の普通列車だった。
クリオスさんは何食わぬ顔で列車を見つめていた。恐らくこの手の類は彼の故郷にもあるということだろう。
発車時にはうるさいエンジン音が地下に響く。1基で1360psのエンジンを2台も積んでいるのでその音は半端ない。
しかしクリオスさんの反応は…、
クリオス「これだけ?」
俺「液体式気動車はこれだけです」
クリオス「つまんないな…」
参ったな…。でも後悔はない。最終兵器が新居町工場にあるので新居町工場に戻ろう。
〜※〜
新居町工場に戻ってから。
俺「最終兵器はこれです」
その最終兵器とはバカでかい図体をしたマンモスディーゼル機関車、DP101である。
クリオス「なんか強くなさそうな見た目だな」
マル「未来ずら〜!!」
まあ、強くなさそうな見た目というのはわかるだろう。機関車自体は2017(平成29)年製だけど基本デザインは1923(大正12)年のものだからな。
しかしこれのどこが未来なのか、俺にはわからなかった。
クリオス「一旦エンジンをかけてみてほしい」
俺「わかりました」
俺はスマートキーを持っており、リモートスタート機能を備えていたので、ボタン1つでエンジンをかける。
ものすごくうるさいので本当はやりたくなかったんだが、お願いされたらやるしかない。
しかしクリオスさんは驚かない。
クリオス「そのまま発進させてほしい」
俺「わかりました」
こうなったら機関車に乗るしかない。俺は乗って車庫の中約800mを往復した。これもうるさいからやりたくなかったんだが…。
クリオス「これだけ?」
俺「はい」
クリオス「この勝負、我々の勝ちだ!!」
俺「参りました…」
クリオス「まあ、お前らのその車両を改造させるつもりはないが、いつかすべて潰す。覚悟しとけよ…」
クリオスさんは去っていったが、果たして中部高速鉄道は無事創立420周年(*1)を迎えることができるだろうか…?
次回は静真高校のある部活動がAqoursに挑戦状を叩きつけます。