由美「はいどうも」
私「いきなりどうしたのこんなときにZOOM開いて?」
私はいきなり由美ちゃんにZOOMで呼び出された。何をやるんだろう?
由美「このリモートワークを機に迷列車で行こうをやろうかなと」
私「…私と2人だけ?」
由美「だっていないんだもん他に適任」
私「…だろうね」
由美「さあ、始めるか。今回は南海電鉄の吊り掛け電車1521系および2051系です」
私「また?」
由美「仕方ないさ。作者さん吊り掛け大好きだもん」
私「それなら仕方ないね。うん。始めよう!」
【OP♪Aqours『HAPPY PARTY TRAIN』♪】
南海1521系と南海2051系は1959年から1962年にかけて登場した、在来車からの機器流用による通勤型電車です。
1521系は在来の木造車の淘汰を目的に2M1Tの3両編成4本が製造され、主に普通列車に充当されました。
主電動機は国鉄63系電車を買収した1501形の1513〜1520の電装解除で発生したMT40形主電動機を使用。出力は113.6kWでした。
駆動方式も吊り掛け駆動、歯車比は64:25で2.56となっています。
制御方式は抵抗制御。流用品を改造した三菱製のALF制御が採用されました。
ブレーキ方式は従来車と同じA動作弁の自動空気ブレーキが採用されています。
台車は新造品で、ペデスタル式の空気ばね台車が採用されました。
ロングシートを備える21m級の片開き4ドア車体となっており、モハ1521-サハ3801-モハ1521の3両編成で構成されましたが、昇圧直前には4両編成や2両編成に組み替えることも多かったようです。
~※~
私「2051系は?」
由美「今から説明します」
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2051系も同じ目的・手法で製造された通勤型電車です。
こちらは4両編成2本が製造され、主に急行列車に充当されました。
主電動機は2001形2025〜2028の電装解除で発生したMB-186AFRを使用。出力も150kWとMT40に比べ1まわりほど大きいものでした。
駆動方式は吊り掛け駆動ですが、歯車比が66:31で2.13となっている点で1521系とは異なります。
制御方式、ブレーキ方式、台車は1521系と共通です。
車体は1521系のものをベースに座席の奥行きを広げて座り心地を良くしたものになっています。
こちらはモハ2051-サハ3801-サハ3801-モハ2051の4両編成で構成されました。
昇圧直前には普通列車に充当されるようになっていました。
これら2形式ですが…、
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由美「昇圧時に大規模改修工事が行われました」
私「まさか…?」
由美「そのまさかです。続きをどうぞ!」
~※~
1973年に架線電圧が昇圧されました。この時、大半の吊り掛け電車は12001系や21201系を含めて廃車になりました。
しかし、吊り掛け電車の中でも1521系と2051系は最も車齢が若く、全鋼製車体を使用していたので昇圧工事の対象となりました。
それでも後に登場した高性能車7000系・7100系とは性能差が大きく、かつ両数も20両と少なかったため、支線区向けに改造されました。
まず2051系の150kWモーターは昇圧不可能だったので廃棄され、2054は電装解除しクハ3901形に形式変更、それ以外の3両はMT40に交換し、モハ1521形に形式変更の上いずれも1521系に統合。
制御装置もALFから日立製作所製のMMCに変更。同時に電動発電機も搭載。弱め界磁は省略されました。
ブレーキ方式をA動作弁の自動空気ブレーキからHSC電磁直通ブレーキに変更。
モハ1521形のうち偶数番号の車両は両運転台車に改造。
サハ3801形は制御付随車化されてクハ3901形に形式変更の上、旧2051系も1521系に統合。
前照灯ケースはそのままに前照灯をシールドビーム2灯化。
冷房装置の搭載は廃車まで行われませんでした。
改造後は天王寺支線・加太線・多奈川線で2両編成、高師浜線・和歌山港線は単行で運転されましたが、1984年に天王寺支線の天下茶屋-今池町間が廃止になると、1524と1526の2両がそこの専属車両となり、同時に和歌山港線が2両編成化されています。また、この頃に余剰車となっていた3908と3909は系列のトップを切って1985年4月に廃車となりました。廃車後、3909の車体は喫茶店の店舗として再利用されましたが、1989年の閉業により解体処分されています。
さらにその後、1985年6月16日には汐見橋線(高野線の一部)が分断されるのに伴い、2両編成3本が専属車両となりました。
1993年に天王寺支線が廃止になると、1524と1526は和歌山港線に転属しています。
1994年以降は高野線の22000系を改造した2200系、2230系の転用により廃車が進行。1995年10月の和歌山港線のさよなら運転をもって全車が引退しました。
最後まで残った10両は1521, 1526, 1528, 1529, 1531, 3901, 3903, 3905, 3906, 3907で、これらは11月20日に廃車となっています。
これをもって南海線から吊り掛け車と鋼索線以外の非冷房車が消滅しました。
それ以外の8両は弘南鉄道に譲渡されましたが、
●4ドア車体で保温性に欠けたこと
●車体の痛みが激しいのにもかかわらず部品の調達が困難であったこと
などの理由により2008年までに全車が廃車、解体処分されてしまいました。これをもって南海1521系および2051系を出自とする車両は全滅しました。
〜※〜
由美「今回は以上です。いかがでしたか?」
私「南海は難解だなぁって思った」
由美「上手い!!」
私「やった!」
由美「そろそろ締めようか」
私「うん!」
由美「じゃあまた次回!!」
全員「ありがとうございましたー!!」
【ED♪コブクロ『君という名の翼』♪】
この車両は吊り掛け電車としては長寿命だったと思う。35年以上も使うっていうのはこれぞベテラン車両って感じでいいね♪
次回は5月20日の蒲郡線ロケです。もしかするとこの作品初となる他作品からのキャラが登場するかも。
※この話もpixiv転載予定でしたがトラブルにより退会しているので立ち消えとなりました。