ネタ系ローカルアイドル since 2019   作:松浦南北

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ルビィちゃんの受験終了企画です。もちろん黒澤ルビィ視点で書きます。


大井川の山に登ったら…

皆さんお久しぶりです。黒澤ルビィです。今日は人生初となる念願の一人旅をしようと思います。

 

受験は、だって?一応一通りはできたよ。もしこれで合格したら由美ちゃんと一緒に同じ大学に通えるから楽しみなんだぁ♪

 

とりあえず沼津から中部高速鉄道の普通列車新居町行きに乗って日切駅に出る。

 

起動加速度が3.6km/h/sで、最高速度も各停の中で最速レベルの144km/hが出るからかなり速い。表定速度も100km/hを超える。

 

日切駅を降りて待っていたのは大井川鐵道の7200系。2014年に十和田からやってきた新参者なんだって。

 

ロングシートだけどそれほど古さを感じられない、そんなスタイルの車両でした。

 

〜※〜

 

千頭着。乗り心地は比較的良かった。そのままトロッコ列車に乗って井川まで行く。

 

トロッコはスロフ300。軸バネがないからゴツゴツした乗り心地が特徴。

 

乗ること約40分。アプトいちしろ駅に到着。

 

そこに現れたのは巨大機関車ED90。アプト式のラックレールを備えた、日本でもここだけと言う珍車なんだよ。

 

列車は90‰の坂をゆっくり上っていく。まるでケーブルカーみたいだ。

 

そして長島ダムを越えたあとは水辺のきれいな奥大井湖上駅を過ぎ、井川に到着する。

 

ここから堂平駅や夢の吊り橋まで歩いてみようっと♪

 

ただどこを歩いても暗い森の中。ルビィ眠ったら死んじゃうよ、そう言い聞かせて歩く。

 

それでも道に迷っちゃった…

 

ルビィ「どうすればいいの…お姉ちゃん助けて…」

 

そして完全に方向感覚を失い、その後の記憶がまったくない。

 

〜※〜

 

目を覚ますと、妖精さんが目の前に現れた。

 

ルビィ「はじめまして…黒澤…ルビィです…。ここは…どこ…?あなたは…誰?」

 

妖精「私はこの大井川沿いのお茶の妖精、茶之木みどりと言います。黒澤ルビィさん、はじめまして」

 

ルビィ「もしかしてルビィは寝ちゃってたのかな?」

 

妖精(みどり)「はい。死ぬといけないと思って起こさせてもらいました」

 

ルビィ「ルビィ実はこの辺りに来るのが初めてで、それで夢の吊り橋を見に行こうとしたら道に迷っちゃって…」

 

みどり「なるほど…。ところで聞きたいのですが、ルビィさんはリニア中央新幹線には反対ですか?」

 

ルビィ「ルビィは…どちらかといえば反対です。ルビィの応援している中部高速鉄道から多くの客を奪うことになるのと、大井川の源流から水を減らすことになるからです」

 

みどり「ルビィさんはすごく優しいですね」

 

ルビィ「えっ?」

 

みどり「私はリニア建設には猛反対です。あなたのおっしゃる通り、大井川の源流に影響を与えるのは目に見えています。それとJR東海はちゃんと対策をすると言っていますが、それも信用していません。その結果、川根のお茶が飲めなくなりそうで、私たちお茶の妖精も泣いているんです…」

 

ルビィ「実はルビィにも広島にお友達が4人くらいいて、その人たちが全く後先考えずにリニアには賛成だって言ってるの。本当にルビィたち静岡県民の立場になって考えてほしいよ!!」

 

みどり「その気持ち本当にわかります。そうだ。よかったらこの辺りを案内しますよ」

 

ルビィ「ありがとうございます!!」

 

この辺りを案内してくれる優しい妖精さん…本当に感謝しています。

 

とりあえず堂平駅跡付近に茶屋があったのでそこで一服させてもらう。

 

ぼたん肉のフランクフルトとか川根名産の抹茶とか色々ご馳走してくれました。

 

そして最後に…、

 

ルビィ「お土産があるから渡したいなぁって」

 

みどり「えっ?」

 

ルビィ「これ。ルビィは海辺で数年前からスクールアイドルAqoursをやっていて、中部高速鉄道から働きかけがあって存続しているんです。なのでAqoursメンバーの代表としてこちらをどうか…」

 

ルビィが渡したのはのっぽパン。

 

みどり「のっぽパンですか…これ一度食べたかったんですよ。沼津からわざわざありがとうございます」

 

ルビィ「良かったら麓まで降ります?」

 

みどり「いえ…私はやめておきます。私はここの妖精なので山から出るとこの自然が保たれなくなります」

 

ルビィ「そうでしたか…」

 

みどり「それでも井川駅までなら送っていけると思います」

 

ルビィ「えっ…いいの?ありがとう!!」

 

そして井川駅に戻ると…、

 

みどり「最後にこれお土産です。でも開けるときは慎重にお願いしますね」

 

もらったのは玉手箱であった。

 

ルビィ「ありがとう。これルビィの宝物にするね。それとまた井川地区に来ていい?」

 

みどり「もちろんです」

 

そして最終列車でお別れ。

 

ルビィ「またねー!!」

 

そして麓に戻る。

 

〜※〜

 

千頭駅到着後のこと。

 

由美「あれ?ルビィちゃんじゃないか。山奥で迷ったって言ったから心配したんだぞ?」

 

ルビィ「ごめんなさい由美ちゃん…でもね、ルビィ山奥で妖精さんと出会って楽しくお話したんだぁ♪」

 

由美「えぇ〜っ!?今度俺も1人で行こうかな…」

 

ルビィ「由美ちゃんは確かリニア反対派だよね?」

 

由美「そうだけど」

 

ルビィ「それなら大丈夫だね」

 

由美「それはそうとその箱はどうしたんだよ?」

 

ルビィ「これね、妖精さんからお土産でもらったの」

 

由美「なんか玉手箱っぽいから軽々しく開けちゃダメなパターンじゃん」

 

ルビィ「少しずつならいいと思うけど…」

 

開けてみよう。そろりそろりと…

 

ビヨヨーン!!

 

由美「ドッキリ大成功…ってびっくり箱じゃないか!!これはすごいぞ。ルビィちゃんの一生の宝物にしようね」

 

ルビィ「うん!!」

 

こうして2人で帰路につき、金谷駅にて解散した。

 

ちなみに由美ちゃんは大井川鐵道に再訪していたという話だったけどまさかばったり会うとは思ってもいなかった。

 

さて、今回はなんとも不思議かつ有意義な時間を過ごすことができた。今後も環境問題としっかり向き合っていく、それから自分の意見はちゃんともつことを誓い、ルビィの締めとさせていただこう。




子供向けアニメのようなほっこりとした感じに仕上げようと思ったら社会風刺になってやんのwww

ちなみに私はリニア建設には消極的反対です。とにかく大井川の源流は貴重なのでそれが減るのは以ての外です。しかし、JR東海が水を汲み上げるなどの対策をちゃんとしてくれれば私も是認します。…まあ何よりリニアの試乗会行ってるから断固反対はしにくいというのもあるし。

次回は春の近鉄祭り第2弾です。春の近鉄祭りは全部で4回とします。
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