ネタ系ローカルアイドル since 2019   作:松浦南北

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今回は全部ギャグやグダグダとかをやめて最後感動モノに仕上げようと思います。

視点はデフォルトの高海千歌とします。


【200話記念】私たちの想い

新居町運転所は年度末ということもあり今日も平和ではない。

 

それからここ2〜3ヶ月くらい由美ちゃんは新居町運転所のバタバタ等あって色々疲弊しているせいか日常生活で笑顔を見せたり笑い声を聞いたりすることが全くなくなった。フォロワーさんと会っているときと収録中以外は仏頂面であることが多い。

 

そして何より傷ついたのは…、

 

 

 

曜「聞きたいんだけど由美ちゃんは旅と私たちだったらどっちを取るの?」

 

由美「流石に旅って言わせてよ」

 

ガーン…

 

曜「えっ…そんな…」ナミダボロボロ

 

由美「でもこればかりは…」

 

曜「由美ちゃんの馬鹿ぁーーー!!」ダッ

 

というやり取りがあったと曜ちゃんから聞いたこと。

 

もう千歌たちは捨てられたんじゃないかと絶望した。

 

しかしそんな中、由美ちゃんから話があると言われて新居町運転所に来てみた。

 

私「…で、話って何?」

 

由美「今から言うからよく聞いてね?」

 

私「いいよ」

 

由美「千歌っちは俺のこと好き?」

 

私「うん。もちろん」

 

由美「俺も千歌っちのことは大好き。愛している。だけどついつい冷たく当たってしまうでしょ俺って。気分が乗らないと結構こういうことあるんだ。これもここ最近の疲れのせいもある。小学校時代や中学校初期には俺いじめられてきたし、中学の後期から勉強量も増えて…全く持って精神的に安定してこなかった。そのせいで痩せるし、すぐ病むし…こんな俺でも受け入れてくれるよね?」

 

私「どんな由美ちゃんでも大好きだもん。拒否することなんてないよね?」

 

由美「うん…ありがとう…」

 

するとみんながやってきた。

 

曜「千歌ちゃん!!由美ちゃん!!」

 

由美「曜ちゃん!!それにみんな!!」

 

私「どうしたの?」

 

梨子「由美ちゃんがすごく病んでいるみたいだから来てみたの」

 

ルビィ「ヤンデレはルビィたちだけでいいのに」

 

由美「そうか…もうね…俺さ、気分が乗らないと冷たく当たることがあるんだよ…。それにここ最近色々疲弊してきてそういう気分が乗らなくなるときが増えてきて…うぅ…みんなに嫌われそうで…」ポロポロ

 

ダイヤ「何を言っているんですの?」

 

由美「えっ…?」

 

ダイヤ「私はあなたの大ファンですのよ。それに前も言ったでしょう?クヨクヨしていてはだめだと。笑顔を見せてこその由美だと私は思いますわ。だから今後も些細なことで病まないでその笑顔を見せていただきたい。私はそう思っています」

 

善子「そうよ。笑顔じゃない由美はリトルデーモンじゃないわ。私たちがあなたに働きかけるのもあなたの笑顔が見たいからなの。だからヨハネは堕天使のままで居続ける。由美が満足してくれるまでは」

 

ルビィ「ルビィも色々由美ちゃんにきつく当たっちゃったけど本当は由美ちゃんが大大大好き。お姉ちゃんや花丸ちゃんからも取っちゃいたいくらい好きなの。だから由美ちゃんを本当は笑顔にしてあげたい。この気持ち…わかるでしょ?」

 

花丸「マルもルビィちゃんに負けないくらい由美ちゃんのことが大好きずら。マルみたいな地味な子でも推してくれているんだってすごく嬉しいの。そんなファンであり大親友の子が病むのはすごく嫌だから元気を出してほしいずら!!」

 

梨子「私は仲喜くんが好きなんだけどすぐに病んじゃう由美ちゃんも心配なの。それに由美ちゃんにピアノが素敵って言われたときは本当に嬉しかった。それなのに嫌われてるって思うのは心外だわ。だからそんな悲観的にならないでほしい。私からのお願いよ」

 

曜「この前由美ちゃんの馬鹿って言って泣いて逃げちゃったのはごめんね。だけどそれくらい私も由美ちゃんのことは好きなの。岳南電車から工場の風景を見たこと、明智鉄道で1両のディーゼルに乗ったこと、近鉄に乗って二見の夕暮れを見たこと、みんな私の大切な思い出なんだよ?だから落ち込まないで!」

 

私「私も由美ちゃんにはすごく感謝している。あなたがいなければ沼津という狭い世界から、関西や東海地方全域を旅することはできなかったと思う。それに鉄道ファンへの道へと導いてくれたのはあなたなんだからさ、もっと自信持っていいよ!!」

 

由美「…みんなありがとう。俺もみんなのことは大好き。だから本当にこんなあたしと…これからも仲良くしてくれますか?」

 

私「もちろん!!」

 

みんなで頷いた。

 

そして由美ちゃんは大声で泣きわめき、私に抱きついてしまった。思いをぶつけたからだろう。

 

〜※〜

 

私「ところで由美ちゃん、今度また近鉄行こうと計画してるでしょ」

 

由美「そうだけど」

 

私「誰と行くの?」

 

由美「もう決めてある。…ルビィちゃんとよっちゃんだ」

 

その瞬間、私の中でガラスが割れるような音がした。

 

私「へえー、私たちを置いていくんだぁ…」

 

花丸「帰ったらお仕置きずら」

 

ダイヤ「お姉ちゃんには魅力がないと言うんですの?」

 

由美「だってそれ以外の5人とは一度行ってるし」

 

ダイヤ「それなら帰ったらたっぷりいじめましょうね♥♥♥」

 

全員「賛成ー!!」

 

由美「ちょっと待てよおおおお!!」

 

叫ぶ由美ちゃんも可愛い♥♥♥




本当は2021年の章は沼津港線廃止後からやりたかったのですが、次回の春の近鉄祭り以降を2021年の章とします。

つまり次回は近鉄祭りです。
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