広島に拠点を置き、由美ちゃんたちと3年間戦っている社内公認の悪役アイドル、ウイング団。
しかし、悪役だからといって全く良いことをしていないわけではありません。仕事をやるときはやる、勉強も全力、由美ちゃんたちとも仲良くやるときはやっています。
そんな中、私、高海千歌はそのウイング団に呼び出されました。
私「こんにちはのぶにゃん」
のぶにゃん「千歌さんこんにちは」
私「今日は私に用があるみたいだったんだけど…」
みおぴょん「私からよ。実は今日、絶望の踏切の除霊を行いたいの」
私「いきなりどうしたの?」
みおぴょん「昔、私に妹がいたって話をしたかしら?」
私「聞いたことなかったけど…」
みおぴょん「これを話すと泣いちゃうけど…話すわね…」ポロポロ
私「えっ?」
〜※〜
私には2歳下の妹がいたの。名前は加藤
幼い頃から私と妹は仲が良かったし、お兄ちゃんと3人で良く遊んだものよ。
だけど…。
〜※〜
私「だけど?」
みおぴょん「妹が5歳のときに癌の診断がついたの。それも神経芽細胞腫だった」
私「えっ…」ウルウル
もうこの時点で泣きそう…。
〜※〜
その後まもなく手術が行われた。だけど全部は取り切れなかったの。
それでもリハビリを続けて次の年には元の生活に戻ることができた。
それからまた3人で過ごすことが多くなって、北海道とか名古屋、更には沼津にも行ったわ。
でも私が14歳になってまもなく悲劇が訪れたの。
〜※〜
私「えっ…?」
みおぴょん「今から話すわね…」
〜※〜
私が14歳になってまもなくのこと。真生が学校で倒れて救急搬送されたの。
そうしたら癌が再発していて、さらには肺にまで転移していた。
そして医師から余命1ヶ月と宣告された。
もう絶望でしかなかった。あと1ヶ月で妹を失うもの。
それでも毎日お見舞いに行ったわ。
その結果夏になっても真生は生き延びた。
そして7月のある日、私がお兄ちゃんと家に帰り着こうとしたとき、お母さんから真生が危篤だと電話が入って、すぐに病院に向かった。
そして真生は最後に私に言ってくれた。私の笑顔が素敵だから見せ続けてほしいと。その言葉を最後に容態が急変し…、そのまま息を引き取った…。
〜※〜
きよっぴー「千歌さん…泣いてるわよ?」ボロボロ
私「そういうきよっぴーだって…」ポロポロ
のぶにゃん「本当にいい子だったのよ」ポロポロ
みおぴょん「でもそれで話は終わりじゃないわ…」
私「何かあったの?」
〜※〜
ほら、私が去年ある踏切で電車に跳ねられて右目の視力を失ったからその踏切を渡った人が呪われてきたって言うでしょ?
それなんだけど仲喜で終わりじゃなくて今度は名古屋市民の由美ちゃんにまで災難が降り掛かったの。
だから、こんな姿を天国の妹に見せられないから除霊したい。
〜※〜
みおぴょん「だけど1人じゃ不安だし、被害者代表として一緒に見に来て!!」
私「…うん。除霊して呪われなくなるなら私は付き合いたい」
こうして私は除霊に付き合うことになりました。
〜※〜
名古屋市瑞穂区、姥子踏切にて。みおぴょんは巫女服に着替え、除霊を始める。
私は摩訶般若波羅蜜多心経や舎利礼文を唱え続けることしかできなかった。
結果として除霊には成功。
みおぴょん「千歌さん…本当にありがとう。あなたがいてくれたおかげで除霊には成功した。この恩は一生忘れないわ」
私「こっちも本当にありがとう…だけどお願いがあるんだけど…」
みおぴょん「何よ」
私「他のメンバーたちも聞いてほしいんだけど…」
これはかねてからの願いだった。
私「千歌のことを『さん』ってつけないで呼んで?これからあなたたちのことは呼び捨てで呼ぶから」
きよっぴー「千歌ちゃん…これからもよろしくね」ポロポロ
私「うん。よろしくね。きよっぴー」
こうして敵役とも仲を深めることができたのでしたが…めでたいのかなぁ…?
次回もウイング団回になるかもしれません。