俺「…は?」
俺は今理解できなかった。だっていきなり仲喜くん左遷って紙が1枚渡されて何があったのって思うじゃん。
千歌「どうしたの?」
俺「もうさ…いきなり仲喜くんが6月から南国急行鉄道月光支社に左遷されるって言われて頭がまとまらないんですけど」
千歌「私は仲喜くんが左遷されて良かったと思う」
俺「…何かあったの?」
確かに千歌っちと仲喜くんが最近不仲になっているという話は小耳に挟んだ。しかし左遷されて良かったという話はかつてないほどのトラブルを起こしたということだ。
千歌「聞きたい?」
俺「当たり前だよ」
千歌「実はね…」
〜※〜
仲喜くんは私の大好きな阪神電車をSNSでこうやって馬鹿にしてきたの。
「阪神ってボロい鋼製車とかベコベコのステンレス車ばかりだしはっきり言って関西私鉄の中でも一番ひどいわ」
それでブロックしたら逆ギレしてブロック返ししてきたし…
更には掲示板で「阪神電車マニアの高海千歌の降板を強く求めるスレ」とかまで立ててきたんだ。
しかも現実でそれを言及するとすぐに口封じしてくるかそれでも聞かないと殴りかかってくるもん…!!
〜※〜
千歌「もうあのボロシアは許せない!!左遷して正解だよ!!由美ちゃんもそう思うでしょ!?」
俺「当たり前さ。アイツ前にも近鉄を『キ●ガイ』とか馬鹿にしてマルに喧嘩売りやがったし、なんというかもう…小田原新宿ラインとか言う千葉NTR自治よりもやばいぞ」
千歌「でしょ!?」
そしてもう一度読み返してみると…、
俺「ちょっと待ってよ。仲喜くんだけじゃなくて勇輝くんまで左遷ってどういうことだよ?」
千歌「なんか心当たりは…?」
俺「ある。結婚の約束や同棲もしていたんだけどそのせいでイチャイチャしすぎたことが原因かも」
千歌「えっ…千歌を置いてそんなにいちゃついていたの…?」
俺「左遷されるということはそういうことだろ」
千歌「じゃあこれからもっと由美ちゃんに愛を注げるね♥」
俺「絶対そう来ると思ったよもう」
千歌「ところで勇輝くんはどこに転勤になるの?」
俺「豊田支社だわ。あそこもあそこで分岐点だし、名古屋からも近いことだし」
千歌「でも初期メンバー3人の中で新居町に残ったのは由美ちゃんだけじゃん。ふふっ♥やっぱり由美ちゃんが残ってくれて、嬉しいなぁ〜♥♥♥」
なんだ、君?一体、揉めるのか?
千歌「ちなみに仲喜くんのことは嫌いになっても仲喜くんを愛してる曜ちゃんや梨子ちゃんのことは嫌いにならないよ」
俺「なるほど」
するとあの2人が現れた。
曜「あれ?千歌ちゃん何やってるの?」
千歌「えっ?仲喜くんと勇輝くんが左遷されるって話を聞いて独り占めしようかなって」
梨子「左遷でしょ?もう私たちは把握済みよ」
俺「ちょっと待って?どこで聞いた?」
曜「なんとなく想像ついていたんだ。それに由美ちゃんや千歌ちゃんの邪魔が入らなくなるからすごく嬉しいかなって思ったの♥」
俺「いやいやいや、ここから月光支社までだと100kmはゆうに超えるぞ?」
梨子「そんなことよりも独り占めできる方が幸せでしょ♥♥♥」
俺「ナルホド…」
ヤンデレ怖い。よっちゃんもこんなふうに思っているんだろうなきっと。
俺「よし、気を取り直して今後も頑張るぞ!!」
全員「おー!!」
こうしてまた1つ、歴史は進んだ。それでも病み続けるのは良くないから今後も頑張っていこう!!
次回は沼津遠征とします。