ぷちぐる達がドナドナされたあと、私は課題をすべて片付けた。
その後、勇輝くんから提案があった。
勇輝「地下鉄漫才をやってみるのはどうでしょうか?私と千歌さんで」
私「芸名どうするの?」
勇輝「あなたはそのまま『高海千歌』で、私はあの姉妹の許可を得て『
私「黒澤鉄でチカテツってのはまさか『地下鉄』と掛けてるとか…?」
勇輝「それもありますけど本音があって…」
すると勇輝くんは語りだす。
〜※〜
まず私は昨日黒澤家に泊まってダイヤさんに相談しました。
勇輝「あの、私の芸名を決めるのに黒澤の苗字を使いたいんですが…」
ダイヤ「別に構いませんけど、何か悩んでいるんですの?」
勇輝「それが名前の方で悩んでいまして…」
ダイヤ「私が決めてあげますわ!」
勇輝「ありがとうございます!」
ダイヤ「まずあなたは宝石より安価な存在だと思っていますわよね?」
勇輝「はい。金属でも金や銀ほどでもないと思っていますわよ」
ダイヤ「では決まりました。あなたの芸名は黒澤鉄ですわ!」
勇輝「ありがとうございます!この芸名大切にしますわ!」
ダイヤ「最後にルビィ、黒澤の苗字を勇輝さんの芸名に使ってもいいですわよね?」
ルビィ「もちろんだよお姉ちゃん(*1)!」
〜※〜
勇輝「てなことがありましたの」
千歌「なるほどね!」
それから4時にAqours全員とダイヤさん、鞠莉ちゃん、果南ちゃん、そして由美ちゃん、聡平くん、健さんが
そして集合後は体育館に移動となった。
私たちの出番はここから始まる。
〜※〜
私「皆さんこんちか〜!高海千歌です!」
勇輝「皆さんごきげんよう。黒澤鉄ですわ。よろしくお願いします!」
2人「2人合わせて、『チカテツ』です!」
勇輝「ということで、あらゆる地下鉄の疑問を面白おかしく解決していきましょう。千歌さん、最初の疑問は?」
私「いや〜、まずはね、地下鉄の電車はどっから入れたのかわからないんだって。それ考えると一晩中眠れなくなるの」
勇輝「あなた面白いこと言いますわね」
私「あらかじめ電車を地下に埋めておいてトンネル掘りながら『確かこの辺に埋めたよなー』『あったぞあったぞ、電車が』なんて」
勇輝「そんなわけないじゃないですか!」
私「じゃあ知ってるの?」
勇輝「もちろんですわよ!私を誰だと思ってるんですの!?黒澤さんですわよ!」
私「説明して」
勇輝「じゃあ説明しましょう。地下鉄には一部地上区間があり、たいていは車庫も地上にあります。地下鉄はその地上の車庫から入れます」
私「ああ、なるほどなるほど」
パシッ!!
私「おめえが言ってるの、古い路線の新しい車両についてだなぁ!!
全部地下だったらどうするの?」
勇輝「それは、トンネルの上の部分を開けて地上からクレーンで地下に下ろしていくのですわ」
私「ああ、なるほどね。納得しました!」
勇輝「次に行きましょう。次の疑問は?」
私「地下鉄の車両の駆動方式って何があったっけ?」
勇輝「それですか。WNドライブがほとんどですわ」
私「じゃあ残りは?」
勇輝「都営新宿線10-300形がTD平行カルダン駆動だったはずですわ。あと初期の銀座線と御堂筋線が吊り掛け駆動でしたわね。中空軸平行カルダン駆動は存在しないはずですわ」
私「なるほどなるほど」
パシッ!!
私「そういえば横浜と福岡の地下鉄って中空軸平行カルダン駆動だなぁ!!
何嘘ついてんの?」
勇輝「すみません情報不足で」
パシッ!!
私「おめえ、そういえば中部高速鉄道を忘れてるなぁ!!
あそこ一応地下鉄だよ?」
勇輝「そうでしたわね。中部高速鉄道は半数以上が直角カルダン駆動ですわ。あとは吊り掛け駆動とWNドライブだったはずですわ」
私「直角カルダン駆動か…」
パシッ!!
私「おめえ、名古屋の地下鉄の初期車って、直角カルダン駆動だなぁ!!」
勇輝「すみません忘れてて」
パシッ!!
私「とても名古屋在住の中部高速鉄道社員とは思えねえなぁ!!
もういいよ」
2人「ありがとうございました」
〜※〜
このあと、曜ちゃん、梨子ちゃん、由美ちゃんが岳南電車のお土産を買ってきたというので全員で分けることになるが、それは次回以降の話。
次回、千歌ちゃんが命の危機に…?