ネタ系ローカルアイドル since 2019   作:松浦南北

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まさか昇太師匠が結婚するとは…。
さて、問題に入ります。


千歌大喜利2 1問目 ○○しても一人

いつものお決まりの言葉が出る。

 

「さあ、いい答えを言った方には座布団を差し上げます。で悪いと取ります。そして10枚貯めた方にはこの十枚箱の中に入っている素晴らしい商品が貰えますので、頑張ってやってください」

 

座布団は月ちゃん、清ちゃん、幸恵ちゃんが8枚、花丸ちゃん、鞠莉ちゃんが6枚、聡平くんが4枚、前回ジェノサイドを食らった由美ちゃんと仲喜さんは3枚からのスタートとなる。

 

すると早速仲喜さんが口を挟んでくる。

 

仲喜「それってぶどう色2号の旧型国電の模型?」

 

「…曜ちゃん、1枚持っていきなさい」(*1)

 

仲喜 座布団 −1枚

 

そして問題に入る。

 

「さあ、1問目!曜ちゃんみんなに例のものを配ってー!」

 

「了解であります!」

 

配られたのは「○○しても一人」というパターン。

 

「さあ、『咳をしても一人』という尾崎放哉さんの有名な無季自由律俳句がありますね。この句は『咳の音だけが響き心配してくれる人はいない』という孤独さを詠んだものだそうです。そこで皆さんはね、『○○しても一人』というパターンを手に取り何か一言ヒントを言ってください。そしてそのパターンをもとに何か替え句を作ってください

 

最初は…。

 

「あっ、由美ちゃん早い!」

 

由美「選挙戦には行きましょう。じゃないとこんなことがあります。

憲法改正反対を主張しても一人」

 

「おっ、これはこれで最初にしてみればきれいじゃん!曜ちゃん、2枚あげて!」

 

由美「やった!」

 

座布団 +2枚

 

次は…。

 

「はい月ちゃん!」

 

「曜ちゃんのお父さんです。

富山に単身赴任になっても一人」

 

「ちょっと!」

 

曜ちゃんは月ちゃんを突き飛ばして座布団を2枚取っていった。

 

座布団 −2枚

 

…あれ?富山に単身赴任って言ったけどそんなことあったっけ?聞いてみよう。

 

「曜ちゃん、ちょっといい?」

 

「どうしたの?」

 

「富山に単身赴任って言ったけど何かあったの?」

 

「そのことか。皆には言ってなかったね。駿河湾フェリーが今年の3月で廃止になってから私のパパは富山に転勤になったんだ。今は富山ーウラジオストク間のフェリーの船長をやっているよ」

 

「なるほど。ありがとう。じゃあ月ちゃんのもう3枚持っていきなさい。ご家族をいじって2枚で済むと思ったら大間違いだぞ!!」

 

座布団 −3枚

 

さて、次。

 

「はい清ちゃん!」

 

「G5100系の2両編成です。

系列全体で増備が続いても一人」

 

「ああ、確かに。

はいルシファーちゃん!」

 

幸恵「私がAqoursに入る前の堕天使ヨハネです。

厨二病でも一人」

 

善子「うるさい!!」

 

「曜ちゃん、ルシファーちゃんに1枚渡しといて」

 

善子「なんでよ!!」

 

座布団 +1枚

 

「で、ルシファーちゃん、今何枚?」

 

幸恵「9枚よ」

 

「じゃああと1枚だね。頑張れ!はい鞠莉ちゃん!」

 

鞠莉「名城線2000形第23編成よ。

青っぽい紫帯のベクトル制御でも一人」

 

「鋭いねぇ。

はい聡平くん!」

 

聡平「豊橋鉄道のほっトラムです。

運動公園前に乗り入れられなくても一人」

 

そうだね。モ800も改造で乗り入れできるようになったから運動公園前に乗り入れられないのはほっトラムただ1両のみとなったはず。これもこれで鋭い。

 

「はい1枚あげて」

 

座布団 +1枚

 

さて、次は…。

 

「はい仲喜さん!」

 

仲喜「名鉄1380系は限定運用が組まれていました。

システムが同一でも一人」

 

さあ次行こう。

 

「はい花丸ちゃん!」

 

このとき私の死亡ネタが初めて出ることを私は知らなかった。

 

花丸「千歌ちゃんに聞くずら。

誰って言うわけじゃないけど…、

 

 

 

課題が片付いていなくても一人と…、

 

 

 

ぶどう色に塗り替えられても一人と…、

 

 

 

寿命が短くても一人と…、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれがいいずら?

 

 

 

 

 

 

 

花丸ちゃんからは黒いオーラが出て、彼女の目は昏くなっていた。明らかにヤンデレの兆候だ。そしてこの答えは薄々私のことを言っているような気がしたので、

 

「曜ちゃん、全部持っていきなさい」

 

座布団 全部没収

 

すると清ちゃんは花丸ちゃんに聞く。

 

「誰?」

 

花丸ちゃんは私のことを指さす。そして私も言った。

 

「薄々わかるだろ!!」(*2)

 

次。

 

「はい月ちゃん!」

 

「東京都台東区出身の47歳の落語家です。

よく大喜利でかんでも一人」

 

それに呼応して手を挙げたのは幸恵ちゃん。私はすかさず当てる。

 

「はいルシファーちゃん!」

 

幸恵「本名海老名泰助という落語家です。

兄弟子に宿題をやらせても一人」

 

さらに呼応するように鞠莉ちゃんが手を挙げる。私はすかさず当てる。

 

「はい鞠莉ちゃん!」

 

鞠莉「林家三平師匠デース。

愛妻家ネタをやっても一人」

 

「曜ちゃん、3人の1枚ずつ持っていきなさい」

 

明らかに前の2人も三平師匠のことだと思った。案の定そうだったらしい。

 

座布団 −1枚

 

幸恵 座布団 −1枚

 

鞠莉 座布団 −1枚

 

そろそろこの問題も最後かな。最後は…。

 

「はい花丸ちゃん!」

 

花丸「足が痛いからオラ貰うずらよ。

AZALEAからダイヤさんと果南ちゃんが卒業してから光希ちゃんと月ちゃんが入るまでマルは寂しかったずら。

どのように足掻いても一人」

 

光希「花丸さん、そんなふうに思っていてくれたなんて…うぅ…」

 

光希ちゃんも嬉しさの余りに泣きそう。これは座布団をあげないと。

 

「曜ちゃん!花丸ちゃんと月ちゃんに3枚ずつあげて!!」

 

「やった!」

 

花丸「千歌ちゃんありがとうずら!」

 

座布団 +3枚

 

花丸 座布団 +3枚

 

こうして月ちゃん5枚、鞠莉ちゃん5枚、花丸ちゃん3枚、清ちゃん8枚、幸恵ちゃん8枚、由美ちゃん5枚、聡平くん5枚、仲喜さん2枚となったところで次の問題に移る。

*1
このときぶどう色2号という言葉が仲喜さんのせいでトラウマになっていた。

*2
後にわかったが、もしも私が座布団没収の合図をしなかったら花丸ちゃんは「早く答えるずら。じゃないとオラは月ちゃんから座布団を2枚分捕るずら」と言って座布団を月ちゃんから奪っていたらしい。




次回は2問目です。
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