また、今回は花丸ちゃん視点で書きます。
とある金曜日に、オラが善子ちゃんと一緒に中部高速鉄道の沼津駅に行くと、謎の金属探知ゲートのようなものが3つ置かれて道を塞いでいた。
左から順番にA, C, Bとゲートの上に書かれている。
なんか、こういうのは未来ずら〜!
「ズラ丸!どうすんのよ!どれを通ればいいか迷っちゃうじゃない!!」
「オラもわからないから、とりあえずオラはAを通るずら。善子ちゃんはBを通ってほしいずら」
「じゃあそうするわ。って善子言うな!」
とりあえず通ってみると…、
「うわぁっ!!」
「何よこれ!!」
なんと!オラたちの体が幼女になっていたのだった!!
善子「天使、降臨!!」
善子ちゃんに至っては性格まで幼女になっていたずら。
とりあえず千歌ちゃんに電話しよう。
【通話 開始】
「もしもし、千歌ちゃん?」
『そうだけど、花丸ちゃんどうしたの?』
「とにかく中部高速鉄道の沼津駅に来てほしいずら!」
『あとなんか声が高い気がするけど』
「それも来てくれたら説明するずら」
『じゃあ今から向かうね』
【通話 終了】
善子「ねえねえ花丸、遊ぼうよ〜」
オラ「だめずら。ここは駅だから遊んじゃいけないずらよ」
善子ちゃんは泣きそう。
「そんな…花丸が遊んでくれないなんて…うぅ…」
そんなとき、千歌ちゃんがやってきてくれた。
「千歌ちゃーん!!」
「あれ?花丸ちゃんと善子ちゃんが…幼女化してる!!」
「AもBも通ったら幼女になっちゃうからCを通るずら」
「りょーかい!」
千歌ちゃんは通ったが…
何も起きなかった。
「で、これ何だろうね…?」
「マルにもわからないずら」
すると善子ちゃんがこう言った。
「お姉ちゃんは…誰?」
「花丸ちゃん、善子ちゃんがこんなこと言ってるけど何かあったの?」
「実は…ゲートBを通ったら性格まで幼女になってこれまでの記憶がなくなっちゃうずら」
「なるほど。私は高海千歌。よろしくね、善子ちゃん」
「千歌お姉ちゃんにご加護があらんことを!」
するとホームの方から救いの手が。
「マルちゃん!千歌っち!よっちゃん!大丈夫か!?」
オラ・千歌「由美ちゃん!」
なんと!名古屋からわざわざやってきてくれました!!
善子「由美お姉ちゃん!善子と一緒に楽しいところに行こう!!」
由美「よっちゃん、落ち着いて」
千歌「で、あのゲートは何なの?」
由美「あれか。あれは俺たちがウイング団のために仕掛けた罠だ」
オラ「ってことはマルは罠に嵌ったってこと?」
由美「そういうことだ」
オラ「これはいつ戻るの?」
由美「それが…」
オラ・千歌「明日にならないと戻らない!?」
千歌「じゃあ今日はみんなでここ沼津駅に泊まってくよ!」
由美「よっちゃんもそれでいい?」
善子「うん!」
すると、
由美「あっ!ウイング団ののぶにゃんが来たぞ!とりあえず行ってくる」
由美ちゃんによると、のぶにゃんをゲートBに誘導する計画だという。
〜※〜
のぶにゃん「由美ちゃん急に何よ!」
由美「とにかくこのゲートを通ってくれ」
のぶにゃんがゲートを通ると、
のぶにゃん「きゃあっ!」
のぶにゃんも幼女化した。
〜※〜
由美ちゃんは幼女化したのぶにゃんを連れて戻ってきた。
オラ「ところで聞きたいんだけど、なんで幼女にしちゃうゲートを作ったの?」
由美「実は…仲喜くんの趣味でウイング団を童心に返らせようと考えてたらこうなったわけよ」
千歌「あとで梨子ちゃんに言いつけよう」
そういえば梨子ちゃんは仲喜さんに会うためにわざわざ名古屋に行っていたことを思い出した!
〜※〜
その日は夜までいっぱい遊んで泊まらせてもらった。
翌日朝、起きると、
のぶにゃん「由美ちゃん、起きて!」
由美「ああ、おはよう、のぶにゃん。戻ってるね」
のぶにゃん「何が『戻ってる』よ!もう許さないんだから!!」
するとのぶにゃんは由美ちゃんに攻撃を開始する。
千歌「こうなったら…私も変身して参加しよう」
千歌ちゃんも参戦することに。
10分後、のぶにゃんは退散していった。
千歌ちゃんが変身を解くと、
由美「なんか…今回は本当にみんなごめん!!」
善子「別にいいわよ。だって昨日は楽しかったんだから!!」
そう言えるのは善子ちゃんだけだった。マルたちはというと…、
オラ「こんな罠にマルたちを嵌めたんだから、今日はたっぷり復讐させてもらうずら♥」
千歌「千歌たちの愛、ちゃんと受け取ってね♥」
由美「ちょっ…まっ…ぎゃあーーーーーー!!」
ヤンデレになって由美ちゃんをいじめるのでした。
〜※〜
一段落ついてから、由美ちゃんも用事があるということで名古屋に帰っていった。そして翌日にはゲートはすべて撤去されていた。
こうして今回の事件は終わりを告げたのでした。
次回は叱られるシリーズか入れ替わりネタか迷っています。