ついにこの日がやってきた。司会進行はまさかの私だった。
「只今より、新生Aqours結成式を始めます。まずは新入部員の自己紹介からです。新入部員の皆さんは自分の名前、生年月日、血液型、好きな食べ物、嫌いな食べ物、趣味、特技、それと皆さんに一言を言ってください」
新入部員は全部で3人。全員体験入部に来てくれた子だ。まずは黄色ショートヘアの人から。
「
次は黒髪ロングの人。
「
最後は水色ポニーテールの人。
「
新メンバー全員の自己紹介が終わったところで次は…。
「続いて去年からのメンバーの自己紹介です。まずは私から。私は高海千歌。3年B組です。生年月日は2001年8月1日、血液型はB型、好きな食べ物はみかん、嫌いな食べ物はコーヒーと塩辛です。趣味はソフトボールとカラオケ、特技は卓球と鉄棒と習字です。みんなの足を引っ張ることもあるかもしれませんが、よろしくお願いします!」
このように全員の自己紹介が終わったところで次はメンバーコールの作成に入る。お手本をみんなで見せる。まずは私から。
「皆さーん、こんちかー!」
「こんちかー!」
「それではいきますよ?かんかん!」
「みかん!」
「かんかん!」
「みかん!」
「かーんかーん!!」
「み・か・んーー!!」
「みかん大好き、高海千歌です!」
次は梨子ちゃん。
「ビーチスケッチ?」
「桜内ー!」
「好きな食べ物?」
「サンドイッチー!」
「桜内梨子です!」
その次は曜ちゃん。新メンバーは全員中部高速鉄道と縁があるとのことなので、このようになった。
「名古屋南(*1)に向かってー!全速前進ー!」
「ヨーソロー!」
「からの〜?」
「敬礼ー!」
「渡辺曜です!」
その次はルビィちゃん。前述の理由でこのようになった。
「東阪本線(*2)も一緒に〜?」
「がんばルビィ!」
「黒澤ルビィです!」
その次は花丸ちゃん。
「おはな〜?」
「まるー!」
「国木田花丸です!」
最後は善子ちゃん。
「みなさーん、おはヨハネ!」
「おは善子ー!」
「だからヨハネよ!」
「ぴょーん!」
「堕天使ヨハネ、降臨!」
これを手本に作成した。作成には1時間程度で済んだ。というのも、新メンバー全員ネタだらけだったから。まずは清ちゃん。
「シトラスグリーンの〜?」
「
「だから俺は男じゃねえっつーの!どうも!柚木清です!」
次は幸恵ちゃん。
「地下鉄洞窟?」
「暮林ー!」
「暗いところは?」
「落ち着きまーす!」
「暗黒の使者、悪魔ルシファー、降臨!」
最後は光希ちゃん。
「父は噺家?」
「林家三八ー!」
「4×8は?」
「38ー!」
「それじゃダメじゃん!四谷光希です!」
完成したのでこの日はお開きとなったが、コメット団の由美ちゃんから連絡があったのでAqours全員で沼津市駅に向かった。
〜※〜
沼津市駅到着後、7人の人が待っていた。そのうち3人はコメット団の人だった。私は言った。
「由美ちゃん、どうしたの急に呼び出して?」
「我々コメット団にも変化が3つあったので今日急に呼び出しました。お忙しい中皆さん本当に申し訳ない」
最初の変化は由美ちゃんの弟の聡平くんがコメット団に入ったこと。次の変化はメテオライト団と統合され、新たに『大地の物語』という名前がついたことだという。そして…。
「最後は君たちを見てメンバーコールを設定したことです!」
「えぇ〜っ!?」
確かに、コメット団・メテオライト団にはメンバーコールが存在しなかった。しかしながら、それを作るとは思ってもいなかった。
「まずはあたし、青山由美から行きます。
「
「頑張ります!青山由美です!」
次は勇輝くん。
「塩かけますわよー!」
「ナメクジを倒せー!」
「そうは言ったって簡単にはいかないイカナゴの佃煮!」
「ぺいっ!」
「御門勇輝ですわ。よろしくね」
次は仲喜さん。
「
「ナメクジくんー!」
「だからナメクジ禁止!山部仲喜です」
その次は新メンバーの聡平くん。
「それではいきますよ!賢くなし…なっし…」
「「なっしー!!」」
「どうも!青山聡平です!」
その次から旧メテオライト団の人たち。まずは浜坂香住くん。
「特急はまかぜ〜?」
「鳥取行ー!」
「それは5号でしょ?浜坂香住です!」
その次は西宮心音ちゃん。
「歌丸師匠ー!」
「ありがとうございましたー!」
「ジジイー!」
「早すぎるんだよー!!」
「いつまでも歌丸師匠を尊敬している、西宮心音です!」
最後は東真奈ちゃん。
「無断で日光東照宮に参拝に行ったことをお詫び致します」
「なんて事をしてくれたんだ!」
「『なんて事をしてくれた』だって?てめえっちはこの俺を誰だと思っていやがんでい!日光は東照宮…後はなんだかわからねえ!東真奈です!」
マジメ過ぎる。全員マジメ過ぎる。
由美ちゃんは言った。
「とりあえず今日はここまで!で、突然で申し訳ないけど今日十千万に7人で泊まらせて」
「えぇ〜っ!?…まあ今日は予約が一つも入ってないしいいよ」
「やったー!」
この日はここまでで、十千万では新生Aqoursと大地の物語の初の交流会を楽しんだ。
次回からまたネタに走ります。