今回は暴力表現があるので苦手な方は要注意です。
Aqoursが内浦に帰ってから3日間、俺は北海道で充実した日々を過ごした。
2日目には実家にも帰った。父も喜んでいた。
3日目、函館で元Saint Snowの2人と別れる。そこからは新幹線に乗るが、仙台を出た頃、3人の温もりを感じた。
??「仲喜くん…えへへ…♥」
??「仲喜…会いたかったわ…♥」
??「にこたちを愛してよ…♥」
俺「えっ…えぇ〜っ!?μ'sの3人じゃないですか!!どうしたんですか?」
穂乃果「仲喜くんが北海道に逃げてると聞いて仙台で待ち伏せしてたんだ」
真姫「仲喜がいないと私たち、我慢できないの」
にこ「エリーばっかりずるくて…」
3人の目は昏くなっていた。明らかにヤンデレだ。
穂乃果「ねえ仲喜くん、一旦東京に来てくれる?」
俺「なんでですか?」
真姫「元Saint Snowの2人と一緒に話してたでしょ?それに対するお仕置きがあなたには必要なのよ」
俺「…わかりました」
おとなしくついていこう。
〜※〜
東京到着後、突然携帯(*1)が鳴り出す。誰からだ…?
【通話開始】
俺「はい」
曜『仲喜くん、無事?』
俺「いや、仙台でμ'sの3人に捕まって…もう逃げられないんだ」
曜『そうか…それなら次に会ったらきついお仕置きをしてアゲルカラネ♥』
【通話終了】
帰ってもヤンデレ地獄か…。
穂乃果「仲喜くん、今誰と話してたの?」
仲喜「Aqoursの渡辺曜ちゃんとですが」
真姫「今は私たちしかいないから私たち以外とは話しちゃいけないのよ♥」
仲喜「了解です」
にこ「じゃあ曜と話した罰で、この薬飲んでくれる?」
仲喜「もう飲めばいいんですよね?」
俺はもうヤケになっていた。
飲んだ途端、にこさんがニヤリと笑ったのが見えた。
その直後に俺は眠ってしまった。
〜※〜
目が覚めると穂乃果さんの家だった。ご丁寧に手錠までかけられていた。こんなことにはもう慣れっこだ。3ヶ月位前に絵里さんにやられたときと同じだ。
俺「穂乃果さん、真姫さん、にこさん、このまま私をどうするつもりですか?」
穂乃果「穂乃果たちが面倒を見てあげるから二度と外に出さないつもりだよ♥」
真姫「LINEのアカウントも連絡先も消してあげるわ♥」
にこ「あなたが見ていればいいのはにこたちμ'sだけでいいのよ♥」
俺「大地の物語は?」
にこ「すぐに解散しなさい♥」
真姫「Aqoursにも二度と会わせるつもりはないからね♥」
穂乃果「よかったら…スマホも壊してあげるよ…♥」
そんなとき、救いの手が!
??「お姉ちゃん!にこちゃんや真姫ちゃんも何やってるの!?」
穂乃果「雪穂、実はね、仲喜くんが穂乃果たちを愛してくれないから思いっきりいじめようとしているの。雪穂も参加する?」
すると雪穂さんは、
パシーン!!
パシーン!!
パシーン!!
雪穂「最ッ低お姉ちゃん!!あと真姫ちゃんとにこちゃんもいい加減にして!!」
3人「えっ?」
雪穂「私も仲喜くんのことは大好きなの。でも仲喜くんが傷つくのは見たくない。だから…仲喜くんを放してあげて!!」
仲喜「…雪穂さん…」
俺はまた涙を流してしまった。
雪穂さんは俺の手錠を外してくれる。
雪穂「さあ、今のうちに逃げて!」
俺「雪穂さん、ありがとう…」
俺は東京駅まで逃げる。ちなみにこの後穂乃果さんたちは雪穂さんにものすごく叱られたらしい。
東京駅からは中部高速鉄道東阪本線の快速列車に乗るが…、
沼津市駅停車中に急に頬に痛みが走った。
??「仲喜くん!降りなさい!!」
俺「梨子ちゃん…?」
そのまま列車から降ろされた。
その後、沼津市駅ホームで、
梨子「仲喜くん、曜ちゃんから聞いたわよ。μ'sの穂乃果さん、真姫さん、にこさんに捕まって一緒にいたって。私はそのことであなたを許さない。見ていていいのは私たちAqoursと大地の物語なのに、どうして他のアイドルに目を向けるの?この前のSaint Snowと言い…」
俺「あれは意に反する話だ!」
梨子「言い訳はいいわけ!それに仲喜くんの嘘つき!楽しそうにしてたじゃない!!とにかくボコボコにさせて!!」
…はい。私は約1時間、梨子ちゃんの説教とともにボコボコに殴られました。
梨子「あははっ♥楽しいわね♥」ボコッ バコッ
俺「もうやめてくれよ!」
梨子「やめないわよ♥あなたがちゃんと私のことを理解してくれるまでは♥」ボコッ バコッ
これ完全に梨子ちゃんはドSじゃないか…。
〜※〜
落ち着いたところで、俺は罪を許され、名古屋に帰してくれた。怪我はなかったが、家に帰ると一晩中泣いて寝られなかった。
彼女たちの病みはどこまで増すのだろうか…?
次回は浦の星窃盗団…かな?