ブラック団シリーズは全て青山由美視点で書きます。
※
前回のヤンデレ弟事件の後、俺たち2人はその時述べたとおり、大須のコンビニでおにぎりを買い、若宮大通駅から新居町駅へと向かった。
乗った車両はというと…。
まさかの2代目のG8500系だった。
吊り掛け駆動の界磁チョッパ制御ということもあり、整流子と歯車の噛み合いのハーモニーが最高だった。
新居町駅到着。ところが…。
俺「大ピンチやもう!!」
聡平「どうしたの由美!?」
俺「もうとっくに1時を過ぎているんだ!!ダイヤちゃんに叱られるぞこれ!!」
するととある人の声が。
??「由美ちゃん、今何と…?」
俺「げっ!!ダイヤちゃん!!」
ダイヤ「『げっ!!』とは何ですの?」
聡平「もしかして、ダイヤさん怒っていますか?」
ダイヤ「あ・た・り・ま・え、ですわ!!遅刻する上に姉弟でいちゃつくなんて言語道断ですわ!!私は1時間もここで待っていたのですから!!それに聡平さん」
聡平「何ですか?」
ダイヤ「由美ちゃんから聞きましたわよ。ヤンデレになって由美ちゃんをいじめたと」
聡平「それが何か問題ですか?」
ダイヤ「問題ですわよ!!私の
聡平「ごめんなさいダイヤさん!!」
ダイヤ「謝っても無駄ですわ。でも…聡平さんが私のことを愛してくれると言うのなら許してあげますわよ♥」
聡平「いいんですか?」
ダイヤ「ええ」
俺は認めるけど元生徒会長としては失格だな。まさかの二股だもん。
ダイヤ「由美ちゃん、心の声がだだ漏れですわよ」
俺「失礼失礼」
聡平とダイヤちゃんは愛し合った。
10分後、また別の声が。
??「お姉ちゃーん!!由美ちゃーん!!聡平くーん!!」
ダイヤ「ルビィ!!由美ちゃんたちより遅刻するってどういうことですの!?」
ルビィ「ごめんなさいお姉ちゃん!!」
ダイヤ「もう今回は許しません!!」
俺「許してやれよそれ位」
ダイヤ「いいえ。こんなのは元生徒会長として、そして姉として認めるわけにはいきません!!」
そして説教は30分以上続いた。
30分後、
ダイヤ「ところで由美ちゃん、今日はどこに行くんですの?」
俺「今日と明日で、4人でブラック団としてこの県の月光市と桜木市を巡ろうと思う。リーダーはダイヤちゃんだよ」
ルビィ「泊まるホテルとかは?」
聡平「月光市にとってあるわよ。部屋割りはというと…」
聡平はあみだくじの紙を用意する。
聡平「この紙の上の部分に名前を書いてもらってあみだくじをやって同じ番号に行き着いた人が同じ部屋ってことでよろしくね」
俺「書く順番は?」
聡平「歳の大きい順に書いてもらおうと思うわ」
結果、ダイヤちゃん、俺、ルビィちゃん、聡平の順番となった。そして聡平とダイヤちゃん、ルビィちゃんと俺がそれぞれ同じ部屋となった。
俺「まあこの結果なら俺は文句はないが」
ダイヤ「私も異議はありません。男の人と泊まるなんて初めてですもの」
ルビィ「由美ちゃんと一緒だなんて夢みたいでルビィ幸せ〜♥」
おっと、そろそろ列車が来るようだ。
俺「みんな、そろそろ列車が来るぞ。準備はいいか?」
3人「うん(ええ)!」
俺「さあ、第1回、ブラック団地方都市巡りの始まりだ!!」
こうして俺たちの旅は始まった。
〜※〜
新居町駅から快速柳行に乗って異世界トンネルを抜けることになる。
乗った車両はというと…。
南国急行鉄道8000系電車。またもや吊り掛け駆動の界磁チョッパ制御車である。
ダイヤ「なんか5000系の雰囲気を感じますが…」
俺「何を隠そう、この車両は5000系からの改造車なのさ!改造に至っては、足まわりを全て一新したんだ」
ルビィ「でも吊り掛け駆動なのはなんで?」
聡平「カルダン駆動用の直流モータが開発できなかったの。結局標準品に手を加えて複巻電動機にしたみたいよ」
ルビィ「なるほど」
〜※〜
掛川市駅と島田市駅の間のデルタ線を越え、三遠中野駅を通過すると異世界トンネルに入る。
聡平「あれ?2人共驚かないのね」
ダイヤ「ルビィも私も異世界トンネルを越えるのは2度目や3度目になりますから」
ルビィ「これも由美ちゃんのおかげだよ」
聡平「そんなこと由美はしてたの?羨ましい…」
俺「いやいや何言ってんだよ。逃げた先だったり、ダイヤちゃんに至ってはそこに行きたいって言ったんだからさ」
聡平「どうしてあたしを連れて行ってくれなかったの!?」
俺「ダイヤちゃんと1度目に行ったときは君は箱根で仕事をしていたはず。そしてルビィちゃんのときは俺が君のさくらんぼゼリーを勝手に食べて家を追い出された日だった。それからダイヤちゃんが2度目に行ったときは君も来ていたでしょ?忘れてませんか?」
聡平「なるほどね。そしてそういえば確かにそうね。あと忘れてたわ」
〜※〜
異世界トンネルを抜けると月光市の銅駅に着く。その次の月光駅で降りる。
この日はセントラルパークで過ごすことにした。
ルビィ「お姉ちゃん、実はルビィ、この前セントラルパークに来たときにすごく美味しいラーメンを食べたの。お姉ちゃんにも食べさせてあげたかったなぁ」
ダイヤ「それはいい考えですわね。夕食はそこでとりましょうか」
3人「さんせーい!!」
第1回の浦の星窃盗団のときに食べたラーメン屋だった。今日は楽しい日だからそんな苦い思い出は気にしてはいけない。
ラーメンを食べた後はホテルへ。この日はこれにて終了し、風呂に入って明日に備える。
〜※〜
次の日の朝、ダイヤちゃんたちの部屋から何か声が聞こえた。これは嫌な予感がする。そう。聡平とダイヤちゃんの間に亀裂が入るのだ。
ダイヤ「そういえば聡平さん」
聡平「どうしたのダイヤさん?」
ダイヤ「由美ちゃんから聞きましたが、いつも家では由美ちゃんにべったりのようですわね」
聡平「それが何か問題!?」
ダイヤ「問題ですわ!!今後のアイドル活動に影響を及ぼしかねませんし、何より近親愛に発展する可能性だってありますもの!!」
すると聡平の怒声が聞こえてくる。
聡平「…そういうあなただって」
ダイヤ「へ?」
聡平「そういうあなただって重度のシスコンじゃない!!」
ダイヤ「どういうことですの!?」
聡平「だいたい何なの去年の夏のあのセリフは!?」
ダイヤ「あのセリフって…?」
〜※〜
ルビィ「夏といえばラブライブ!」
ダイヤ「そう、そうですわ!さすが我が妹、可愛いでちゅね〜よくできまちたね〜」
〜※〜
ダイヤ「あれはただ知っている妹を褒めただけですわ!!それを言ったら聡平さんだって去年の春の大喜利で…」
〜※〜
聡平「姉に逆らって何が悪いのよ!!」
由美「悪いわよ!!」
聡平「やるかドジ!!」
〜※〜
ダイヤ「…なんて言ってましたわよね」
聡平「それはただ大喜利だから司会者くらい罵倒していいんじゃないの!?悪口で言ったつもりよそれは!!」
この喧嘩は収まりそうにないぞ…。
俺「ルビィちゃん、隣の部屋行くぞ!!」
ルビィ「うゅ!」
〜※〜
さてと。2人の喧嘩はまだ続いている。
俺「こんなつまんないことで喧嘩するのはもうやめにしようよ」
ダイヤちゃんは予想以上に怖かった。
ダイヤ「つまんないことですって!?あ゛あ!?ルビィもあなたも関わっているのですからここに座りなさい!!」
飛んで火に入る夏の虫。もう袋のねずみだ。
しばらく言い争ってダイヤちゃんは言う。
ダイヤ「こうなったら問題を由美ちゃんに出しましょうかね」
聡平「それだったらルビィちゃんに問題を出すわよ!!」
ダイヤ「それでは由美ちゃん、問題です。『君のこころは輝いてるかい?』はいつ披露されたでしょう?」
由美「浦の星女学院学校説明会のとき」
ダイヤ「…正解ですわ」
聡平「こっちからも。ルビィちゃんに問題。中部高速鉄道G5100系電車のうち最初に更新工事を受けた編成と、最初に廃車された2編成、登場から20年経たないうちに廃車された編成を答えてください」
ルビィ「最初の更新編成は第3編成、最初に廃車された2編成は第16・17編成で、登場から20年足らずで廃車になったのは第23編成だよ」
聡平「…正解。なんかあたし、熱くなりすぎちゃったわね」
ダイヤ「そうですわね。ここは2人で謝りましょうか。せーの」
2人「ごめんなさい!!」
こうして喧嘩は収まった。
〜※〜
朝食後、この日のプランをみんなで確認する。
そしてセントラルパークから地下鉄と南国急行鉄道を乗り継いで桜木駅に向かう。
桜木駅からは前回千歌ちゃん、ダイヤちゃんと行ったハイキングロードに向かう。
昼食はこの前の銀色の小屋で食べた。桜木たこ焼きは注文しなかった。
ってこのままだと前回と同じじゃないか…。
と言いながらすでに夕暮れ。時刻はもう2時半。
俺「ダイヤちゃん、あの夕暮れと列車の風景をルビィちゃんと聡平に見せてあげないか?」
ダイヤ「いい考えですわね。そうしましょう!」
そしてまたもやあの荒野に出る。
おっ!列車が来たぞ!!
俺とダイヤちゃんはカメラを構える。
パシャリ!
うん…。いい感じだ。
ダイヤ「これはいつ見てもとてもクールですわ〜!」
ルビィ「お姉ちゃん!ルビィも1枚撮りたい!!」
聡平「由美、カメラ構えていいかしら?」
俺「もちろんさ!」
ダイヤ「次の列車が来るのは2分後。いい写真が撮れるといいですわね」
2分後、列車がやってきた。
パシャリ!
聡平「やっぱりこの光景は絶景よ!!」
ルビィ「いい景色だね〜!」
由美「でしょ?」
ダイヤ「2人共いい写真が撮れましたわね」
そんなこんなで日は暮れる。
ダイヤ「そろそろ帰りましょうか」
俺「せやな」
ルビィ「近くに駅って…?」
聡平「調べてみるわね。…『OK, Google. 近くの駅』」
ピロリーン♪
そこに出たのは…空木駅!!ここから歩いて2時間以上かかる上に40分に1本しか列車が来ないあの忌々しい駅だ!!
…諦めてそこまで歩くか。
〜※〜
着いたら午後5時半。次の列車は17:43。自販機でジュースでも買うか。
買ってまもなく列車がやってくる。南国急行鉄道6000系・普通列車・海山行だった。
乗ってからのこと。聡平がポロッと言い出す。
聡平「それでもなんかどこから見ても新しいわね」
これはダイヤちゃんの逆鱗に触れた。
ダイヤ「…どこが新しいのですの…!?」
3人「へ?」
ダイヤ「こういうのは古過ぎると言うのですわ!!だいたいこの車両は吊り掛け駆動の界磁添加励磁制御だからどちらも古いのですわ!!でも…古過ぎてもいいものがあれば私はそれでいいと思いますわ」
俺「でしょうね…」
そして銅駅で乗り継いで中部高速鉄道の新居町駅に向かう。
新居町にて。
ダイヤ「またこういった旅って…できますわよね…?」
俺・聡平「もちろん!!」
聡平「大垣や豊橋とかだったら大歓迎よ♥行きたくなったらまた言ってね」
ルビィ「うん!」
全員「じゃあまたねー!!」
これをもって今回は解散となった。
後にわかったが、ルビィちゃんは桜木市に行きたがっていたらしい。その願いを叶えることができ、俺は幸せだ。
まあ、帰ったらお土産に買ったポテトチップスを食べて寝ることにするか!
次回は未定です。
【お知らせ】
この作品の一部の話をpixivに転載する予定でいて、実際に一部転載しました。こちら↓です。
https://www.pixiv.net/member.php?id=44322861