【2021年1月19日追記】
当該車両のイラストが完成しました。
【挿絵表示】
夏休みのある日、私は中部高速鉄道の新居町駅に呼び出されました。そこにいたのは果南さんと由美ちゃんだけでした。
私「今回は何をやるんですの?」
果南「由美が迷列車で行こうってのを撮影するんだって」
私「そういえば千歌さんと由美ちゃんが京阪の吊り掛け電車を題材に一度撮影していましたわね。それと同じ感じですの?」
由美「そうだよ」
私「今回は何が出るのか楽しみですわ♪」
果南「あっ、カメラもう回ってるからね」
由美「さあ今回も始まりました『迷列車で行こう』。今日紹介するのは近鉄18000系です」
果南「また吊り掛け?」
私「降細さんの趣味ですから気にとめない方がよろしいですわよ。早く概要聞きたいですわ♪」
由美「じゃあ説明しましょう」
その前にこのシリーズのOPが流れます。
【OP♪Aqours『HAPPY PARTY TRAIN』♪】
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近鉄18000系は1965年に登場した、在来車からの機器流用による京都線系統の特急型電車です。
当時は冷房付特急車680系2両編成2本と吊り掛け駆動の特急車の683系3両編成1本で1日12往復の運用を担っていましたが、683系は冷房がなく、また、3本の特急車の予備として非冷房の一般車までそのままの塗装で特急運用に駆り出されるという車両のやりくりがなかなかつかない状態が続いていました。
しかしながら、近い将来に控えていた京都線系統の車両限界の拡大と1500Vへの架線電圧の昇圧のもと、完全新造の車両を用意するのはお金の無駄と判断されました。
こうして登場したのが在来車の機器流用による本形式です。
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果南「どんな車体や機器を使用していたの?」
由美「今から説明します」
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車体は長さ18.6m、幅2.6mの専用設計の中型車体です。
車内設備はその車体の小ささから大阪線の11400系と同等にはできず、新規設計の転換クロスシートが採用されました。
主電動機はモ600形623・635・631・633を電装解除したときに捻出された出力112kWのものを使用していました。
駆動方式は吊り掛け駆動、歯数比は53:26で2.04です。
制御方式は抵抗制御。これも電装解除時の発生品である弱め界磁付単位スイッチ式手動加速制御器が搭載されました。改修はされていないので抑速発電ブレーキはついていません。これは後の改修工事で変更されることになります。
ブレーキ方式はA動作弁の自動空気ブレーキですが、これも後の改修工事で変更されます。
台車はすべて軸箱支持方式がシュリーレン式の新造品で、第1編成が揺れ枕金属ばね台車、第2編成がベローズ式空気ばねによるインダイレクトマウント式台車です。
こうして1965年に2両編成1本、1966年に2両編成1本の計4両が製造されました。
このあと、この形式は…、
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由美「数奇な運命を辿ることになります」
私「えっ?まさか…?」
由美「そのまさかです。続きをどうぞ!」
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この車両の登場後、683系は予備車というポジションに戻ることができました。
しかしながら、1966年以降、複電圧仕様の完全新造車18200系が5編成10両、さらにその後20m級の18400系が10編成20両製造されて限定運用を強いられていた本形式と680系の重要性は大きく低下しました。
ところが、1969年、京都線系統の架線電圧の1500V昇圧が行われた際、翌年に控えていた日本万国博覧会開催に伴う観光客の増加で特急車が不足することが予測されたので、格下げ改造はなされずに特急車のまま改修工事が実施されました。
工事の内容は以下の通りです。
昇圧非対応の弱め界磁付単位スイッチ式手動加速制御器を弱め界磁なし電動カム軸式自動加速制御器に変更、同時に1C8M化。
発電ブレーキは搭載されませんでしたが、モータ出力が112kWから140kWに上昇し、680系との性能差は縮まっています。
日本万国博覧会終了後は予備車に回ることが多くなり、主に天理教大祭の際の京都 - 天理間臨時特急などに充当されるようになりました。さらにその後、680系は名古屋線に転属し、更には志摩線の一般車に格下げされたのに対し、本形式は格下げ改造も高性能化も難しかったため、予備車として残り、1974年にブレーキ方式がHSC電磁直通ブレーキに改造されました。
それでも限定運用を組まなければならなかったこと、接客設備にも問題があったこと、車齢が17年であったにも関わらず主電動機に関しては昇圧改造の影響もあって老朽化が進行していたことから、本形式は4両とも1982年に廃車、解体処分されてしまいました。
よって本形式の現存車両は存在しません。
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由美「今回は以上です。いかがでしたか?」
私「一度だけでも乗ってみたかった、そんな電車だと思いましたわ♪」
果南「私はそうでもないけどなぁ…」
私「まあ、それはさておき、そろそろ締めましょうか」
由美「次回は何が出るのか、お楽しみに!」
果南「というわけで今回はここまで!!」
全員「ありがとうございましたー!!」
【ED♪Aqours『WATER BLUE NEW WORLD』♪】
これで由美ちゃんがカメラを止めて今回はお開きとなりました。
次回、出演できなくてもYoutubeにあがった動画を見てみたいですわね。