ありがとうございます!!!
これからも少しづつ投稿していきますのでどうか最後まで付き合っていただけるとありがたいです...!
では、本編どうぞ!
「さてと、軽く昼飯でも食うか...」
時刻は3時40分。世間ではおやつの時間だが、和人はその時間にお昼を食べようてしている。
自分の部屋を出て、妹の直葉の部屋を通り、階段を降りたら桐ヶ谷家のリビングだ。
直葉。俺の妹だ。実の所は従妹なのだが、俺の両親が幼い時に交通事故で他界してしまい、その俺を桐ヶ谷家が引き取ってくれた。
俺がそれを知ったのはパソコンで住基ネットを調べていた時だ。
そこで自分の本当の家族はもういないと知った。
それからSAOに閉じ込められて、ゲームクリアするまでは家族に心を開けないでいた。それでも桐ヶ谷家は優しくしてくれた。だから俺は今を楽しめている。
話を戻そう。スグは桐ヶ谷家の一人娘で、剣道をしており、その腕は中学最後の大会で、ベスト8に入るほどの実力者だ。
頼りない俺をいつも支えたくれる優しく可愛い妹だ。
「冷蔵庫になんかあるかな.....おっ」
そこには『お兄ちゃんへ』と書かれた付箋の貼ってある、オムライスがあった。全く本当に優しくて頼りになる妹だ。
オムライスを冷蔵庫から取り出し、
「ありがとな。スグ。」
聞こえるはずのない感謝の言葉をもらした。
オムライスを冷蔵庫から取り出し、ラップを一部外して、オーブンに入れた。タイマーをオートにセットして、ガシャンという音とともにオーブンのスイッチを入れた。『ブォォォン』と言う音を出してオーブンが回り出した。その間にお茶やスプーンやらを用意して、座ろうとしたところでオーブンが『チーンッ』となった。
オーブンの扉を開け、オムライスを取り出す。その途端オムライスからいい匂いが漂った。テーブルの上にオムライスを置き、ラップを外していく。
「いただきます。」
静かに手を合わせ、言った。
スグの料理はとても美味しく、そして.....
「ちょっと甘いな...」
和人は常人では有り得ないくらいの辛党だ。タバスコを一日で、しかも和人一人で平らげたこともある。
食事を済ませ、使った食器を洗い、そして部屋へ戻った。
「ふぅ〜食っくった。」
少しジジくさいセリフを吐きながら階段を登っていく。 元来た道を戻っていき、自分の部屋のドアを開けて閉めたあと、ベットに身を委ねた。時刻は3時50分。
「さて...行くか.....!!」
枕の上のアミュスフィアを取り、被った。何度も何度も言った言葉を...言い放った。
「リンクスタート!!」
徐々に意識が遠のいていき、俺はいつもログハウスに降り立った。
「さてと...準備するか!」
準備と言ってもALO....いや、大体のVRMMOはウインドウを出し、装備解除、そして武具を装備するといった簡単なことだ。
それゆえ時間はさほどかからない。
「準備完了っと」
俺はログハウスを後にして、24層の小島、絶剣が辻デュエルをしている場所に向かった。
「おおお!!!!」
「すっげえぇ!」
「俺の負け!!リザイン!」
「やっぱつえーな、絶剣さんはよォ。」
俺が着いたのは絶剣と同じ、闇妖精族の男が負けた瞬間だった。
「ブイっ!」
絶剣の決め台詞だ。勝負に勝った時は必ずと言っていいほど、ブイサインを観客に送っている。もちろん俺が負けた時もしていた。
「はーい、次、やる人いませんか〜?」
そのとたん歓声や賞賛はなりやみ、ザワザワしだした。
最近は絶剣の圧倒的なまでの強さに恐縮し、デュエルの相手が少なくなってきているらしい。プライドなどもあるのだろう。
「んじゃ俺やります!」
周りの視線が一気に俺に集まった。
「俺あいつ知ってるぜ。前戦って負けてたやつだよ。」
「またやられに来たのか?」
そんな声も聞こえてきた。だが今はそんなこと気にちゃいられない。そんなことは関係ない。俺が生きているのは今だ。過去のことには囚われない。
「お、お兄さん!もう1回やる?」
「覚えててくれたのか。絶剣さんに覚えててくれるなんて光栄だな。」
「もーう。買い被りすぎだよ〜!褒めてもなんにも出ないよ?んじゃ、やろっか。」
「ああ。」
絶剣がウインドウを操作し始めた数秒後、俺の前にデュエル申請が届いた。
《デュエル申請を受諾しますか?》
絶剣のプレイヤー名はユウキ、と言う。闇妖精族だ。
俺は迷わず丸ボタンを押し、ユウキと同時に剣を抜刀した。
カウントダウンが始まり、1分間の間。
「また地上戦でいいかな?」
「ああ。地上戦で頼む。」
「おっけー。羽はなし、ジャンプはおっけーね。」
そんな会話をしている間にあと10秒。
あと5秒。
4
3
2
1
DUEL START!!
その文字が表示されると同時に俺はユウキに飛びかかった。ソードスキルはまだ発動させずに、上から斬りつける。
それをユウキは難なく防ぎ、反撃しようとするがそれは俺も予想している。ユウキの一撃目を防ぎ、俺はもう一度、次は左斜め上に切り上げた。ユウキはそれをまた防ぐ。そして反撃。それをまた俺が防ぐ。
キンッカンッカンッキッ
剣と剣がぶつかる音が24層の小島に響いていた。
「うぉおおおおお!!!」
ガギンッ!
「はぁああああああ!!!」
「くっ!」
ザシュッ。
初めてまともに攻撃を食らった。HPが少し減少した。一撃を貰ったのは.....キリトだ。
「まだまだぁぁああ!!!」
「負けないよっ!!!」
ここまではまだ互角か、ユウキが少し優勢なぐらいだ。
「とりゃぁぁあああ!!!!」
ユウキの突き攻撃だ。
今だっ!ここでっ!!
「うぉおおおお!!!」
キーーーンっ...
キリトがユウキ攻撃をパリィした。
「なっ!」
ここだ。ここで昨日の技をっ.....!!
キリトの愛剣、ユナイティーウォークスが、青白い光を帯び出した。
片手剣ソードスキル、ホリゾンタルスクエア。
「うわっ!」
ユウキはパリィの衝撃で4連撃全てを受けてしまった。
だかまだパリィの衝撃で動けない。
だがキリトもソードスキル発動後の硬直時間がかせられている...はずだった。
「なんでっ!」
キリトの剣はその色を変え、今度は赤に光っていた。
そう。キリトは昨日、夜遅くまで片手だけでスキルコネクトをする練習をしていたのだ。そして彼は...成功した。有り得ない。まずスキルコネクトはシステム外スキルであり、そもそも出来ること自体がおかしいのだ。それを二刀ならまだしも、片手だけでやるのは実質ソードスキルの欠点である、使用後の硬直を無くしてしまうことだったのだ。
「りゃぁぁあああ!!!!!」
グシュッ
ユウキのお腹に、キリトの剣が突き刺さった。
片手剣ソードスキル、ヴォーパルストライク。
「くはっ!」
ユウキのHPはイエローまで落ちていた。
だがキリトもこれで少しとはいえ、硬直時間が課せられる。ユウキの剣の速さならその隙を突くことなど容易である。
予想どうり、ユウキはOSSを繰り出した。
キリトは一突き、二突き、三突き、とユウキの超高速の突きを食らっていく。
5回目の突きの時、ようやく硬直時間が解除され、動けるようになった。だが反撃しようにもユウキの突きの早さに対抗できず、その間にキリトのHPはレッドまで落ちていた。そしてキリトは.....負けた。と、思いきやユウキの剣はキリトの目の前で寸止めされていた。
「なんで...?」
キリトのHPは残り数ドットと言ったところだった。
「うーん!いいね!ちょっと引っかかるところがあるけどやっぱりお兄さんにきーめたっ!」
「へ?デュ、デュエルは?」
「お兄さん今の状況でボクに勝てる?」
ユウキのHPはイエロー。キリトのHPは数ドット。一度剣を交えた瞬間その衝撃でキリトのHPは吹き飛ぶだろう。
「こ、降参です...」
「ははっ!まーたボクが勝っちゃったね!」
「今回は自信あったんだけどなぁ...負けたよ。やっぱ強いな。君は。」
「むー!その君って言い方やめてくれる?!ボクはユ・ウ・キ!」
「それじゃあそっちこそそのお兄さんってやめてくれるかな?俺はキリトだ。」
「りょーかいっ!それじゃ早速だけどキリト。ちょっとこっち来て。」
そう言うとユウキは剣をしまい、飛んで行った。
その光景を俺はボーッと見ていると、
「何ボーッとしてんのさ!行くよ!キリトッ!!」
「え、ええ?」
「はーやーくー!!!」
「わ、分かった.....」
俺も剣をしまい、ユウキを追いかけた。
それをわけも分からず見ていた観客は今までにないざわつきを見せていた。
「ユウキちゃーん!どこ行くのー!」
「俺次やろうと思ってたのに...」
「さっきの見たろ?お前じゃ無理だって。」
「そ、それもそうか...」
「ユウキさん?どこ行くの?」
そう聞いてもユウキは答えずにしばらく進んだ。ユウキがスピードを上げたので、俺もそれに追いつくようにスピードを上げた。
フォン
「うわぁぁ?!」
ユウキが急に止まった。
「どうしたんだ?ユウキ。こんな所で。」
「お願いです!キリト!ボク達に力を貸してくださいっ!」
第2話も見ていただき、ありがとうございました!
今回は初めての戦闘描写なので、とてもとても疲れました笑笑
ユウキさん登場しましたね。えっと先に言っておくと、僕はもう最終回をどんな感じにするか決めています。そこまで何話になるか分かりませんが、どうか、お付き合いください。
次回、スリーピング・ナイツが出ます!
お楽しみに!
では次回もよろしくお願いしますっ!!!!
ありがとうございましたっ!!!!!