更新が結構遅れました。すいません!
リアルがごちゃついてました。
しかもいつの間にかUAが300件突破してました!ありがとうございます!!!
お気に入りも2件!感謝しかないです!
これからも頑張ります!!
今回はボス戦です。
では、本編どうぞ!!!
「やめとけば良かったな」
そう呟いた俺はしばらく星空を眺めて、さっきまでユウキがいた場所を眺めていた。
「君は一体何者なんだ...そこまでの強さがあって何に怯えるんだよ...ユウキ...」
独り言を呟き、俺もログアウトをした。
「ふぅ...」
俺は現実世界に戻ってきた。今は何時だろうか。
時計を見ると、針は5時23分を指していた。
「コンビニ行くか...」
今、家の中には誰もいない。母は仕事で帰ってくるのは深夜。これはいつもの事だ。そしてスグは、今日は部活の友達と晩飯を食べてくるらしい。と、なると俺が自分で作るしかないのだが、いまいち今日は作る気になれない。1度気絶したという理由もあるが、1番はユウキの事だ。そのせいで今はほとんど、いや全く頭が回らない。とても料理ができる状態ではない。
そして俺は家を出て、コンビニに向かった。
「いらっしゃいませ。」
自動ドアが開くと同時に、お決まりの挨拶が聞こえてきた。俺は人目に移るのが嫌なので、まず店に入るとレジとは反対方向に真っ直ぐ歩く。そして欲しいものを取り、さっさと帰る。家からそんなに離れていない場所にコンビニがあるので、温めを済ましてもらう。
今日は食欲も出ないので、パンを数個買っただけだ。温めの時間もないので、いつもより早く帰れた。
「いただきます」
家に着くと、買ったものを机に出し、食べ進めた。
「ごちそうさまでした。」
量が少なかった事もあり、早めに食事は終わった。ゴミを捨てて、風呂の準備をした。
「シャワーだけでいいか...」
そう言って服を脱ぎ、シャワーを浴びた。これもまた早めに済ませて、部屋着に着替えてすぐに自分の部屋に行き、ベットに体をあずけた。
「つっかれたぁ〜」
俺は今日一日のことを思い出す。絶剣とデュエルして、負けて、お願いされて、気絶して、守られて、スリーピング・ナイツと会って、ユウキと星を見て、そして...ユウキの触れてはいけない所に触れてしまった...だろう。
本当に色々ありすぎた。そして明日は荷物をまとめてボス戦準備、討伐だ。今日よりも更に大変になるだろう。
「.......寝るか。」
時刻は7時48分。寝るにはまだ大分早いが、明日に備えて寝るとしよう。そして俺は眠りについた。
翌日。俺はいつもどうり朝食を済ませ、パソコンで色々と調べ物をして、昼ごはんを食べ、ALOにダイブした。
今は現実時間の12時30分。予定よりもかなり早いが、移動やその他諸々を合わせるとちょうど良い時間になるだろう。
昨日ログアウトした場所は、とても静かだった。周りに人は見当たらず、ただシステムによって吹く風がシステムによって動く水面を揺らしていた。
「静かだ。」
風は気持ちよく、風によって動く湖は、海とは違ういい味を出していた。
時間を忘れのんびりしていると、突然俺の右側が青く発光しだした。
何事かと思って見たいると、次の瞬間そこにはすらっと長い紫髪をワンポイントの入った赤のヘアバンドで留め、レオタード型のインナーにクロークを羽織った少女がいた。
「ユウキ...」
「あっ!キリト!おはよ〜!って言うよりはこんにちわ、かな?」
相変わらずユウキの笑顔は可愛い。人を笑顔にする。元気を貰える。
ん?俺、なにいって...
「ねぇねぇキリト!そろそろ行こうよ!みんなもう来てると思うよ!」
「そ、そうだな、な、なぁユウキ!」
「さ、行こ!」
「あ、あぁ...」
キリトは昨日のことを聞こうとしたが、余程知られたくないのだろう。無理やり会話を流した。
それよりもさっきなんで俺はユウキを...
いや、今日はボス戦に集中だ。
そう心に決めてキリトはユウキを追いかけた。
「みんなやっほー!ってだーれもいない...」
「ユウキさん扉をもうちょっと優しく開けてあげて...」
「あはは...ごめんごめん」
「みんなまだ来てないな」
「そうだね〜うーん僕の予想ではもうとっくにみんな集まってると思ってたんだけどね」
「お前もしかして予想当たらんタイプか?」
「ふふふ...よく分かったねキリト...でーもそれを知ったからには生かしておけないね.....えいっ!」
そう言うとユウキはみぞおちにパンチを入れてきた。が、
「ハハハハハッ!残念だったなユウキくん。ここは圏内だ。ダメージは喰らわない!」
「ぶーっ!ここは演技でもやられたフリしてよね!男の子なんだし!」
「いやいや男だからここは負けられんのさ。」
「キリトのケチ!」
「ぶっちゃけ格闘技でまで女の子に負けちゃうといよいよ俺の立場なくなっちゃうし...」
「んー?何か言った?」
「いーや、なんでもないさ。それよりみんなより先に色々集めようか。」
「そだね。このまま待ってるのもつまんないし。」
「理由それかよ...」
「いーのいーの。置いてくよ!」
「はいはい。」
そう言うと俺とユウキは宿屋を後にした。
途中、飛んでいた蝶々をユウキが追っかけ回したり、ユウキがコケて耐久値がなくなったポーションを買い直したり、ナンパされていた女の子を助けたり、ユウキが1人になってナンパされた所を俺が助けたり、とやはり穏便に買い物は出来なかった。
でもユウキを助けた時に、ユウキが俺に泣きついてきたのは意外だった。ユウキも女の子なんだ、と改めて実感した瞬間だった。その後のユウキは、顔を赤く染めていた。可愛かった。
「たっだいまー!」
「「「「「遅い!!!!!!!」」」」」
「アタシらもう何分待ったと思ってんの!!!15分!!!先越されるよ!!!」
一番最初に声を上げたのはノリだった。もちろん本気で怒っているわけではない。
「おい待てってノリ。ユウキ、さっきなんて言った?」
そういったのはジュンだった。
「ごめんね、みんな。まだみんな来てなかったからキリトと先に買い出しに行っちゃってたよ...あはは...」
「それにしては遅くないか?まっまさかユウキ...キリトと...」
「おいおい俺をなんだと思ってるんだ?そんなに獣じゃないぞ、俺は。まぁその、な話すと長くなる。簡潔に言うとだな。蝶々、コケる、ナンパ、そしてナンパだ。」
「「「「「何となく察した。」」」」」
「それはありがたい。まぁなんだかんだあったが必要なものは全部揃えたから行くか!ボス部屋!」
「「「「「「おー!!!!!!」」」」」」
迷宮区
「はぁぁぁああ!!」
「うぉりやぁぁあ!!!!」
「「いぇーーい!!」」
「俺本当に必要だったのか...?」
迷宮区は普通のフィールドよりも強いモンスターが出るはず。なのにこいつらは...
「あっ!見てみて!あれってもしかして!!!」
「ユウキッ!待って!!」
「キリト?」
「ちょっとみんな集まってくれ。」
キリトの一声でみんなが集まる。
「恐らくボス部屋の前に今までピーピングしてた奴らがいる。だからシウネーがバフをかけている間、バフの効果のところをよく見ていてくれ。おかしな点があったらボス部屋の扉が完全に閉まってから俺に知らせてくれ。解散!」
「「「「「「了解ッ!!!!!」」」」」」
「みんな!絶対勝とう!!!!」
ジュンとユウキ、そして俺がフォワード。タルケンとノリがミドルレンジ。シウネーが後衛。そしてテッチはタンクに徹してもらう。
コレがフォーメーションだ。
そう言うと俺達は一斉に走り出した。そしてシウネーがバフをかけていく。この時、俺達はしっかりと効果のところを見ている。バレないようにするため、アイコンタクトなどはナシだ。
「皆さん!バフ終わりました!行きましょう!!」
そう言うとジュンとテッチが扉を開けた。ギギギギ、と音を立てて扉が開いていく。パーティー全員がボス部屋の中に入ると、扉が勢いよく閉まった。灯篭に火がつき、ボス部屋の中心には火が円をかき始めた。するとその円の上に...現れた。ボスだ。
「相変わらずデカいなぁ...」
「バカ!もう何回も見たでしょ!」
「ハハっ!たしかにな!」
「突撃!!!!!」
「「「「「「おう!!!!!」」」」」」
ボスとの戦闘も20分が経過した。
「硬い...!」
26層のボスは想像以上に硬かった。弱点はまだ見当たらず、ボス攻略は苦戦を強いられていた。
「テッチ!」
「了解!弾きます!」
そう言うとテッチは巨大な盾でボスのハンマー攻撃を弾いた。
「ユウキッ!ノリッ!ジュンッ!行くぞ!!!」
「「「よし!!!」」」
「てりゃぁぁあああ!!!!」
「うぉぉおおおお!!!」
「そりゃぁああ!!!」
「はぁぁあああ!!!!」
ユウキ、ジュン、ノリ、俺、の順番で攻撃を加える。
色とりどりに発光する武器達が綺麗な残像を残す。
「グルルルルルル...」
だがボスにはあまり効いていないようだ。すると俺はあることに気付いた。
「あれは...」
ボスの胸の中心に光る宝石。気になる。
「ユウキ!指揮、任せた!」
「任せて!お兄ちゃん!」
「お兄ちゃんって...」
「シウネー!」
「は、はい!なんでしょう!」
「君の魔法であのボスの中心にある宝石に攻撃してみてくれ!」
「分かりました!」
そう言うとシウネーは魔法の詠唱を始めた。
「テッチ!!!!頼んだ!!!」
「了解!もういっちょ弾きますよ!!!」
テッチは慣れた手つきでボスの攻撃をまた弾いてみせた。
「シウネー!今だ!」
シウネーの放った魔法はボス目掛けて一直線に飛んでいき、命中した。
「グゴオオオオオ!!!」
「当たりだッ!」
「ユウキ!ちょっと来てくれ!」
「おーけー!」
「タルケン!前頼んだ!!!」
「了解です!」
「どうしたの?キリト?」
「ボスの胸の中心の方についてる宝石、見えるか?」
「うん。見える。それがどうかしたの?」
「あれが弱点だ。」
そうユウキに教えると、もう一度ボスを見上げた。
「高い...僕じゃ届かない。」
「そこで提案だ。ユウキ。」
俺はユウキに作戦を話した。途中ユウキはクスッと笑った。
「キリトってホント面白いこと考えるねっ!そういうの、好きだよ!ボク!」
「頼んだぞ、ユウキ。」
「テッチ!もういっちょ!」
「はい!弾きます!」
テッチはまたボスの攻撃を弾いた。
「ナイス!!!ユウキ!!!行こう!!」
「うん!!!」
そう言うと俺とユウキはボスに向かって走り出した。
「今だ!ユウキ!!!!」
そしてユウキは愛剣を顔の前にガードする形で構え、俺がそのうえに乗り、弾いた。
「はぁぁぁああああ!!!!」
俺は一直線にボスに向かって飛んだ。そしてまず右手に装備したユナイティーウォークスで、片手剣8連撃スキル、ハウリング・オクターブを発動した。その攻撃はしっかりとボスの弱点をつく。そしてスキルコネクト。
「くっ!んぁぁあああああ!!!!!」
左手に装備した、エクスキャリバーで4連撃スキル、ホリゾンタルスクエアを発動。そしてさらに今の状態での限界、3回目のスキルコネクトをして、7連撃スキル、デットリーシンズを発動した。
「うぉおおおおおおお!!!!!」
計18連撃だ。ボスのえさHPは最後の1本の半分まで差し掛かった。そして。
「ユウキ!!!スイッチ!!!頼んだぞ!!!!」
そう言うと俺は地面に倒れ込んだ。言葉をかけた瞬間、ユウキは力強く頷いた。
「てりゃぁぁああああ!!!!!」
絶対最強の剣士、絶剣のオリジナルソードスキル、11連撃がボスの弱点に攻撃を与える。
「「「「「「いっけぇぇええ!!!!ユウキ!!!!」」」」」」
最後の一撃。
俺は思わず声を出していた。
「頑張れ!ユウキ!!!!!」
「はぁぁあああ!!!!てりゃぁぁあああ!!!」
ユウキの最後の一撃がボスの弱点にグサグサと刺さっていく。
そしてヒビが入り、砕け散った。それと同時にユウキが落下してくる。それを俺は疲れた体を精一杯動かし、見事ユウキをキャッチした。
「ガゴオオオオオオ!!!!!」
ボスは最後に耳を塞ぎたくなるような断末魔を残し、ポリゴン片へと姿を変えた。
「「「「「「「やったぁぁぁああああ!!!!!」」」」」」」
「キリト!やったよキリト!ボク達倒したんだ!!!」
「あぁ!やったな!ユウキ!!!倒せたよ!!」
「でさ...キリト...」
「ん?どした?」
「あのーそのーそろそろ降ろして貰えると有難いんだけど...」
俺は今、ユウキをいわゆる『お姫様抱っこ』をした。していた。
「へ?あっ...あ!ごごごごめん!!!!そそそそそんなつもりじゃ!!!」
「き、キリト落ち着いて!大丈夫!怒ってないから!!!」
「...ほんと?」
「ほんと。」
「...絶対?」
「絶対。」
「分かった。」
ゆっくりとユウキを降ろす。
「やったね。キリト。」
「そうだな。ユウキ。」
ボス部屋にはスリーピング・ナイツが座り込んでいた。みんな疲弊し切った様子だった。そんな中、ボス部屋の扉が開いた。するとそこには超大型ギルドが顔を覗かせていた。
「ねぇねぇキリト!Vサイン、送ろ?」
「いいな、それ。」
そう言うとユウキと俺はギルドに向かってVサインを送ってやった。
それに気付いた他のメンバーが次々と手の形をVにした。
「くっそぉぉぉぉぉぉおおお!!!!!」
男の声がボス部屋にこだました。
「キリト!打ち上げ、行こうよ!!」
「えっ、今からか?」
「もちろん!!」
「元気すぎだろ...」
「いやぁそりゃこの世界でしか飛び回れないからね〜」
それはどういう意味だろう。そう思ったがそれを聞く元気はなかった。
「どこ行く?どこかお店を貸切にしようか?」
そう提案してきたのはジュンだ。今俺達は26層の転移門前にいる。
「あっ...それなら俺のプレイヤーホームに来るか?」
「悪いよ。そこまでしてもらっちゃ。」
「ここまで付き合わせておいて今更何を言うか。気にしなくていいぞ、ユウキ。」
「えへへ...ありがとっ!」
「それじゃ案内するから来てくれ。」
キリトのプレイヤーホーム
「それでは、26層ボス攻略を祝して、乾杯!」
「「「「「「乾杯!!!!」」」」」」
そう合図するとみんな各々の好きなものに貪りついていった。
俺はあまりお腹がすいていなかったので、控えめにしておいた。
その代わりにユウキとシウネーの話を色々聞いた。その話の中で出てきたインセクサイト、というゲームはあまりやりたくない内容だった。
「1つお願いがあるんだけど。聞いてくれないか?」
この時の俺は一体何を考えていたのか、スリーピング・ナイツに入れてくれ、とお願いした。かつて、月夜の黒猫団を壊滅させたのは俺だ。そのことに関して、完全に傷が癒えた訳では無い。それでも何故かこのギルドに入りたい、そう思った。ALOで死んでも現実では死なないし、何よりこのギルドメンバーは強い。それが理由だったのかもしれない。もしかしたら自分の傷を癒すために利用した可能性もある。自分でも何故かは分からないが、不思議と入りたい、と思ってしまった。
「ごめん。キリト。ほんとに、ごめん。」
「い、いいんだ。急に言って悪かったな。」
「あ、あの、私たち...」
と、シウネーが言いかけたところで何故かやめた。
「と、とりあえず、行こうぜ!」
「俺達ほかに行くとこあったか?」
どうやらジュンだけではなく他のメンバーも忘れているようだ。
「もう更新されてるはずだ。剣士の碑。見に行こう。」
「アタシ完全に忘れてた...」
「ま、まぁとりあえず行こう!」
そう声をかけるとユウキを覗いたメンバーが立ち上がり、家を出た。
「ユウキ。行こう。」
そして俺はユウキに手を出した。
「うん。」
そう言って、俺の手を取り、立ち上がった。
黒鉄宮
「ボクの名前、あった。あったよ!キリト!」
「俺の名前もバッチリあったよ!」
「写真撮ろうぜー!!!」
ジュンが提案した。
記録結晶をセットして、俺とユウキが真ん中に立ち、シャッターがきられた。
その後に俺がもしものために持っていた記録結晶で、俺とユウキだけで1枚だけ写真を撮り、もう一度剣士の碑を眺めた。
「...やったな。ユウキ。」
「やったね。お兄ちゃん。」
「俺はお兄ちゃんじゃないぞ。ユウキ。」
「あっ.....」
「ボス戦の時も言ってたぞ。そんなに似て...」
そう言ってユウキの方を見ると、ユウキは大量の涙を流していた。
「ど、どうした?何かあったのか??」
「ボク...ボク...」
それだけ言い残してユウキはログアウトして行った。
「また...君はどうして。俺は君の力になりたいのに。.....あれ?」
まただ。言おうとも思っていないことをまた。あぁ。そうか。そうだったのか。思えば今日も何回かあった。ユウキの事が可愛いと思ったことが。俺は。俺は.....
「ユウキの事が...好きなんだ。」
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!!!!!
めっちゃ長くなりました笑笑
色々と原作からいじりました。
ついにキリトが自分の気持ちに気付きました。
次回からの展開をお楽しみに!!!
ではでは!