ものっそい遅くなりました!ごめんなさい。
今回は皆さんが待ちに待ったであろう○○回です!
短めではあります
○○には何が入るのでしょうか...どうぞ〜
意識が覚醒するとそこはいつもどおり、ログハウスだった。
いつもはアスナやユイがいてうるさいぐらいなのに、今は誰もいない。とても静かだった。
「...行くか。」
ドアを開け、鍵閉める。風邪が吹き、木が揺れて葉が舞う。水面が揺れ、魚が跳ねる。
俺の意識は研ぎ澄まされていた。これまでにない程に。
家の前で1度大きな深呼吸をして、羽を広げ、地面を蹴る。
風が気持ちいい。そんな事を考えながら、俺はユウキと初めて出会った場所へ行く。
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移動はあっという間だった。
俺は一足先に24層の小島につき、ユウキを待つ。
大木に背を預け、空を見上げた。
「キリトっ」
「わっっ?!」
「あはははっ、びっくりし過ぎだよ〜!」
「なんだユウキか...脅かさないでくれよ...」
「なんだって酷いな〜」
「はいはい、ごめんごめん」
「絶対思ってないでしょ!」
「思ってるってー」
「うそだー!」
「嘘じゃないってー」
「むーーーー!」
そんな他愛のない会話をして笑いあった後、ユウキが隣に座ってきた。
「綺麗だね...」
「そうだな。」
「キリト。」
「どした?」
「ボク、もうそんなに長くないんだよ。先生が言ってた。」
「.......」
無言。それ以上言わないで欲しい、とユウキを見て見たが、ユウキはこっちを見向きもせず、話を続けた。まるでそんなこと分かってる。と言っているかのように。
「それが分かった時ね、ボク、耐えきれなくて泣いちゃったんだ。」
「死ぬのが怖かった。後悔も未練もないはずなのに。どうしようもなく怖かった。生きたい、って思った」
「それから何日かたった頃にすごくしんどい日があったんだ。その日もまた、泣いちゃった。でも、その日は前とは違って、もういっそ殺してくれ。って思っちゃったんだ。」
「っっ!」
「意識が途切れて目覚めた時、いつもの病室だった。すごく安心した。」
「その時思ったんだ。ボクはまだこの世界で生きたい、って」
「そして生きる意味を探していた時にキリトと会ったんだ。」
「キリトと一緒に色んなことして、本当に楽しかった。」
「でね、ボク、好きな人が出来たんだ。」
「その人は強くて、優しくて、面白くて。困ってる時に助けてくれて、丸でお兄ちゃんみたいで、そしてちょっと臆病で。」
「その人の事、ボク、好きになっちゃったんだ。」
言っていることはとてもいい事なのに。それなのにユウキの顔はとても悲しそうだった。
「でもボクね、その人と距離を置くことにした。その人のこと、大好きだった。離れたくなかった。でもボクは長くない。一緒にいても悲しませてしまうだけだって思ったんだ。しかもボク、ずっと病室にいて恋愛なんかしたこと無かったし。」
そう言って笑ってみせたが、酷く痛々しい。
「なんで...俺にその話を?」
分かっている。
「それはね...キリト。」
こんなの性格が悪すぎる。
「ボクは」
ユウキが振り向く。その目は宝石みたいに美しく光っている。そして儚くもある。
「君のことが大好き。ボクはキリトの事、本当に大好き。」
次は...俺の番。ユウキは俺の答えを怖がっていた。泣いて、それでも前を向いて。必死に現実と向き合おうとしている。なんで今ここでユウキが自分の気持ちを伝えたか。それはユウキが自分の残りの時間を悟っているから。そう思う他になかった。
なら俺も、本当の気持ちを。心の底から思っていることを伝えよう。
「俺も...俺も、君のことが大好きだ。ユウキの事が大好きだ。」
「キリト...ありがとう。本当にありがとう。」
言い切った。でもまだ、1つ。言い足りないことがある。
「ユウキ。俺と付き合ってくれ。」
「ごめんなさい。」
「長くないからか?」
「っ!...うん。ごめんね。」
「そんなの関係ない。残された時間を精一杯楽しめばいいじゃないか。」
「でもボクはすぐ君の前からいなくなっちゃう。傍にいればいるほど別れは辛くなる。そんなの...君に申し訳ないよ...」
「ならこの気持ちは?俺のこの気持ちはどうなる。君と一緒に居たいのに。俺の知らない場所で俺の知らない時に君がいなくなるなんて、俺は耐えられない。」
「.......」
「もし...もし君が同じ気持ちなら。俺を選んでくれるなら...君を絶対泣かせない。ずっと一緒にいよう。ユウキ。」
ユウキは目から大粒の涙を流していた。声を必死に抑えている。
「後悔...しない?」
「ああ。」
「もうすぐいなくなるかもしれないんだよ?」
「...ああ。」
「それでも...いいの?」
その問いには答えなかった。代わりに、俺は壊れるぐらいきつく、それでいて優しく、ユウキの華奢な体を抱きしめた。
「俺と...付き合ってくれ。」
「よろしくお願いします。」
SAO最強の剣士とALO最強の剣士が強く抱き合った。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
告白...しましたね。
こっからどうなっていくんでしょうか...では、次回もお楽しみに〜