残酷な世界で生きる意味。   作:ひーなー

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どうも、ひーなーです。

ものっそい遅くなりました!ごめんなさい。
今回は皆さんが待ちに待ったであろう○○回です!
短めではあります

○○には何が入るのでしょうか...どうぞ〜


最強の剣士

意識が覚醒するとそこはいつもどおり、ログハウスだった。

いつもはアスナやユイがいてうるさいぐらいなのに、今は誰もいない。とても静かだった。

 

「...行くか。」

 

ドアを開け、鍵閉める。風邪が吹き、木が揺れて葉が舞う。水面が揺れ、魚が跳ねる。

俺の意識は研ぎ澄まされていた。これまでにない程に。

家の前で1度大きな深呼吸をして、羽を広げ、地面を蹴る。

風が気持ちいい。そんな事を考えながら、俺はユウキと初めて出会った場所へ行く。

 

_____________________________________________

 

移動はあっという間だった。

俺は一足先に24層の小島につき、ユウキを待つ。

大木に背を預け、空を見上げた。

 

「キリトっ」

 

「わっっ?!」

 

「あはははっ、びっくりし過ぎだよ〜!」

 

「なんだユウキか...脅かさないでくれよ...」

 

「なんだって酷いな〜」

 

「はいはい、ごめんごめん」

 

「絶対思ってないでしょ!」

 

「思ってるってー」

 

「うそだー!」

 

「嘘じゃないってー」

 

「むーーーー!」

 

そんな他愛のない会話をして笑いあった後、ユウキが隣に座ってきた。

 

「綺麗だね...」

 

「そうだな。」

 

「キリト。」

 

「どした?」

 

「ボク、もうそんなに長くないんだよ。先生が言ってた。」

 

「.......」

 

無言。それ以上言わないで欲しい、とユウキを見て見たが、ユウキはこっちを見向きもせず、話を続けた。まるでそんなこと分かってる。と言っているかのように。

 

「それが分かった時ね、ボク、耐えきれなくて泣いちゃったんだ。」

 

「死ぬのが怖かった。後悔も未練もないはずなのに。どうしようもなく怖かった。生きたい、って思った」

 

「それから何日かたった頃にすごくしんどい日があったんだ。その日もまた、泣いちゃった。でも、その日は前とは違って、もういっそ殺してくれ。って思っちゃったんだ。」

 

「っっ!」

 

「意識が途切れて目覚めた時、いつもの病室だった。すごく安心した。」

 

「その時思ったんだ。ボクはまだこの世界で生きたい、って」

 

「そして生きる意味を探していた時にキリトと会ったんだ。」

 

「キリトと一緒に色んなことして、本当に楽しかった。」

 

「でね、ボク、好きな人が出来たんだ。」

 

「その人は強くて、優しくて、面白くて。困ってる時に助けてくれて、丸でお兄ちゃんみたいで、そしてちょっと臆病で。」

 

「その人の事、ボク、好きになっちゃったんだ。」

 

言っていることはとてもいい事なのに。それなのにユウキの顔はとても悲しそうだった。

 

「でもボクね、その人と距離を置くことにした。その人のこと、大好きだった。離れたくなかった。でもボクは長くない。一緒にいても悲しませてしまうだけだって思ったんだ。しかもボク、ずっと病室にいて恋愛なんかしたこと無かったし。」

 

そう言って笑ってみせたが、酷く痛々しい。

 

「なんで...俺にその話を?」

 

分かっている。

 

「それはね...キリト。」

 

こんなの性格が悪すぎる。

 

「ボクは」

 

ユウキが振り向く。その目は宝石みたいに美しく光っている。そして儚くもある。

 

「君のことが大好き。ボクはキリトの事、本当に大好き。」

 

次は...俺の番。ユウキは俺の答えを怖がっていた。泣いて、それでも前を向いて。必死に現実と向き合おうとしている。なんで今ここでユウキが自分の気持ちを伝えたか。それはユウキが自分の残りの時間を悟っているから。そう思う他になかった。

なら俺も、本当の気持ちを。心の底から思っていることを伝えよう。

 

「俺も...俺も、君のことが大好きだ。ユウキの事が大好きだ。」

 

「キリト...ありがとう。本当にありがとう。」

 

言い切った。でもまだ、1つ。言い足りないことがある。

 

「ユウキ。俺と付き合ってくれ。」

 

「ごめんなさい。」

 

「長くないからか?」

 

「っ!...うん。ごめんね。」

 

「そんなの関係ない。残された時間を精一杯楽しめばいいじゃないか。」

 

「でもボクはすぐ君の前からいなくなっちゃう。傍にいればいるほど別れは辛くなる。そんなの...君に申し訳ないよ...」

 

「ならこの気持ちは?俺のこの気持ちはどうなる。君と一緒に居たいのに。俺の知らない場所で俺の知らない時に君がいなくなるなんて、俺は耐えられない。」

 

「.......」

 

「もし...もし君が同じ気持ちなら。俺を選んでくれるなら...君を絶対泣かせない。ずっと一緒にいよう。ユウキ。」

 

ユウキは目から大粒の涙を流していた。声を必死に抑えている。

 

「後悔...しない?」

 

「ああ。」

 

「もうすぐいなくなるかもしれないんだよ?」

 

「...ああ。」

 

「それでも...いいの?」

 

その問いには答えなかった。代わりに、俺は壊れるぐらいきつく、それでいて優しく、ユウキの華奢な体を抱きしめた。

 

「俺と...付き合ってくれ。」

 

「よろしくお願いします。」

 

SAO最強の剣士とALO最強の剣士が強く抱き合った。




ここまで読んでくださってありがとうございます!
告白...しましたね。
こっからどうなっていくんでしょうか...では、次回もお楽しみに〜
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