けものフレンズ 軈テ星ガ降ル。   作:ヒトアマゾン

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Ep.9「久し振りのGAME!」

-キタキツネに連れて行かれた場所-

 

 

光太郎「ここは…?」

 

様々な機械から、それぞれの音楽が流れている。

 

混沌としている。と言ってしまえばそれまでだが、妙にしっくりくる。

 

この雰囲気、なんだか懐かしい…

 

キタキツネ「げぇむせんたぁだよ。」

 

ゲームセンター… 何故だろう、凄く良い響きに思える。

 

ん? あれは………

 

ニホ「どうしたの、光太郎?」

 

周りにある、様々な機械よりも、凄く魅力的と言うか…惹かれるものがあると言うか…

 

俺は、一つのゲームに釘付けになっていた。

 

光太郎「あ、いや、何か気になっちゃってね…」

 

キタキツネ「ん? けもんライド、やる? カードあるよ。」

 

ニホ「え、良いの!? やろ、光太郎!」

 

光太郎「あ、あぁ、やろう!」

 

凄く楽しみだ…

 

 

 

 

 

 

ゲーム内容は、とてもシンプルだった。

 

まず、フレンズの描かれたカード2枚を機械で読み込む。

 

次に、スロットを止め、スロットに書かれた数値の合計が多い方が先行を取れる。 ちなみにキタキツネ達は、数字の意味は知らず、数字の形で強弱を覚えたらしい。

 

微笑ましい…

 

その後、相手に攻撃をし、持ち点を削るのだが…

 

攻撃というよりも、「相手に触る」の方が正しいか。

 

…最終的に、相手の持ち点を削りきった方の勝ち。

 

というゲームだ。

 

 

 

第1回戦は手本を兼ねて、俺vsキタキツネとなった。

 

 

始めは手も足も出ない状態だったが、ニホニホの懸命な応援のお陰で勝つ事が出来た。

 

キタキツネ「むぅ〜、光太郎、強い… 次は、僕とニホンオオカミね。」

 

ニホ「頑張るよ!」

 

おぉ…次はニホニホかぁ。

 

俺は、どちらを応援したら良いか分からない状態でいた。

 

…途中でニホニホにアドバイスはしたが。

 

その甲斐もあり、ニホニホの動体視力の凄さもあり、ニホニホはキタキツネを破った。

 

キタキツネ「二人共…強い。……二人で戦ってみて?」

 

ニホ「…手は抜かないよ、光太郎!」

 

光太郎「当たり前だよ… 行くぞ、ニホニホ!」

 

 

 

 

 

 

光太郎「負けた……流石の動体視力だな。ニホニホ。」

 

ニホ「光太郎こそ、最後の最後まで、ほぼ互角だったから結構焦ったよぉ。」

 

キタキツネ「…ありがとう。凄い戦いが観れたよ。」

 

ニホ「こっちこそ、キタキツネが勧めてくれたから、楽しい時間を過ごせたよ。ありがと!」

 

光太郎「俺からも、ありがとう。 懐かしい気持ちになれたよ。」

 

…また、やりたいなぁ。

 

 

 

ルペラ「ニホンオオカミ様、光太郎様、どうですか?」

 

ニホ「あ、ルペラ! 楽しいよっ!」

 

ギンギツネ「キタキツネェ、あの…えっと……」

 

キタキツネ「ギンギツネもやろ?」

 

ギンギツネ「え、あ、や、やりましょ!」

 

ルペラ「良かったですね、ギンギツネ様♪」

 

ギンギツネ「えぇ♪」

 

光太郎「?」

 

あれ? この二人、凄い仲が良くなってる…

 

良いねぇ…

 

 

 

 

-宿受付-

 

 

ギンギツネ「今日はありがとう。 楽しかったわ。」

 

光太郎「こちらこそ、楽しかったです。 それに、命を助けていただき、本当にありがとうございました。」

 

あの時助けが来なかったら、確実に息の根が止まってたな……

 

ギンギツネ「けど、本当に泊まって行かなくて良いの?」

 

光太郎「はい、まだ行きたい所があるので。」

 

本当の所、ルペラからの提案で、二人での時間を作ってあげたい。との事。

 

粋だねぇ…

 

ニホ「キタキツネ、げぇむ楽しかったよ!」

 

キタキツネ「うん、僕も楽しかった。…またやろ? 光太郎も。」

 

ニホ「うん!」

 

光太郎「喜んで。」

 

ルペラ「どうですか? 息抜き、出来ましたか?」

 

ギンギツネ「えぇ、久し振りに出来たわ。 ありがとね。 それで、あなた達、次はどこに行くのかしら?」

 

光太郎「あ…確か、水辺地方だっけ?……だよね?」

 

ニホ「そうだよ?」

 

キタキツネ「みずべちほー… かばん達も、そこから来たよね。」

 

ルペラ「はい、私達は、かばん様達が巡った地方を、逆からですが巡っているので。」

 

ギンギツネ「…最近は、セルリアンが多いから、気を付けないと危ないわよ。」

 

ニホ「でも…何で最近、セルリアンが多いんだろ…」

 

キタキツネ「うるとらぞーんが開いたんだよ…」

 

ウルトラゾーン!?

 

…ウルトラゾーン………

 

 

ギンギツネ「あなた、それげぇむの話でしょ…」

 

光太郎「…まぁ、取り敢えずセルリアンには気を付けます。旅は終わっていないので。」

 

ギンギツネ「その心構えよ。 あ、途中まで送るわよ? 途中で倒れられても困るしね…」

 

ルペラ「ありがとうござます。」

 

ニホ「ありがと!」

 

光太郎「宜しくお願いします…」

 

流石に、二度も倒れるのは勘弁だ。

 

…次、雪山で倒れたら、この世に帰ってこない自信がある。

 

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