光太郎「さてと、着替えの服でも探すかぁ…」
確か、棚の中に何着か有ったはず…
……え、何これ。
何で作業着とTシャツしか無いの?
光太郎「ま、まぁ、別に誰か来る訳でも無いし。 Tシャツで良いな、うん。」
で、ズボンは…
…作業着、ジーパン、ジャージ。
どうして昔の俺は、最低限+@の物しか買ってなかったんだ…
それでも、各2着ずつあるのが救いか。
ニホ「光太郎ー! あの泡の出るやつって誰?」
光太郎「あー分かった。今行く!」
ついでに着替えも置いて行くか。
-風呂場-
光太郎「はいはーい、今来たよ!」
そう言うと俺は、勢いのままに扉を開けてしまった。中に二人の可憐な娘が居るというのに。
……無意識なんです。本当なんです、信じて下さい!
ニホ「あ、光太郎!」
ルペラ「光太郎様!? まだ心の準備が、それにニホンオオカミ様も居りますし…」
光太郎「わぁぁぁ! あ、ぁ、えっとコレだよ!コレ!」
ニホ「これね? ありがと!」
光太郎「うん、どういたしまして。」
あー、焦った… 心臓バックバクだよ。
ルペラ「あの、光太郎様も入りますか?」
光太郎「ウェ!? あ、え?」
まぁ確かに、ここで入れば後が楽だ。多分…
ニホ「そうだよ、光太郎も入ろうよ! みんなで入った方が楽しいよ!」
あぁニホニホ。君はなんて純粋なんだ。心が洗われる…
光太郎「じゃあ、お言葉に甘えて…」
…狭い。 大して大きく無い風呂場に3人は…
けど、幸せだから。
それで十分だ。
ルペラ「光太郎様、良い顔してますね。幸せそうです。見ているこちらも、幸せになってきますよ…」
ニホ「家族って、きっと、こういうのなのかも…良いね!」
…家族か。 あの頃の俺にも、こんな家庭があったんだな…
-個室-
光太郎「さて…と、寝るか。」
若干Tシャツが大きいのか、萌え袖状態になっている。 それでいて、胸回りの方はちょっと張っているのが…
…目に悪い。
ニホ「体があったまってて、眠くなって来たよ…」
ルペラ「私も、今日は少し疲れてしまったので…」
…あっ、ベッド一人分しか無い。
……考えろ…何か良い方法がある筈だ。
そうだ!
光太郎「ルペラ、そこの引き戸開けて?」
ルペラ「これ…ですか?」
…よし、布団だ!
まぁ、布団2枚でも足りる。布団を繋げれば、3人で寝れる。
部屋のスペースギリギリだが。
光太郎「それじゃ、おやすみ。」
ルペラ「おやすみなさい。光太郎様、ニホンオオカミ様。」
ニホ「おやすみ!」
窓から、薄っすらと月光が流れ込んでくる。
二人の寝顔が、その光に照らされていた。
……かわいい。護りたい。
ニヤつきながら、二人の寝顔を眺めているうちに、俺もいつのまにか寝ていた。
〜翌朝〜
…暑い…痛い…
光太郎「…いてて……ん?」
…えっと、ニホニホの顔が凄く近くにある。うん、で、何で俺の耳たぶをしゃぶってるんだ? てか甘噛みじゃないか?
ルペラは…
ルペラ「こ…たろ…ま……やっ…激しっ…」
えーっと、楽しそうで何よりだ。うん。
…夢の中の俺は何をやってるんだよ。
……昨日のアレを思い出してしまったじゃないか…
〜1時間後〜
ニホ「っはぁ… あ、おはよ。」
ルペラ「あっ、光太郎様…ふふっ…おはようございます。」
光太郎「おはよ、二人共。 そろそろ此処を出るから、支度しておいてね。」
さぁてと、次の平原地方。何があるか…楽しみだ。
-火山洞窟-
??「間も無くだ。間も無く、私の“愛”を皆に。 私達の手で、保存し、再生する事で、永遠の命を。 貴方達は、幸せを運ぶ天使として、もうすぐ羽ばたける。」
洞窟の中には、絶えず形を変化させ蠢いている無数のセルリアンと、一つの人影が立っていた。