光太郎「えっと…何方ですか?」
?「…オオコウモリ、敵の錯乱を。リンカルス、纏めて片付けてくれ。 俺は司令塔を叩く。」
オオコウモリ「はいはーい!」
リンカルス「りょーかい…」
光太郎「えっとぉ…」
あれ? 無視…されちゃった?
?「俺の名前なんて、知らなくても良いだろ。 その方が此方としても活動しやすい。」
ヘラジカ「どうしてだ?」
オオコウモリ「それはねー? ジャックちゃんのやり方が、他のフレンズちゃん達にとっては怖かったらしくて、直ぐにでも忘れて欲しいからーって。」
ジャック「オオコウモリ、早くやってくれ。」
オオコウモリ「ごめーん! あ、あと、ジャックちゃんは、ジャクソンカメレオンのフレンズちゃんだから!」
ジャック「無駄な情報を流すな…」
リンカルス「そう照れるなってぇ…」
ジャック「…早く…やるぞ…」
オオコウモリ「あっ、ジャックちゃんがキレちゃう…早くやんないと!」
ルペラ「あの方達が…噂の…」
ニホ「どうしたの? 何か知ってるの?」
ルペラ「噂に聞いていたのですが、裏のハンターというのが居るらしくて… その特徴と、色々一致しているんです。」
光太郎「裏って…表も居るの?」
流石に裏だけでは無いだろう…
ニホ「居るよ? キンシコウちゃんと、リカオンちゃんと、あとヒグマちゃん!」
ルペラ「最近、セルリアンが多くて出ずっぱりだそうですよ?」
光太郎「大変なんだね…」
それにしても、裏のハンター…手際が良い。 ちょっと怖いけど…
オオコウモリが飛び回り、意識が逸れたセルリアン達に向かってリンカルスが…あれ、毒? を吹いてる…
ジャックは…あれ、どこ?
ヘラジカ「うむ、私達も負けてられないな!」
ライオン「みんな、行こう!」
ヘラジカ軍、ライオン軍も気合い入ってる…
俺らも…頑張ろ!
ジャック「どうしたセルリアン…かかって来い…」
セルリアン「!? …どこだ…」
成る程、カメレオンだから姿を消して… 発言が怖いなぁ……敵には回したく無いなぁ…
ジャック「…時間切れだ。こっちから行かせてもらおう。」
セルリアン「…どこだ…ど…………」
えっ…鞭で貫いた…?
ジャックが…笑ってる…引き笑いだけど。
司令塔が倒され、周りのセルリアンが一斉に砕けた。
ヘラジカ「おぉ…強いなぁ! どうしてそんなに強いんだ?」
ジャック「加減しない。 あと、戦う事以外考えない。 これだけ。 だが、オススメはしない。」
リンカルス「…俺らは、他のフレンズとは殆ど関係を持たない。 だから、捨て身で戦える。」
オオコウモリ「でも、君達には色んなトモダチが居るでしょ? 私達みたいな方法をとったら、悲しませちゃうからねー」
ジャック「…それに、俺からして見れば、アンタらの方が強く見える。自分だけで無く、仲間を思って戦える。それも強さだ。」
ニホ「えっ、3匹は仲間じゃないの?」
ジャック「……」
リンカルス「…昔は…仲間だった…4匹で。」
オオコウモリ「実は、4匹目の子って、ちょっと変わったフレンズちゃんでね…なんだろ…私達とは根本的に違うって言うか…けど、自分の思う正義の為に戦ってたよ。」
ジャック「特殊だったから、サンドスターが安定しなくて、壊れた。辛かった。 仲間だったから… だから、今はただ3匹で集まって狩りをしてるだけ。」
ニホ「ごめん…やな事言っちゃった…」
特殊なフレンズ…? そういえば、昔ミライさんがUMAで無い、無脊椎動物のフレンズを見たと言っていたが…
オオコウモリ「気にしなくて良いよ? 私達、今も一応楽しくやってるし。」
ジャック「それと、狩りの協力、感謝する。 お陰で司令塔に集中出来た。」
ライオン「こっちこそ、手伝ってくれてありがとう。 どぉ? 城で休んで行かない?」
リンカルス「ジャック…どうする?」
ジャック「…気持ちだけ受け取っておく。」
オオコウモリ「えぇー…疲れたよぉ休もうよぉ…」
ジャック「次の狩りの準備がある。…残された時間は少ない。」
ルペラ「どう言う事…ですか?」
リンカルス「あくまでも予想の域を超えられないが…そこのヒト。」
光太郎「えっ…はいっ!」
急に呼ばれるのは怖い…
リンカルス「…女王を知っているか?」
光太郎「女王…ですか?」
パーク職員だったのなら、知らない訳が無い。 あの事件…俗に言う女王事件をキッカケに、パークのセルリアン対策がより厳重になり、セルリアンとの遭遇時のマニュアルも一新された。
リンカルス「私達も詳しい事は知らないが、少し前に狩りの現場に居たフレンズに女王の事を色々と聞いた。 あの時逃げ切った元女王が、再び力を手に入れようと…」
ジャック「或いは既に手に入れた… 現時点では何も言えないがな。」
そんな…あの女王が…
オオコウモリ「…まぁまぁ、結局は予想だから。」
光太郎「その…情報元って、誰ですか?」
リンカルス「さばくちほーに居るツチノコだ。」
ツチノコ…パーク内で発見された時は大騒ぎ!だったなぁ…
ジャック「…私達はそろそろ帰らせてもらう。」
ヘラジカ「そうか…色々話しを聞かせてくれてありがとう。」
ラビラビ「それと…あの…ありがとう。 お陰でルルを助けられた…」
ジャック「……仲間は大切にしろよ。後悔したく無ければ。」
オオコウモリ「うぅん… 仕方ないか。 じゃあね、元気でね!」
大切に…絶対に、何があってもニホニホとルペラを守る。 仮に女王が甦ったとしても…
-城、周辺-
ヘラジカ「みんな、ご苦労だった!」
ライオン「えっと…光太郎…だっけ? ありがとう。ニホンオオカミとルペラも。」
ルペラ「いえ…目的が達成できて何よりです。」
ニホ「ねぇ、かばんさんって、何処からへいげんに来たの?」
ハシビロコウ「えっと、こはんから来てたよ。」
湖畔…息抜き出来そう…
光太郎「情報提供、ありがとうございました。お元気で…」
…女王、やっぱり気になるなぁ
-湖畔、道中-
ルペラ「どうしましたか、光太郎様?」
光太郎「あぁ…女王の事が気になってね…」
どうしても頭から離れない。
…少し明るい事を考えるか。
光太郎「ニホニホ、そろそろ湖畔に着く?」
ニホ「そうだね…もうじきだよ。」
光太郎「そっか…」
こんな会話でも、永遠に続いて欲しい。そう思うと同時に、少し立ち眩みしてしまった。
…疲れが溜まってるのか?