-湖畔付近-
ニホ「あ、見えてきたよっ!」
そう言うニホニホが指差す先に、湖の中に木製の家が建っていた。 その家の中に、2つの人影が見える。
ルペラ「あの中に居るのは…アメリカビーバー様と、オグロプレーリードッグ様…ですかね。」
光太郎「二人暮らしかなぁ…?」
俺、この旅が終わったら何処に住もう…やっぱり、昔の部屋?
ニホ「どんな子達なんだろ…気になるなぁ…」
光太郎「取り敢えず、行ってみようか。」
ビーバーといえば昔、ヨーロッパビーバー担当の職員が、パークの外に出られないヨーロッパビーバーの為に、パーク外のホームセンターの中を一日中ビデオで撮影していた…と言う話を聞いた事があった…無論、パークとホームセンター、両方の許可は得ていたらしい。
-湖畔-
プレーリー「んぅ? ビーバー殿、誰か来たでありますよ?」
ビーバー「迷子…っすかねぇ…」
光太郎「あのぉ…」
ビーバー「どうしたんすか?」
ニホ「ここが“こはん”だよね?」
ビーバー「そうっす!」
ルペラ「この立派な家は…」
ビーバー「この家は、かばんさんにお手伝いしてもらいながら、プレーリーさんと一緒に作ったんすよ。」
ここまで来ると、かばんさんって多彩すぎて…かばんさんは何人もいるんじゃないか?
ニホ「かばんさん…やっぱり凄いねぇ…」
プレーリー「かばん殿を知っているでありますかぁ!?」
光太郎「おぉぅ…えっと…会った事は無いんですけどねぇ… あの…」
プレーリー「あぁ! プレーリードッグでありますっ! ご挨拶をさせていただきたいでありますっ!」
ご挨拶とは… これまたご丁寧に…
プレーリー「にひぃ…」
…ん? 急に顔を掴んで、どうしたのかな?
光太郎「あの…顔、近k!?」
おぉ…これまた随分とwildなご挨拶ぅ…
ルペラ「…光太…郎さ…あ…ぁ…」
あっ…ルペラが…ゼットンに倒された初代マンの如く倒れてゆく…
ニホ「ルペラァ!? 死んじゃダメ! 立って! ルペラが死んじゃったら、私達はどうなるの!?」
ニホニホよ…流石に死ぬ事は無いと思うぞ。 どちらかと言うと、俺の方が酸欠で死にそうだよ。 目眩してきたよ。
ビーバー「プ、プレーリーさん、光太郎さん?の顔色がぁ…」
プレーリー「…はぁぁ! 申し訳ないであります! 久し振りのご挨拶だったのでつい…」
光太郎「はぁ…はぁ… 俺は、まぁ、大丈夫ですよ…」
ルペラのケアしないと…
光太郎「ルペラァ…大丈夫?」
ルペラ「……はっ!…光太郎様…私…どうして…?」
光太郎「うーんと…そのぉ、ちょっと衝撃的な光景を見ちゃったのかな。うん。」
俺にとっても衝撃的だったけどな。
ルペラ「そうでした… 光太郎様、抱きしめてもらっても…良いですか? 私、まだ落ち着かなくて…」
ウェッ!? まぁ…そりゃそうか。
光太郎「…良いよ。」
そう言うと俺は、ルペラをそっと抱きしめた。
…周りの視線は気になったけどなっ!
ルペラ「…こうしていると、光太郎様の心臓の音が、よく聞こえて…すごく、安心します…」
こうしていると、ルペラの体温が、すごく伝わってくる… 温かい…
プレーリー「…なんかすごいであります…」
あなたの行動も中々でしたよ。
ビーバー「見ててドキドキしてくるっす…」
やってるコッチも、愛おしさで心臓がキュンキュンしてますよ。
ニホ「後で私もギュッってしてもらお!」
さすがニホニホ、何時も通りだ!
光太郎「…ルペラ。」
ルペラ「…はい。」
光太郎「…その…腕、疲れた。」
ルペラ「…光太郎様らしいですね。 そう言う所も…スキ…」
光太郎「ん、なんか言った?」
ルペラ「…いえ、何も♪」
…まぁ、聞こえてましたけどね。俺も…スキ…
ルペラ「プレーリー様、ビーバー様。」
ビーバー「はいっ!」
プレーリー「はいっでありますっ!」
ルペラ「かばん様の事、教えていただけませんか?」
おぉ、急に本題に入ったな。 切り替えの速さも…スキ…