-結婚式同日、光太郎宅-
明日の出発に備え、荷物の準備をしていた。
(恐らく)3泊4日、リウキウエリアに行くらしい。
光太郎「えーっとえーっと…ルペラ、新婚旅行って何持ってけば良いの?」
ルペラ「うーん…ニホンオオカミ様、何か分かりますか?」
ニホ「そうだねぇ…何時も通りで良いんじゃない?」
光太郎「やっぱりそうだよね…」
ルペラ「それでは…荷物は、そう大した量にはなりませんね。」
光太郎「じゃ、パパッと準備して…風呂にしようか! そして寝よ!」
ニホ「よーし、もうひと頑張りしちゃお!」
着替え、水筒、救急セット、鉄パイプ…
…新婚旅行とは?
-風呂場-
それにしても…
前に比べて服がちょっと大きいな…
いや、俺が小さくなったのか。
ルペラ「光太郎様、風邪引いてしまいますよ。一緒に入りましょう?」
光太郎「あぁ、今行くよ。」
-湯船-
やっぱり慣れないなぁ…
どーしても、男…雄?の時の気持ちそのままになってしまう。
ニホ「ねぇねぇルペラ!」
ルペラ「どうしたんですか、ニホンオオカミ様?」
ニホ「リウキウエリアって、どんな所なの?」
ルペラ「そうですねぇ…昔、リョコウバト様がリウキウエリアへ行った時のお話を聞きましたが、どうやら凄く海が綺麗らしいですよ。」
光太郎「ルペラは行った事無いんだ?」
ルペラ「えぇ、あまり他のエリアには行かないんです。 私、警戒心が薄い。と、他のフレンズ様から言われる事があるんです。自覚は無いのですが…それで、万が一の事があると困るので他のエリアには行っていないんですよ。」
ニホ「でも、私と光太郎が一緒なら大丈夫だよっ!」
光太郎「そう、何があっても俺達…私達が守るからさ。」
ルペラ「そうですよね…ありがとうございます。 そういえば、光太郎様はどうして一人称を変えようとしているんですか?」
光太郎「何かさ…一応性別が変わったから、今の方に合わせた方が良いのかなぁ…なんて思ってさ。」
ニホ「光太郎は光太郎のままで良いと思うけどなぁ…」
ルペラ「そうですよ。私にも本当の自分で居て良いって、言ってくれたではありませんか。」
光太郎「そう…かな。 じゃあ、何時も通りでいいか。」
ニホ「…でさ、前に光太郎と温泉とかお風呂とかに入ってた時に気になってたんだけど…」
光太郎「ん、何かな?」
ニホ「光太郎の股にぶら下がってたヤツ、あれって何だったの?」
…さぁ、遂にこの時がやってきてしまった。
ルペラ「あればですね…」
-居間-
…やってしまった。
ブツの解説から脱線して、思い出話に発展して…
ルペラの暴走を止められるのはただ1人、俺だったのに…
あの時の事、頭に焼き付いてしまっているからなぁ…もう恥ずかしくてね、ぶっ倒れそうだよ。
ニホ「ね、ねぇ…光太郎。」
光太郎「…ん?」
ニホ「光太郎はさ、ルペラの事…好き?」
光太郎「勿論だよ、ニホニホも大好きだよ…けど、どうして?」
ニホ「何かさ、私だけ友達止まりって言うか…家族だけどさぁ…」
光太郎「ごめんね…ニホニホを仲間外れにしたつもりは無かったんだよ…」
ニホ「分かってるよ、光太郎は何時も優しいし………」
光太郎「ニホニホ…?」
ニホ「光太郎、今夜はぁ…寝かせないぞぉ!」
光太郎「あっ♡」
ルペラ「光太郎様、ニホンオオカミ様、洗濯物干してきまし………た。 ナニ2匹だけで楽しんでいるんですか? 私も…楽しませて下さい♡」
-新婚旅行当日、光太郎宅-
博士「光太郎、迎えに来てやったのです! 勝手に入っても文句言うななのです、我々はこの島の長なのでっ!」
助手「さぁ、準備は出来てい………」
博士と助手が入ると、全裸で倒れた様に寝ている光太郎と、これまた全裸で光太郎の腕の中で眠っている2匹がいた。
博士「……お前ら…結婚早々ズッコンバッコンしてんじゃねーのです!」
光太郎「ぅぅあぅあぁう!? あぁ、博士と助手ですか…おはようございます。」
助手「はやいのは、お前らの進展の方なのです…ルペラは兎も角、ニホンオオカミにまで手を出すとは…お前の欲に限度ってもんは無いのですか…?」
光太郎「面目ないです…」
ニホ「ん? あ、博士だ。」
ルペラ「博士様に…助手様…どうして此処に?」
博士「全く…快楽で記憶もぶっ飛んだのですか…今日は新婚旅行当日なので、迎えに来てやったのです。」
助手「さぁ、とっとと服を着て出発するのです!」
あ、そうだよ…そうなんだよ!
今日じゃん、当日じゃん!
-海辺-
案外時間に余裕が無かったので、ルペラにニホニホ共々抱えてもらい、何とか海辺まで飛んでいってもらった。
朝っぱらからルペラには負担をかけてしまった…しっかりお礼しなければ…
海辺には、多くのフレンズが集まっていた。
その奥には、ジャパリバスの後部が浮いていた……は?
アライさん「お前が光太郎かぁ! 昨日は道に迷って…何だっけフェネック?」
フェネック「結婚式ねー。 昨日行けなかった代わりに、今日来たんだよー。宜しくねー、光太郎さん。そしてニホンオオカミさんとルペラさーん。」
アライさん「宜しくなのだ!」
ニホ「宜しくね!」ルペラ「宜しくお願いします。」
光太郎「宜しく。」
博士「光太郎、あのバスが気になってる様ですね。」
光太郎「えぇ、図星です。」
助手「かばんやサーバル達も、バスを改造して他のエリアに行ったのです。 こいつは、後部しか使えそうな状態で見つからなかったので、移動は海獣のフレンズに手伝ってもらうのです。」
マイルカ「あたし達と、おかーさんが手伝うよ!」
シロナガスクジラ「宜しくね、ちゃんと送り届けるわ。」
かばん「皆さん、旅の思い出をいっぱい、作ってくださいね!」
サーバル「お話、楽しみにしてるね!」
光太郎「ありがとうございます。それでは…行ってきます。」
来てくれたフレンズさん達に挨拶をし、バス製の船に乗り込んだ。
さぁ、何が有るのか知らないが…楽しむぞ。