Ep.6「みんなのアイドル訪問記」
博士達曰く、出発のタイミングはいつでも良いらしいが…
〜2日後、光太郎宅〜
ルペラ「…はい、準備完了です。いつでも出発できますよ。」
ニホ「いつにする? いつにするっ!?」
目を輝かせ、尾を振りながら飛び跳ねるニホンオオカミを眺めつつ…
光太郎「そうだね…2人は、何か用事ある?」
ルペラ「私なら、当分は何もありませんよ。」
光太郎「本当? スカイダイバーズでの活動とか大丈夫なの?」
ルペラ「えぇ、昨日確認してきましたが、定期的に自主練すれば良い…との事でした。つい最近、スカイインパルスとの試合があったばかりですしね。」
光太郎「そっか、ニホニホは?」
ニホ「うん、会合で決まった事とかは後で教えてくれるって。」
光太郎「それなら…明日にでも出発する?」
ルペラ「了解です。博士達に伝えておきますね。」
そこまで言うと、ルペラは部屋を出た。博士達の所へ向かったのだろう。
ニホ「明日! 楽しみだなぁ…どんな所なんだろ?」
光太郎「それは…着いてのお楽しみかな?」
ニホ「いいね……寝れないぃ!」
〜翌朝、ジャパリ図書館〜
3匹が到着すると、少し眠そうにしている博士と助手が居た。
博士「…随分とまぁ早い出発なのです…」
ニホ「だって楽しみだったんだもん…」
助手「日の出港に、とっておきの新婚祝いを用意しておいたのです。」
ルペラ「わざわざありがとうございます。」
博士「それでは、我々は仮眠をとるのです…賢い我々にも、睡眠は必要なので…」
助手「それでは…」
光太郎「ありがとうございました…おやすみなさい。」
博士「…それと、何か重大な事態に陥った場合は、とっとと帰って来るのですよ。」
光太郎「…そんなに危ないんですか?」
助手「あくまでも保険ですよ、いつもみたいに気楽にいれば良いのです。」
光太郎「そういうモノなんですね…了解です。」
-日の出港-
光太郎「…海、広いなぁ……」
ニホ「ねぇ、アレじゃない?」
ニホンオオカミが指差す先には、青い乗り物があった。
光太郎「アレって…バス?」
?「そうよ…」
ルペラ「! ゴマバラワシ様にイヌワシ様…」
ニホ「それに…タイリクオオカミと、かばんさん?」
サーバル「うみゃー! 私も居るよ!」
ゴマバラ「あなた達がリウキウに行っていた時、博士達が散歩中に見つけたらしいの。それを急ピッチで直したって訳。」
タイリク「博士から、また旅に出るって聞いてね。 みんなで見送りに来たのさ。」
イヌワシ「ルペラ! オレ達との約束、忘れんなよ!」
ルペラ「了解です…いつか、スカイインパルスに勝つ為にも。」
タイリク「ニホンオオカミ、気になる物に夢中になり過ぎて、周りが見えなくなる…なんて事が無いようにね。」
ニホ「大丈夫だよ! 心配してくれてありがとうね。」
かばん「光太郎さん、ルペラさん、ニホンオオカミさん…きっと、この旅では色々な出逢いがある筈です。 存分に楽しんで来てください!」
サーバル「帰ってきたら、色んなお話聞かせてね!」
光太郎「皆さん…ありがとうございます!」
車両から、ラッキービーストが飛び出して来た。
ボス「此処カラハ、僕ガ案内スルヨ。 バスノ操縦ハ任セテ。」
光太郎「よろしく、ラッキー。」
ボス「宜シクネ。ソレジャ、出発スルヨ。」
-ゴコクエリア付近、海上-
バスの上は海上でも案外快適で、取り敢えず船酔いの心配は無さそうだった。
光太郎「ラッキー、あとどれ位で着きそう?」
ボス「アト30分位ダネ。」
ニホ「…30分ってどれ位?」
ルペラ「光太郎様の家から図書館まで歩くと、大体30分位ですかね。」
光太郎「ん、まぁ寝てれば直ぐだよ。今朝も朝早かったし、ちょっとだけ寝てても良いんじゃない?」
ニホ「そっか…おやすみ!」
ルペラ「それでは、私も失礼します…」
光太郎「…俺も寝よっかな…」
?「おーい、大丈夫ぅ? おーい!」
光太郎「ん、んぅ…んっ!?」
?「あ、やっと起きたぁ!」
光太郎の目の前、及びバスの前には、灰色のレオタード姿のフレンズが居た。
ルペラ「…着きました…か?」
ニホ「んふぅ…着いたの!?」
?「着いた? どこかに行きたいの?」
光太郎「俺達、ゴコクエリアに行きたくて…」
?「ゴコクなら、ここだよ!」
どうやら、本当に寝ている間にゴコクエリアへ着いていたらしい。
…ラッキービーストは何処へ?
ニホ「えーと、私はニホンオオカミ! で、こっちがルペラで、こっちが光太郎!」
ルペラ「グアダルーペカラカラのルペラです。」
光太郎「秋月光太郎です。 あなたは…」
そこまで言うと、レオタードのフレンズは腰に手を当て、仁王立ちした。
?「私はみんなのアイドル! タマちゃん登場! あ、本名はアゴヒゲアザラシだけど、ちょっとアイドルっぽくないからタマちゃんって呼んでネッ!」
ニホ「…アイドルって、PPPみたいな?」
タマちゃん「っ! あなた達、PPPを知ってるの!?」
ルペラ「えぇ、私達はキョウシュウエリアから来たので。」
タマちゃん「キョウシュウ! 行ってみたいなぁ!」
光太郎「タマちゃんさんは…ここのフレンズさんですか?」
タマちゃん「さんは無くて良いよ! 私は、元々はカントーに居たんだけど…何か、ドカーンッ!ってなってバシャーンッ!ってなったから怖くて、逃げてきちゃった☆」
何だドカーンッ!バシャーンッ!って…
タマちゃん「あ、でもでも、色んな子と話してるから、ゴコクのフレンズ達とは繋がりはあるよ! それに、お散歩がてらゴコクを歩き周ってたから案内も出来るよ!」
ニホ「本当! やったー!」
光太郎「そっか、それじゃ宜しくね。タマちゃん。」
タマちゃん「任されたよー!」
ボス「オマタセ、予備ノ"バッテリー"ヲ充電シテキタヨ。」
ルペラ「ボス、お疲れ様でした。」
タマちゃん「ボスが喋ってる…えぇ何でェ!?」
光太郎「あ、その訳は…」
中々、明るいアイドルがガイドさんになったな。
不謹慎ジャナイ不謹慎ジャナイ…
それはそうと全然関係ない事ですが、Twitterの方で「あれ、もしかして前話の事言ってるのかな…?」っていう様なツイートがあって…もうね、びっくりしましたよ。 ルペラの尾羽の話ですけどね。