本来ならカントーエリアに寄って、パークセントラルで色々と調べるつもりだったが、セルリアンが大量に湧いているのなら仕方がない…
俺達は、ホートクエリアへ向かった。
道中、ハシブトガラスから貰った太平風土記の1ページを読んでみた。
…あのセルリアンの事を、"銀の華"と書いていた…
-ホートクエリア-
今日の天気…特に風が穏やかで、ふらつくにはとても良い気候だった。
ただ一つ、足元にさえ気を付ければの話だが…
ニホ「んーっ! 風が気持ち良いね!」
ルペラ「分かります…この風を直に感じられるので、私は空が大好きなんです……ニホンオオカミさん、今度スカイダイビングに挑戦してみませんか?」
ニホ「えっ、良いの!? やりたい!」
ルペラ「是非。イヌワシ様も喜んで下さりますよ。(ゴマバラワシ様は…別の方向性で喜んで下さりそうですけど…)」
光太郎「いいなぁ…俺も一緒にやりたいなぁ…」
ルペラ「光太郎様もですか? 喜んで。その時は、ぜひ私と…」
…バスが停まった。
光太郎「ん、ラッキー?」
ボス「デ、デンパ…ショ…ア…ガッ…」
ニホ「…ボス?」
ボス「…ヤプー……スト…チョウジュウ…ナズ……アワワワワ…」
…しまった、ラッキーが壊れた…?
定期的にメンテナンスしないとダメか…俺、機械は苦手なんだけどなァ…
?「んー? 何か困ってるぅ?」
光太郎「そう、ラッキーがこんな調子で……って、んんっ!?」
バスの窓から、こちらを覗き込んでいるフレンズが一人…
余りにもさりげなく話しかけてきたものだから、つい普通に返事をしてしまったが…誰?
?「えへぇ、そんなに警戒しないでも大丈夫だよぉ。」
ルペラ「その声は…もしかしてドードーさんですか?」
ドードー「そうだよー。んー…あっ、ルペラちゃん? この間のスカイレース、凄かったねぇ!」
ルペラ「ありがとうございます。確かあの時は、リョコウバトさんと一緒でしたね。」
ドードー「そうそう、リョコウバトちゃんと一緒に行った甲斐があったよぉ。それで、その二人が光太郎ちゃんとニホンオオカミちゃん?」
ニホ「宜しくね! そっか、ドードーちゃんはルペラと知り合いだったんだね。」
ドードー「そうなのぉ、でもまさかココで会えるなんて思わなかったよぉ。 けど、随分と遠くから来たねぇ?」
光太郎「はい、探し物をしていて…」
久し振りに太平風土記探しに専念できる…
何せここ最近は閉じ込められたり死にかけたり…散々な目に遭っていた。
…今回は今回で、ラッキーが不調だが…
それと、ドードーさんは最近、変なセルリアンに襲われたらしい。特に体調に異変は無いらしいが…
ドードー「その蔵?なら、この山を下った所にあったと思うよぉ。」
光太郎「本当ですか!? けど…」
少しでも足を滑らせたら真っ逆さまよ…
ルペラなら飛べるから良いけど…
光太郎「……ちょっと下見してくる。」
ニホ「大丈夫?」
光太郎「大丈夫大丈夫、こんなんでも昔は虫捕りとかよく行ったかr」
…最初に言っておく、フラグを立てると大抵の場合、酷い目にあう。
俺の脚が、何者かに引っ張られた気がした。
足元は崖…まぁ、つまりアレだよ。俺、真っ逆さまよ。
真っ直ぐ下に落ちるかと思ったけど、どちらかというと急な坂を転がる感じ。
それはそれで痛いけどさ。
ニホ「光太郎ぉぉぉ!!?!?」
ルペラ「様子を見てきます!」
-崖下-
…あっ、俺まだ生きてる。
フレンズの身体ってスゲー…
…あ、上から誰か降りてくる…飛んでるし…
…もしかして天使? お迎え来ちゃった?
ルペラ「光太郎様ァ!?」
光太郎「…天使だ……」
えっ何この天使、頬赤らめてる…めっちゃカワイイ…
ルペラ「な、何を言っているのですか……それよりも、お怪我はありませんか?」
光太郎「うん、無い。……けどね、全身ボッコボコに殴られた気分。」
ルペラ「…立てますか?」
光太郎「…むり、応援して…?」
ルペラ「えぇ… が、がんばれ、がんばれ…?」
光太郎「うん、がんばる…」
立った。俺、立ったよ。
ニホ「こーたろー! 大丈夫ー!?」
ニホンオオカミが崖の上から顔を覗かせている。
俺は手を振って応えた。
ルペラ「光太郎様、もしかして…」
ルペラが指差す先には、蔵…の様なモノがあった。
光太郎「早速行ってみよ!」
ルペラ「光太郎様、先に私が様子見をしてきます。」
光太郎「うぇー…俺も行きたぁい…」
ルペラ「一応、戦える人が先に見ておかないと…」
光太郎「そっか…なら仕方無いね…ん?」
ルペラが蔵に向かって歩いて行った。
…蔵の上部から、アンテナの様な物が生えた。 その辺りの機器はまだ生きてるのか…?
アンテナの先から、青白い光線がルペラに向かって放たれた。
…は?
光太郎「ルペラ!?」
何アレ、絶対蔵じゃないじゃん!
むしろセルリアンだよアレ!
ルペラの元へ駆け寄ってみた。
光太郎「ルペラ…!」
ルペラ「こうたろう…さま…?」
ルペラは無事らしい…
…らしいんだけどさ…
光太郎「ルペラ、身体縮んだ?」
何か幼くなってた。
オマケ
Ep.--「トラック アンド トリートメント」
〜キョウシュウエリア、森林〜
オオコウモリ「ジャックちゃぁん!」
ジャック「…なんだ、騒がしいな…」
オオコウモリ「トリックオアトリートォォ! お菓子ちょーだい!!」
ジャック「…カツアゲか?」
リンカルス「ジャック、これはハロウィンと言ってな。その起源は…」
ジャック「待て、長くなるか?」
リンカルス「…そこそこ。」
オオコウモリ「ジャックちゃんジャックちゃん! お友達連れてきたよ!」
リンカルス「続き、話していいか?」
オオコウモリ「この子なんだけど、きっとイエイヌのフレンズだよ!」
リンカルス「話を…」
オオコウモリ「それでは紹介します! イエイヌのフレンズです!」
?「ボク、イエイヌじゃないけど?」
オオコウモリ「えっ、本当?」
?「本当。ボク、ケルベロスだよ?」
オオコウモリ「けるべろす…?」
ジャック「なっ…まさか、オオコウモリがバカなのも、リンカルスの影が薄いのも、全部お前の見せる幻影の所為…?」
オオコウモリ「そんなバナナ…って誰がヴァカなのさ!?」
ジャック「お前の背後には、溝呂木が居るな…?」
リンカルス・ケルベロス 「「それはガルベロス」」
ジャック「…………」
オオコウモリ「…プッ…ジャックちゃん、その顔なら仮装しないでも充分通用するよ…w」
ジャック「…その口、縫い合わせてやろうか…?」
オオコウモリ「ギャーァッ⁉︎」
ケルベロス「キミたちの友達、とっても賑やかだね。」
リンカルス「あぁ、騒がしいが、なんだかんだで楽しんでいる…」
ケルベロス 「そういえば、ボクの友達にもジャックって呼ばれてる子がいるよ?」
リンカルス「…ジャック・オー・ランタンか?」
ケルベロス「おぉ、詳しいね。」
リンカルス「あぁ、ケルベロスの後ろに隠れてるからな。」
ケルベロス「えっ?」
ジャック・オー・ランタン「キャハーー!!? まさか気付かれてたとは…」
リンカルス「それなりに経験は積んでいるからな。」
ジャック・オー・ランタン「…でも、あの二人は気付いてないみたい…」
リンカルス「…驚かせたみたらどうだ? きっと良い反応だぞ?」
ジャック・オー・ランタン「本当!? じゃあ早速…」
\\\\\ハッピーハロウィン!!/////