けものフレンズ 軈テ星ガ降ル。   作:ヒトアマゾン

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Ep.8「湯煙Utopia」

ギンギツネ「あなたは?」

 

光太郎「え、あ…」

 

どうしたら良い?

 

一応、俺は男だ。 凄く抵抗があるぞ…

 

これは…

 

 

 

いや、もしかしたら男女で分かれているかもしれない。

 

……一か八か。

 

光太郎「あの、男湯って有りますか?」

 

ギンギツネ「おとこゆ?……一応、お風呂は二つあるけど、片方はお湯が出ないから…実質お湯は一つだけよ。」

 

…あ、不味い。詰んだ。

 

 

…けど、寒い。風邪引く。

 

 

 

………背に腹は変えられない…か。

 

 

 

 

 

-脱衣所-

 

 

え……

 

ルペラ「…どうしたのですか? 光太郎様。」

 

光太郎「あの… 結構普通に服…その…」

 

ニホ「光太郎、どうしたの? 顔赤いよ?」

 

光太郎「いや、何でもない…よ。うん。」

 

………早く湯船に浸かろう。

 

 

 

 

 

 

見るな見るな股に注目するな……

 

 

-湯船-

 

 

光太郎「あぁ〜…」

 

温い… 温泉なんて何年振りだ?

 

…あれ? なら、今まではどうやって身体を洗っていたんだ?

 

……まぁ、今は良いか。

 

ニホ「光太郎、良い顔してるね…」

 

光太郎「あぁ、お陰様で。」

 

案外、入ってみたら気にならないな…

 

…気にしてないのか。

 

ルペラ「良い雰囲気ですね…」

 

光太郎「そうだねぇ… ぷっ…」

 

ルペラ「どうか…しましたか?」

 

光太郎「いや、何でもぉ…無いよぉ。」

 

ダメだ…言えない。

 

二人共、髪が濡れて…こう…ぺたーんとしてて…

 

かわいい。

 

 

ヌートリア「ねぇ、あなた達、何処から来たの?」

 

ニホ「森林の方からね…」

 

カピバラ「森林…遠い所から来たねねね…」

 

ルペラ「そう言われると、確かに…」

 

光太郎「結構歩いたなぁ…」

 

と、湯に浸りながら、想い出に浸っていた。

 

想い出に浸るきっかけとなった二人……

 

…誰?

 

その場の雰囲気のまま、話していたが…

 

恐るべし、温泉。

 

 

 

-受付付近-

 

 

ギンギツネ「どうだった? お風呂、気持ち良かった?」

 

ルペラ「はい、とても暖まりました。」

 

ニホ「この服、何か良いね。 何ていうの?」

 

キタキツネ「浴衣だよ。 お風呂に入った後に着ると、涼しくて気持ち良いよ。」

 

光太郎「だからか。凄くしっくりくる。」

 

…あれ? 此処、温泉“宿”だな……

 

日帰り出来るのか?

 

……帰る場所は無いけどな。

 

キタキツネ「あ、君、ヒトなんだよね。 …ちょっと来て…」

 

光太郎「あ、はい。あ、引っ張らないで危ない危ない転ぶ危な転ぶ」

 

ニホ「あ、待ってぇ!」

 

 

 

ギンギツネ「んもぅ、ギンギツネったら…」

 

ルペラ「キタキツネ様、とても嬉しそうですね。」

 

ギンギツネ「きっと、誰かと一緒に“げぇむ”が出来るのが嬉しいのかもね。」

 

ルペラ「ギンギツネ様はキタキツネ様と…げぇむ…ですか? げぇむをした事は無いのですか?」

 

ギンギツネ「たまにやるけど、最近はお客さんが多くてね、今は全然居ないけど… 構ってあげたいけどね…」

 

ルペラ「そうですね… 他のフレンズ様を誘って、接客を手伝ってもらうのはどうでしょうか?」

 

ギンギツネ「そうね… 有りかもね。 ありがと、誰か誘ってみるわ。」

 

ルペラ「お役に立てて、光栄です。」

 

ギンギツネ「そういえば、お仲間について行かなくて良いの?」

 

ルペラ「そうですね… ギンギツネ様も、いらしてはどうですか?」

 

ギンギツネ「え、わ、私も?」

 

ルペラ「たまには息抜きも必要ですよ。」

 

ギンギツネ「そう…かもね。 ありがと。」

 

 

 

 

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