ラブライブ!〜異世界に迷い込んだものと異能の力で世界を救う〜 作:星中 凛丸
「全速前進!ヨーソロー!!」と言って曜ちゃんがオークに向かってく走りながら両手には水が纏っていてあれが能力なんだと実感した。
「千歌も行ってくるから星矢君は隠れてて、能力無いともしかしたら大怪我で済まないかもしれないから。」
「そうだな、そうするわ」と簡単に返して千歌ちゃんが光を全身に纏いながら走っていったそのスピードは速く先に走って行った曜ちゃんもかなり速いがその差をたった数秒で縮めたのであれが身体能力を上げた状態なんだと納得した。
ふと、思い出すそういえば囲まれてるからどこに隠れればいいんだ・・・と「あれ?これ俺一人だとまずいんじゃね?・・・まじか、やべーなどうしようかこれ」と今更になって状況の深刻さがふつふつと感じてきた。
「そういえばさっき曜ちゃんが俺も能力だせるようになるとか、なんとか言っていたけど今出せないんかな?」と思い手や足に力を入れてみたりしてみるけどなんも変化がない。そんなことをしていると背後から呻き声のように「おおぉぉぉ・・・。」と聞こえてきたので振り返るとオークが背後から棍棒を振り下ろそうとしていてやばいと感じる前に体が動いていた、振り下ろされた棍棒の後はやはり、地面がえぐれていて本気で死ぬか生きるかの世界にいるんだと改めて感じた。
「ヨーーソローーー!!」と曜ちゃんがこちらに来ていて手に纏っていた水を、俺の背後にいたオークに投げつけて当たった瞬間に爆発した
「何あれ?水が爆発って水蒸気爆発みたいだな。」と近くにいた曜ちゃんに話しかけると、「うん、そうだよこっちの方が倒しやすくて楽なんだ」と楽しそうに言っていたから「戦うの好きなのか?」とつい思ったことを言ってしまった。曜ちゃんは俯いて何も言わずにその場からオークのある方に走って言った。
「・・・なんであんなこと聞いたんだろ、後で謝っとかんとな悪いことしたな助けてもらってる側なのに」と曜ちゃんの後ろ姿を見ながらそう呟いた。誰だって戦いが好きでやるわけじゃ無いのに・・・。
この世界に合わせた言動をしていくしか無いなと心に誓った。
こんなところで落ち込んでる場合じゃない謝るのは後にしたとしてもこの状況をどうやって切り抜けるかを考えていかなければならない。
自分にできることはないもののやれそうなことを探ってみる。オークを自分に仕向けることで曜ちゃんと千歌ちゃんがオークを倒しやすいようにするのが一番いいと考えた、でも、どうやって自分に向かわせるかを考えてやはり、石を投げつけることがいいと考えそこらへんの落ちてる石を投げてみたところこちらに仕向けることができた。
「よし、これなら戦いやすくなるだろう。」これでかなりの数だがオークを自分に仕向けれた。後は走り回るだけだ、走ることには自信があったのでやられることも無いと考えていた。
「!!?星矢君!何してるの!!?」と千歌ちゃんが叫んだ。
「俺に仕向けられば安全に一体ずつ倒せるだろ!」と走りながら叫んだ。「星矢君何してるの死にたいの?」曜ちゃんが俺の隣で走りながら言った。「うお!びっくりした〜。急に喋るなびっくりしただろ、まぁー死にたくはないけど、お前らが戦いやすいように俺なりの考えだからそれで死ぬのなら仕方ないかなと思うわ」と答えた。
「命は大事にしなきゃダメだよ、しょうがないから本気見せてあげる」と曜ちゃんが言った後、その場に立ち止まり、「千歌ちゃん少しの間オークの相手頼める?本気出すから!」と言った
「わかったじゃあ千歌も本気出すよー」と言って千歌ちゃんの全身をまとっていた光がさらに激しさを増した、先程のスピードとは段違いで数秒でオークがその場に数体倒れた。
「はやっ!」考えていたことが言葉に出るくらい本当に速かった
「準備出来たよ離れてた方がいいよ。」と曜ちゃんが言ったその頭上にはかなりでかい水の塊が浮いていた。
「おいおい!まじかよ!」これは本当にやばいと思い全力でその場から離れようとした時千歌ちゃんが俺の手を引いて、「そのスピードじゃ巻き込まれるよ」と笑顔で言ったその後に、「珍しいな曜ちゃんがあんなに本気になるなんて星矢君のこと好きになったのかな?」と言った
「それはないんじゃないかな」と答えた。
「星矢君がさっき曜ちゃんに何を言ったのかは後で聞くけど曜ちゃんが本気を出すときは大切なものを失いたくないからなんだ、もう二度と大切なものを自分のせいで失わないためにね」と言った、やはりなんか昔にあったんだなと思った。
「これで終わりだよ、『水爆』(ウォーターイクスプロージョン)!!」と頭上の水の塊がオークに直撃した瞬間大爆発が起きた。曜ちゃんの周辺にいた数十体のオークが一瞬にして倒れた。
「まじかよ・・・。」と周りを見てみると木々は倒れ地面はえぐれてた
「曜ちゃんは無事なのか?」こんな状態なら無事で済まされるはずがないましてや生きてることさえ怪しいぐらいに悲惨なことになっていた。
「心配しなくても大丈夫だよ」と平気な顔でこちらに歩いてきた。
「曜ちゃんお疲れ様。また派手にやったね。」と楽しそうに千歌ちゃんが言った。「そろそろ帰ろうか」と曜ちゃんが言った能力を持つとこんなことが出来てしまうのかと、興味がさらに湧いたと同時に恐怖も感じた。
どうでしたか?
もうそろそろAqoursのメンバー誰かを出して行きたいなと考えています。また次回もよろしくお願いします。