東方嫉妬王 ~Jealousy of the OOO~   作:秋塚翔

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最近ポケモンを観る機会が多いから何となく俺がプレイしてきたポケモンシリーズを想起してみた。

ポケモン緑=初代だけに不便な点が多いがやはりデビュー作なだけに面白い。シオンタウンのBGMは未だにトラウマ気味。

ポケモン銀=カラーになって幾分か便利になり一層アイデアを盛り込んでる為にやり込み要素が多少ある。個人的にオクタンが居ればNPCで敵は居ない。

ポケモンルビー=最初に買ったポケゲー。木の実育成やコンテスト等のやり込み要素が増えて軽く100時間は遊べる……が、それ以上プレイすると内蔵の時計が壊れて木の実を作れないわ時間制イベントは無くなるわで一気にプレイし甲斐が無くなった。クロバットが輝く。

ポケモンダイアモンド=初版は『なぞのばしょ』に行けて手順を踏めばダークライやシェイミを映画のイベントアイテムを手に入れてなくとも捕まえられる。但し都市伝説が多い作品で余り深入りして知ると楽しめない。何気にオクタンが強い。レベルを10上手にしてからジム戦に挑めば倒すのは最早作業。メタモン捕まえればマスターボールやらを量産できる。

ポケモン不思議のダンジョン赤=ノーマルエンドが泣ける。ゲームなのに泣き掛けた。ノーマルエンド後のダンジョンが鬼畜で運が悪いと挑んだダンジョンがトラウマになって行きたくなくなる位にメタメタにやられる。

こんな感じですね個人的な感想は。何故俺は東方×仮面ライダーの作品で関係無いポケモンのプレイ感想を長々語ったんだろうか……(苦笑)


第009話「到着とビークル入手と戦いの門番」

ブォォォォォォンッ―――

 

パルスィ「だから!そんな胸を押し付けんなって言ってんでしょうが!」

 

こころ「でもこうしないと振り落とされちゃいますよ?だから不可抗力です♪」ギューッ

 

翡翠(流石ねこころ。不可抗力を盾にアピールするとは恋敵ながら天晴だわ)

 

パルスィ「不可抗力で振り落とそうかしら……」ハァ

 

チルノ達と別れ紅魔館へと歩みを進めるパルスィ達3人。一行は今ライドベンダーと言うオーズのバイクに乗り移動手段としていた。

何故突然こんな物に乗っているのかと言うと道中、場違いにポンと置かれていた自動販売機を見付けソレがオーズの力による知識からバイクになると知ったパルスィ達はセルメダルを投入しバイクモードに変換。それからパルスィがハンドルを握りこころが後部に乗る構図で車輪を走らせていた。因みに翡翠は運転の間パルスィの精神内に戻っている。

 

パルスィ(にしても妬ましい……コイツ私より胸あんじゃないの?いや、然程変わんない気もするけど見てみない事には比べようが―――)

 

翡翠(こころ、愛しのパル姉様が胸を触りたいってさ)

 

こころ「えっ?本当ですか?でしたら止めてくだされば幾らでも―――」

 

パルスィ「改竄して漏洩するな!?アンタも手を放してシャツのボタンを外そうとしてんじゃないわよ!」

 

ライドベンダーを走らせつつ2人にツッコミを入れるパルスィ。初めて運転し舗装されてない地面を走ってると言うのに振り向いて突っ込むとは上手いものだ。

 

翡翠(だけど見たいと思ったのは事実でしょ?見比べる為にもお言葉に甘えて見せてもらったら?)

 

パルスィ「アンタ今すぐ出てきなさい。振り落としてやるから」

 

翡翠(いやん、ドメスティックバイオレンス反対♪)

 

こころ「…………」プチプチ

 

パルスィ「アンタもアンタでボタン外してないで早く留めなさい!」

 

そんな会話(漫才?)を繰り広げながらパルスィ一行は幻想郷を駆ける。上を見上げれば木々の間に目的地らしき紅い屋根の天辺が見えていた───

 

 

 

 

 

パルスィ「ココね紅魔館って」キィッ

 

こころ「はい、以前通り掛かった事があるので間違いありません」

 

シュルンッ

翡翠「何だか目には宜しくないお屋敷ね」

 

暫く走ると一行は目的地、紅魔館に到着した。真っ赤な塀に囲まれた紅い西洋風の屋敷は悪魔の住む館と称されるだけあってある種の不気味さを感じる。そこの門手前でライドベンダーを停めたパルスィ達は外観を眺めながら門前へ歩んでいく。

 

??「止まりなさい。ココは我が主、レミリア・スカーレット様の屋敷です。何用ですか?」

 

すると門前に佇む中国風の服(チャイナ服)を着る門番に足止めされた。眼前のパルスィ達を不審者と警戒した様子で問い掛けてきた門番にパルスィは返答する。

 

パルスィ「何て事は無いわ。ただちょっと人探しをしててね。古明地こいしってサトリ妖怪なんだけど知らないかしら?」

 

美鈴「……ああ、その方でしたらレミリアお嬢様の妹様、フランドール・スカーレット様の客人ですね。つい先日訪ねてきてから退館されていませんよ」

 

問いも含めた返答に門番こと紅美鈴は小考した後にそう答える。それによりこいしがココに居ると確信したパルスィは更に美鈴へ問い掛けた。

 

パルスィ「それならソイツを呼んできてくれないかしら?ソイツの姉に探すよう頼まれてるのよ」

 

美鈴「それは出来かねますね。生憎私はこの持ち場を離れる訳には行きませんし使いの者を出そうにも人手が居ない現状です。ですからその方を呼ぶ事は出来ません」

 

こころ「でしたら館へ入れさせてもらえませんか?そうすればこちらで探しますので」

 

美鈴「それこそ無理です。人手が居ない以上お嬢様や妹様の元へ誰とも知れぬ輩は近付けさせられません」

 

しかしこころが提案をするも美鈴は首を縦に振らずこいしを呼ぶのも館へ入れるのも拒否する。ムッとしたパルスィは少々喧嘩腰に聞き返す。

 

パルスィ「じゃあどうしろって言うのよ?ココ迄わざわざ来て門前払いなんて冗談じゃない。後日改めてなんて面倒臭い真似できる訳ないでしょ?」

 

美鈴「ふむ……でしたら私と勝負をして勝てたらお通ししましょう。それなら文句はないでしょう?」

 

そう言うと下げていた両手を拳に変え力を込める美鈴。対するそう提案されたパルスィは少し考え込み面倒臭そうに眉をしかめて軽く溜め息を吐くと提案に乗る様に懐からオーズドライバーとコアメダルを取り出した。

 

翡翠「気を付けなさいパルスィ。相手が勝負を提示してきたって事は相当腕に自信があるわよ」

 

こころ「姉様、私も手伝いましょうか?」

 

パルスィ「別に要らないわ。そこで控えてなさい」

 

腰にベルトを巻き一歩前へ出て美鈴と向かい合うパルスィ。すると美鈴は少し目を見開かせ驚いた様な顔を見せる。

 

美鈴「おや、貴女も仮面ライダーと言う戦士の力をお持ちなんですね」

 

パルスィ「? もしかしてアンタも?」

 

美鈴「お恥ずかしながら。では折角ですし私もライダーの力でお相手致しましょう」チャキッ

 

そう言って美鈴は何処からか銀色のベルトを出すと腰に巻き付ける。そうするとこれまた何処からか青いクワガタムシの様な機械が羽音を立てて飛来し美鈴の手に収まった。ソレ……ガタックゼクターを構え美鈴は一言こう呟く。

 

美鈴「変身」ガシャッ

 

《HENSHIN》

 

呟くと共に手のゼクターをベルトのバックル部分に装着。音声が発せられ美鈴の姿がベルトから広がる様に変わる。六角形の連なるエネルギーが全身を覆い美鈴は黒いチャイナ服に青い顔の頬迄覆う重装甲を身に纏い両肩にバルカンを装備する『ガタック美鈴』マスクドフォームに変身した。

 

パルスィ「変身!」ギンギンギンッ!

 

《タカ》!《トラ》!《バッタ》!

《タ・ト・バ・タトバ・タ・ト・バ》!

 

同じくパルスィもオーズに変身し対峙する両者。まず動き出したのはトラクローを突き出すパルスィだ。

 

パルスィ「はああああッ!」ギィンッ!

 

美鈴「っ……!」ガキンッ!

 

バッタレッグで跳ねる様に駆け出したパルスィはトラクローを振るう。それを美鈴は腕の装甲で受け止め得意の拳法で反撃する。しかし重装甲故にスピードが劣り即座にパルスィがバックステップし空振りした。

 

こころ「あの重い装甲ではパル姉様に攻撃は当たりませんね。この勝負貰いました」

 

翡翠「油断しちゃダメよ?相手の手の内が判らないのに勝負を持ち掛けたんだから何か自信のある手があるのかもしれないわ」

 

パルスィ「ハッ!ハアッ!フッ!」ギンッ!ガッ!ガァンッ!

 

美鈴「ッ、くうっ……!」ザザザッ!

 

少々離れた位置からこころと翡翠が見守る中、パルスィは美鈴をスピードで圧して殆ど一方的に攻撃する。だがしかし美鈴は攻撃を受けるもダメージを喰らった様子は無くパルスィの力量を計るかの様に多少反撃しては装甲で攻撃を受けていた。やがて美鈴はパルスィから距離を取ると態勢を立て直し立つ。

 

美鈴「中々やりますね。ならば私も少し本気を出すとしましょう」

 

パルスィ「! 少しですって……?」

 

不敵に笑いそう言う美鈴にパルスィは訝しむ顔を見せる。美鈴は腰のガタックゼクターの両顎に手を掛け左右に開く。すると美鈴を覆う全身の外部装甲が空気を吐き出すと共に展開した。

 

美鈴「キャストオフ」ガシャッ

 

《CASTOFF》

 

ビシューーーンッ!

 

パルスィ「ッ!?くっ!」ガキキキィンッ!

 

そうして美鈴がゼクターの顎を反対側へ展開すると外部装甲が吹き飛び破片がパルスィを襲う。ソレをトラクローで弾くと彼女の目前に同じ青くも姿が変わった美鈴が現れた。黄色の混じる青いチャイナ服に手足や胸部にはヒヒイロノカネと呼ばれる合金で出来たアーマーが着けられ頭にはクワガタムシの顎を模す青い角が伸びるガタック美鈴・ライダーフォームだ。

 

《CHANGE STAGBEETLE》!

 

ジャキンッ

美鈴「武器を扱いこなしてこそ中国武術の真髄です。行きますよ!」ダッ!

 

ガキャインッ!

 

パルスィ「くうっ……!?」ギリッ

 

外部装甲を外し身軽になった美鈴は両肩から双剣の専用武器『ガタックダブルカリバー』を抜いて先程より素早いスピードでパルスィに間合いを詰め右手のカリバーを振り下ろす。それをタカの視力で捉えたパルスィは両手のトラクローで防ぎ弾いた。

 

パルスィ「っ!」シュバババッ!

 

美鈴「JAOOOOOッ!」ビシュンッ!

 

ザンッ!

パルスィ「くあっ!?」ドサァーッ!

 

こころ「! ね、姉様っ!」

 

距離を取ろうとするパルスィだがソレに美鈴は足をバネの如く力点として跳ね追い付くとカリバーで肩を斬る。痛みに倒れつつも立ち上がるパルスィに翡翠は咄嗟にメダルを投げた。

 

翡翠「パルスィ!コレ!」ヒュッ!

 

パルスィ「! 成程ね……!」ジャキッ

 

ソレを2枚受け取ったパルスィは即座にメダルを入れ替えてオースキャナーでスキャンする。そして足に力を込め美鈴へ駆け出した。

 

《クワガタ》!《カマキリ》!《バッタ》!

《ガ~タガタガタキリバッ・ガタキリバ》!

 

パルスィ「はあああッ!」ガキィンッ!

 

美鈴「っと!」ギィンッ!

 

姿が変わると共に美鈴へ両手のソードを振るうパルスィ。ソレを受け止めた美鈴は全体的に緑色となったパルスィを見た。髪はワイルドなオールバック掛かった緑色で両手には双剣と化したカマキリソードを持つガタキリバコンボになったパルスィは押し切らんとガタックダブルカリバーとカマキリソードと言う奇しくも同じ双剣をぶつからせ火花を散らす。

 

美鈴「ほう、クワガタで双剣使いとは偶然な……どちらが勝るか勝負です!」ギキィンッ!

 

パルスィ「っ!はあああああッ!」バリバリバリィィィッ!

 

美鈴「! ハッ!ハッ!ハッ!」グレイズ!

 

ソードを弾かれるとパルスィはクワガタヘッドから電撃を乱射。美鈴は持ち前の身のこなしで電撃を回避するがその隙にパルスィが距離を詰め再度ソードとカリバーを激しく交らわせる。そうしてまた距離を取ると今度はパルスィが―――

 

シュバババババッ!

「「「「「はあああああッ!」」」」」シュダッ!!

 

こころ「……!?パ、パル姉様が沢山増えた!?」

 

翡翠「ガタキリバコンボの分身能力よ。最大50体迄増えるわ」

 

コンボ特有の能力で『ブレンチシェイド』と呼ばれる分身を30体生成し美鈴に襲い掛かる。本来ならば主に巨大な相手や多勢に使われるがパルスィはソレにお構い無し。リンチ展開が予想される数の暴力で美鈴1人に迫る……が、対する美鈴は薄ら笑いを浮かべる。

 

美鈴「―――プットオン」

 

《PUTON》

 

そしてそう呟くとゼクターから同様の単語が音声で鳴り美鈴は再びマスクドフォームに戻った。迫るパルスィ×30を尻目にソレが完了すると美鈴はマスクドフォームにのみある両肩の2連装武器『ガタックバルカン』をパルスィらに向け発射した。

 

ドガガガガガガガガガガガァァァッ!!

 

「「「「「ッッッ!?!?!?」」」」」

 

毎分5000発と言う連射性能を持つガタックバルカンがパルスィらを返り討ちする。無限弾倉により弾切れが無くイオンビーム光弾がパルスィらを1人残らず撃ち返し殲滅した。

 

パルスィ「うあッ……!?」ゴロゴロゴロォッ!

 

こころ「ね、姉様!」

 

もんどりうったパルスィらは1人に戻りフィードバックされた30人分のダメージでパルスィは強制的に変身解除される。こころが駆け寄るとパルスィの身体はオーズの力による身体強化の加護で掠り傷で済んでるがソレが全身に及び痛々しそうだ。事実パルスィはダメージで起き上がれない。

 

美鈴「数で攻めるのは間違いではありませんが『戦いの神』と称されるガタックの力を得た私で使うべきではありませんでしたね。門番たる私は多勢に無勢の戦いに慣れてますしガタックはソレを更に強化する性能を持ってますから」ニィ

 

パルスィ「くうっ……!」グググッ

 

こころ「動いちゃいけません姉様!傷に障ります!」

 

門を守る様に立ち塞がり美鈴は微笑む。パルスィは尚も挑もうとするがこころがソレを止め体に痛みが走って立ち上がれない。翡翠は腕を組みただ黙って美鈴を見据えている。

 

美鈴「さぁ、次はどちらがお相手になりますか?いっそ2人纏めてでも構いませんしこのまま引き下がるのも自由ですよ?」

 

こころ「…………では私が」スクッ

 

パルスィ「! こころ!?」

 

こころ「姉様が倒れられたら次は妹分であり将来の妻である私の番です。仇は討ちますので姉様はセルメダルを摂取して回復を図りながら私の健闘を見ていてください」

 

そう言ってこころは美鈴の前へ躍り出る。そして右手にドライバーオンウィザードリングを填めると腰のハンドオーサーに翳した。

 

《ドライバーオン プリーズ》

 

こころ「貴女に勝ってでしか入れないと言うなら勝たせていただきます。姉様の為、私の全力で!」ガションッ

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン》!

 

美鈴「良い心意気ですね。ならば私も高貴なる吸血鬼、レミリア・スカーレットお嬢様に仕える門番として全力を出させていただきます。覚悟は宜しいですね?」

 

こころ「愚問ですね。勿論です……変身!」チャッ

 

《フレイム プリーズ》!

《ヒィ・ヒィ・ヒィヒィヒィ》!

 

《コネクト プリーズ》!

 

覚悟を決めたこころは左手にフレイムリングを填め変身モードのウィザードライバーに翳してウィザードに変身。更にコネクトでウィザーソードガンを手に持つとソードモードで猛然と斬り掛かった!

 

????(……そろそろ目覚めてやるか)

 

その腰に垂れるリングホルダーの1つが竜の唸りを上げたのを知らずに―――




と言う訳で美鈴はガタックでした。アギトやメテオ等の格闘系ライダーかと言う予想が多い中、唯一正解したのは放仮ごSAさんです!正解したからと言ってあげられる賞品はありませんが(苦笑)

本来の変身者、加賀美新が『熱血馬鹿』で何か美鈴にも合いそうな肩書きなのでこの組み合わせです。まぁこの作品での美鈴は門番を全うしてサボらない(←ナ、ナンダッテー)少し優しいだけの真面目キャラですけどね。シエスタするのが通例な美鈴のキャラを壊してみたZE!
そして『戦いの神(笑)』と言うガタックの(と言うかカガーミンの変身するガタックの)イメージを払拭する戦いぶり。まさかの初登場であるガタキリバでパルスィ負けました。正に戦いの神と呼ぶに相応しい(かな?)善戦です。

因みに何故か設置されていたライドベンダーですがコレは相当前にリョウタロスさんが感想で送ってくださったのを利用したと言う裏設定があります。

次回はウィザードこころ(フレイムのみ・魔法少々)vsガタック美鈴(クロックアップを隠してる)!こう書いてても覚醒フラグらしきものが最後に建ちましたから勝敗は判りませんよ?
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