東方嫉妬王 ~Jealousy of the OOO~ 作:秋塚翔
関係無いけどゲーム情報誌でポケモン最新作オメガルビー・アルファサファイアの情報を見付けたんですがね?それで新デザインのマグマ団とアクア団が載ってたんですが……
誰コレ?マツブサちゃうじゃん。
何この眼鏡。ホムラもカガリも全くデザイン違うだろコレ。アオギリはまぁ海賊らしくて良くてもポケスペやリメイク前のイメージがある私としては不服なリメイクでしたよ……メガラグラージはずんぐりむっくりなのはまぁ許容しますプレイしたとしても使わないし。それよりもメガテッカニン早う来ないかな。
うん、ココで言う事じゃないね。
天子「だから私は天子ですってば!訓読みにしないでください!」
『テンコ』と呼ばれ比那名居天子は頬をプクッと膨らませる。親しげにそう接する天子に対しパルスィと翡翠は初対面では無い態度で一方のこころとフランはパルスィ達と顔見知りらしい少女を見やり呆けていた。
パルスィ「そんな事はどうでも良いわ。それより天人のアンタが何でこんな所に居るのよ?」
天子「どうでも良くしないでください……後それを言うなら地底に居るお2人が何故ココに居るんです?」
パルスィ「成り行き上よ。人探しで地上に上がってきたんだけど変な異変に巻き込まれて今に至るわ」
天子「成程……ならそのお陰で私の目的が果たされました。私は地上の異変にパルスィさんを心配して来たんですがご無事で何よりです♪」
翡翠「あら、天人様が心配してくれるなんて妬ましいわねパルスィ♪」
パルスィ「妬ましいならあげるわ。面倒なのは3人で十二分よ」
「「…………」」パルパルパルパルパル
しかしパルスィ達と親しげに会話する天子にこころとフランはムッと顔をしかめジト目で睨んだ。そんな彼女達の視線に気付き天子は恐る恐る正面のパルスィ達に問い掛ける。
天子「あ、あの……つかぬ事を聞きますが彼女達はどなたですか?何やらこちらを見てきていますが」オズッ
パルスィ「ああ、私の連れ。お面を被ってるのは秦こころで宝石みたいな羽根を生やしてるのはフランドール・スカーレットよ」
天子「スカーレット?って言う事はレミリアさんの……初めましてっ。私は比那名居天子です♪」ペコリ
「「…………」」ジトーッ
天子「……あのぉ、何か私お気に障る事をしたでしょうか?」オドオド
翡翠「さぁどうかしらね♪」クスクスッ
パルスィ「はぁ……」
少々怯える最終面ボスと嫉妬心を沸き立たせる最終面ボス&EXボスを眺めて面白そうに翡翠は微笑み対照的にパルスィはこころ達の嫉妬心に溜め息を吐く。するとそんなパルスィに今度はこころとフランが彼女へ歩み寄ると問い掛けた。
こころ「パル姉様、彼女はどなたですか?彼女とどんな関係で?」ギュッ
フラン「友達?それとも……」ギュッ
パルスィ「腕に絡み付くな」
天子「パルスィさんと私の関係ですか?それは勿論お友達です♪以前地底で知り合って以来の仲ですよ」
翡翠(友達、ねぇ……)クスッ
両腕に離さんばかりに抱き着くこころ達2人をパルスィは引き剥がそうとしてる中で翡翠は1人含み笑む。どうやら天子の『パルスィは友達』と言う台詞に何か思う所がある様だ……それは兎も角としておいて天子は話を戻しこころ達を離れさせたパルスィに声を掛ける。
天子「あっ!そうだパルスィさん。ココで会えたのも何かの縁ですから一緒に行動しませんか?今この辺りは何やら異変が起きてるみたいですし人探しをしてるなら仲間が多い方が良いかと思うんですが」
「「!」」ピクッ!
パルスィ「アンタと?……まぁ確かにアンタの力は勇儀にも劣らないし今の現状を考えれば悪くないわね」
翡翠「寧ろ黒幕が判らなくて敵だらけの現状は味方が居る程良いわね。どうしましょうかリーダー?」
パルスィ「誰がリーダーよ誰が……まぁ別に構わないわ。どうせだから着いてきたいなら着いてきなさい」
天子「ほ、本当ですかっ?やった!さっき衣玖と分かれて行動してから心細かったんですよ。パルスィさんと一緒に居られるなら嬉しいですっ♪」
「「Σ(゜Д゜;)」」
ガッツポーズして喜ぶ天子。それに対してこころ達は驚き困惑する……突如現れパルスィと親しげな少女に危惧感を抱いていたのをその少女、天子が仲間入りするに当たって一層それが増したからだ。
パルスィ「アンタ達も良いわよね?別に」
こころ「……はい、パル姉様が良いなら私はそれに従います」
フラン「僕も構わないよ……」
翡翠「じゃあ決まりね。短い間だろうけどこれから宜しくねテンコちゃん♪」
天子「だ、だから天子ですったら。定着させないでくださいよぉ」
「「むぅ~っ……」」ムスッ
だが不本意ながらパルスィが決めたならと天子を迎え入れるこころ達。こうして新たに『ブレイド』の力を有する天子が仲間入りし当初は2人(+翡翠)だったパルスィ達は今や5人に増えて旅の道連れが大したものになったのであった。
が、それはそうとして5人になったパルスィ達は改めて旅を再開しようとするもそれは背後から耳に入ってきた声で遮られる。それは───
レティ「んんんっ……」グググッ
リリー「う、うう~んっ」ムクッ
「「「「!」」」」バババッ!
先程倒したレティ達が目を覚まして起き上がる際に漏らした声。その声に気付いたパルスィ達4人は即座に身構える……だが唯1人、天子はそちらへ顔を向けただけで構えない。寧ろ微笑みレティ達を警戒するパルスィ達へ冷静に声を掛けた。
天子「あっ、大丈夫ですよ皆さん。彼女達はもう襲い掛かってきたりしません♪」
パルスィ「? どう言う事よ」ピタッ
天子「見れば判りますって。もうあの方達は洗脳から解けてますから」
こころ「えっ?」キョトンッ
レティ「痛たたたっ……本当酷い目に遇ったわ」サスサス
リリー「でも助かりましたよー……倒されたお陰で動けますですよー」
そう言われて一同はレティ達を見やる。するとレティとリリーは先程とは異なり顔に表情を見せ言葉を発しながら痛むだろう体を擦っていた。天子の言う通り洗脳が解けたらしいレティ達はそうしながらパルスィ達の視線に気付くと微笑み掛け手を振るう。
レティ「ああ、貴女達よね?私達を助けてくれたのって。有り難う……お陰様で漸く自分で動けるわ♪」
リリー「さっき迄は意識があったのに自分の意思で身体を動かせなくて参ってた所でしたよー」ニッコリ
天子「悪堕ち(ダークアウト)から解放された様ですね。大事が無くて良かったです♪」
フラン「ダークアウト……?」
天子「はい、怪人の1体から聞いたのですが操られている幻想郷の住人をそう呼んでいるらしいんですよ。それは気絶させたり名前通り悪とは対照的な力で浄化すると解けると聞き出しました」
翡翠「成程ねぇ。つまり倒しさえすれば敵を減らせる訳か」
訳知り顔の天子がパルスィ達に自らが得た情報を教える。そして洗脳から助けてくれたパルスィ達に感謝の言葉を述べたレティ達は季節外れなので休眠しに各々の寝床へと戻っていった。その後ろ姿を見送ったパルスィ達は改めて旅路に着く。
パルスィ「全く、只の人探しのつもりがいつの間にか成し崩しに変な異変に巻き込まれて参るわ……博麗の巫女とかは何してんのよ?」ハァ
天子「そう言えば地上に降りてきてから見てませんね。何処かでこの異変を調査してるんでしょうか?」
翡翠「まぁこれから神社に向かうしそれで解るでしょうよ」
こころ「パル姉様!私達は今後も姉様の為に尽力を尽くしますよ!」
フラン「僕も!パルシーお姉ちゃんを一番好きなのは僕だからね!」
パルスィ「何張り切ってんのよアンタ達は……」
天子「…………」ムゥ
何やら更なる修羅場が予想される面子となったパルスィ達は博麗神社に向けて足を進める。フランが2つのビークルロックシード『サクラハリケーン』と『ダンテライナー』を、こころがコネクトウィザードリングでマシンウインガーとライドベンダーを呼び寄せて5人はバイクを走らせた。異変の黒幕が幻想郷最強格4人を従えて待ち受けている事も知らずに───
オルトロス「ハンッ?仮面幻想郷の1人がこの幻想郷に迷い込んできただァ?」
ゴースト「…………」コクコクッ
一方でココは魔法の森。その周辺で行動していたオルトロスは部下のファントム、ゴーストが持ってきた情報に顔をしかめる。因みに今のオルトロスは人間態で赤い髪に黒い革ジャンを着た不良っぽい姿だ……そんなオルトロスは聞かされた『仮面幻想郷』と呼ばれる別世界の幻想郷の住人が迷い込んできたと言う情報に苦い顔を浮かべた。
オルトロス「ハンッ、何てこった……本部でも均衡を歪ませるの敬遠してる世界の奴が迷い込んでくるとは参った事態だぜ。麟音様が知ったら機嫌悪くする事確実だぞ?」ハァ
ゴースト「…………」
オルトロス「と言う訳で麟音様にはこの事を伝えるな。下手に伝えて自分の思い通りじゃないって拗ねられたりしたら俺達全員腹いせで殺されかねねぇからよ」
ゴースト「…………」コクリッ
再生怪人らしいゴーストは無言でその指示に頷いてそのまま姿を消す。残されたオルトロスはそう言ったものの何もアクションを起こさなければいずれバレると考え対策を練り出した。しかしながら相手は麟音の姉、冴月麟率いるダークファンタジア本部も危険視する規格外揃いの世界が1つ、仮面幻想郷の住人。一介の怪人風情が退けるなり捕らえるなりするには少々荷が重く事態はオルトロスの頭を悩ませる。
オルトロス「クソッ、不味いな……無闇に行っても返り討ちされて放っておいても麟音様にバレたら最悪命が危ねぇ。一体どうすりゃ───」
???「だったら力を貸そうか?」
オルトロス「! だ、誰だッ!?」バッ!
と、そう悩むオルトロスに何者かが声を掛けてきた。驚くオルトロスが即座に身構え声がした方向へ向くとそちらから草を踏み1人の少女が現れた。それは今現在パルスィと行動を共にしてる筈のフランドール・スカーレットと瓜二つの少女……だがその背中には蝙蝠の様な黒い翼が片方生え、手にはトランクを引いている。そんな少女が歩み寄ってきてオルトロスは目を見張り驚愕した。少女を知ってる様な表情のオルトロスに少女は向かい合う。
???「ハァイ。ご機嫌は如何かしらオルトロス?私が提供した再生怪人達は役に立ってる様ね♪」
オルトロス「……グランベル。何故貴様がこの世界に居るんだ?」
少女の名はグランベル・スカーレット。レミリアやフランとの関連性は不明だがダークファンタジアやあらゆる組織、個人へアイテムを提供しているその商人の登場にオルトロスはたじろぐ。そんな彼にグランは不敵な営業スマイルを浮かべる。
グラン「ちょっと貴方達が気になってね。妹様のお守りは大変でしょ?麟も心配してたから暇を見て様子を見に来たのよ」
オルトロス「ハンッ、そうかよ……で?力を貸すって主にどうすんだ?お前だってそうそう仮面幻想郷の連中に敵うモンは無いだろ」
グラン「それは否定しないわ。私は万能でも規格外でも無いしチートに敵えるチートアイテムをそう易々と持ち合わせてない……でも苦戦させる位はさせられるのよ?」チャキッ
オルトロス「! ソレは……!」
言いながらグランは手に引くトランクから何かを2つ取り出しソレにオルトロスは驚く。それはレミリアらが使う物と同型の戦極ドライバー……しかし良く見ると微妙に配色が異なりブレードは黄色から赤に変わり周りの白い縁も金に変わっている。その色違いのドライバーをオルトロスに投げ渡したグランは更にそれぞれ赤と黄のロックシード2つを出すとソレも渡した。
グラン「改良版戦極ドライバーよ。機能は従来のと変わらないけどロックシードから得られるエネルギーはゲネシス以上の特注品。試作だけど適当な悪堕ち(ダークアウト)にでも使わせて試して頂戴?」
オルトロス「……お前は本当に何なんだ?他のアイテムも大概だがロックシード関連じゃ俺達ダークファンタジアが把握してない物があるぞ」
グラン「そりゃあ私の能力が『あらゆるものを創り出す程度の能力』だからね。使い勝手は悪いけどその気になれば面白い物が作れるわ♪……あ、そうだ。ついでに強い部下も提供しましょうか?」
オルトロス「何ィ?」
グラン「ちょっとした知り合いから借りてきたんだけど貴方達なら有意義に使えそうだわ。いらっしゃい貴方達♪」パチンッ
ジィ~~~~~ッ!
オルトロス「! ク、クラック……!?」
そう言ったグランは指を鳴らすと背後にクラックを開く。そして開かれた2つのヘルヘイムへと続くその裂け目から2体の異形が出てくる。それぞれ黒と白の体躯を持つ怪人に身構えるオルトロスは唖然とした。
オルトロス「なっ……まさかコイツらは、オーバーロードか!?」
グラン「ええそうよ。黒いコッチのはシュイバリャエでもう片方はデェバリャエ。宜しく頼めるかしら?」
シュイバリャエ「アロジュフェアミフェショショブリョ」
デェバリャエ「エシャンアメデェベリャアシェカ」
クラックから出てきてグランの左右に控えた2体のオーバーロード達。恭しくお辞儀した2体にオルトロスは驚きを隠せず大して呼び出したグランは平然とした態度で微笑んでいる。そして付き従ってるらしい黒い体躯のシュイバリャエと白い体躯のデェバリャエにグランは向き直った。
グラン「それじゃあ貴方達。これからはあのオルトロスに従って頂戴?役に立ってあげてね」
シュイバリャエ「承知シマシタ『レミデョミョ』。仰セノ通リニ」
デェバリャエ「オ任セクダサイ。我々ノ力デ彼ラニ貢献致シマショウ」
どうやらグランの言う事を聞くらしい2体は彼女にも深くお辞儀する。そうした2体の間をグランは割って通り過ぎトランクを引いてオルトロスの前から去っていく。
グラン「じゃあ後は頑張りなさい。期待してるわよ?私のタダ商売に見合う戦いにしてね……面白いければソレが私の儲けだからさ♪」フリフリ
オルトロス「お、おい待て!?お前どうやってオーバーロードをそんなに懐柔させて───」
グラン「企業秘密よ♪それじゃ幸運を祈ってるわ。毎度あり~♪」
後ろ向きで手を振るグランはそうはぐらかしクラックへ入る。そしてクラックが閉じられるとこの世界から姿を消してしまった。残されるはオルトロスと2体のオーバーロード……指示を待つ2体を見やったオルトロスはハァと息を吐きグランの言葉に仕方無いと応じる。
オルトロス「……ハンッ、まぁ良いや。おいお前ら!俺に従うって言うんなら着いてこい!言葉は解るんだろう?」
デェバリャエ「アア、少シ解ル。貴様ラノ言葉ハ簡単ダカラナ」
シュイバリャエ「不本意ダガレミデョミョノ命令ナラ貴様ラニ従ッテヤロウ。我々ノ力ヲ存分ニ使ウガ良イ」
オルトロス「ハンッ!口の悪ィ奴らだな?だったら来い。お前らの力で俺達ダークファンタジアはこの世界を牛耳ってやるぜ!」
「「御意」」
気を取り直したオルトロスは2体のオーバーロードを引き連れてこの幻想郷に現れた『少女』目掛け行進する。一方でその少女はパルスィ達から近い場所で辺りを散策していた。
それが何を意味するか、それは言わずとも解るだろうとは思うが……今ココに2人の『鎧武』が邂逅し共闘するクロスオーバーが始まる!
グラン登場。そして更にオリジナルオーバーロードも登場です。因みに名前の由来はそれぞれシュイバリャエが『黒い』でデェバリャエは『白い』ですね。
グランの言うちょっとした知り合いとは無論ロシュオです。彼から2体を借りて連れてきた訳ですが……レミデョミョってどう言う意味だろうね?『オーバーロード語 法則』とググれば翻訳50音順が出るから調べてみたらどうでしょう。察しの良い方は多分グランがどう言う存在か一部解ると思います。
天子が仲間入りでパルスィハーレムは修羅場フラグが立ちました。一応言っときますが現時点で天子は自分がパルスィに好意を抱いてるんだと気付いてないんですよね。翡翠は察知してるから今後も低文章力ながらパルスィハーレムの経過をお楽しみに!
次回からは2・3話使う予定でのコラボ回を予定してます。果たして改良版戦極ドライバーを使う悪堕ちは誰と誰なのか?これもお楽しみに!