東方嫉妬王 ~Jealousy of the OOO~   作:秋塚翔

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後半失速気味です。この様な作品を楽しみにしてくださっている方々はどんな聖人君子ですか……(卑屈化)


第022話「Wカチドキと金色の翼と続く戦い」

「「せいはぁぁぁぁぁッ!」」グワッ

 

ドガアァッ!

 

「「「グギャッ!?」」」ドシャアーッ!

 

W鎧武のフランと貞子は同時に跳び16文キック……通称ヤクザキックを先頭の初級インベス2体に放つ。それにより吹き飛ばされた初級インベス2体は後方の初級インベス達をドミノ倒し状に薙ぎ倒し全員纏めて地に伏す。そうしてガラ空きになった前方へオーバーロード目掛けフラン達は飛び掛かる。

 

シュバリャエ「甘イワァッ!」バッ!

 

ドバアアアンッ!

 

「「くあっ!?」」ザザザァーッ!

 

デェバリャエ「高々2匹程度デ我ラフェムシンムニ勝ロウトハ笑止!身ノ程知ラズト言ウ貴様ラノ作ッタ言葉ヲソノ身ニ刻ミ付ケロォッ!」グオッ!

 

フラン「ッ!」ガシャガシャガシャッ!

 

《オレンジスパーキング》!

 

フラン「甘橙『オレンジ頭突き』!」ガキャインッ!

 

しかし初級インベスとは比べ物にならずデェバリャエが強烈な衝撃波を撃ち出してフラン達を牽制した所をシュバリャエが剣を振り下ろす……だがフランはドライバーのブレードを3回下ろすとオレンジアームズを頭部で球体に戻しシュバリャエの剣を受け止めた。更にフランはそのままシュバリャエに突撃する。

 

フラン「たあああッ!」ドガァッ!

 

シュバリャエ「ヌウッ!?」ザザザッ!

 

貞子「えいっ!」ドォンドォンドォンッ!

 

デェバリャエ「グヌッ!」ギンギンギィンッ!

 

続けて貞子は無双セイバーの引き金を引いて弾丸を発射。頭突きを受け後退ったシュバリャエの背後に控えるデェバリャエは自らに向かってくるその銃撃を盾で弾いた。互いに退けを取らせない衝突……それを打破しようとフランと貞子はほぼ同じタイミングで別のロックシードを解錠する。

 

《パイン》!≪イチゴ≫!

《≪ロックオン≫》!

《≪ソイヤッ≫》!

 

《パインアームズ!粉砕・デストロイ》!

 

≪イチゴアームズ!シュシュっと・スパーク≫!

 

フラン「パインパインにしてあげる!」ジャラッ!

 

貞子「シュシュっと参上!……じゃ別のになっちゃうか」チャキッ

 

「「「キシャアアアッ!」」」ダッ!

 

それぞれパインとイチゴアームズになると倒れていたインベス達が起きて襲い掛かってきた。それに対しフラン達はパインアイアンと無双セイバーを構えて迎撃する。

 

《ソイヤッ》!

《パインオーレ》!

 

フラン「鳳梨『アイアンコメット』!」

 

≪ロックオン≫!

≪イチ・ジュウ・ヒャク!イチゴチャージ≫!

 

貞子「イチゴ【クナイバースト】!」

 

ドゴオオオンッ!

シュザザザザザァンッ!

 

「「「「「グギャアアアアアッ!?」」」」」ドガアアアアンッ!

 

カッティングブレードを2回下ろしたフランはパインアイアンを振り回した後に放り投げ、無双セイバーにイチゴロックシードをセットし直した貞子は上空にイチゴ型のエフェクトを作り出してソコからイチゴクナイの雨を降らせインベス達を返り討ち。放たれたパインアイアンとイチゴクナイを喰らったインベス達は半数爆散し、もう半数もダメージを受けた。

 

フラン「合わせるよっ!」

 

貞子「うん解った!」

 

前衛のインベスらを再度怯ませると声を掛け合い足並みを合わせて再びオーバーロードら目掛けて駆けるフランと貞子。各々アームズウェポンを握りデェバリャエとシュバリャエを倒しに掛かった。が、

 

デェバリャエ「フゥンッ!」ジャキッ!

 

バリバリバリバリバリイィィィッ!

 

「「きゃあああああっ!?」」ドシャアーッ!

 

半歩前へ出たデェバリャエが大剣の切っ先を頭上に振り上げると剣先から電撃が放射。前方へ放たれる電気の幕に遮られフラン達は弾き飛ばされる。感電しダメージを受けた2人は地に伏しオーバーロードらはそんな彼女達を見下ろし笑みを浮かべるかの様に顔を歪めた。

 

デェバリャエ「タカガ多少ノ力ヲ持ツ程度デ甘イ事甚ダシイ。所詮貴様ラハコノ世界ニ棲ム猿共ト同ジク、イズレハ我ラフェムシンムニ管理サレ支配サレル低俗デ愚カナ存在ヨ」

 

シュバリャエ「ソノ程度デハ我々ノ剣ト盾ヲ貫ク事ハ不可能。諦メテ我々ニソノ命ヲ差シ出ス良イワ」

 

貞子「ッ!そうは、いかない……!私達は死なないよ!絶対に勝って自分の世界を守るッ!」ジャキッ!

 

余裕な態度のオーバーロード2体。そんな2体に貞子は体に力を込めて立ち上がり尚も立ち向かおうとイチゴクナイを構える。するとその一方で続けて立ち上がったフランは同じく諦めてない顔でオーバーロードらを睨み口を開く。

 

フラン「……確かにコレで貴方達に勝とうなんて甘かったかもね。それなら容赦はしないよ?僕の全力全開で倒しに行かせてもらうッ!」チャキッ

 

貞子「! それは……!」

 

そう言い放ちフランが取り出したのはカチドキロックシード。それを右手に構えると親指で解錠させた。

 

《カチドキ》!

 

ジイィ~~~~~ッ!

 

《ロックオン》!

《ソイヤッ》!

《カチドキアームズ!いざ出陣!エイ・エイ・オー》!

 

解錠したカチドキロックシードをフランは自らのドライバーへと装着。そして素早くブレードを下ろすと頭上のクラックから降りてきていたアームズが全身に被さりフランは鎧武のマークが胸部の装甲にある鎧を纏われ帽子の日本刀を模した装飾には更に飾りが加わって手足にも籠手や具足を装着し背中に鎧武のマークを掲げる2本の旗『カチドキ旗』を差すカチドキアームズにアームズチェンジした。

 

貞子「それじゃ私も!」チャキッ

 

≪戦極パワード!≫

 

それに触発された貞子も『鬼』と描かれた紅白の陰陽玉を模した『パワードロックシード』を出して開錠。頭上にクラックが開き鬼の顔を模す鎧の様なアームズが現れるとドライバーにロックシードを装填しカッティングブレードを下ろす。

 

≪ロックオン≫!

≪ソイヤッ≫!

 

ブレードを下ろしロックシードの前面を展開させて頭上のアームズが被さると衝撃波が発生して向かうオーバーロードらを怯ませる。その隙に貞子はスタイルが大きく成長し白いスク水と着物が合わさったスーツが着せられた。

 

≪戦極パワードアームズ!灼熱・鬼姫!≫

 

更にアームズは五つの部品に分かれて雷太鼓の様なパーツは背中に、二つは両腕に、二つは両脹脛に備え付けられて鬼の様な角のティアラが付けられ腰には無双セイバーと赤い刀身の日本刀『緋鬼』が備えられる。髪型も赤く長いツインテールへと変化し灼眼となって貞子は『鬼姫』にアームズチェンジした。

 

貞子「もう一丁ってね!」ガシャッ!

 

≪カチドキ≫!

 

続いて間髪を入れず貞子は自らのフランのより赤いカチドキロックシードを解錠。クラックが頭上に開きアームズが降りてきてる間にロックシードを入れ替えて先程同様ブレードを下ろした。

 

≪ロックオン≫!

≪ソイヤッ≫!

 

そうしてロックシードの前面が開かれるとアームズが全身に被さり下半身へ装甲の大半が移動してドレスの様に変形。軽装となった上半身の装甲の中心には『鬼姫』と達筆で描かれて背中には緋と橙に塗られたカチドキ旗が差され兜の角は金から緋に変わり口元にはマスク、瞳の色も深紅に染まり貞子は勝鬨鬼姫へアームズチェンジした。

 

≪カチドキアームズ!いざ戦陣!勝鬨鬼姫・エイエイオー≫!

 

フラン「へぇ~っ、僕のカチドキとはちょっと違うんだね?何か僕のより豪華で良いなぁ……」

 

貞子「私専用のカチドキだよ♪」ジャカッ!

 

その姿を見たフランは少し羨み貞子はそれに少し自慢気となりつつディスク部分に『姫』とうっすら浮かぶ刀身が緋色の火縄大橙DJ銃『緋縄大橙DJ銃』を右手に握る。それに対しフランはスペルカードを掲げて宣言した。

 

フラン「なら僕も僕なりに豪華にしよっと♪禁忌『フォーオブアカインド』!」バッ!

 

そうするとフランの姿がブれて3体の分身フラン(元の姿)が現れる。その分身達の腰にはドライバーが巻かれ手にはロックシードがあり3体はソレを各々解錠した。

 

《オレンジ》!《パイン》!《イチゴ》!

 

《《《ロックオン》》》!

 

解錠されたオレンジ・パイン・イチゴロックシードを分身達は各々のドライバーへ装着。法螺貝の待機音が三重奏で発せられブレードを下ろして頭上のアームズが纏われた。

 

《《《ソイヤッ》》》!

 

《オレンジアームズ!花道・オンステージ》!

 

《パインアームズ!粉砕・デストロイ》!

 

《イチゴアームズ!シュシュっと・スパーク》!

 

貞子「うわっ!そ、そんなの有り!?」

 

「「「「ふふふんっ♪これで貴女に負けない位は豪華になったかな?」」」」

 

橙・黄・赤色をメインカラーとしたアームズになった鎧武フランの分身3体に貞子は驚きを示す。それに今度はフランが得意気になるも悠長に会話している暇は無く気を取り直したフランと貞子は警戒し観察していたオーバーロードらに改めて向かい合う。

 

デェバリャエ「数ガ増エタ所デッ!」

 

シュバリャエ「我ラニ勝レルト思ウナァッ!」

 

「「「「「思うッ!」」」」」

 

断言が五重奏で言い放たれる。各々アームズウェポンを構えたフラン達はオーバーロード2体と残るインベス5体に相対し地面を一斉に蹴って衝突した。

 

「「「はあぁッ!」」」ダッ!

 

ギィンッ!ドガァッ!ボガァンッ!

 

「「「「「ギャシャッ!?」」」」」

 

先手を打つのはフランの分身3体。前衛のインベス達を大橙丸・パインアイアン・イチゴクナイで攻撃して吹き飛ばす。その合間を縫いフランと貞子が駆け抜けオーバーロードらと刃(デェバリャエは盾)を交えた。

 

「「はあああああッ!」」ヒュオッ!

 

ガキイイインッ!

 

「「グヌゥッ……!」」ギリッ

 

勢い良く振るわれた無双セイバーを受け止め僅かに押され掛かるデェバリャエとシュバリャエ。そして一歩下がったフラン達は火(緋)縄大橙DJ銃のターンテーブルを擦り法螺貝を鳴らすと引き金を引いた。

 

「「はあッ!」」ジャキッ!

 

ドキュンドキュンドキュウンッ!

 

デェバリャエ「! ヌンッ!」ギィンッ!

 

シュバリャエ「効クカッ!」ザンッ!

 

しかし伊達にインベスを従えるヘルヘイムの支配者で無く剣と盾で銃撃を両断、防御する。だがその隙にフラン達は各々次の攻撃を準備する。

 

《ソイヤッ》!

《カチドキスパーキング》!

 

フラン「禁弾『スターボウブレイクon火縄大橙DJ銃』!」

 

ドガガガガガァァァンッ!

 

「「グオォッ!?」」

 

ジャキッ!ガシャッ!

貞子「セイハァーーーッ!」グオッ!

 

ズザァンッ!

 

シュバリャエ「グハアアアッ!?」ズシャアーッ!

 

デェバリャエ「ムゥッ!貴様……ッ!」

 

フラン「禁忌『レーヴァテイン・V』!」グワッ!

 

シュザスッ!

 

デェバリャエ「ガアアアッ!?」ザザザッ!

 

まずフランがブレードを3回下ろし火縄大橙DJ銃から禁忌『スターボウブレイク』を乱射しオーバーロードらを牽制。続けて貞子が緋縄大橙DJ銃と無双セイバーを合体させた大剣モードでシュバリャエを斬り、更にフランが貞子へと向かおうとしたデェバリャエに炎を纏ったカチドキ旗で斬り伏せた。

 

《《《ソイヤッ》》》!

 

《オレンジスカッシュ》!

 

フラン(分身)1「甘橙『大橙一刀』!」

 

《パインスカッシュ》!

 

フラン(分身)2「鳳梨『アイアンブレイカー』!」

 

《イチゴスパーキング》!

 

フラン(分身)3「苺符『クナイ乱反射弾幕』!」

 

ズガガガガガァァァンッ!

 

「「「「「ギャアアアアアッ!?」」」」」ドカァァァァァンッ!

 

丁度その時、分身のフラン3体がそれぞれの必殺技を喰らわせてインベス達を爆散。後はオーバーロードらを残る所となり分身フラン3体がフラン達の元に駆け寄り怒りを露にしながら起き上がるオーバーロードらへ5人は対峙する。

 

デェバリャエ「グウウウッ!」グググッ

 

シュバリャエ「アファビリェッ……!」

 

貞子「行くよフランちゃんっ!」ヂャカッ

 

「「「解った!」」」ジャキッ!

 

オーバーロードらが起き上がる隙に貞子がフラン達に声を掛けて緋縄大橙DJ銃・大剣モードを構えるとフランは火縄大橙DJ銃、分身フラン3体は無双セイバーを構えた。そうしてフランと貞子はカチドキロックシードをソケットに、分身フラン達は無双セイバーに各々のドライバーにあるロックシードをセットしてハンガーを下ろす。

 

《《《《≪ロックオン≫》》》》!

 

≪イチジュウヒャクセンマンオクチョウ≫!

 

《《《イチ・ジュウ・ヒャク》》》!

 

そして、各々の武器をオーバーロードらへ向ける。ロックシードのエネルギーが刀身や銃口に充填されフラン達は息を合わせ攻撃を放った。

 

≪無量大数≫!

 

貞子「はぁぁぁぁぁーっ!」

 

ズバアアアアアンッ!

 

《カチドキチャージ》!

 

《オレンジチャージ》!

 

《パインチャージ》!

 

《イチゴチャージ》!

 

フラン「名付けて……!鎧武『果実五連射』!」

 

ズキュウウウゥンッ!

 

緋縄大橙DJ銃・大剣モードを振るう貞子と火縄大橙DJ銃&無双セイバーの引き金を引くフラン達4人からロックシードによりチャージされたエネルギーが放たれる。斬撃が地面を伝って飛び4つの銃撃が1つとなりオーバーロード目掛けた。対するデェバリャエとシュバリャエは剣と盾で防ごうとするが……

 

ズドガアアアアアァァァァァンッ!!

 

「「グワアアアアアッ!?」」

 

凄まじいエネルギーを秘める攻撃に2体は防ぎ切れず着弾による爆発に巻き込まれる。大きな爆炎が上がり爆風でオーバーロードらが吹き飛ばされ2体は地へと伏した。

 

「「ガッ、グアッ……!」」

 

フラン「! まだ息がある!」

 

貞子「でももう一息だね。次はコレで───」ゴソッ

 

だが流石はオーバーロードと言うべきかデェバリャエとシュバリャエは爆発せず生きている。それに貞子は手を後ろに回して何かを取り出そうとした。が、

 

 

 

《ゾーン》!

《マキシマムドライブ》!

 

 

 

デェバリャエ「!」シュンッ!

 

シュバリャエ「ヌウッ!?」シュンッ!

 

「「なっ!?」」ギョッ!

 

突如何処からか電子音が聞こえて、同時にオーバーロードらは姿を消してしまう。それを目の当たりにしフラン達は驚き呆けた。

 

フラン「き、消えちゃった!?」

 

貞子「今の音声ってガイアメモリ?誰かが使って逃がしたの?」

 

困惑するフランと貞子。しかし少しして結果的に決着が着いたと言う事で落ち着くと2人は改めて顔を合わせ自己紹介をするのであった───

 

 

 

そして突如姿を消したデェバリャエとシュバリャエはフラン達から少し離れた場所でいきり立っていた。

 

デェバリャエ「何故我ラヲ退カセタノダレミデョミョ!アノ程度、我ラハマダマダ戦エタゾ!」

 

シュバリャエ「助力ハ無用ッ!例エレミデョミョト言エド邪魔立テシナイデモライタイ!」

 

不服と言う様相で2体が詰め寄る相手は樹木に凭れ腕組みするグラン。しかしフラン達にやられ怒りを露にする倍以上背丈の差がある怪人2体にグランは怖じ気付く様子は無く寧ろ不機嫌そうにデェバリャエとシュバリャエを睨む。そしてハァと一つ息を吐いたグランはいきり立つ2体に対し口を開く。

 

グラン「勘違いしないで頂戴。私が貴方達を助けたのはあのまま倒されたらつまらないからよ。幾ら虚勢を張ってもあのままだとやられていたのが事実……誇り高いフェムシンムとしては不名誉の敗北でしょう?」

 

「「ヌウッ……」」グッ

 

ジト目で睨むグランはそう諭し2体を言いくるめる。そしてグランは斜を向き傍に生えているヘルヘイムの果実を幾つか取るとオーバーロードらに投げ渡した。

 

パシッ

シュバリャエ「「!」」

 

グラン「手助けは要らないのなら貴方達が強くなりなさい。せめて私が面白いと思える位にはね?」ニィ

 

「「…………」」

 

 

 

 

 

《ソイヤッ》!

《トウモロコシスカッシュ》!

 

白夜「玉屋『爆裂蜀黍大牡丹』」ジャカッ!

 

《ギュイーンッ》!

《ヘビイチゴスカッシュ》!

 

黒天「鬼斬『斬骨斬身』」ヒュオッ!

 

《ディフェンド プリーズ》!

 

ズガアアアアアッ!

 

「「「うくあっ……!?」」」

 

一方こちらはアーマードライダー白夜&黒天と交戦するパルスィ達。オルトロスは後方で観戦し3対2と数で若干有利だが椛とぬえが強化版戦極ドライバーを介して変身した白夜と黒天の力にパルスィ達3人は圧されていた。それぞれ真紅の斬撃とポップコーンのエフェクトを飛び散らす砲撃にディフェンドによる炎の防壁は破られ攻撃の余波にパルスィ達は圧倒された。

 

パルスィ「ッ、何て強さよ……!」

 

こころ「私達3人で掛かっても防戦になるとは……伊達に本来の仮面ライダーとしての姿では無いですね」

 

天子「どうしますか?このままではこちらがやられてしまいます……」

 

「「…………」」ジャキッ!

 

流石はグランが提供しただけに高スペックな白夜らの強さにパルスィ達は軽く戦慄する。それを見ていたオルトロスは怪人の姿で口を吊り上げ不敵な笑みを浮かべた。

 

オルトロス「クハハハッ!どうしたよお前ら!?意気込んで挑んだ割には苦戦してるみてぇだなァ?」ニィ

 

パルスィ「五月蝿いわね犬っころ。そのニヤけ面が妬ましいわ」

 

オルトロス「ハンッ、減らず口を。口には気を付けた方が良いぜ?お前らがコイツらと同じく悪堕ちすれば俺の下で働くんだからなァ♪」

 

こころ「そんなのは御免蒙ります!貴方達侵略者に屈する私達ではありませんよ!」

 

オルトロス「そう勝ち気に言えるのは今の内だ……やれお前らッ!ソイツらも捕らえて俺達ダークファンタジアの手駒にするぜ!」

 

「「!」」ダッ!

 

パルスィ「! 翡翠ッ!」

 

翡翠「ええっ!」ヒュッ!

 

こころ「強いのならこちらもパワーで!」チャッ

 

号令を受け白夜と黒天が迫るとパルスィは翡翠からメダルを受け取りこころはリングを左手に填める。そしてパルスィとこころは同時にコンボ&スタイルチェンジした。

 

ギンギンギンッ!

《シャチ》!《ゴリラ》!《チーター》!

 

《ランド プリーズ》!

《ド・ド・ド・ドドドン・ドン・ドドドンッ》!

 

ギキィンッ!

 

それぞれシャゴリーターコンボとランドスタイルになったパルスィとこころは迫り来た白夜らの攻撃を受け止める。パルスィは押し合う白夜を弾いて敬遠させるとゴリバゴーンで殴り付け、こころはウィザーソードガン・ガンモードを黒天に放ち後退させた。だがそれで怯む悪堕ちした椛達こと白夜らでは無く態勢をすぐさま立て直した黒天は───

 

カッティングブレードを4回下ろした。

 

 

 

《ギュイーンッ》!

《ヘビイチゴカクテル》!

 

 

 

すると黒天のアームズウェポンである蛇腹蛮刀に赤いオーラが纏われ黒天はソレを掲げる。そして素早いステップでパルスィに詰め寄ると横薙ぎに蛇腹蛮刀を振るった。

 

黒天「酒乱『酔いどれ鬼殺し』」

 

ズバッ!

 

パルスィ「ぐうッ!?」

 

こころ「! パ、パル姉さm」

 

天子「こころさん危ない!?」

 

白夜「……」ダッ

 

その斬撃を喰らい声を漏らしたパルスィにこころが振り向く。その隙を狙い白夜が迫るのを天子が呼び掛けて知らせるも振り向くだけで反応が遅れたこころは白夜がカッティングブレードを『4回』下ろす時間を与えてしまう。

 

 

 

《ソイヤッ》!

《トウモロコシフロート》!

 

 

 

白夜「氷結『フリーズショット』」

 

ドバァァァァァンッ!

 

こころ「んなっ!?」ピキピキピキィンッ!

 

4回ブレードが下ろされると白夜のドライバーから黒天のとは異なる音声が発せられ白夜はモロコシ大筒からコーン型の砲弾を発射。それがこころに着弾しこころの身体を凍らせて動きを封じた。

 

パルスィ「く、うっ……!?」フラフラ

 

一方で黒天の攻撃を受けたパルスィはダメージこそ無いものの足元が覚束無かずにフラ付いている。視界も定まらなくて目の前に居る黒天の姿も捉えられない彼女はグランによりもたらされた戦極ドライバーを使う黒天によって酩酊……酔っ払いの状態になっていた。そして同じくこころも白夜の攻撃で氷漬けにされてどちらも満足に動けない。

 

《ソイヤッ》!

《トウモロコシオーレ》!

 

《ギュイーンッ》!

《ヘビイチゴオーレ》!

 

そんな彼女達の隙を狙い白夜と黒天は再度ブレードを下ろす。そうして2体は酩酊状態のパルスィと頭以外を氷漬けされたこころに距離を詰め攻撃を繰り出した。

 

白夜「鍵屋『三國ブラスト』」

 

黒天「蛇斬『蛇腹斬撃』」

 

ドゴオオオオオンッ!

ズザアアアンッ!

 

「「きゃあああああっ!?」」ドシャアーッ!

 

天子「っ!?パ、パルスィさん!こころさん!」

 

翡翠「……!」

 

放たれた砲撃と斬撃に回避も防御もままならず喰らうパルスィ達。威力に任せ吹き飛ばされると2人は変身解除され元の服装に戻り苦悶する。そこへ天子と翡翠が駆け寄った。

 

翡翠「大丈夫2人共!?しっかりして!」

 

パルスィ「つッ、しっかりしてるわよ……ただ大丈夫じゃないわ」

 

天子「動かないでください!怪我に障りますよ!」

 

こころ「で、ですが……」グググッ

 

倒れ変身解除されたパルスィ達はダメージで体が動かない。それを介抱するのを見てオルトロスは白夜らが待機している後方で元より笑む様に歪ませていた顔を更に歪ませた。

 

オルトロス「ハンッ!他愛無ぇな!少しは善戦してくれるかと期待してたが呆気無ぇぜ?グランの思惑通りなのは少々ムカつくが大した力だよコイツらは」ニィ

 

「「くっ……!」」ギリッ

 

天子「…………」

 

参戦せずして余裕の態度をするオルトロスにパルスィ達は動けない顔を捩らせ歯噛みする。すると身構える白夜らに天子は立ち上がるとブレイラウザーを握り2体に対峙した。

 

翡翠「! テンコちゃん……!」

 

天子「天子です。翡翠さん、お二人をお頼みしますね……後は私に任せてください」ジャキッ!

 

こころ「けど天子さん一人じゃ!?」

 

パルスィ「……解ったわ。私達は回復に専念するから後は任せる。但し無理はしないでよ?」

 

天子「はいっ♪」

 

了承したパルスィに天子は顔を向け大丈夫と言わんばかりの笑顔を見せる。そして改めて白夜らに向き合いオルトロスはそんな天子にバカにした様な笑みを浮かべ白夜と黒天に指示した。

 

オルトロス「ハンッ!たった1人でコイツらの相手になるつもりかァ?バカが!やれお前らッ!」

 

「「!」」ダッ!

 

指示を受けた白夜達はアームズウェポンを手に天子目掛けて駆け出す。それに対し天子は手早くブレイラウザーのホルダーを展開しラウズカードを取り出しブレイラウザーにラウズする。

 

《タックル》ビピピッ

 

天子「たあああああッ!」グワッ!

 

ドガァッ!

 

白夜「グウッ……!」

 

そうして発動した『タックル・ボア』で突進力を高めた天子は白夜へとタックルを仕掛けて返り討ちした。倒れ込む白夜に黒天が一瞬気を取られた隙に天子は続けてラウズカードをラウズする。

 

《スラッシュ》ピピピッ

 

天子「やあああッ!」ヒュオッ!

 

黒天「!」ギキィンッ!

 

ラウズしたカード『スラッシュ・リザード』でブレイラウザーの切れ味を高めて斬り掛かる天子。しかし黒天も負けじと蛇腹蛮刀の腹で受け止め、そこへ立ち上がった白夜が黒天を援護した。

 

白夜「ハアッ!」ブンッ!

 

ドガァッ!

 

天子「うくあっ!?」ザザザァッ!

 

こころ「て、天子さんっ!」

 

天子「大丈夫ですっ!パルスィさんとこころさんを守る為にもこんな攻撃で倒れてられませんっ!」グッ

 

モロコシ大筒を鈍器として振り下ろし天子はその攻撃を受ける。後退するも倒れず心配し声を上げたこころに気丈な笑顔を向けた。そうして白夜らに向き直った天子は次の手を考える。

 

天子(やはり同じ目線での2対1はこちらに分が宜しくありませんか。それなら……!)ピッ

 

そう思案して天子は2枚のカードを取り出す。そしてその内の1枚、Qとマークされるカードを今度はブレイラウザーでは無く右腕に巻く装備に装填した。

 

《アブソーブクイーン》

 

装填したそねラウズカードは『アブソーブ・カプリコーン』。続いてもう1枚のJと記されたカードも右腕に巻く強化変身ツール『ラウズアブゾーバー』へ装填はせずラウズさせた。

 

《フュージョンジャック》

 

そうすると同時に天子の姿はラウズしたカード『フュージョン・イーグル』の力で姿が変わる。装着する装甲は金色に染まり胸部のマークはカードに封印されているイーグルアンデッドの紋章となり彼女の背中には3対6枚の翼『オリハルコンウイング』が展開してマントの様になって天子は『ジャックフォーム』に強化変身した。その姿になった天子はブレイラウザーを握り直し白夜らへ猛然と駆け出す。

 

白夜「フッ!」ドォンッ!

 

天子「はあっ!」シュバア-ッ!

 

白夜「!?」ドンドンドォンッ!

 

迫り来る天子に白夜はモロコシ大筒の砲撃を放つ。しかし瞬間、天子はオリハルコンウイングを広げて空高く飛び上がった。まるで鳥の如く軽快に飛ぶ天子に白夜はもう一度砲撃を放つが当たらない。そこへ天子は滑空し白夜らへブレイラウザーを振るった。

 

天子「ウエェェェェェイッ!」

 

ズザアンッ!

 

「「ウグアアアッ!?」」

 

頭上から急降下してきた天子の斬撃を白夜らは防げず喰らう。上からの攻撃は誰しも防げないらしく斬撃を受けた白夜らは倒れ天子は滑空の勢いで今度は後方のオルトロスに迫った。

 

オルトロス「ハ、ハァンッ!?」ギョッ

 

天子「貴方が

《ライトニングスラッシュ》

 

天子「天雷剣『Jライトニングスラッシュ』!ウエェェェェェイッ!」グワッ

 

ズザアアアンッ!

 

オルトロス「ハッ……!グアアアアアッ!?」

 

ラウズした『スラッシュ・リザード』と『サンダー・ディアー』の力で電気を纏うブレイラウザーを飛びながら勢い良く振るってオルトロスを一閃。不意の襲撃に動揺していたオルトロスは防御も受け身もできずに叫びを上げて地へ伏した。

 

オルトロス「ガ、ハアッ……!」フラフラ

 

天子「! まだ息がありましたか。ですがこれでチェックメイトですよ?」チャキッ

 

「「ッ!」」ズザッ

 

倒れたオルトロスは爆発せず生きていて、そこへ天子がブレイラウザーを突き付ける。ダークファンタジアに従う様にさせられた悪堕ちである白夜らは起き上がり反撃しようとするもオルトロスの危機に動きを止めた。

 

天子「操られてるとは言え賢明ですね貴女達。彼を助けたければ変身を解いてください……そして貴方は退いてくだされば命は取りません。どうしますか?」

 

オルトロス「……ハンッ、解った。変身を解きやがれお前ら」

 

「「…………」」チャキッ

 

シュウウウンッ

 

観念したオルトロスが指示を送ると白夜らは変身を解き元の椛とぬえに戻る。そして同様にオルトロスも人間態になると天子はブレイラウザーをオルトロスから退かせた。

 

天子「では行きなさい。次に会ったら見逃しはしませんよ?」

 

オルトロス「……チッ、行くぞ」クルッ

 

椛「…………」ザッ

 

ぬえ「…………」ザッ

 

オルトロス「覚えてやがれ。油断したからこうなったが次は倒してやるからな」

 

立ち上がり椛とぬえを引き連れたオルトロスはそう言い捨てて言われた通り引き下がる。そうしてオルトロスらが闇に消えて姿を消すと天子は変身を解いた……そんな彼女へ翡翠に支えられるパルスィ達が来た。

 

パルスィ「天子、どうしてアイツを見逃したりなんかしたのよ?」

 

天子「あ、ゴメンなさいパルスィさん……もしかして駄目でしたか?お二人がお怪我をなされて満足に動けないだろうから爆発に飲まれない様に独断でこうしたんですが……」

 

翡翠「確かにそうね。倒せば爆発が起きる訳だし、ひとまず見逃してて正解だったかもしれないわ」

 

こころ「流石に生身で爆発を受けたら只では済みませんしね……」

 

敵は倒せなかったものの戦いは終わったと言う事で一息吐くパルスィ。するとそんな4人の元に茂みを掻き分け2人の少女がやって来た。

 

ガサガサガサッ

 

フラン「あっ♪パルシーお姉ちゃん達見付けたぁ!」

 

パルスィ「! フラン」

 

こちらもまた戦いを終えて戻って来たフラン、と貞子。合流した彼女達は貞子の自己紹介の後、彼女について話を始めるのであった───

 

 




フォーオブアカインドが便利過ぎて何となく笑えてします(笑)フランを鎧武に当て嵌めたのは勢いだったのに意外とこう言う風にハマり役で過去の自分の発想に称賛したいです♪自画自賛だから本当にしませんが。

白夜と黒天の持つグラン特製戦極ドライバーの特殊機能、カクテルとフロートは簡単に言えば拘束技です。攻撃力は然程ありませんがカクテルは相手を酔っ払い状態にしフロートは氷漬けにさせますよ……決してフロートは最強(笑)のアレでは無いので悪しからず。

天子が早速ジャックフォーム披露。弱フォーム?何を言ってるやら(笑)文中に書いた通り上からの攻撃とは防御し難いものなので逆転に使えるフォームだと思いますよ私は。

因みにデェバリャエ達と白夜達との決着は次回に続きますからね?後半が失敗して決着が着いた感じですが次回に持ち越しますよ。
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