東方嫉妬王 ~Jealousy of the OOO~   作:秋塚翔

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今回駄文な分際で性的な描写が含まれます。R-15と言うタグに反してないですが苦手な方はテレポートウィザードリングを渡しますのでこれでプラウザバックしてください。

書いてて楽しかった自分が居た(笑)


第002話「説明と恋慕と地上へ出発」

パルスィ「はい、ホットミルクだけど良いわよね?」つ□

 

こころ「あ、いただきます」スッ

 

所変わってココはパルスィの自宅。旧都の一角に他の民家と変わらぬ風貌で建っている一軒家だ。そこにパルスィはこころを引き入れて風呂に入れた後、こうして居間で一緒に座っている。

 

こころ「んっ、美味しい……」

 

パルスィ「付喪神にも味覚はあるのね?物の癖に生意気だわ」クイッ

 

風呂上がりで汚れて洗っている自前の服の代わりに何故かYシャツだけを着るこころは崩した正座でホットミルクを飲み感激の声を漏らした。そんな彼女にパルスィは興味無さげな態度で緑茶を啜る。

 

パルスィ「さてと、じゃあ本題に移るけど……アンタが何で追われててアンタ達が呼ぶこのライダーの力ってのが何なのか教えてもらおうかしら?」

 

こころ「あ、はい。判りました」

 

コトリとカップを置いてこころはパルスィの方を向く。そして数秒黙った後、話す内容が纏まった様で瞑っていた口を開いた。

 

こころ「……まずライダーの力とは外の世界に居る英雄達が持つエネルギーを物質化したものの総称らしいです」

 

パルスィ「外の世界の、英雄達?」

 

こころ「それは本来その英雄達にあるべき力なんですが何らかの方法であの怪人(オルトロス)を率いる組織が手に入れて幻想郷に持ち込んだんですよ」

 

パルスィ「あのファントムとか言うヤミーと違う怪人の組織ね……」

 

こころ「私はそれが悪用される所を偶然見掛けました。それを阻止する為に彼らからライダーの力を奪い緊急で幻想郷中にバラ撒いたんです。その時偶然にも私にウィザードと呼ばれる英雄の力が宿り、結果悪事を邪魔したのとライダーの力を得た事で追われていました」

 

パルスィ「それで傷だらけの末この地底に逃げてきた……って訳?」

 

こころ「はい、そうです」コクリ

 

頷いた後に説明は終わった様で再びホットミルクに口を付けるこころ。一方でパルスィは頬杖を突き暫く考え込むとこころに目を向けた。

 

パルスィ「つまり、アンタが異変を止めようとして元凶をバラ撒いた結果私が巻き込まれたって言う事ね?この力が宿って怪人に絡まれる様になったのもアンタがバラ撒いたライダーの力ってものの所為で」

 

こころ「はい、そうなります……本当にご迷惑を掛けて申し訳ありませんでした」シュン

 

落ち込んだ様に俯くこころ。その表情は相変わらずポーカーフェイスだが良く見ると横被りしたお面がいつの間にか姥のものに変わってる事から『ああ、仮面を見れば感情が判るのか』とパルスィは思った。

 

パルスィ「別に謝らなくて良いわ。私としてはこのオーズってのは都合の良いものだし、どちらにしても面倒事が起きてたんだからアンタの所為とは言ってもアンタを責める気は無いわ」

 

こころ「本当ですか?良かった……」ホッ

 

今度は仮面を見なくとも判る安堵。胸を撫で下ろし心無しか頬を赤らめて安堵の中で何処か嬉しそうだ。

 

パルスィ「で、偶然見掛けたって事はその組織がどんな存在で何を仕出かすかは判らないのね?」

 

こころ「はい……巻き込んだ上にそれしか知らなくてすみまs」

 

パルスィ「ああもう謝らない。そんな無表情でも本気で申し訳無さそうな目されたらお茶が不味くなるわ」

 

そう言ってパルスィもお茶に口を付ける。それを聞いてこころは両手の指を合わせモジモジとし出す。

 

こころ「なら……さっきは助けてくださり有り難うございます。他人の私を助けてくれるなんて優しいんですねパルスィさんは」

 

パルスィ「別にアンタを助けた訳じゃ無いわよ。私の仕事場で面倒事が起きたら困るしアイツを叩き出しただけ」

 

こころ「それでも私は救われました……あのまま追われてたり捕まったりすれば確実に命はありませんでしたから。本当に有り難う御座いました」ペコリ

 

パルスィ「……あっそ」

 

本気と見て取れる感謝のお辞儀に顔を赤らめそっぽを向くパルスィ。気恥ずかしくなったか立ち上がり棚の置物を何故か弄り出す。

 

パルスィ「ま、まぁ救われたと思うなら早く地上に戻る事ね。いつまでもココに居られて他の妖怪に襲われちゃ世話無いわ」

 

こころ「……ですがパルスィさんと離れたくありません」

 

パルスィ「何私を慕ってんのよ?そんな事しても何の得なんて無いから大人しく帰りなさい」

 

こころ「ですが私はパルスィさんを愛したくなったので貴女の傍に居たいです」

 

パルスィ「いやだから…………………………はぁ?」キョトン

 

言葉のやり取りの中で唐突に出てきた意味深な言葉。それはこころから発せられ聞き流そうとしたパルスィは長い間を経て言葉の意味を理解した。と同時に畳を擦る音が背後から聞こえ、こころが立ち上がったのが感じれる。

 

こころ「初めて会った時から感じてたこの感情……まさかと思いましたけど私は貴女を好意を持ちました。いえ、正確に言えば愛してますパルスィさん」ペタペタ

 

パルスィ「は、はあああッ!?」ギョッ

 

後ろを向くと裸足で自分へ近付くこころが目の前にあった。こころは無表情の顔のまま思わず壁に張り付くパルスィへと歩み寄る。

 

こころ「この感情は『感情を操る程度の能力』を持つ私でも抑えられません。どうしたら抑えられるんでしょうか?」ズイッ

 

パルスィ「ちょ、ちょっと待ちなさい……それは一瞬の気の迷いよ?取り敢えず落ち着いて素数を数えなさい(汗)」ダラダラ

 

いきなりの展開に思考が追い付かず訳の判らない事を言い何とも言えぬ恐怖感に襲われるパルスィ。こころは彼女の眼前に顔を寄せ瞳を潤ませ目を合わせた。

 

こころ「どうしたら良いですかパルスィさん……このままもっと近付けば収まるでしょうか?」

 

パルスィ「んなっ……や、やめなさい!?冷静になりなさいよ!」バッ!

 

本当に迫るこころの顔に耐えかねて横から抜けて逃げようとするパルスィ。しかしすかさず腰のベルトにいつの間にか指輪を着けた左手を翳した。

 

《バインド プリーズ》

 

ガシッ!

パルスィ「んなっ……!?」ギシッ

 

床に魔方陣が出現し、そこから伸びたヒモがパルスィの手足を縛って身動きを取れなくした。

 

パルスィ「何よコレ……!?」グググッ

 

こころ「ウィザードの力の一つ、バインドです。余り動くと食い込んで痛いですから大人しくしてください」スッ

 

パルスィ「ッ!ア、アンタいい加減にしないと本気で怒るわyんむっ!?」ビクゥッ!

 

こころ「んっ……」チュッ

 

縛られてキレ掛かるパルスィの口が塞がれた……こころの唇によって。

 

こころ「んっ、あむ……ちゅ、んんっ」チュッチュパッチュッ

 

パルスィ「むうっ!?ん、んんんっ……!」

 

目を見開かせ驚くパルスィの唇をこじ開け歯を舌で押し退けると狼狽する彼女の舌を捕らえ絡ませる。両肩を掴んで大人のキス……いわゆるディープキスと言う行為に及んだ。

 

こころ「はあっ、パルスィさん……お姉様……!」レロッチュッペロッ

 

パルスィ「んっ、あふ……んんっ」

 

感情を抑え切れぬ様子で求めるこころに目を細めて流されるパルスィ。二人が繋がる口元からは唾液が滴り激しさが窺えた……そしてこころがパルスィの胸元へ手を伸ばしたその時、

 

ガラッ

さとり「こんにちは。いらっしゃいますかパルスィ───」

 

「「…………」」

 

さとり「───さん……」

 

玄関の引き戸が開かれ、さとりが顔を出す。パルスィ達が居る居間は玄関からは丸見え……つまりさとりはその現場を目の当たりにした。

 

さとり「………………ごゆっくり」

 

パルスィ「んーっ!?んーっ!?」フルフル

 

こころ「んっ……そんな暴れないでくださいお姉様ぁ」ゾクゾクッ

 

赤面し戸を閉じようとするさとりを口を塞がれ動けないながら首を振って引き止め様とするパルスィ。夢中なこころはそんな動作に喜びの面『福の神』を横被りしていた───

 

 

少女嫉妬中……

 

 

何とか引き止め家に招き入れて三人で座るパルスィ達。さとりは先程の光景を見たのもそうだが今も所在無さげに目を合わせない。と言うのも───

 

パルスィ「離れなさい」グイッ!

 

こころ「嫌です」ギュウッ

 

目の前にイライラしてるパルスィとその彼女の腕に抱き着くこころが居たからである。こころはさとりに敵意の眼差しを向け彼女に渡すまいとパルスィに抱き着いていた。

 

こころ「それで貴女は何者ですか?何だか色合いが私に似てますが……はっ!まさか私に化けてお姉様を奪うつもり!?させないわ!」ギュウウウッ

 

パルスィ「このバカは放っといて。それより何か用さとり?」

 

さとり「は、はい……実はお空とこいしの事なんですがパルスィさんは二人を最近見てませんか?」

 

変なキャラが定着しようとしてるこころを視界の隅に置き本題を話すさとり。お空とこいしとは霊烏路空と古明地こいしの事でさとりのペットと妹だ。

 

パルスィ「空とこいし?そう言えば最近見てないけど……どうして?」

 

さとり「やっぱり……それが数日前地上に遊びに行ってから全然帰ってこないんですよ。こいしは兎も角ご飯時には必ず帰ってくるお空も帰ってこないんです」

 

パルスィ「探しに行かせたの?」

 

さとり「はい、私のペット達が。ですがその子達も何者かに襲われて怪我をして帰ってきて……それで容易に私やお燐で探しに行けないんですよ」シュン

 

落ち込んだ様子で俯くさとり。その話にパルスィは何となく心当たりがあり、そして同じく地上に行ったヤマメ達が気になった。

 

パルスィ「……何なら私が探してきましょうか?橋守の代わりを燐が務められるんなら」

 

さとり「えっ、宜しいんですか?」

 

パルスィ「どうせ暇人だしね。全く忙しいアンタが妬ましいわ」

 

そう言って立ち上がるパルスィ。共に腕に抱き着くこころも立つ。

 

パルスィ「アンタも来なさい。ついでだから地上に帰してあげるわ」

 

こころ「本当ですか?嬉しいですパル姉様っ♪」ギューッ

 

パルスィ「何よその呼び名……」

 

さとり(彼女は本当にパルスィさんを好いてるのね……私も何だかんだ言って優しい彼女を好いてるから気持ちは判るわ///)

 

百合百合しい桃色空間が広がる水橋家。その雰囲気に反してパルスィの心中では相反する感情が湧き上がっていた───

 

 

 

さとり「ではお気を付けて」

 

パルスィ「安心して待ってなさい。私が帰ってくる迄橋の警護を頼んだわよ燐」

 

燐「はいっ!空を見付けたらうんと叱ってくださいねパルスィさん♪」

 

再び戻って地上と旧都を繋ぐ橋前。準備を終えたパルスィと服を着たこころはさとりと彼女のペットの火焔猫燐に見送られ地上に通じる穴へ向かう所だ。

 

こころ「それでは行きましょうパル姉様。私達の恋路へ♪」グイッ

 

パルスィ「それはひょっとしてギャグで言ってるの?そんな道はアンタだけで行きなさいよ」

 

こころ「ああんっ、パル姉様のいけずぅ……」

 

明らかに当初と態度が違うこころ。これが彼女の本来の姿なのか何か目覚めて変わったのか……まぁそれは兎も角こうしてパルスィとこころ、『オーズ』と『ウィザード』の力を持つ二人は何かが起きていると思われる地上へと歩を進めた。

 

さとり「…………」ギュッ

 

燐「? どうしましたさとり様?」

 

さとり「……燐、私は心を読むだけで未来は予知できないのは知ってますね?」

 

燐「はい、ご存じですが?」

 

さとり「ならばこの嫌な予感は私の思い過ごしでしょうか?何か大変な事が起きる気がしてなりません」

 

燐「えっ……」

 

さとり「いえ、きっと思い過ごしでしょう……そうでないと落ち着いて待っていられません」

 

後ろ姿のパルスィ達を見ながら両手を握り締めるさとり。しかしその予感が的中する事をこの時の彼女達は思いもよらなかった……




こころのキャラが可笑し過ぎる……何故俺はとあるの黒子とバカテスの翔子辺りのキャラを混ぜたのだろうか?(汗)まぁお陰で独自のキャラが出来て良かったですけどね(嬉)

最後のさとりの言葉は私を追い詰めてます(苦笑)どう言う展開にするか10%も考えてないんだけど……
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