東方嫉妬王 ~Jealousy of the OOO~ 作:秋塚翔
やはりキバ系統は扱い難い……キバット達味方モンスターのキャラを良く理解してないし正直私はキバ系が苦手なのかも知れませんな。皆さんは使い易いor使い難いライダーとかありますか?
パルスィ「はあああッ!」シュバッ!
ザザザザザァッ!
「「「「「グガアッ!?」」」」」ドシャアーッ!
地面をバッタレッグの脚力で蹴ったパルスィはトラクローを振り回し向かい来るインベスらを返り討つ。インベスらは駆け抜け様に切り伏せられるも直ぐ様唸り声を漏らして立ち上がり反撃しようとする……しかしそこへパルスィの追撃繰り出された。
パルスィ「舌切雀『大きな葛籠と小さな葛籠』!」
翡翠「フフフッ♪」スッ
ドバババババァァァンッ!
「「「「「グオオオッ!?」」」」」ガガガガガッ!
振り返ったパルスィはスペルカードを宣言。それによりパルスィから翡翠が現れて共にそれぞれ大小異なる弾幕を撃ち放つ。更なる攻撃を受けたインベスらは再び倒れ込み怯んだ。
フラン「パルシーお姉ちゃん!僕達も手伝うよ!」
天子「一緒に行きましょうパルスィさんっ」
パルスィ「……ええ、解ったわ」
豊姫「全く、地上人とこうして肩を並べて戦ったのを月の上層部に知られたら処分物だわ。まぁ私個人としては構わないけど♪」
レイセン「今こそこのロックシードを使う時です!」チャキッ
翡翠「パルスィ、コレ使いなさい」チャッ
パルスィ「! これは……」
翡翠「今回のお詫び。但し一度きりね?万が一の時の私専用にするつもりなんだから♪」
パルスィ「私から作られた物なのに私物化しようなんて妬ましいわね……だけど、取り敢えず有り難く使わせてもらうわ!」ジャキッ!
そんな所でフランス達はパルスィに合流。インベスらが怯んでる隙に立ち並ぶとパルスィは翡翠から受け取った翡翠色のメダル三枚を、フランはカチドキを、天子は二枚のラウズカードを、そしてレイセンは細長いスイカが表されたロックシードを使って素早くフォームチェンジする。
《カチドキ》!
《ウォーターメロン》!
ジイィ~~~ッ!
《アブソーブクイーン》
《フュージョンジャック》
ギンギンギンッ!
《ネタミ》!《ソネミ》!《ウラヤミ》!
《ネ・タ・マ・シ・イ~~~ッ》!
《ソイヤッ》!
《カチドキアームズ!いざ出陣!エイ・エイ・オー》!
《ソイヤッ》!
《ウォーターメロンアームズ!乱れ玉・ババババン》!
各々の動作を経て豊姫を除くパルスィ達は形態を変える。フランと天子はカチドキアームズとジャックフォームになり、パルスィは嫉妬系メダル三枚『ネタミ・コア』『ソネミ・コア』『ウラヤミ・コア』によって緑髪に甲冑を纏うジェラシーコンボに、レイセンはメロンアームズをスイカ柄にして同色となったメロンディフェンダーに追加でガトリングガンが付いた様なアームズウェポン『ウォーターメロンガトリング』を備えたウォーターメロンロックシードによるウォーターメロンアームズとなって身構えた。
レデュエ「何ヲヤッテル。行ケ!」
「「「「「ガオアアアアアァッ!」」」」」ダァッ!
一方でレデュエの指示を受けたインベスらは怯みから立ち直るとパルスィ達目掛けて一斉に駆け出す。そんなインベスらをフラン・レイセン・豊姫の鎧武系統ライダーの力を持つ三人が迎撃した。
「「「ハァッ!」」」ドガガガガガァンッ!!
「「「「「キシャアァッ!?」」」」」
火縄大橙DJ銃(連射モード)、ウォーターメロンガトリング、ソニックアローと言ったアームズウェポンの一斉射撃にインベスらはまたも圧されて怯む。そこに続けて残るパルスィと天子がそれぞれ技を放つ準備を行う。天子は『スラッシュ・リザード』と『サンダー・ディアー』をブレイラウザーにラウズし、パルスィは出現させたリヴァイアサイスにセルメダルを三枚装填して『三回』リヴァイアサイスの頭部を押し込んだ。
《スラッシュ》《サンダー》
《ライトニングスラッシュ》
《バクバクバクッ!》
《バックン!ソシャーク!バイティングチャージ》!
「「たあああッ!」」シュバッ!
共に武器から音声を発せさせたパルスィと天子はインベスらに距離を詰める。そして飛翔し空中から電気を纏うブレイラウザーを振るう天子と巨大化し大口を開く大蛇のオーラが伴われるリヴァイアサイスを振るうパルスィの攻撃が防御や回避の暇を与えさせずインベスらへ繰り出された。
天子「雷斬剣『Jライトニングスラッシュ』!」
パルスィ「嫉妬斬『ジェラシーリジェクション』!」
シュザアンッ!ザシャアアアアアッ!
「「「「「ッッッ……!グギャアアアァーーーッ!?」」」」」ズドガアァァァァァンッ!
まずは滑空した天子が両断、続けて第二撃とパルスィのリヴァイアサイスより放たれた大蛇が呑み込む形で攻撃しインベスらは断末魔を上げて爆散する。その群れを成したインベスの爆発に後方で司令塔として控えるレデュエは怪人たる顔を歪ませ怒りを表す。
レデュエ「フンッ、ダケドマダ……」
フラン「またインベスを呼び出させはしないよ!」
豊姫「支配者なら部下頼みはいけないわ」
レイセン「喰らいなさいッ!」
《《《ロックオン》》》!
レデュエ「ヌウッ!?」
再びヘルヘイムの森からインベスを呼び出そうとするレデュエだったがフランと豊姫とレイセンはそれを許さない。それぞれがアームズウェポンにドライバーのロックシードを装填すると残るレデュエに一撃を繰り出す。
《カチドキチャージ》!
《ピーチエナジー》!
《ウォーターメロンチャージ》!
ドガアアアアアァァァンッ!
───ドシャアーッ!
「「「くっ!?」」」ザザザァッ!
一方こちらはパルスィと分かれて戦うこころ(フレイムドラゴン)。妹紅と輝夜とで白夜・姫らと交戦してるのだが装甲が若干変化しオーラを伴う白夜・姫と黒天・武の力に圧されていた。グランによってもたらされたクリアブラックのロックシード『ブラックシード』の
輝夜 「さてどうしましょう?単純なパワーアップと窺えますが、それだけでも充分に厄介ですわね」
こころ「……お二人共、私があのライダー達を引き付けますから最大火力での攻撃を喰らわせる準備をお願いできますか?」
妹紅「? それは構わないけど一人で大丈夫なの?」
こころ「解りませんが物は試しです。ただ私のショータイムはまだ幕を閉じてないと言っておきましょう」チャッ
《コネクト プリーズ》!
そう言ってこころは右手へ填めたコネクトウィザードリングをドライバーに翳し現れた魔法陣からドラゴタイマーを召喚。一人駆け出すとタイマーのスイッチを押す。
《ウォータードラゴン》!
《ハリケーンドラゴン》!
《ランドドラゴン》!
魔法石の世界における原典のウィザードさながらに時間を置かずそうしてこころは分身のドラゴン形態3体を顕現する。続けてすかさず白夜・姫らに飛び掛かって刃を一回交え敬遠したこころらは揃って左手にリングを填め、ドライバーを変身モードに切り換えた。
《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン》!
Dこころ(恐らくドラゴタイマーによる分身はスタイルチェンジすれば数分程で消滅する……それ迄持つか賭けです!)スッ
《ガルーダ・ショータイム プリーズ》!
《ユニコーン・ショータイム プリーズ》!
《クラーケン・ショータイム プリーズ》!
《ゴーレム・ショータイム プリーズ》!
レッドガルーダ「ピュイィーッ!」バッ!
ブルーユニコーン「ヒヒーンッ!」ダッ!
イエロークラーケン「キューッ!」ヒュッ!
バイオレットゴーレム「ッ!」シュバッ!
意を決したメインたるフレイムドラゴンのこころに続く様に3体のこころらもドライバーへと左手のリングを翳す。そうする事で簡略化された魔法詠唱が発せられるとこころらの元にプラモンスターがそれぞれへ飛来。途中でパーツ毎に分解され魔法陣を通って巨大化するとこころらに装着しスタイルチェンジさせた。
フレイムドラゴンだったこころは横被りするウィザードを模す面が嘴を尖らせる鳥らしきものに変わり背には大きなレッドガルーダの翼が着けられたGaS(ガルーダショータイム)こころに、
同じくウォータードラゴンだったこころは面が一本角を突き出したものとなり蹄を模した両手足の青い装甲とブルーユニコーンの尾が着けられるYS(ユニコーンショータイム)こころに、
ランドドラゴンのこころはタコみたいな面へ変化し背からは計8本のイエロークラーケンの足が伸びるCS(クラーケンショータイム)こころに、
続いてハリケーンドラゴンこころは緑色から紫色に様変わりし両手にグローブの如くバイオレットゴーレムのパーツが装着されたGoS(ゴーレムショータイム)こころにスタイルチェンジし並び立つ。パチュリー特製の変身リング、最後の4つを使いプラモンスターと融合した通称『ショータイム形態』だ。
「「「「さぁ、ショータイムですッ!」」」」ダッ!
「「!」」
ショータイム形態4つになったこころ達は先陣を切り白夜・姫らに突撃。GaSこころが空中からウィザーソードガンで射撃したのを皮切りにぶつかり合う。4対2とこころ達の方が有利だが、それでも強化された白夜・姫と黒天・武は対応する。
GaSこころ「演劇『天を駆ける翼』!」
YSこころ「演劇『美しき草原を走る一角馬』!」
CSこころ「演劇『大海演舞』!」
GoSこころ「演劇『土人形の闘舞』!」
ドガガガガガァァァッ!
「「グッ……!?」」
4人のこころによる弾幕を受け怯む白夜・姫ら。その隙を突き勢いそのままGaSこころは更なるスペルカードを取り出し高らかに宣言する。
GaSこころ「『仮面喪心舞 暗黒能楽 -showtime-』!」
ラストワードを宣言すると共に周囲が暗転。狼狽する白夜・姫らにこころ達は各々攻撃を繰り出す。
ダンッ!
ダンッ!
ダンッ!
ダンッ!
ダンッ!
ダンッダンッダンッダンッダンッダンダンダンダンダン───ッ!
拍子が鳴り響きフラッシュが焚かれる毎に影絵の様な光景でこころ達は白夜・姫らを攻撃。拍子の鳴る間隔が狭まると攻撃は激しくなって最後は4人が同時にキックストライクウィザードリングをハンドオーサーに翳しキックを繰り出す。
《《《《チョーイイネ!キックストライク サイコー》》》》!
「「「「魔蹴『ストライクウィザード カルテットショータイム』!」」」」
四方からのキックは白夜・姫らに見事炸裂。再び周囲が明るくなり白夜・姫と黒天・武は転がり倒れる。だがそれぞれ2発のキックを受けても変身解除には至らず2体は直ぐ様立ち上がり態勢を立て直した。
が、その時……
「「ッ!?」」ガクッ!
GaSこころ(! 何でしょう?いきなり彼女達の力が弱まった気が……)
立ち上がる白夜・姫らであるが不意に脱力し、こころの目から見ても先から感じていた力の弱まりを感じる。見れば2体のドライバーにあるロックシードが錆び付いた様に焦げ茶色となっていた。メロウのデメリットだろうかロックシードが機能しなくなっている様に窺える。
GaSこころ「何だか判りませんがチャンスですね!今です輝夜さん!妹紅さん!」
輝夜「妹紅、一緒に参りますわよ?」
《ONE》《TWO》《THREE》
妹紅「今回だけだからね?」ピピピッ
《EXCEEDCHARGE》
力が弱まった今こそ好機と判断したGaSこころの声を受けて輝夜と妹紅は共にベルトを操作する。そして共にその右足へエネルギーを充填すると力の弱まりにたじろぐ白夜・姫らに跳躍し蹴りを叩き込む。
輝夜「兜蹴『ライダーキック』!」
妹紅「伍蹴『クリムゾンスマッシュ』!」
ドゴオォォォォォンッ!
「「! ウアアアアアァァァァッ!?」」
ダブルライダーキックと言った形で白夜・姫と黒天・武に輝夜と妹紅のキックが炸裂。威力に吹き飛んだ白夜・姫らは今度こそ変身解除され元の椛とぬえに戻り気を失う。恐らく気絶した事でダークアウト化からも解けただろう椛とぬえを見て元の一人に戻ったこころは「ふぃ~っ」と息を吐き輝夜はそっぽを向くも満更で無い妹紅と勝利の喜びを分かち合うのであった───
デェムシュ「オオオオオォッ!」グワッ!
鈴仙「……」
そしてこちらはパルスィと分かれて夢幻姉妹と依姫、インベスはパルスィ達に任せた永琳とてゐの加勢をする鈴仙。彼女が相対するはデェムシュ……忘れもしない月の都で仲間の玉兎を殺した鈴仙にとって地上へと逃亡する要因となった憎き仇だ。思いもよらない仇敵との再会に最初こそ驚いて怒りを覗かせた鈴仙であったが今はそんな憎らしい敵に対し一対一で交戦している。まるで普通に敵と対峙した時の冷静さを保っている状態で……
いや、"まるで"では無く実際に鈴仙は冷静そのものでデェムシュと向かい合っていた。
キバット「《バッシャーマグナム》!」
鈴仙「フッ!」ダダダダダァンッ!
デェムシュ「グガアァッ!?」
憎いのは変わらず平静を失わない鈴仙はベルト横に備えた笛『フエッスル』を一つ取りキバットにくわえさせる。緑色のソレをキバットが吹き鳴らすと何処からともなく竹を掻い潜り彫像らしき物が鈴仙の右手へ収まった。それが銃の形に変形するやキバットの目は緑色に発光し右腕と上半身に鎖が巻かれて弾ける事で緑色の装甲が右腕に、赤かったシャツも同色のものへ染まり真紅の隻眼は怪人の姿が合わさる事で同じく緑色と化した鈴仙は手に握る銃『バッシャーマグナム』でデェムシュを狙い撃つ。アームズモンスターのバッシャーの力を借りてバッシャーフォームにチェンジした鈴仙得意の射撃を喰らったデェムシュは後退る。
キバット「おっと、それ以上後ろに下がらない方が良いぜ?」
バサーーーッ!
ベシイィッッッッッ!
デェムシュ「!? グオォォォッ!」
キバット「大型の妖怪用に仕掛けたトラップがあるんだが……言うの遅かったか」
侵入者防止用の罠に引っ掛かり、しならせていた竹が鞭の如くデェムシュをブッ叩き弾き飛ばす。自ら設置した罠へ誘導させた鈴仙に憎悪から来る怒りは感じられない。先のパルスィを助け出した事により自身も過去と向き合った彼女は彼女のまま戦っていた。
てゐ「鈴仙ちゃんっ!」
幻月「ちょっとそこの兎!私達にもやらせなさい!」
夢月「舐められっ放しで終わっては私達の気が晴れませんからね。手伝わせていただきますよ?」
依姫「鈴仙、良いかしら?」
鈴仙「構いませんよ。元より一対一に拘るつもりはありません……ですが最後は私にお願いします」
永琳「解ったわ♪それじゃあ仕事じゃないけど頑張らせてもらうわね」
デェムシュ「ムウウウッ……!」グググッ
そこへ控えていた幻月達(夢幻姉妹は変身解除している)が駆け寄り鈴仙と並び立つ。怒りを孕む唸り声を漏らして立ち上がるデェムシュにまずは夢幻姉妹と依姫が掛かる。
幻月「夢月!アレやるわよ!」
夢月「そのつもりです。来なさいファング!」
ファングメモリ「ギャーオッ!」シュバッ!
一歩前へ出た夢幻姉妹 と依姫。そうして夢月は恐竜の姿をした自律型ガイアメモリ、ファングを呼び寄せ手元に乗せる。ソレをメモリモードに変換し一方の幻月はジョーカーメモリを構えて姉妹共に宣言した。
《ファング》!《ジョーカー》!
「「変身!」」バッ!
今迄とは逆で今度は幻月がメモリを先にドライバーへ装填。するとジョーカーメモリは夢月のドライバーに転送され、続けて自らのメモリも挿した夢月が『牙』と『切り札』のメモリを装填するドライバーを左右に開いた。
《ファングジョーカー》!
「『そしてこれが夢幻姉妹の本領発揮……
───『 夢 幻 凶 鳴 』!』」
ゴォウッッッ!
そして逆に幻月が倒れ夢月に幻月の精神が合わさる刺々しい白い右半身と黒い左半身の夢幻Wファングジョーカーに変身した幻月達は続け様にスペルカードを高らかに宣言。その合わさった声に呼応するが如く夢月の体で変身した夢幻Wから禍々しいオーラが立ち上ぼり一瞬デェムシュを怯ませた。
「『さぁ、行くわよ!』」ダッ!
依姫「ハアッ!」ダッ!
準備を終え共に駆け出す夢幻Wと依姫。迎え撃つデェムシュは剣を振るい上げ返り討とうとする……が、
依姫「『
デェムシュ「ガッ!?」ズドォッ!
《アームファング》!
「夢幻『悪魔の狂牙』!」ズザァンッ!
デェムシュ「グアアアッ!?」
神を降ろした依姫のソニックアローと夢幻Wの禍々しいオーラを纏うアームファング、射撃と斬撃を受けてデェムシュはその体躯に火花を散らす。先程とは段違いのダメージに剣を杖として体を支えるデェムシュ。そこへ間髪入れず鈴仙が追撃を繰り出してきた。
キバット「《ガルルセイバー》!」
鈴仙「はあああッ!」ザシャアーッ!
デェムシュ「ッ……!」
キバット「《ドッガハンマー》!」
鈴仙「フッ!」ズガァッ!
デェムシュ「グウウウゥッ!?」
また別のフエッスルでアームズモンスターのガルル、ドッガから力を借り右腕に青い装甲が纏われた緑色から青色に変じたガルルフォーム、両手と胸部に鎧じみた装甲が着けられる紫色のドッガフォームと矢継ぎ早にフォームチェンジした鈴仙がガルルセイバーやドッガハンマーでデェムシュを攻撃。その怒濤の攻撃にデェムシュは為す術無く圧されるも攻撃が止むとヘルヘイムの植物を操り鈴仙を捕らえようと仕向けた。
永琳「砲射『ブレストキャノンシュート』!」
てゐ「兎符『開運大紋』!」
バババババァッ!
だが四方八方から鈴仙を捕らえんとするヘルヘイムの植物は永琳のブレストキャノンとてゐの弾幕で打ち消される。更に砲撃の余波と弾幕の余り弾がデェムシュを強襲しデェムシュはまた吹き飛ばされた。それでも倒れるにはまだ弱く直ぐ様立ち上がり纏めて叩き伏せようと両肩の突起に電気を帯させる、が……
依姫「『
ジャラララララッ!ガシィッ!
デェムシュ「!? ウ、ウシャンシュイム!」ギチッ
能力で神をその身に降ろした依姫が放った鎖がデェムシュの攻撃をキャンセル。神が作りし拘束具にさしものオーバーロードインベスも壊せず足掻くばかりとなる。そうして動きは封じられた所で依姫が鈴仙に言い放った。
依姫「今よ鈴仙!」
鈴仙「! 行くわよキバット」
キバット「よっしゃ!《タツロット》!」
その声に何も言わずして応じる要に鈴仙はキバットに指示を促しキバットにフエッスルをくわえさせる。キバットがそれを吹き鳴らすと竹林の奥から一直線に小さな金色の竜の姿をした何かが飛来してきた。
タツロット「びゅびゅーん!来ましたよ鈴仙さん!ドラマチックに行きましょう!」バサッ!
飛来してきた『タツロット』は高い調子でそう言って鈴仙へ飛び掛かる。すると鈴仙のキバたる服装が拘束から開放されるが如く展開され右足の
タツロット「《ウェイクアップフィーバー》!」
エンペラーフォームとなった鈴仙は続けてタツロットを操作し絵柄の3つあるスロットを回す。そしてキバの紋章を合わせる事でウェイクアップを発動、両足に紅いキバの紋章を現して跳躍する。
デェムシュ「!?」
鈴仙「……終わりよ。皇牙蹴『
ズガガガガガガガガガガァッ!
空高く飛び上がり力の限りデェムシュに連続蹴りを叩き込む。余りの威力にデェムシュを縛りビクともさせなかった鎖も粉々に砕け開放されたデェムシュは蹴りが繰り出されるまま鈴仙共々後退。駄目押しとばかりに最後に両足を喰らい蹴り飛ばされた。
ザザザッ
デェムシュ「グガッ……!?馬鹿ナ、一度ナラズ二度迄モコノ我ガ……!ガハッ!?」グラリ
ドガアアアアアァァァーーーンッ!
渾身の攻撃を受けて尚も倒れず呻くデェムシュだが敢えなく崩れて地面に倒れ伏すか否かで爆散。爆煙が上がる前に降り立った鈴仙はエンペラーフォームから基本形態のキバフォームに戻り無言でそこを見やる。
キバット「ふぃ~っ、しぶとい野郎だったぜ。やったな鈴仙!」
タツロット「それにしても今の怪人の声、キバットさんの声に似てましたねぇ」
キバット「冗談じゃないぜ。あんな脳筋そうな奴と同じ声だとか嫌だよ」
無言の鈴仙に代わりキバットとタツロットがそう会話を交わし依姫らは気遣って鈴仙には話し掛けない。そんな中で鈴仙は空を仰ぎ心中で一言呟いた。
鈴仙(仇は、取ったわよ……)
~~~~~~~~~~
レデュエ「クッ、コノママジャマズイ……!」フラフラ
三つの戦いが決着した後、レデュエはフラつきながら退散しようとしていた。ヘルヘイムの植物で伏木運良く豊姫達の攻撃を和らげ乱戦に乗じて逃走を図るレデュエ……しかし一歩遅い。
《ショルダーファング》!
ズバッ!
レデュエ「グウッ!?」
幻月『何処に行こうとしてるのかしら?私達に喧嘩売っといて帰れると思った?』
夢月「私達の戯れを邪魔した事、貴女達を叩き潰さない限り許しませんけど?」
逃走を遮った夢幻Wは目が笑ってない笑顔を浮かべ歩み寄る。彼女達に続きパルスィ達の他、勝利を喫した全員がレデュエを逃がさんと集まった。絵面的には戦意の無い怪人をリンチしようと囲むライダー少女と言った光景だが慈悲は無い。
レデュエ「巫戯ケルナッ!私ハコンナ所デ滅ビナイ……今一度知恵ノ実ヲ手ニ入レテ私ガ王トナルノダ!」
依姫「地上の生命は穢れていますが貴女は特にその様ですね。生と欲に執着し他を蹂躙する。そんな輩を遠い地上の者と言えど逃しはしません」
パルスィ「アンタの仲間は全部倒したわ。最後はアンタよ」チャキッ
鈴仙「……」スチャッ
ギンギンギンッ!
《スキャニングチャージ》!
キバット「《ウェイクアップ》!」
怒るレデュエにパルスィと鈴仙はそれぞれオースキャナーでメダルを読み込みキバットにウェイクアップフエッスルを吹かせる。そして共に跳躍した二人はレデュエ目掛け蹴りを繰り出す。
パルスィ「欲蹴『タトバキック』!」
鈴仙「牙蹴『
レデュエ「ッ……!」
欲望の王とファンガイアの王、二人の王を冠する力を持つ少女がレデュエにトドメの一撃を放つ。ダメージで満足に動けないレデュエはそれに為す術は無い。二つの蹴りが蘇りし怪人を再び黄泉に帰さんと食らわされ……
バシィィィィィッ!
「「!?」」
ようとするが遮られる。レデュエは何もしていない、最早ダメージでヘルヘイムの植物も操れず事実、レデュエも攻撃を遮られたパルスィ達同様驚いていた……パルスィ達の攻撃を遮ったのは鈴蘭を模したエネルギーエフェクト。壁の様にレデュエからキックから防ぐ鈴蘭のエフェクトにパルスィと鈴仙は弾き飛ばされた。
パルスィ「つッ!な、何!?」ズザッ!
?????「この怪人さんは殺させないよ?商人さんがまだ死なれたら困るんだってさ」
レデュエ「! オ前ハ……!」
そんな鈴蘭の盾が消えると一人の女が表れる。妖艶さを醸し出す金髪の美女と言った風貌で赤紫色のロングスカート姿に不釣り合いな銀製の蛇・蜘蛛・蝙蝠を象る装飾を身に着けているその女にレデュエは見知っている様に驚く。そして鈴仙もまた眉根を寄せその女に反応を示し問い掛けた。
鈴仙「……貴女は、メディスン?」
メディスン「あれっ?良く判ったね。そう、私はメディスン・メランコリーよ♪」
永琳「何ですって?どうして貴女が……」
確証は無い口振りで問いた鈴仙に女は笑顔で肯定する。鈴仙の訝しんだ通りその女はメディスン・メランコリー……以前花の異変において知り合い、その毒を操る能力から一時期は永遠亭に手伝いとして通っていた人形の付喪神だ。しかし鈴仙や永琳ら永遠亭の者達が知るメディスンと目の前に居るメディスンと名乗る女は余りに体格が違う。それを説明するかの様にメディスンらしき女は語った。
メディスン「但し今の私は貴女達が知る私じゃない。今の私は麟音にスカウトされてダークファンタジアに加わり"ロイミュード"の力を得たダークファンタジアのメディスン・メランコリーなの。宜しくね♪」
「「「「「ダークファンタジア……!」」」」」
聞き覚えのある単語にパルスィ達が驚きを示す。どうやらメディスンを名乗る女は正真正銘『小さなスイートポイズン』メディスン・メランコリーらしく(パルスィはまだ知らないが)こいしと同様ダークファンタジアに降っている様だ。そんなメディスン……メディスン・ロイミュードは妖艶に笑んでパルスィ達に言う。
メディスン「と言う事で自己紹介は済んだしこの怪人さんを連れて帰らせてもらうわね?私の用事はそれだけだし」
幻月『ちょっと待ちなさい。そう言われてはいそうですかって答えると思う?』
夢月「貴女も敵なら倒す迄ですよ」
《ファング》!
《マキシマムドライブ》!
「『襲牙『ファングストライザー』!』」
しかし夢幻姉妹はそれを許さずファングの突起部を三回叩きマキシマムを発動。高く跳び上がり右足より伸びたマキシマムセイバーを体で回転させメディスンに狙いを定める。それに対するメディスンは棒立ちで微笑んだ。そして、
メディスン「『重加速』」
シュオウッ!
「「「「「なっ……!?」」」」」
幻月『何よコレ!動きが鈍くなってる!?』
そう一言宣言するやパルスィ達の動きは緩慢になる。宙で激しく回転していた夢幻Wは手に取れるが如くスピードが無くなり何もかもが遅い中で意識のみは正常の速さで働く。そんな中でメディスンだけは変わらぬ動きでスカートを摘まみ上げ上品にお辞儀した。
メディスン「それではご機嫌良う。また会う日迄♪」
言ってメディスンは再び鈴蘭のエフェクトを使いレデュエごとその場から姿を消す。と同時にパルスィ達に掛かる動きの緩慢は解かれ的を見失った夢幻Wは技を中断して着地する。後に残るのは戦いの跡と新たな敵、メディスンに対する恐ろしさだけだ。
かくしてレデュエこそ逃したものの、こうして迷いの竹林における戦いはパルスィ達の勝利で幕を閉じたのであった───
こう言う乱戦も苦手です。特に後書きで説明しないといけない事柄が多いと文章が支離滅裂になってきて困るんですよね(苦笑)取り敢えずそうならぬ様に特色ある所を箇条書きに挙げていきましょう。
まずリヴァイアサイスの新音声。これは三回押し込む事で発動するドライブ系統で言う所の加速技と認識してください。ソシャークとは咀嚼の事で嫉妬の欲望を更に噛み砕き強化された技を放ちます。
次にショータイム形態。ドラゴタイマーの分身達がスタイルチェンジできるのか怪しいので時間制限を設けました。これは見た通りプラモンスターと合体するスタイルですが実は無属性なので通常スタイルより総合スペックが落ち魔力消費も大きいものです。そんなものを何故この局面で使ったのかと言うと総合スペックは落ちてても各形態は飛行能力、走力と斬撃、泳力と射撃、パワーにそれぞれ特化してるので決して弱くはない故の使用と言う訳ですね。ええ、後付け設定ですが(メメタァ
『夢幻凶鳴』とはスマホアプリゲームの『東方玉霊姫』と言う簡単に言えば簡易版東方人形劇が元ネタで夢幻姉妹のリミッターを解く技です(玉霊姫では普通の攻撃技)。実は夢幻姉妹、原典のWでは翔太郎がフィリップの力に着いていけなくなって変身できなくなったのとは異なり夢幻姉妹の力にWが着いてこれないので変身時は力にリミッターを掛けてます。ファングジョーカーやエクストリームなら少しの間だけ全力を出しても持つので本来夢幻姉妹はライダーよりも強いんですね。流石は東方シリーズ最狂姉妹。
そして遂にデェムシュを倒し仲間の仇を取った鈴仙。将軍に続いて皇帝に負けたデェムシュですがファイナルステージや別の歴史であるGPを含めると実質4回目の敗北になります(のかな?)。兎に角これで鈴仙も敵討ちができましたね。
最後は何と吃驚メディスン。ダークファンタジア入りしている上にロイミュードの力を得て大人化します(元にも戻れる)。組み合わせの理由は言わずもがなメディックからですね(笑)072の回で死神部隊でガードベントしたのを見て不意に『メディスン・ロイミュードとかどうだろう』と突拍子も無く思い付きました。詳しくは次回になりますが単にロイミュードってだけじゃないと言っておきます。
次回はダークファンタジアに更なる面子が!タグに『何故か敵組織優遇』って加えようかな?(苦笑)