東方嫉妬王 ~Jealousy of the OOO~   作:秋塚翔

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木の実組を優遇しようとしたらチルノ達が⑨じゃなくなった……でも良いか!大体原作のチルノやルーミアって意外に言われる程バカな思考してないし。

それと因みに言い忘れてましたが何故翡翠が各メダルの能力を知っててパルスィにアンク宜しく投げ渡してるかと言うと翡翠は説明した通り嫉妬心の具現体でパルスィの分身だからです。故にオーズに関する知識を共有していて翡翠はアンクポジを買って出てるんですよ。
後『覚醒』するのは主役級ライダーの力だけでサブライダーは元から全装備を持ってます。例外で基から何かの原因で覚醒した状態で手に入れた者も居ますがソレが誰かは出てきてからのお楽しみにしましょうかね♪取り敢えず言えるのは意外性ナンバー1な組み合わせです。


第007話「白鳥と連携と狂気の妖精」

文「…………」ヒュッ!

 

パルスィ「くっ!?」ガキィンッ!

 

低空飛行で間合いを詰め羽召剣ブランバイザーを振るうファム文。ソレを両腕のゴウラガードナーで受け止めたパルスィは苦悶の表情を浮かべ足を踏ん張り衝撃を殺す。文はそれでも尚無表情で剣に力を込め押し返そうとする。

 

こころ「たあああああッ!」ヒュンッ!

 

文「!」シュバッ!

 

そこへウィザーソードガン・ソードモードを持ったこころがパルスィの助太刀に入る。察知した文は持ち前のスピードで後転宙返りして避け着地すると今度はこころに狙いを移しブランバイザーの切っ先を猛然と突き出す。

 

《ディフェンド プリーズ》!

 

文「ッ!」バサァッ!

 

だが即座にこころがディフェンドで炎の障壁を展開。少なくとも高温度の熱気に文は当たるスレスレで上空に飛び上がり回避した。

 

こころ「どうしますか姉様?あの様子ではこちらの攻撃を当てられずに私達が不利になりますよ」

 

パルスィ「そうね……現状アイツが攻撃を仕掛けてきて私達は反撃だし今のままじゃ確かに不利だわ」

 

文「…………」ガシュオンッ!

 

《ソードベント》

 

空中で停滞しソードベントでウイングスラッシャーを出現させた文を見上げパルスィ達は警戒を増させる。すると翡翠はメダルを取り出す。

 

翡翠「パルスィ、コレよ」チャリィンッ!

 

パルスィ「! 判ったわ」パシッ

 

投げ渡されたソレをパルスィは受け取るとドライバーのメダルを入れ換える。そしてオースキャナーを手に取ると装填されたメダルを読み込ませた。

 

《タカ》!《クジャク》!《チーター》!

 

橙色のコンボであるブラカワニから亜種のタカジャーターにチェンジ。多少力が減退したもののコレにより飛行能力と加速能力、更に超視覚を得たパルスィは飛翔し文と同じ目線に向かい合うと高速で動き出した彼女の姿を捉え相対する。

 

文「…………」バサバサバサァーッ!

 

パルスィ「ああもうちょこまか動くな!当て難いのよ!」ボボボボボォンッ!

 

素早く飛び回る文に対しパルスィは炎を付与した弾幕を放ち攻撃する。だがやはり空中では烏天狗である文の方が上手……タカの超視覚で姿を捉えていても中々当たらない。するとその最中で文は再度カードを腰のカードデッキから抜き取り腰からブランバイザーを取ると柄部分に装填した。

 

《アドベント》

 

ブランウイング「キュエエエエエンッ!」バサァーッ!

 

パルスィ「! くっ!?」バシィッ!

 

音声が鳴り何処からとも無く姿を現したのはミラーモンスターの『閃光の翼』ブランウイング。ファムの契約モンスターであるソレが出現し翼をはためかせるとパルスィに突進を仕掛けた。ガードし直撃を免れたパルスィは突進された衝撃でされるがまま墜落し地面に着地。今度は地上から炎の弾幕を文に打ち放った。

 

ボボボボボオオオンッ!

 

こころ「はあッ!」ダダダダダァンッ!

 

更にソレへこころもウィザーソードガンをガンモードにし銀の弾丸を放つ。舌からの広範囲に至った弾幕に文は表情は読み取れないものの回避する方向を決めあぐねる様な動作をする。だがすぐに再度カードを取り出しブランバイザーに装填した。

 

《ガードベント》

 

バババババァァァァァンッ!

 

「「……!」」

 

そうすると文の前にウイングシールドが出現しパルスィ達の弾幕を防ぐ。更には周囲に羽毛が舞い散りパルスィ達の視界を遮ってしまう。そして舞い落ちる羽毛が減りウイングシールドが防御の役目を果たして消えると―――

 

文「突符『天狗のマクロバースト』」

 

ビュオアアアアアーーーッ!

 

「「くあっ……!?」」

 

横からいつの間にか地上に降りていた文が風を纏い体当たりしてきた。宙を舞う羽毛に視界が遮られた隙に回り込まれてた様で辛うじて直撃は免れたがパルスィ達二人は吹き飛ばされて倒れ込んでしまう。

 

パルスィ「っ!」グッ!

 

文「…………」ザッザッザッ

 

こころ「! 姉様!」

 

纏う風を払った文は倒れるパルスィにブランバイザーを持って近付く。助けに入ろうとこころは全身に力を込めるが打ち身の影響で動けない。剣先をパルスィに向けた文が無表情で振り下ろそうとしたその時、

 

チルノ「氷符『アイシクルフォール -herd-』!」

 

バババババァァァンッ!

 

文「!」シュバッ!

 

チルノ「コラコラコラァーッ!アタイ達を差し置いてソイツらと戦ってんじゃないわよ天狗!」

 

ルーミア「私達も忘れるなー」

 

そこへ横槍を入れてきたのはチルノとルーミア。放っとかれて怒った様子でドンカチを振り回すチルノに文は標的を移し駆け出した。

 

文「…………」バサァッ!

 

ブランウイング「キュエーーーンッ!」

 

チルノ「おっと!また2対1か!」

 

ルーミア「『ふぉーめーしょん2』やるのかー?」

 

チルノ「モチ、コイツは特にリグルを痛め付けてたからね!やるよるみゃ!」

 

迫る文とブランウイングにチルノ達は前方に影松を突き出すルーミア、後方へドンカチを肩に掛けるチルノが迎え撃つ態勢になった。それにまずブランウイングは襲い掛かる。

 

ルーミア「獲ったどー!」ガキィッ!

 

ブランウイング「キュエッ!?」グイッ

 

チルノ「ホームランっ!」バキャインッ!

 

ブランウイング「キュエエエエエッ!?」

 

そんなブランウイングへルーミアが影松を引っ掛け頭上に振り上げる。そこへ後ろで控えるチルノがドンカチをバットの様に振るい投げ飛ばされたブランウイングへ打ち込んだ。胴体にドンカチを叩き困れたブランウイングは吹き飛ばされ続いて文がルーミアへ飛び掛かる。

 

ガキィンッ!

ルーミア「烏天狗はカラスで鳥目♪だから闇では見えないよ♪」ブワンッ

 

文「ッ……!?」

 

チルノ「どっせえええいッ!」バキィッ!

 

文「グウッ!」ズザァーッ!

 

だが刃を合わせた瞬間ルーミアが歌を唄いながら闇を展開。烏故に鳥目で視界を奪われた文へチルノがドンカチを叩き込む。後方に飛ばされた文はダメージに表情を歪ませた。

 

「「いえーい!」」パチンッ!

 

パルスィ「なっ!?アイツら……」

 

こころ「凄い……私達はまだ一打も当ててないのに連携攻撃をして」

 

ハイタッチし作戦の成功に喜ぶチルノとルーミア。その光景にパルスィ達は地面に膝を突いたまま素直に驚く。普段は⑨だバカルテットだ言われるチルノ達だがグリドンと黒影の力を得て人間並の知能を得たかいつもと段違いだ。一方の文は初めての攻撃を受けた為に無表情を怒りのものへと変える。そしてデッキからカードを抜くとバイザーに装填した。

 

《ファイナルベント》

 

ブランウイング「キュエーンッ!」バサバサバサァーーーッ!

 

「「へッ!?」」ブワッ!

 

必殺技を告げる音声がバイザーから鳴ると倒れていたブランウイングがチルノ達の背後に回り翼を羽ばたかせ2人を風で吹き飛ばす。飛ばされた方向は文の正面、待ち構えていた文はウイングスラッシャーを振り───

 

文「翼斬『ミスティースラッシュ』」

 

ズザァッ!ザァンッ!

 

「「きゃあああああーーーっ!?」」

 

飛んできたチルノ達を切り捨てた。風圧が勢い余り文の後方に吹き飛んだチルノとルーミアはダメージで変身を強制解除され元の姿になり地に伏す。

 

文「…………」ザッザッザッ

 

パルスィ「! まずい!あのままだとアイツらがやられるッ!」ダッ!

 

こころ「くっ!」ダッ!

 

苦悶の表情を浮かべ倒れるチルノ達に文は追撃を加えようと歩み寄る。ウイングスラッシャーを握り近付く彼女に躊躇と言う言葉は無いらしくソレにパルスィ達は立ち上がり阻止しようと駆けた。だがこのままでは間に合わず文はチルノにウイングスラッシャーを振り上げる……と、

 

 

 

???「はあああッ!」ズバァンッ!

 

 

 

文「ッ!?クッ!」ザァーッ!

 

突如パルスィ達よりも早いスピードで文に駆け寄った影が文を手に持つ刃で切り裂く。躊躇や手加減無く殺る気しか無い勢いで向けられた攻撃に文は紙一重で掠り程度で済ませチルノから離れる。チルノを文から遮る様に立ち塞がったその影は───

 

チルノ「っ……だ、大ちゃん?」

 

大妖精「うん、そうだよ。大丈夫チルノちゃん?」ニコッ

 

加えて⑨インテットと称される事があるチルノの親友、大妖精。しかしチルノに笑顔を見せるその見た目は本来とは異なって服は黒く手足には黒く緑色の宝玉が付く装飾品が着けられて頭には背中に流れる長い触覚、瞳は緑で腰には黒塗りで緑の宝玉の様な物が着いたベルトを巻く全体的に黒と緑に配色されていた。手には緑色で6を模したダガーの様な鎌が握られている。

 

大妖精「ゴメンね?チルノちゃん達に任せるつもりだったけど危なそうだったから来ちゃった。立てる?」スッ

 

チルノ「ううん、それでこそアタイのマブダチ大ちゃんだよ。有り難うね♪」ムクッ

 

手を差し伸べチルノを引き起こす大妖精。続けてルーミアも立たせると尚も警戒して近付かない文に視線を移した。

 

文「…………」ジリッ

 

大妖精「今度は私達を狙って来たんですか文さん?でもさせませんよ。チルノちゃんとルーミアちゃんだけでも私が居る限り攫わせはしません」スッ

 

そう言って大妖精は文に向き合い文のとはまた違ったデザインのカードを取り出す。同時に腰にあるバックルの形が赤い角ばったハートのマークを象るものへと変わりソコの中心にある溝にハートとカマキリが描かれる手のカードをスラッシュした。

 

《チェンジ》

 

と共にバックルから音声が発せられ大妖精の姿は水の様な飛沫を上げて変貌する。黒い服はそのままに胸にはハート型の胸当てが着けられ頭の触角は硬質な角の様なものとなり赤いバイザーが目に掛けられた。ラウズカード『チェンジ・マンティス』を腰に巻く『カリスベイル』に通す事で『カリス大妖精』へ変身する。

 

パルスィ「アンタもライダーの力を持ってるのね……」

 

こころ「地底に逃げ込む前は見掛けなかったのに意外と近くに多く居ましたね」

 

大妖精「はい、そう言う貴女方もそうみたいですね。でしたらお手伝い願えないでしょうか?」

 

パルスィ「別に構わないわ。このまま引き下がるのも気が済まないしね」

 

大妖精「有り難う御座います♪」

 

カリスに変身した大妖精にパルスィ達が歩み寄り共闘を了承する。そうして文に立ち向かう大妖精とパルスィとこころにチルノが割って入った。

 

チルノ「よーし、アタイもやるよ!今してやられた礼を返さなくちゃね!」

 

大妖精「そう?じゃあもう1つあるロックシードを使ってみてよ」

 

チルノ「んんんっ?……うん良いよ。変身!」ガシャッ!

 

《ドングリ》!

 

意気込むチルノに対し大妖精はそう提案しチルノはソレに何やら数秒考え込み首を傾げるもすぐ気を取り直してロックシードを開錠する。だがソレはどう見てもドングリで大妖精の言うもう1つと言ったが同じ物にしか見えない。それでもチルノは気にせず開錠したロックシードをドライバーにセットした。

 

《ロックオン》!

《でけでんでんでんでんでんでんで~ん!で~んでけでんでんで~んでけでけで~ん!で~んでけでんでんで~んでけでけで~ん》!

 

するとハンガーを下ろしたらドライバーから先程とは違う男の声がファンファーレをアカペラで発せられる。それにパルスィ達が眉を歪め不思議そうな表情で視線を注目させるとロックシードはカッティングブレードを使う事無く勝手に開いた。と……

 

《バッバッカモーン!恥を知りなっさ~い》!

 

コワァンッ!

チルノ「うきゅうッ!?」

 

「「「!?」」」

 

《ねば~ぎーぶあ~っぷ》!

 

チルノ「きゅう~」ピヨピヨ

 

ルーミア「チ、チルノちゃーん!?」

 

そんな巫戯けた音声と共にロックシードの断面にオカマ染みたオッサンと『バカモン』と言う文字が現れチルノの頭上にタライが落ちてきて脳天を直撃。卒倒したチルノは目を回し倒れた。まさかのタライアームズである。

 

大妖精「やっぱり忘れてたか……昨日ソレで気絶したって言うのにチルノちゃんったら。まぁお陰で寝ちゃったしコレで本気を出せるけど♪ルーミアちゃん、チルノちゃんをお願いね?」

 

ルーミア「えっ、でも……」

 

大妖精「お ね が い ね ?」ニッコリ

 

ルーミア「はい判りました」gkbr

 

気絶したチルノに駆け寄ったルーミアに大妖精はそうお願いするとルーミアは一回戸惑う返答をするも大妖精の威圧感を感じさせる声色と笑顔に敬語で了承する。その言葉を聞いた大妖精は気絶するチルノに顔を近付けその頬にキスをしてもう一度ニッコリ微笑むと文の方に向き直り———

 

大妖精「さて、では文さん…………『私の』可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い天使や女神なんて目じゃない強くて優しくていつも私に元気をくれる私だけが傷付けて良い宝石みたいに愛らしい私だけの、そう私だけの大好きなチルノちゃんを傷付けてくれた罰、受けてもらいましょうかァ?」ニヤァリ

 

「「「ッ!?」」」ゾクゥッ!

 

ハイライトの無い瞳で向かい合う文に笑い掛ける。その目は笑っておらず文は勿論、視線を向けられていない横に居るパルスィ達も彼女から発せられる笑いながら殺意と怒りを込めたオーラに恐怖心を覚えた。弓型武器・カリスアローを構えた大妖精は普段の礼儀正しい雰囲気から一変、氷精に病んだ愛を注ぐ狂気の妖精に変貌する。

 

大妖精「クスッ♪もう泣いて謝っても絶対絶対絶対絶対絶対許してあげません。二度とチルノちゃんに近付かない様にタップリお仕置きしてあげますから覚悟してくださいね?文サン♪」ニィ

 

歪んだ笑みを浮かべて文に向かう大妖精。今ココに幻想郷最凶と水面下で恐れられる大妖精、『DIE妖精』が降臨した───




ヤンデレ大妖精、略してDIEちゃん再び。
幻憶変では戦闘狂風味だったので今作ではそれなりにヤンデレらしさを勉強し出しました。コレを機に拙作で登場する大ちゃんは総じて病んでると認識してくださると光栄です(笑)
ただこのDIE妖精は幻憶変のDIE妖精と異なり『自分だけが傷付けても良い』と言う危ない認識を持ったDIE妖精です。常日頃から懐に包丁を忍ばせてリグル達を除くチルノに近付く悪い虫を排除する事を信条としてる『妖精って何だっけ』と思わせるキャラをしてるんですよね。まぁ世界の伝承にはレッドキャップと言う人殺しの妖精が居ますが。
因みにチルノはこの本性を知りません。今回みたく巧妙に隠してますからね。

そしてこの大ちゃんはカリス。判ってると思いますが最初に登場した時に変身していたのはジョーカーアンデッド大妖精ですよ。カリスの力を得たと共に最強のアンデッドの力も得てるDIE妖精……あな恐ろしや。

そんでタライアームズ(笑)出したかったよコレ。いつかポリバケツスタイルやアームズも出したい。

次回は主役はパルスィだけどカリス大妖精がファム文と対決!さぁ、DIE妖精のお仕置きタイムだ!踊るぞ。
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