伝説の戦士の成り上がり   作:ギラサメ

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色々あって遅くなりました!
ゼロワン面白いです!


第16話 槍の来訪!ムーンライトを守れ!

「二人ともだいぶレベル上がったね。フィーロちゃんも」

 

「そういうお前らは相変わらずレベルに変動はないけどな」

レベル上げも終わり、レベルの確認をしている。尚文、ラフタリア、フィーロはレベルは上がったが、あきら達はレベル?のままである。さらに

 

「フィーロちゃんも大きくなったわね」

 

「ピヨ!ピヨ!」

ゆかりの言う通り、レベルが上がった影響か小鳥だったフィーロが少し大きくなっていた。さらに鳴き声も変わっていた。

 

「成長補正のおかげかもな」

 

「そうかもね」

 

 

翌日

 

「グア!」

フィーロはさらに成長し、よく見るフィロリアルとなり、人を乗せられるくらいまでになった。

 

「また大きくなったね」

 

「まさか昨日と今日でここまで」

一同はフィーロの成長に驚いていた。するとゆかりはフィーロのところに行き、フィーロを撫でた。

 

「いい子ね」

 

「グア!」

撫でられたフィーロはとても気持ち良いようだ。それをみんな微笑ましく見ていた。

 

 

また翌日

 

『……』

 

「グア!」

フィーロはさらに成長していた。

 

「ねぇ、前より大きくなってない?」

 

「気のせいじゃないよね?」

 

「でも大きくなってるわ」

 

「俺たちが見たフィロリアルより大きいぞ」

あきら、ゆかり、ゆり、ジャグラーはフィーロを見てそう言った。

 

「でもたった二日でここまで」

 

「これも成長補正なのか?ん?」

ラフタリアと尚文もフィーロの成長に驚いている。そんな時尚文が村人が走ってるのを見た。

 

「どうしたんだ?」

 

「騒がしいですね」

 

「魔物か何か出たんじゃないのか?」

 

「馬鹿。魔物だったらもっと騒ぐよ」

ジャグラーの言った事にあきらは突っ込んだ。

 

「でも気になるわね。行ってみましょう」

ゆりがそう言うとみんなは村人達が行った所へ向かった。

 

 

 

「この度は波での功績を称えられ槍の勇者モトヤス様がこの地の領主に任命されました」

村人の行った所に行くとそこにはマイン、元康、騎士達がいた。

 

「おい、誰だあいつ?」

 

「槍の勇者と王女だよ」

 

「あいつが」

元康とマインを知らないジャグラーはあきらに聞いた。

 

「ん?波での功績?ねぇ、そういえば波の時他の勇者見かけなかったけど、どうしたの?」

あきらは波の時他の勇者を見かけなかった事を思い出し、尚文に聞いた。

 

「あいつらは……」

尚文は彼らがあの波の時の事を話した。

 

 

 

「馬鹿なの?」

 

「馬鹿としか言い様がないわ」

 

「呆れた」

 

「何を考えてるんだ」

 

「ゴーレッドを呼びたい」

尚文から聞いた事に四人はそれぞれ呆れていた。他の勇者は村の人々の避難などせず、ボスの方に真っ先に向かっていたのであった。さらにあきらはゴーレッドを呼びたいとまで言い出した。

 

「速やかな復興のため通行税をかけます。村に入るのに銀貨五十枚、出るのにも五十枚」

マインの発した事に村人達が騒ぐ。

 

「これまずくない」

 

「えぇ、確実にまずいわね」

あきらとゆかりはこの事がとてもまずい事を感じた。すると

 

「ゆり?」

 

「ゆりさん?」

突然ゆりが進み出した。

 

「通して、道を開けて」

村人達が道を開けた。そして元康達のところへと着いた。

 

「貴女は」

 

「ゆりさん!お元気でしたか!」

ゆりが来た事にマインと元康が声を出す。

 

「ゆりさんがここにいるって言うことは」

元康は辺りを見渡した。

 

「尚文!それにあきらさん、ゆかりさん!」

尚文達を見つけ、声を上げた。

 

「盾の勇者?まだこんな所にいたのですか。ここは最早モトヤス様の領地、口出しは不要です。と言うか犯罪者はとっとと出て行きなさい!でも貴女は私達の仲間になりません?あんな犯罪者といるより」

 

「少し黙ってくれないかしら?おばさん」

 

「なっ!?」

ゆりの発言にマインは怒り出した。

 

 

「それに出て行くのはどっちなのかしら?」

 

「えっ?」

 

「ちょっと、貴女モトヤス様はここの領主に」

 

「貴女には聞いていないわよ。貴方ここの宿が一泊いくらなのか知ってる?」

 

「えっ?えっと?」

 

「食事付きで銀貨一枚、貴方達は村を出入りするだけで百日分の宿代を取ろうとしているのよ。これがどういう事なのか分かってる?」

 

「マイン!」

ゆりの言った事が分かった元康はマインの方を見た。

 

「痛みを伴う改革も必要です。そうしなければいつまでも復興は」

 

「本気で言ってるの?そんな事をすれば復興どころか村人達が苦しむことになるのよ」

 

「そうだ!そうだ!」

すると村人達が声を出し始めた。

 

「だいたいいきなり領主だなんて迷惑なんだよ!」

 

「そもそもここを守ったのは盾の勇者様なんだぞ!」

村人達がみんな一斉に声を出しまくった。

 

「これを見て分かる?この村を守ったのは尚文なのよ。あとあきらやラフタリアもね。私はこの世界に来たばかりで仲間になったから波には参加してないし、この村を守っていないから何も言え」

 

「何を言ってるんだ姉ちゃん!」

 

「えっ?」

村人の言った事にゆりは驚いた。

 

「今この村を守るために今こうしてるじゃないか!」

 

「いいぞ姉ちゃん!もっと言ってやれ!」

ゆりは村人達を見て少し嬉しくなった。

 

ジャキ!

 

「っ!?」

突然ゆりは騎士達に槍を向けられ、囲まれた。

 

「国の決定に異議を唱えた事がどれ程のものか思い知るがいいですわ!」

 

「ゆり!」

 

「ちょっと待って!何か来る」

尚文がゆりを助けようとしたが、あきらが止めた。すると

 

「キェェーー!!」

 

「「うわ!」」

上空から現れたものに騎士の二人が突き飛ばされた。そしてそれはゆりの前に降り立った。

 

「あれは!?」

ゆりの前に降り立ったものにジャグラーは驚いた。ジャグラーだけじゃなくあきらとゆり、村人達も驚いていた。

 

「知ってるのかジャグラー?」

 

「あれは一体?」

尚文とラフタリアが突然現れたものについてジャグラーに聞いた。

 

「リドリアス」

ゆりの前に降り立ったのはウルトラマンコスモスに出てきたリドリアスだった。

 

「リドリアス?」

 

「友好巨鳥リドリアス。とても大人しい怪獣だよ。でも何でリドリアスが?」

 

「もしかしてゆりを守るために」

あきらがリドリアス事について説明した。ゆかりはリドリアスが現れた事がゆりを守るためだと考えた。

 

 

「リドリアス」

突然現れたリドリアスにゆりは驚いていた。そのリドリアスはゆりを守るように立つ。

 

「何なんですのこの魔物!?」

 

「キェェーー!!」

 

「こうなったら俺が」

元康がリドリアスに攻撃しようとした。その時

 

 

 

「おしりパンチ!」

 

「うお!?」

突然元康の顔面に何かが当たり、倒れた。

 

「モトヤス様!」

 

「おでこパンチ!」

 

「ぐあ!?」

マインにも何か当たる。そしてそれがゆりの前に立つ。

 

「シプレ、コフレ」

現れたのはハートキャッチ プリキュアの妖精シプレとコフレだった。

 

「ムーンライトを」

 

「守るですっ!」

 

「くっ!生意気な!」

マインはシプレとコフレに怒った。即ゆりはシプレとコフレを抱きかかえ守るようにした。

 

 

 

 

 

「そこまでです!」

すると突然同じような感じの女性達が降り立った。突然現れた集団にゆりは驚いたが、それ以上にマインが驚いていた。

 

「我らのご存知ですねマルティ様」

 

「貴女たち」

 

「これを」

集団の一人が何かを差し出した。

 

 

「ナオフミ様、あれは?」

 

「ただ者じゃないってのは確かだな」

 

「一体誰なんだろう?」

尚文達も突然現れた集団に疑問に思った。一体何者であろう?

 

 

 

「盾の勇者!!村の権利を賭けて勝負よ!!」

 

「「「「「…はぁ?」」」」」

マインの発した事に尚文、あきら、ゆかり、ゆり、ジャグラーはぽかんとした。

 

 

 

 




どうでしたか?
リドリアスとシプレ、コフレが登場しました。
次回はレース対決です。
投票の結果楽しみです!

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