ついにあの子が
リュート村の権利を賭けて行われた尚文と元康のレース、マインが妨害をしようとするが、ゆかりが見事防ぎ、尚文の勝利となった。
「やったじゃねぇか尚文!最高だぜ!」
「おい、おい」
ジャグラーがレースを終えた尚文と肩を組んでいる。
「フィーロちゃんもよく頑張ったね!」
「偉いね」
「キィィー!」
あきら、ゆり、リドリアスもフィーロの元へ行き、褒め称えた。
「そういえばゆかりは?」
尚文がゆかりがいない事に気づいた。
「それがゆかりさんレースの途中でいなくなってしまったんです」
「いなくなった?」
ラフタリアからゆかりがいなくなった事を聞いた。
「そうなんだ、いつの間にかいなくなってしまって」
「そうなのか?まぁそのうち戻って来るさ」
「だといいんだけど」
「お見事でした!これで私たちも安心して復興に専念する事ができます!」
領主が現れ、尚文を褒め称えた。
その時不思議な事が起こった
「礼を言うならこのフィーロを…ん?」
「クエーー!!」
フィーロが光に包まれ、晴れるとさらに大きくなった。見上げた尚文は驚いていた。
「う、うそーん」
「こんなのあり?」
「フィーロちゃんが」
「「大きくなったですぅ(ですっ)」」
あきら達もフィーロが大きくなった事に驚いている。
「不正よ!!フィロリアルの正体がそんなデブ鳥なんて聞いてないわ!!」
マインが不正だと言い出した。
「あの王女うるさいですぅ」
「あれならまだサソリーナの方がましだったですっ」
シプレとコフレはマインを見て砂漠の使徒の女幹部を思い出していた。
「しかし姿が変わったのはゴールの後ですし」
「不正はそっちの方だろう。落とし穴だの何だの、まぁ無駄だったみたいだけどな」
「穴?一体何を証拠に?」
「とぼけても無駄よ」
マインの発言に何者かが発言した。その声の方を見た。
「「ゆかり(さん)!」」
「「「「マカロン!」」」」
キュアマカロンであった。
「どこに行ってたの心配したんだよ。それにその姿」
あきらはマカロンの方に行った。そこでウォズにタイプチェンジしているのに気づく。
「ちょっとね」
そう言うとマカロンはマインのところへ向かった。
「貴女その姿」
「そうよ、私もあきらと同じよ。あとそこにいるゆりもね。まぁ今はそんな事はいいわ。不正をしたのは事実よ」
「だから何を証拠に?」
「私見ていたのよ貴女が騎士とコソコソ話していたのを。そこで騎士を追って不正をしようとしていたのも見たのよ」
「見間違いでは?」
「いいえ、彼女の言う通りです」
そこに女集団が現れる。
「コース上に魔法の痕跡がございました」
「そ、それこそそこの犯罪者かその女がやったに違いありません」
マインが尚文とマカロンを指差した。
「いいえ。盾の勇者の魔法適正は回復と援護、連れのラクーン種は光と闇、他の者達は魔法適正が不明、今回使われた魔法とは系等が違います。それに彼女は妨害を防いでいました」
「っ!?」
集団の一人の言った事にマインは悔しそうな表情をしだす。そこにマカロンがマインの耳元に近づく。
「残念だったね、王女さん」
「っ!?」
マカロンの言った事にマインはさらに悔しくなった。
「分かりました。今回のところは引き上げます!」
マインはこの場を去る。元康は尚文のとこへ。
「今回はたまたま勝ちを譲ったが、次は負けないからな!だいたいにしてこのデブ!」
「何が勝ちを譲っただ、負け犬の自称槍の勇者のくせに」
ジャグラーが元康に言った事に割って入った。
「誰が負け犬だ!あと何が自称だ!」
元康は怒り出し、槍を振るう。それをジャグラーは蛇心剣で防いだ。
「負け犬だろう。今回のレースにも負けて、前は幼馴染にも負けたんだからな」
「幼馴染?」
ジャグラーがあきらを指差す。
「えっ!?あきらさんと幼馴染!?って事はお前」
「そうだ、俺もお前や尚文と同じようにこの世界に来たんだよ。それにお前負けたんだろう、とっとと出ていけ!お前やあの王女がここにいる資格はない!」
ジャグラーがそう言うと元康は去ろうとする。
「とにかく首を洗って待ってろよ!お前もな!」
去り際にそう言う。
「ふん!その時は返り討ちだよ」
ジャグラーはゼットンとパンドンのカードを見てそう言う。するとリドリアスも歩き出す。
「リドリアス?」
「キェェ!」
リドリアスは羽を出し、飛び去って行き、消えてしまった。
「リドリアス 」
するとゆりの手にリドリアスのカードが現れた。
「ありがとう」
「勇者様、今回はありがとうございます!重ね重ね何とお礼を申して良いやら」
領主が尚文にお礼を言う。
「礼はいい、報酬を寄越せ」
「今村中を回って金銭を集め回っております。数日はかかるかと」
「金はいらない。勇者が復興資金を巻き上げたなんて噂たてられたくないからな」
「さすがにないわよ」
「ゆりさんの言う通りです。そんな事は」
「どうかな?」
「しかし困りましたな、一体何を渡せば」
「クエ」
するとフィーロがあるものを見ていた。みんなも見るとそこにあったのは一台の馬車だった。
「あぁ!」
すると領主は何かを思い着いた。
「クエ♪クエ♪クエ♪」
こうして尚文達は馬車をもらった。さらに通行税ももらった。フィーロは嬉しそうに引っ張っていた。
「まさか馬車をもらえるなんて」
「こりゃ移動には便利だな」
「いいものもらったわね」
馬車の中で会話をしていた。
「それにしてもまさかシプレとコフレがね」
あきらはゆりのとこにいるシプレとコフレを見る。
「ゆりを守る為に来たですぅ」
「もしマリンやブロッサムの力を使いたい時はいつでも言うですっ」
「ありがとう、ん?」
あきらがラフタリアを見ると気分悪くしていた。
「大丈夫?」
「いいえ」
「乗り物酔いだな」
「尚文、ラフタリアが」
ゆかりが前にいる尚文にラフタリアが気分悪くなった事を伝え、馬車を止めた。その日はそこで野宿となった。
翌日
「ナオフミ様!ナオフミ様!」
「すまん、寝込んでしまったか、ん?」
ラフタリアに起こされた尚文が隣を見た。
「はっ?」
そには全裸の金髪の女の子がいた。
「ん?」
すると女の子が目覚めた。
「うおー!?」
「その子は?」
「どうしたの?」
「朝からなんだ?」
あきらとジャグラー、ゆり、ゆかりも起き出した。
「「「「誰!?」」」」
四人は女の子を見た。
「おはよう、ご主人様」
「ご!?」
女の子の発言に尚文が驚く。
「一体何なんですか!?」
「俺が知るか!?」
「まさか二人の」
「「違う(います)!!」」
ゆりの言おうとした事を尚文とラフタリアは否定した。
「それを言うならお前らも」
尚文があきらとジャグラーを差した。
「「違う!!」」
あきらとジャグラーも否定した。
「お腹空いた」
一体この子は誰なんでしょう?
〜おまけ〜
「えへへ〜」
「ふふふ」
ゆかりがコフレのほっぺにマリンタクトを使ってマッサージをしていた。
「お花のパワーで毛並みがツヤツヤって!?」
ようやくコフレが気がつく
「そんな効果ないですっ!何でえりかと同じ事をしているんですか!!」
「いいじゃない、一度やってみたかったのよ」
「やらなくていいですっ!!」
いかがでしたか。
フィーロちゃん人間態登場です!