台風で大変ですけど頑張ります。
武器屋
ここの主人エルトハルトが食事をしようとしていた。
「ん?」
そこに尚文達が来た。ただ一つ違うのはボロ布を纏った女の子がいるのとなぜかあきらがジャグラーにおんぶされていた。
「いらっしゃい!いい奴隷買えたからって自慢しに来るなよ」
「違う」
「にしてもやっぱりお前ロリコンだったのか?」
「違う!」
ロリコンって事にゆりとゆかりはヒシヒソと話していた。
「コソコソ話すな!違うから!」
「あとあきらちゃんどうしたんだ?」
「あぁ、とりあえず椅子を持ってきてくれ」
「おぉ」
そう言われ椅子を持って来た。そこにあきらを座らせた。
「おい大丈夫か?」
「まぁなんとか」
「ご主人様、お腹空いた」
「良かったら一口食うかい?」
エルトハルトは少女に食事をあげた。
「わーい!」
「こら、フィーロ」
そう実はこの女の子はあのフィーロなのである。
「いいって事よ嬢ちゃん、その子の一口なんて」
「いただきます」
するとフィーロは人から鳥へと姿を変えた。そしてエルトハルトの食事を全部食べてしまった。これにはエルトハルトは驚いていた。
一体これはどういう事なのかというと、尚文達はフィーロのことを聞くために奴隷商のとこに行った。そこで聞いた話によるとフィロリアルの中には王や女王と呼ばれる群れの主がいるらしい。王や女王は高度な変身能力を持っており、普通のフィロリアルに化けているとか。しかも特別な魔物紋でないと効かないらしい、これは尚文達にとっては予想外の出費となった。
「だいたい分かった。で何であきらちゃんはあんな状態なんだ?」
これはと言うと
【ドレスアップ!プリーズ!】
あきらがドレスアップウィザードリングを使い、フィーロの服を着せた。
「とりあえず服はこれでいいね」
「便利だな」
尚文があきらがウィザードの力を見てそう言う。だがフィーロが鳥へと姿を変えると服が破けてしまい、それを何度も服をドレスアップウィザードリングで着せた。その結果が
「こんな状態だと」
「そう言うことだ」
「あきらこれを食べるですぅ」
シプレがはんぐりーと書かれた紙袋を渡す。
「ありがとうシプレ」
あきらは袋を受け取り、その中に入ってるドーナツを食べる。
「なんだそいつは?魔物か?」
エルトハルトはシプレを見た。
「魔物じゃないですっ!ぼくとシプレは妖精ですっ!」
コフレが怒り出してしまった。
「妖精?」
「そうよ。信じられないかもしれないけど」
「そんな御伽話みたいなことが」
「ってこれはんぐりーのプレーンシュガーじゃん!!一体どうして?」
あきらが自分が食べているものがウィザードのプレーンシュガーだと気づく。するとゆりがフェリーチェの魔法のタッチペンを見せる。
「あぁ、納得」
あきらは納得すると再びプレーンシュガーを食べる。するとフィーロはそれを見て食べたそうに見ていた。
「フィーロ?」
「フィーロも食べたい」
「こら!フィーロだめですっ!」
「これはあきらのですぅ!それにさっき食べたじゃないですか!」
「えぇー!フィーロも食べたい!」
「わがまま言うなですっ!」
「食べたい!食べたい!」
駄々をこね始めた。
「大丈夫よ。いい子にしてたらフィーロにもあげるから」
「本当?ゆりお姉ちゃん?」
「えぇ本当よ」
「分かった」
「よろしい」
ゆりの言った事にフィーロは落ち着いた。
「でここには何しに?」
「服を売ってくれ」
尚文達がここに来たのは服を手に入れるためである。
「確か変身する種族の為の服があるとか」
「そいつは特別制でなうちにはない。洋裁屋に行ってくれ」
「可愛い!!」
尚文達が洋裁屋に行くとそこにはなんか漫画から飛び出してきたかのような女性がいた。その女性はフィーロに服を着せていた。
「おいなんか」
「うん漫画でよく見るオタク女みたいだね」
「同人誌とかを書いていそうな感じがする」
ジャグラー、あきら、ゆりは女性を見てそう言う。
「面白いわ」
ゆかりは洋裁屋にある服を見ていた。
「ご主人様、可愛い?」
「知らん」
「駄目ですよお父さん」
「おと!?」
「ブッ!尚文がお父さん!」
洋裁屋の女性の言ったことにジャグラーは吹き出した。
「ジャグラー!」
「ご主人様はフィーロのお父さん?」
「違う飼い主だ」
「じゃあラフタリアお姉ちゃんは?」
「娘みたいなもんだ」
「違います!」
ラフタリアの否定にあきら達は苦笑いしていた。
「あきらお姉ちゃんは?」
「友達だ」
「ゆりお姉ちゃんとゆかりお姉ちゃんは?」
「ゆりとゆかりは…」
「友達でいいんじゃない、私達あきらの友達だし」
「まぁそういことだ」
「ジャグラーお兄ちゃんは?」
「唯一の男仲間だ。そんなことより変身しても破けない服が欲しい」
「そっちですか、それには魔法の糸が必要です」
「魔法の糸?」
「本人の魔力、つまりフィーロちゃんの魔力で紡いだ糸。それがないと作ることが出来ません」
それを聞き、尚文達達は魔法屋に行く事になった。
「あっ、ちょっと」
「ん?」
洋裁屋の女性があきらを呼び止めた。するとじぃーと見始めた。
「何?」
「貴方、男よね?」
あきらは苦笑いをした。
「いいえ、女です」
すると女性は驚き、崩れた。
「聞き間違いじゃなかったのね。フィーロちゃんがお姉ちゃんって言っていたから。こんなにかっこいいのに女って」
あきらはまた苦笑いした。
魔法屋
「魔法の糸ね。確かにうちで紡ぐことは出来るけど肝心の魔法の石が壊れていてね」
「それは高いの?」
「値段もだけど、数が出回らないの」
「困りましたね」
「なるべく早く手に入るよう、あちこちに声をかけてみるよ」
「しかし困ったな」
「うん、どうする?」
「服が手に入るまで時間もかかるし、しばらく行商で稼ぐしかないだろう」
馬車の中で今後に事について話していた。
「あと情報もほしいわね」
「情報?」
ゆりの言った事に尚文は?を浮かべた。
「情報収集も大事よ。これからの時に色々役立つし、あと尚文以外の勇者の情報も手に入る事が出来るわ」
「なるほどな」
「尚文以外の勇者か。槍には会ったがまだ剣と弓には会った事がねぇな」
ジャグラーはこの世界に来て会った勇者は元康だけでまだ練と樹には会った事がないのである。
「そのうち会うでしょう」
「そうだな」
「まぁ取り敢えず今後の事について色々分かった事だし、頑張りましょう」
その後尚文達は行商や人助けをしお金を稼いだ。そんな中他の勇者の情報を手に入れる事も出来た。
元康は奇跡の植物というもので村を救ったらしい。練はドラゴンを倒したという情報が出ている。しかし樹に関する情報はなぜか曖昧だった。色々な噂はあるがよく分からなかったのである。勇者はそれぞれ色々な所で頑張ってるみたいだ。
しかしこの彼らの行動が後にとんでもない事態を招く事になるとは誰も知る由もなかった。
如何でしたか?
ウィザードのプレーンシュガーが出てきました。他の特撮の料理などもこの作品に出ます。
次回は魔法の石を手入れてきます。