「ここか?宝石が取れるところってのは?」
魔法の石を手に入れるため尚文達は魔法屋のおばちゃんとともにとある神殿に着いた。
「そっちは違うわ伝承だと邪悪な錬金術師が根城にしてたってトコロよ」
「へー」
「私達が行くのは別の横穴よ」
「よし、じゃあ行こう…あっ」
「うぷっ」
あきらがラフタリアを見るとぐったりしていた。乗り物酔いである。
「これじゃ無理だね」
「ぼくたちが残って面倒見るですっ」
「みんなは魔法の石を見つけるですぅ」
「頼んだよ」
シプレとコフレが残り、面倒見てくれるみたい。
「じゃあ変身しよう」
あきら、ゆかり、ゆりが変身アイテムを出す。
「「キュアラモード! デコレーション!」」
「プリキュア!オープンマイハート!」
「チョコレート!」
「マカロン!」
「強さと!愛を!」
「美しさと!ときめきを!」
「「レッツ・ラ・まぜまぜ!」」
「キュアショコラ!できあがり!」
「キュアマカロン!できあがり!」
「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」
「これは驚いたね!そんな事ができるなんて」
魔法屋のおばちゃんは初めて見るショコラ達に驚く。
「俺も」
ジャグラーも魔人態へと姿を変えた。
「貴方も」
ジャグラーの魔人態の姿にも驚いている。そしてみんなは横穴へと入った。
横穴に入ってから数分尚も歩いていた。
「あきらどうだ?」
「匂いはあるね」
実はこの中には魔物が住みついてるみたいなのである。そこで尚文はショコラに匂いを嗅がせている。
「こういうとこ映画やゲームだと大抵はいるよな。モンスターとか」
「あと罠とか」
ジャグラーとマカロンはそんな会話をしていた。
「用心しなさい。いつ何が起きるかわからないんだから」
そんな二人をムーンライトは注意した。
「「はい」」
そして進み始めた。
「宝箱?」
進んでいると宝箱らしきものを発見した。
「でも空いてるわ」
しかしその宝箱はもう空いており中身は空っぽだった。そしてそこには何かが書かれていた。
「古代語ね。この種子が世に出ない事を切に願う。人々が飢えに困らぬようにという願いは災厄の形であらわれるだろう」
それを魔法屋のおばちゃんが読んでくれた。どうやら何かやばいものが入っていたらしい。
「もう空いてるって事は」
「どこかでその種子が」
「それで飢えに」
「ったく!どこの馬鹿なんだ!そんな危険なものを外に!顔を見たいぜ!」
ショコラ、マカロン、ムーンライトはその中のものが今どうなっているのかを察し、ジャグラーに至ってはこれを外に出した人に怒っている。そして再び歩き出す。
「ん?」
「どうしたあきら?」
ショコラが突然足を止めた事に尚文は問う。
「匂いが強い。近くに何かいる」
ショコラがそう言うと皆警戒し出す。すると
「うわぁ!?」
突然の痛みにショコラは驚く。そしてそこにいたのはフィーロだった。
「フィーロちゃん?いやでも」
この時ショコラは思った。匂いがどうもフィーロとは違っていたのだった。
「ファスト・アンチバインド!!」
魔法屋のおばちゃんが魔法を唱えると視界が晴れる。そこには無数のコウモリの魔物がいた。
「惑わされないで!痛みも声もみんなこの魔物の幻惑よ!」
「姿が見えないと思ったら」
「もう怒ったよ!」
するとショコラの手には音叉が、ムーンライトはコウモリの絵が描かれたカードデッキ、マカロンはキバチェンジャーが手に巻かれた。ショコラは音叉を叩き、それを額に。ムーンライトはデッキをココロポットの鏡に見せてベルトが巻かれる。
「変身!」
「気力転身!キバチェンジャー!」
紫色の炎に包まれ、その炎を払うとショコラの衣装と髪がは紫色になり、額には鬼瓦のような紋章と二本の角が生え、腰にはベルトが巻かれた。ムーンライトも衣装と髪が濃い青になりアーマーがつけられる。マカロンは髪と衣装が白くなり、キバテクターがつけられた。
「キュアショコラ 響鬼!」
「キュアムーンライト ナイト!」
「吼新星!キバキュアマカロン!」
変身しコウモリの相手をする。
「はぁ!」
ショコラが音撃棒 烈火から炎を出しコウモリを一掃する。
「「はぁ!」」
ムーンライトドマカロンもダークバイザーと白虎真剣を使いコウモリを斬る。
「おりゃ!」
ジャグラーも蛇心剣でコウモリを斬る。
「ふぅー、あらかた片付いた」
数分でコウモリの魔物を倒す事に成功した。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん達すごい!」
「驚いたね、そんな事もできるなんて」
「鍛えてますから」シュッ!
「はい」
「ありがとな」
マカロンはコウモリの魔物の死骸を尚文に渡し、盾に吸収させた。
「しかしやるじゃねえか!嬢ちゃん!」
するとマカロンが持っていた白虎真剣が喋り出した。
「喋った!?」
突然白虎真剣が喋り出した事に尚文が驚く。
「おうよ!白虎って言うんだよろしくな!」
「うふ、よろしくね白虎ちゃん」
そして一同はみんな進み出す。
進むと広い所に着いた。そこには魔法の石があった。
「見て何かいる」
ムーンライトがあるものを指差す。そこにはキマイラみたいなものがいた。
「あれはキマイラか?」
ジャグラーはあれがキマイラだと思った。
「いいえ、あれはヌエよ。小型だけど危険な相手だわ」
「ヌエ?本で見た事あるわ。キマイラに似ていることからキマイラの日本版とも言われているわ」
マカロンは日本にいた時に本でヌエを見た事を思い出した。
「厄介だな。お目当てのものが目の前にあるのに」
するとフィーロがヌエに向かって走り出した。
「フィーロちゃん!」
「あいつ!」
「たあぁー!」
フィーロがヌエに向かって飛び蹴りをしようとするが避けられる。
「ツヴァイト・ファイヤーブラスト!」
「はぁ!」
おばちゃんは杖でショコラが烈火で炎を出して攻撃しヌエに当たりダメージを与える。
【SWORD VENT】
「「はぁ!」」
ムーンライトがウィングランサーを召喚し、マカロンとともにヌエに向かう。
「ダメー!!」
するとフィーロがムーンライトとマカロンを捕まえ、遠ざけた。
「フィーロ?」
ムーンライトがヌエを見ると自身の体から雷を発していた。
「助かったわフィーロ」
「あれを受けていたら最悪だったわ」
「でもどうするんだあいつを倒すには」
ジャグラーは蛇心剣を構えてそう言う。
「そういやあいつなんか音に対して敏感だったぞ」
白虎がヌエが音に対して敏感な事を話した。
「音?」
「うん、フィーロも。あいつ音にすごく反応する」
「だったら、みんな耳を塞いで!」
ムーンライトはデッキからカードを出す。尚文も盾を変える。
【NASTY VENT】
「キィィ!」
ダークウィングが現れ超音波ソニックブレイカーを出す。
「吼新星!プリキュア!乱れやまびこ!レッツゴー!やまびこバンド!」
【ワン、トゥ、スリー、ゴー!】
吼新星 乱れやまびことは気力であらゆる音を自在に操り増幅し、敵ダメージを与えるキバレンジャーの得意技である。
「フィーロここに向かって叫べ!」
「うん!わぁぁぁぁぁ〜!!」
フィーロも盾に向かって大声で叫ぶ。そしてヌエの耳から血が吹き出た。
「今よ!ショコラ!」
「うん!」
ショコラがヌエに飛び乗り、ベルトについている音撃鼓:火炎鼓をヌエの背中につけた。
「たぁー!はぁぁ〜!!プリキュア!火炎連打の型!!」
烈火で火炎鼓を連打する。ヌエは叩かれる度暴れ出す。
「はぁ!たぁ!はぁ!はぁ〜〜はぁ!」
最後の一撃を叩きヌエは吹き飛ぶ。
「はぁ、はぁ勝った」
ショコラは疲れた息切れをしていた。
「お疲れ」
そこにジャグラーが現れ、支えた。こうして尚文達は魔法の石を手に入れた。
「うぅぅ、疲れる」
あの後、魔法屋で魔法の糸を紡いでいる。
「頑張りなさい、貴女の服のためなのよ」
「は〜い」
こうして出来上がった魔法の糸を洋裁屋に持っていった。
数分後
「「おぉ!」」
「「「わぁぁ」」」
そこには見事な白い服を着たフィーロがいた。
「ご主人様、お姉ちゃん、お兄ちゃんどう?」
「いいんじゃないか」
尚文が言うとみんなうなづく。
「わーい!ご主人様ありがとう!」
フィーロは嬉しさの余り尚文に抱きついた。
「いいもんだな、なんかフィーロを見てると妹が出来たみたいだな」
「そうだね。私達一人っ子だもんね」
「私もよ」
あきらとジャグラーがそう言うとゆりも手を上げた。
『そういえば元の世界にいるあの子達元気かな?』
あきらは元の世界にいる友人の事を思い出していた。そんな時ゆかりを見るとどこか元気がなかった。
「ゆかり?」
「えっ?何?」
「元気がなかったから」
「大丈夫よ」
「そう、ならいいけど」
「えぇ」
『もう忘れたはずなのに』
一体彼女に一体何があったのか?
こうして尚文達は無事フィーロの服を手に入れる事ができた。
如何でしたか?
ショコラが響鬼、ムーンライトがナイト、マカロンがキバレンジャーにスタイルチェンジしました。そんな中ゆかりに一体?いずれ明らかになります。
そして次回は槍の尻拭いです。そこで四人目のプリキュアを登場させます!
誰なのかご期待ください!