無事、フィーロの服を手に入れることができた尚文達は現在ある所に向かっていた。
「しかしこんな大量の除草剤を急ぎで」
ジャグラーの言う通り馬車の中のは瓶の除草剤が大量にある。
「これを南方にね」
しかもこれを南方の村に届けるとの事だった。どうしてこうなったのかと言うと以前人助けをした時に知り合ったアクセサリー商からの依頼であった。そのため彼らは南方の村へと向かっている。
「ご主人様、植物がすごいの」
みんなが外を見てみるとフィーロが言う通り蔓ですごい事になっていた。
「これは」
「酷いね」
「辺りが蔓だらけですぅ」
「確かにこれは必要だな」
「ナオフミ様、あれを」
ラフタリアが指を差したところを見るとそこには壁みたいなものがあった。
「何かしらあれ?」
「あそこに向かえ!フィーロ!」
「はーい!」
「本当に助かりました。ここも蔓で埋め尽くされるところでしたから」
「火で焼き払ってしまえばよかったのでは?」
ラフタリアの言う通り火で焼き払えばよかったのでは?
「とれる手段は全て試したのです。冒険者も集めました。しかし状況は」
色々試したらしいが状況は変わらずのままであった。
「しかも植物が魔物化して襲ってくるのです」
「魔物化?」
「植物の魔物?バサラみたいなやつか?」
「それかソリチュア?」
ジャグラーとあきらは植物の魔物と聞いてウルトラシリーズに出てきた植物怪獣を思い出していた。
「ギャーー!!」
すると悲鳴が上がった。
「冒険者達がレベル上げの為に村へ行かれたのです。止めたのですが」
「フィーロ!冒険者達を連れて戻って来い!」
「うん、うおっかった」
フィーロを口に何かを入れながら言った。
「食べながら喋らない!お行儀悪いよ」
そんなフィーロをゆりは注意する。
「は〜い」
フィーロはそのまま村へと向かった。
数分後
冒険者達を連れたフィーロが戻って来た。
「植物の魔物、ぐねぐねしていて毒とか酸を吐いてるのもいたよ。弱いのにあんな所へ行くなんてこの人達馬鹿だね」
「最後の一言は余計でしょ」
「えぇ〜」
「えぇじゃありません」
「あれはまさか」
「神鳥の聖人だ」
神鳥の聖人とは尚文達の事である。喋る鳥と一緒にいて人助けをしている事からそう呼ばれたらしい。それを聞き、病人を治してほしいとも頼まれた。
「これは」
尚文達がテントに入るとそこには蔓で体を侵食された人でいっぱいだった。
「なんか鎧武を思い出すね」
あきらはこの惨状を見て鎧武を思い出した。
「確かに」
「病院のシーンね」
ゆり、ゆかりも思い出していた。
「お願いします!聖人様の力でどうか!」
「治るかはやってみないと分からない」
尚文は病人のとこに行き、盾の力で除草剤を強化し病人にかけた。するとみるみるうちに蔓は消えてしまった。
「やった!」
「次だ!」
尚文は次々と人々を治療した。
「嘘、あれは」
そんな中一人の少女が様子を見ていた。そして驚いていた。
「良かったですね」
「あぁ、治療費もらったらとっとと退散するぞ」
「それは無理じゃないかな?」
あきらがそう言うとみんな振り返る。
「神鳥の聖人様!どうかこの村をお救いください!」
「あの馬鹿」
「馬鹿とは思っていたけどここまでだったとはね」
「本当彼には呆れるわ」
「えりかでもここまでしないですっ」
あきら、ゆり、ゆかり、コフレは呆れていた。
何故かと言うと村の人達からの話によるとこの村が飢饉に瀕していた時槍の勇者である元康が来て封印されていた奇跡の種子を持って来たとの事。その種子こそ以前横穴で見た宝箱の中身なのである。
「あの馬鹿!どんだけ人に迷惑かけたら気がすむんだ!今度あいつに会ったら蹴りお見舞いしてやる!」
ジャグラーは元康に怒っていた。
「ねぇ、それ私も参加していい?」
一人の少女がジャグラーに話しかけてきた。
「あぁ!!いい……ぜ?」
ジャグラーが振り向くと驚いていた。そこにいたのは髪がオレンジ色で眼鏡をかけた小学生くらいの少女だった。
「何よ?」
「おい!あきら!」
「どうしたのジャグ……ラ?」
ジャグラーに呼ばれたあきらも少女を見ると驚いていた。
「何?どうしたの?」
ゆりとゆかりも来ると彼女も驚いていた。
「嘘」
「「「調辺アコ!?」」」
その少女こそスイートプリキュアの一人キュアミューズ調辺アコだった。
「色々話したいけど、今はそれどころじゃないからね。ねぇその植物の魔物退治私も行くよ」
というわけで四人目はキュアミューズです!
次回は植物の魔物退治です