伝説の戦士の成り上がり   作:ギラサメ

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「キュアショコラだよ。悪い菌に負けず元気でいこうね!じゃあスタート!」


第34話 メルの正体

 元康とマインをビッグボンバーによる蜘蛛の巣攻めで地面に貼り付けたショコラ達は変身を解除した。

 

「う〜ん、最高!」

 変身を解いたあきらは思わず声を上げた。

 

「うふふ、面白かったわ」

 

「それにしてもゆかり、見事な行動隊長っぷりよ」

 

「ありがとう」

 

「いいな、私にも使えたらな」

 力を使えないももかにとってあきら達の力は便利だった。

 

「お前ら」

 そこに尚文がやって来た。

 

「あっ!尚文!どうだった?」

 

「正直凄かった。あんな大砲が出てきた時はびっくりしたぞ」

 

「まぁそうだけど、あれは普通に撃つ事も出来るし、さっきみたいな事も出来るのよ」

 

「そうか」

 

「ところでこれは」

 ゆりが地面を指差す。その地面は抉れていた。

 

「うわぁ酷いな」

 

「あぁ、あいつがやったんだ」

 尚文は蜘蛛の巣によって地面に貼り付いている元康を指す。

 

「はぁ〜全くどれだけ迷惑をかければ気が済むのかしら」

 ゆりはため息をつきながら、フェリーチェの魔法のタッチペンを出す。

 

「キュアップ・ラパパ!地面よ直りなさい!」

 抉れていた地面が見事直す事ができた。

 

「これで大丈夫よ」

 

「感謝します」

 騎士がゆりに礼を言った。

 

「これくらい大したことないわ。ところで私たちを探していたけど何か用?」

 

「はい、実は「ちょっと!」」

 騎士が話そうとしたら地面に貼り付いているマインが遮った。

 

「あら、いたの?」

 

「あらいたの、じゃないわよ!早くこれなんとかしなさいよ!」

 

 

 

 

 

 

「嫌よ」

 ゆかりは嫌とキッパリ言い、貼り付いている二人に近づいた。

 

「貴方達はしばらくそこでこのまま反省してなさい」

 

「反省って俺達が一体何をしたっていうんだ!」

 

「そうよ!」

 

「あら分からないのかしら?なら教えてあげる。まず村を蔓だらけにして村人を苦しめたのとこの場で騒ぎを起こした事よ」

 

「村?もしかして俺が救った村?そんな筈ない!俺は奇跡の種子で村を救ったんだ!」

 

「そうですわ!モトヤス様は苦しむ村人を救ったのですわ!それを苦しめたなどと出鱈目を!」

 

「本気でそう言ってるの?なら言うわよ。その奇跡の種子だけどその正体は封印された植物の魔物だったのよ。貴方が封印を解いたせいで村人が苦しむ結果になった」

 

「嘘よ!それも出鱈目よ!」

 

「出鱈目じゃないわよ」

 そこにアコも来た。

 

「アコちゃん」

 

「私、あの村の人達に助けてもらったのよ。そこで村がどうなっているかも見たし」

 

「私達も依頼で村を訪れた時にこの目で見たのよ。今言ってるのは全部事実よ」

 

 

「う、嘘だ。そんなの嘘だ!」

 

「そうですわ!」

 

「そ、そうだ!ゆかりさん、アコちゃんもしかして尚文に脅されて言ってるんだよな!なら彼の言う事なんて……っ!?」

 元康がゆかりとアコを見た。彼女達はゴミを見るような目で二人を見ていた。

 

 

「本当貴方達って勇者と王女としてだけでなく人間としての価値もないわね。もう…」

 

 

 

 

 

 

「絶版にしたいぐらいにね」

 ゆかりの手には黒色のガシャットが握られていた。それにはこう書かれている。

 

 

『KAMENRIDER CHRONICLE』

 

 

 

「行こうゆかり、時間の無駄よ」

 そう言うと二人は歩き、尚文のところへ。

 

 

「おかえり」

 

「えぇ」

 

「あの、お二人は?」

 騎士が恐る恐るゆかりに尋ねる。

 

「このままよ」

 

「し、しかし」

 

「こ・の・ま・ま・よ」

 

「は、はい」

 騎士はゆかりのあまりの気迫に怖気付いてしまった。

 

 

「ねぇ、これ。あの女の近くに落ちていたんだけど」

 アコは騎士に巻物のようなものを騎士に渡した。騎士は受け取るとそれを開いた。

 

「こ、これは!?」

 

「どうしたの?」

 

「何が書かれているんだ?」

 騎士はいきなり驚き出す。何が書かれているのかをあきらと尚文は尋ねた。

 

 

 

 

 

 

 

「盾の勇者様と槍の勇者様の決闘を認める権利書です」

 

 

「何だって」

 

「こんなとこでやらせようとしたのかよ。ったくどこまで腐っているんだ」

 これにはジャグラーと尚文は呆れていた。あきら達も呆れた表情を見せていた。

 

 

 

 

 

 

 

「これは何事ですか!!」

 少女の声が聞こえ、声の方を見た。そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

「メルちゃん?」

 メルだった。しかしなぜ彼女がここに?

 

 

「姉上!」

 地面に貼り付いているマインと元康に気づいた。

 

 

「ヘェ〜姉上ね……ん?」

 

 

 

 

「「「「「「「「姉上!?」」」」」」」」

 姉上という言葉に尚文達は驚く。

 

 

「姉上一体これは?」

 

「何故お前がここに?それより早くこれ何とかしなさいよ!」

 メルはマインがどうしてこんな状態なのか疑問に思った。そのメルの元にゆりが行った。

 

「私が説明するわ」

 そう言うとゆりはメルに今回のことについて説明した。

 

 

 

 

 

「そうでしたか。申し訳ございません。姉上がとんだご無礼を。それで姉上と槍の勇者様を解放させてください」

 ゆりの説明を聞いたメルは尚文達に謝り、マインと元康の解放させてほしいと言った。

 

「どうしようかしら?」

 

「お願いします」

 ゆりはメルを見て思ったのかタッチペンを出す。

 

「キュアップ・ラパパ!蜘蛛の巣よ消えなさい!」

 蜘蛛の巣が消え、二人は起き上がった。

 

 

 

「妹さんに感謝しなさい」

 

「この!」

 マインがゆりに近づこうとする。

 

「ゆり!」

 そこにももかが来て彼女を守る。

 

「どきなさい!さもないと!」

 

「姉上!」

 

「っ!?」

 するとマインが止まった。

 

「姉上随分とお戯れがすぎるようですが?」

 

「わ、私は勇者様の補佐として責務を全うしているだけですわ」

 

「民の往来で決闘させるのが補佐ですか?」

 

「っ!?」

 

『マインが押されている?どういうことだ?』

 尚文はマインが押されていることに疑問を持った。

 

「ねぇゆり、あの王女押されてない?」

 

「えぇ見た感じ、姉より妹の方が優秀って感じがするわ」

 

 

「ナオフミ様!」

 そこにラフタリアとフィーロが来た。

 

「何があったんですか?」

 

「あぁ、元康の奴がまた……」

 

「フィーロちゃん」

 そこに元康がフィーロの手を握る。

 

「君の名前はフィーロちゃん何だろう?」

 

「うん!」

 

「可哀想に尚文に馬車馬のように働かせているんだね?」

 

「馬車を引くのは好きだよ」

 

「尚文、貴様あのデブ鳥みたいにフィーロちゃんにまで……何だ?……っ!?」

 肩を叩かれた元康が後ろを振り向く。そこには鬼の形相で睨むゆりの姿がいた。しかも手には信号機と斧を合わせた武器シンゴウアックスが握られていた。これには尚文達は驚いていた。

 

 

「ゆ、ゆりさん?何でしょうか?それとその斧は?」

 元康は明らかにビビっていた。

 

「どうやら反省が足りないようね」

 ゆりはシンゴウアックスにシグナルバイクを装填しようとしていた。

 

「ゆ、ゆりさん、冗談ですよね?」

 

「これが冗談に見えるのかしら?」

 

 

 

 

「フィーロの事デブ鳥って言った」

 

「えっ?」

 

「前に会った時もフィーロの事笑ったし」

 

「俺がいつ?」

 するとフィーロは鳥の姿になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「槍の人嫌い!」

 

 

「えっ?き、君があのデブ「とう!」」

 フィーロは思いっきり元康蹴り飛ばした。しかも男にとって大事なとこを。

 

 

「モトヤス様!は、早く治療院に!」

 

 

「フィーロの勝ち!」

 

「よくやった」

 

「ナイスよフィーロ!」

 そんなフィーロを尚文とアコは褒めた。そんな様子を見ていたゆりは怒りが収まったのかシンゴウアックスを消した。

 

「ゆり、落ち着いた」

 

「えぇ、なんか馬鹿馬鹿しくなったわ」

 

「ナオフミ様、アコさん」

 

「いつもひどい目に遭ってるんだ。あれくらい当然だ」

 

「そうよ。あんなド変態あれくらいやらないと」

 

「もう」

 

 

「それにしてもあの男とんだ変態みたいだね」

 

「そうね。もしここに亜久里とえみるもいたらどうなっていたのか」

 あきらとゆかりはもしここに二人の小学生プリキュアがいたらどうなっていたかを想像していた。

 

 

「アッハッハ!やっぱダッセー!!アッハッハ!」

 

「ジャグラーはん笑いすぎや、でもアホや!」

 

「貴方もよタルト、でもふふ」

 ジャグラーとタルトは大笑いしていた。そんな二人を見ていたせつなもそれに釣られて笑った。

 するとそこにメルがやってきた。

 

 

 

 

「神鳥の聖人様、いえ盾の勇者様、そしてプリキュアの皆様。貴方達にお話しがあります」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんちゃん説明してくんねえか」

 

「色々あった、ここで会議させてくれ」

 今尚文達は話しをすべく武器屋に来ている。

 

「おいおい、いくらなんでもそれはないぜ」

 

「すいません、近くでいい場所がなくて」

 

「ったく」

 

「それでメルちゃん貴女は一体何なの?あの王女の妹みたいだけど」

 アコがメルに質問をした。

 

 

 

「改めまして私はメルロマルク王位継承権一位第二王女メルティ=メルロマルクと申します」

 

 

「「「「「「「第二王女!?」」」」」」」

 なんとメルの正体はこの国の第二王女だった。これにはプリキュア勢とジャグラーは驚いた。

 

 

「メルちゃん本当に王女なの?それに継承権一位ってのも?」

 

「はい、本当です。姉上はあの性格ゆえ昔から色々と問題を起こし今では私のほうが上なのです」

 

「まぁ確かにあの女の性格からしたらね」

 

「そうね。あれならまだトワイライトの時のトワのほうがマシね」

 あきらの質問にメルティは答えた。ジャグラーはマインを思い出す。アコはトワイライトの時のトワを思い浮かんだ。

 

「キラやば」

 

「まさか貴方が盾の勇者様だったなんて、そして皆さんがあのプリキュアだったなんて。ちょうど良かったのかもしれません」

 

「何々?」

 

「私は……」

 

 

ガタン

 

 

「悪いが話しはここまでだ」

 突然尚文は立ち上がりメルティを見る。

 

「俺はお前の事信用出来ない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「出ていけ」

 

 

 

 

 

 




「キュアマカロンよ。手洗いとうがいと消毒をちゃんとしようね!お姉さんとの約束よ!ではまた次回にね!」
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