伝説の戦士の成り上がり   作:ギラサメ

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「槍の勇者とその仲間よこれは宣戦です。滅亡迅雷.netの意思のままに」

「何やってるのルールー?」
 
「いえ、なんとなく」

「ではスタートなのです!」


第58話 怒りの槍

「兵士も何人かいます」

 

「そうか。本当便利だなアンドロイドって」

 現在尚文達は関所の近くにいる。ルールーが辺りを見渡し、分析をしていた。

 

「でもここを越えないといけないといけないんでしょう?」

 

「はい、かれんさん。ここを超えさえすれば国境はすぐそこなのに」

 ラフタリアは地図を見てそう言う。進む為にはあの関所を越えなければならないのだ。

 

「ラフタリア他のルートは?」

 

「ここから迂回するとさらに数日はかかりますね」

 ジャグラーは他のルートがないか聞いたが、迂回するとなると数日はかかってしまう。

 

「フィトリアさんが言うには他の勇者が近くにいるんでしょう?この際迂回した方がいいんじゃないかしら?」

 

「どうするの?」

 

「どうしますかナオフミ様?」

 尚文は考える。このまま関所に行くか、迂回するか。

 

 

 

 

 

「このまま関所に向かう。樹か練がいたら事情を話して通してもらう」

 

「もし通してくれなかったら?」

 

「その時は強行突破だ」

 

「分かった」

 メルティは尚文の強行突破の案に賛成した。尚文はメルティを不思議そうに見た。

 

「何?」

 

「いや……評判が悪くなるからやめろとでも言うかと思った」

 

「イドルみたいにモンスターを召喚してまで盾の勇者を倒したいなんて言い出す奴がいるのよ。なり振りなんか構っていられないんだから」

 

「確かに、行くぞ出発だ」

 全員出発し、関所へと向かった。

 

 

 

「ご主人様、槍の人がいるよ」

 フィーロが指差したほうを見ると元康がいた。

 

「よりによってあの馬鹿!?」

 

「最悪ですわ」

 元康がいると聞いたアコと亜久里はがっかりした。

 

「あの男もしかして勇者?」

 

「そう北村元康、槍の勇者だよ」

 せつなはかれん、えみる、ルールーにあの男が槍の勇者である事を話した。それを聞いたルールーはえみるを守るように抱きしめた。

 

「一番話が通じなさそうな奴だったか」

 

「どうしますか?」

 

「今更引き返せない。このまま向かうぞ!」

 彼らはこのまま向かう事になった。

 そして辿り着くと元康と向かい合う。

 

 

 

「元康、話がある。こちらに戦う意思はない。ここを通してくれればそれでいい」

 

 

 

「言いたい事はそれだけか?」

 

「はぁ?」

 

 

 

 

「言いたい事はそれだけか!!盾の悪魔!!」

 元康が尚文に向かって槍を突き出す。尚文は盾で防ぐ。

 

「ナオフミ様!」

 

「尚文!」

 

「話しも聞かずいきなり突きかかってくるか?」

 

「洗脳の盾を使い、未だにフィーロちゃんやラフタリアちゃん、あきらさんやアコちゃんを奴隷として使う。なんて卑劣な!!」

 

「お前まだそんな戯言を信じているのか?とんだ馬鹿だな」

 ジャグラーが未だに元康が洗脳の盾を信じているのに呆れていた。すると元康はジャグラーを指差す。

 

「そしてお前は!洗脳したあきらさんやゆかりさん達を襲ったりして好き勝手な事をしてるコイツと同じ最低野郎だ!」

 

 

「あぁ?俺がそんな事するかよ、妄想もいい加減にしろ」

 

「言い訳するんじゃねぇ!!」

 元康が槍で攻撃してきたが、これも尚文が盾で防ぐ。

 

「いい加減にしろ!」

 ジャグラーが蛇心剣で元康を攻撃するも彼は避けてしまう。

 するとココ、ナッツ、ハリーが人間態となり、元康を押さえる。

 

「やめるんだ!」

 

「そや!ワイらは話しをしに来たんや!」

 

「落ちついて彼の話しを聞くんだ!」

 

「何だお前達は!そうかお前らも!放せ!!」

 元康は三人を勢いよく振り払った。三人は妖精の姿に戻った。

 

「人じゃない?」

 

「ココ!ナッツ!」

 

「ハリー!」

 かれん、えみる、ルールーが駆け寄った。

 

「また知らない子が?悪魔め懲りずにまた女の子を!」

 

「大丈夫?」

 

「大丈夫ココ」

 

「なんとかナツ」

 

「はりー」

 

「はぐたん、大丈夫や」

 ルールーに抱かれているはぐたんもハリーを心配する。ルールーは元康を睨んだ。

 

「さっきから貴方は何なんですか!?こちらの話しを聞かず一方的に!?」

 

「コイツは最低な奴、悪魔なんだ!」

 

「彼が何をしたというのですか?」

 

「コイツは洗脳の盾を」

 

「そんな盾はない!話しを聞け元康!俺は戦うつもりはない!そもそもこの前も!」

 

「俺がこの世界に召喚されたのも……思えばお前を倒す為だったんだな!」

 元康は技の発動に入る。

 

 

「流星槍!」

 

「尚文!」

 

「ゆり!」

 ゆりが尚文の前に出て、こころの種を使ってバリアを展開させ、流星槍を受け止める。

 

「ぐっ!あぁぁぁぁ!!」

 しかしバリアは砕け、ゆりは吹っ飛ぶ。

 

「ゆり!」

 ももかが走り出し、ゆりを受け止めた。全員がゆりの元に駆け寄る。

 

「ゆり、大丈夫か?」

 

「ゆり」

 

「ゆりさん」

 

「ゆりお姉ちゃん」

 

「えぇなんとか」

 そう言うとゆりは立ち上がり元康を見る。

 

「ゆりさん」

 

「貴方、何故そこまで怒るの?一体彼が何をしたって言うの?」

 

「そうだ元康、何でそんなに怒ってるんだ?この前逃げられた事が村にムカついたのか?」

 

 

 

 

 

「お前にとって……練や樹はその程度だったという事か?今ようやく分かった、お前が本当の悪魔だという事が!!」

 

「はぁ?」

 

「何言ってるの?」

 尚文とアコは元康が何を言ってるのか分からなかった。

 

「同じ勇者だ仲間だ口からでまかせを言い、俺達を油断させ、そして……お前は……お前だけは!!」

 元康が槍を勢いよく尚文に振り下ろすが、尚文は盾で受け止める。

 

「俺が絶対に!」

 尚も攻撃を続ける元康

 

「おい!一体俺が何をしたって?」

 

「自分の胸に聞いてみろ!!」

 

『コイツ本気で俺を?』

 尚文は元康が本気で殺そうとしてる事を感じた。

 

「許さない、樹と練を殺したお前を、絶対に!!」

 元康の発言に全員が驚く。

 

「樹と練が?」

 

「殺した?どういう事だ?」

 

「惚ける気か?この悪魔め!」

 二人は互いに距離を取る。

 

「俺が何故ここまでは怒り悲しんでいるのか、二人を殺したお前が一番知っている筈だ!それを貴様……」

 

「一体どういう事なのです?剣と弓の勇者様が殺されたなんて?」

 

「メルティ王女にも洗脳の盾を使ったのか?どこまで汚いんだ!」

 

「だからそんな物はない!」

 

『元康が言った事が本当なら』

 尚文はフィトリアとの会話を思い出す。勇者が一人でも欠ければ波との戦いは厳しくなる。元康が言った事が本当なら最悪な事に。

 

 

 

「ちょっと」

 するとアコが前に出る。

 

「アコちゃん」

 

「よく聞いて、私達は今日まで二人には会っていないし、私達はずっと尚文と一緒にいた。彼が二人を殺すなんて事実上不可能よ。第一殺す理由なんてないし、必要もない」

 

「でも……」

 

「そうなのです!彼がそんな事をする筈ないのです!」

 えみるも発言した。

 

「えみる」

 

「えみるちゃん?それが君の」

 

「それにさっきから貴方は人の話しを全く聞かず、彼を悪者にして!人の話しはちゃんと聞く事を先生や親から習わなかったのですか!」

 えみるは叫んだ。話しを全く聞かない彼に怒りを爆発した。

 

 

「尚文さんの事を悪魔って言ってますけど、貴方の方がよっぽど悪魔です!槍の勇者いえ槍の悪魔です!」

 

「っ!?」

 

「えみる、よく言ったね」

 アコはえみるに感心した。

 

「どう?こんなに言われてまだ彼が二人を殺したなんて言うの?」

 

「お、俺は」

 

「それとあんたは二人が殺されたとこや二人の死体を見たの?」

 

「えっ?」

 

「見てないんだね。そんな事だろうと思った。それがデマだって事も」

 

 

 

 

「嘘ではありませんわ」

 

「マイン!」

 マインが現れた。それと仲間の女も。

 

「マイン?あの女が?」

 

「彼女が」

 

「そうよ」

 ゆかりはかれん、ルールー、えみるにあの女がマインである事を教える。

 

「教会の影から得た確かな情報ですわ。盾の悪魔は街に封じられていた魔物を解き放ち、隙をついてレン様とイツキ様を殺したと」

 

「チッ!」

 

「そんな」

 

「モトヤス様、洗脳の盾にはお気をつけを。悪魔の言葉に惑わされてはいけません。それと彼女達は洗脳されてそう言わせたのです。彼女達を洗脳の呪縛から解放させるのです」

 

「あぁ勿論だ。俺は騙されない!彼女達も救う!」

 

「あの馬鹿、どこまであのおばさんの言ってる事を鵜呑みにするのよ」

 マインの言う事を信じ過ぎている元康にアコは怒り、拳を強く握り締める。

 

「あの女はいつもいつも」

 

「姉上、まさか」

 

「っ!?貴女が二人を!?」

 まりあは練と樹を殺したのはマインだと思った。

 

「さぁ、勝負の時ですわ!」

 マインが何かを浮かび上がらせると周りに何かが出現した。

 

「これは?」

 

「捕縛の雷監です!」

 

「そう、術者ごと対象を雷の檻に閉じ込め、決して逃げられない魔法道具よ」

 

「もう逃げられないぞ!二人の仇を討たせてもらう!」

 

「落ち着いてよく考えろ元康!お前は自分の目で確かめていないものを信じるのか!」

 

「俺は……俺の信じる仲間達を信じる!」

 

「もう駄目、あの馬鹿に何言っても通じない。尚文、もうここは戦ってでも」

 アコはもう元康には何を言っても駄目だと感じ、戦うしかないと尚文に進言する。

 

「……仕方ない、あきらお前ら変身しろ!」

 

「分かった!」

 

 

「「キュアラモード! デコレーション!」」

 

「「プリキュア!オープンマイハート!」」

 

「レッツプレイ!プリキュア、モジュレーション!!」

 

「チェインジ・プリキュア、ビートアップ!」

 

「プリキュア!くるりんミラーチェーンジ!」

 

「プリキュア!ドレスアップ!」

 

「プリキュア・メタモルフォーゼ!」

 

「「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」」

 

 

 

「チョコレート!」

 

「マカロン!」

 

「強さと!愛を!」

 

「美しさと!ときめきを!」

 

「「レッツ・ラ・まぜまぜ!」」

 

「きゅぴらっぱ〜!」

 

「「は〜ぎゅ〜〜!」」

 

 

「キュアショコラ!できあがり!」

 

「キュアマカロン!できあがり!」

 

「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」

 

「大海原に舞う一輪の花、キュアオーシャン!」

 

「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!!」

 

「真っ赤なハートは幸せのあかし!熟れたてフレッシュ、キュアパッション!」

 

「夜空にきらめく希望の星!キュアテンダー!」

 

「愛の切り札!キュアエース!」

 

「知性の青き泉!キュアアクア!」

 

「「輝くミライを抱きしめて!!みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

「キュアマシェリー!」

 

「キュアアムール!」

 あきら達は変身を完了させる。

 

 

「俺もいくぜ」

 ジャグラーもダークリングと二枚のカードを出す。

 

「あの馬鹿にあぁ言われてムカッとしたからな、コイツでいってやる」

 

 

 

「ゼットンさん」

 

【ゼットン】

 

「キングジョーさん」

 

【キングジョー】

 

「強敵の力お借りします!」

 ゼットンとキングジョーがジャグラーと重なる。

 

「超合体ペダニウムゼットン!」

 ベリアル融合獣ペダニウムゼットンとなった。

 

「ゼットン」

 

「あいつ。それにえみるちゃんもプリキュアだったのか」

 

「行くよ!」

 

 今ここに戦いの火蓋が幕を開ける。

 




如何でしたか?

次回 槍対盾

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